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2009/09/16

[Cinemaの王国 vol.662]~『キラー・ヴァージンロード』

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☆   「Cinemaの王国」  vol.662(2009. 9.16)
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このメールマガジンは、自腹で年間100本以上の映画を観るライター(ぽち)が、
映画館で実際に観た映画の感想を書くマガジンです。配給会社など映画関係者
からのPR料は受け取っていません。
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こんにちは。シルバーウィークも近づいてきましたが、みなさんどんな予定で
すか。
今週は2本の映画を取り上げる予定。本日は俳優・岸谷五朗の初監督作品です。

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【INDEX】
◆1.今週のこの1本!
  ―『キラー・ヴァージンロード』―
◆2.メールちょうだい
◆3.ぽちのひとりごと
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◆1.今週のこの1本! ~『キラー・ヴァージンロード』~
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●『キラー・ヴァージンロード』
(2009年 日本)(上映時間1時間37分)
監督・脚本:岸谷五朗
出演:上野樹里、木村佳乃、寺脇康文、眞木大輔、小出恵介、田中圭、中尾明
慶、小松彩夏、清水くるみ、田中要次、小倉久寛、高島礼子、北村一輝、北村
総一朗
*TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開中
ホームページ http://www.kvr-movie.com/
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<ストーリー>
結婚式を翌日に控えた沼尻ひろ子(上野樹里)は、誤ってアパートの大家さん
を殺害(?)してしまう。とにかく予定通りに結婚したい彼女は、死体をスー
ツケースに入れて隠し場所を捜す。やがて、富士の樹海に出かけたひろ子の車
に、首に縄をかけた小林福子(木村佳乃)が飛び込んできた……。

<レビュー>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2人の女の珍道中。サービス精神旺盛なエンターティメント映画
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俳優の岸谷五朗の初監督作品。

間違って人を殺し(たのか?)死体の隠し場所に困っている女と、「死体の処
理を手伝う代わりに私を殺して!」と提案する女の珍道中を描いたコメディー
映画。スピードを意識した展開で、次々にいろんなことが起きます。

上野樹里の「何が何でも結婚したい女」と、木村佳乃の「何が何でも死にたい
女」。どちらもハジケたキャラクターで笑えます。以前からこういうタイプの
役が多い上野樹里はもちろん、木村佳乃も見事なコメディエンヌぶりを発揮。
2人の演技を観ているだけで楽しくなれる映画です。

とはいえ、イマイチ笑いにパンチがない感じ。うーん、何なんでしょう。全体
にメリハリがないのかなぁ。ゴリラのバタフライとか、爆笑ネタはあるにはあ
るのですが。

時にはアナーキーに暴走したり、ブラックな笑いに走ったりして、もっと徹底
的に笑わせてもよかったのでは?

ストップモーションやゲーム風の映像など、細かなテクも使っているけれど何
だか中途半端です。

全体に詰め込みすぎなのも気になるところ。オープニングのアブナいシーンが
いかにも意味ありげなのに、なぁ~んだ、そんなことだったの……。

クライマックスのひろ子と祖父のドラマも安っぽくて邪魔。子供の頃から何を
やってもうまくいかず、ダメダメな人生を送ってきたひろ子と、こちらも人生
の敗北者である福子の再生&成長物語のみに焦点を絞ればよかったのに。

ラストの意外などんでん返しと、その後の「え?また!」の展開はいいにして
も、ペンションオーナーだの、アイドルのファンだの、警察官だののドラマも
いらないでしょう。最初のほうで見せるミュージカル風な歌と踊りも中途半端
です。

おそらく岸谷五朗としては、あの手この手でいろんなものを詰め込んで、充実
のエンターティメントを目指したのでしょうが、そのサービス精神が災いした
感じです。次回作に期待しましょう!(もしも次回作があればの話ですが…
…)

《ぽちの満足度》
★★☆☆☆

《ぽちのオススメ度》
★★☆☆☆(+1/2★)
(それなりに面白いのは面白いけれど、突き抜けた面白さはナシ。あっという
間にバタバタと終わってしまった映画でした。)
                              (ぽち)

〔鑑賞データ〕
2009年9月13日(日)シネマ・ロサにて。午後12時45分の回

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◆2.メールちょうだいッ!!
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◆3.ぽちのひとりごと
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*『ダーティ・ダンシング』『ゴースト/ニューヨークの幻』の俳優パトリッ
ク・スウェイジがガンのため亡くなりました。57歳でした。ご冥福をお祈りし
ます。
                         (ぽち)

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