2009/06/03
[Cinemaの王国 vol.624]~『消されたヘッドライン』
★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆★☆ ★☆ ☆ 「Cinemaの王国」 vol.624(2009. 6. 3) ★☆ ☆★☆ http://homepage1.nifty.com/pochie/ ★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================= このメールマガジンは、自腹で年間100本以上の映画を観るライター(ぽち)が、 映画館で実際に観た映画の感想を書くマガジンです。配給会社など映画関係者 からのPR料は受け取っていません。 ======================================================================= /////////////////////////////////////////////////////////////////////// こんにちは。 6月ですね。今月もバタバタな感じの発行人です。本日はラッセル・クロウ主 演の映画をお届け。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////// 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【INDEX】 ◆1.今週のこの1本! ―『消されたヘッドライン』― ◆2.メールちょうだい ◆3.ぽちのひとりごと 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆1.今週のこの1本! 〜『消されたヘッドライン』〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●『消されたヘッドライン』(STATE OF PLAY) (2009年 アメリカ)(上映時間2時間7分) 監督:ケビン・マクドナルド 出演:ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・マクアダムス、ロ ビン・ライト・ペン、ジェイソン・ベイトマン、ジェフ・ダニエルズ、ヘレ ン・ミレン、ハリー・レニックス *シネマズスカラ座ほかにて全国公開中 ホームページ http://kesareta.jp/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <ストーリー> ワシントンDCで、ドラッグ中毒の黒人少年が殺される。同時期に、国会議員 スティーヴン・コリンズ(ベン・アフレック)のもとで働く女性スタッフが地 下鉄で謎の死を遂げる。地元新聞の記者でコリンズの友人でもあるカル・マカ フリー(ラッセル・クロウ)は、2つの事件の背後に巨大な陰謀があることに気 づく。女性記者デラとともに取材を進めるカルだったが……。 <レビュー> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 巨悪を追及する新聞記者の姿をスリリングに描く 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 大評判になったイギリスBBCのTVシリーズを『ラストキング・オブ・スコ ットランド』のケヴィン・マクドナルド監督が劇場版にリメイクした映画。 冒頭で描かれるのは麻薬トラブルと思わせる殺人事件。続いて起きる国会議員 コリンズの女性スタッフが地下鉄で死亡する謎の事件。 おりしも、コリンズは巨大軍事企業を厳しく追及しようとしていたところ。し かし、彼と亡くなった女性スタッフとの不倫疑惑が浮上し、マスコミの餌食に なります。 コリンズの大学時代からの友人である地元紙の記者カルは、まったく関係ない と思えた2つの事件を追ううちに、その背後に巨大な疑惑が横たわっていること に気づくのです。 スリリングなサスペンスで、エンターティメントとしても一級品ですが、民間 軍事企業とアメリカ政界の癒着という、けっして絵空事ではないネタを使った 社会派映画としてもかなりの出来です。緊張感を煽る演出も秀逸で、最後まで 目が離せませんでした。 主人公が新聞記者ということで、最近の新聞社事情などもリアルに描かれます。 ひたすら利益追求に走る経営者、ますます重みを増すウェブ版の存在など、日 本の新聞社もけっして他人事とは思えないシビアな現実が見えてきます。 そうした中で、昔ながらのスタイルで真実を追求する主人公のカル。彼と対照 的な存在の若い女性記者のデラとともに我が身を危険にさらしながらも、突進 していきます。 本筋はあくまでも事件を追う話ですが、友人やその妻との微妙な関係ゆえに、 友情と仕事との狭間で揺れ動くカルの姿なども、適度に盛り込んでいます。 やがて、カルたちが重大な証拠を握ったことによって、事態は急展開を見せま す。24時間というタイムリミットが設けられ、ますますスリリングに! そして迎えるクライマックス。いったんは大団円と思わせながら、そのあとに 訪れる驚きのどんでん返し。「まさか!」という感じです。この結末について は評価が分かれるかもしれません。ちょっとやりすぎの感じはするし、エン ターティメントとしてのカタルシスには欠けます。また、巨悪を追及する社会 派映画という視点から見ても、やや肩透かしに思えるかも。 ただし、複雑な現在の世の中を反映したリアルな結末と考えれば、これもアリ ではないでしょうか。単純な勧善懲悪よりはよっぽど真実味があります。 『ワールド・オブ・ライズ』でも増量していたラッセル・クロウ。今回も太目 の体で、昔ながらの記者をリアルに演じていました。さらに、ベン・アフレッ ク、レイチェル・マクアダムス、ロビン・ライト・ペン、ヘレン・ミレンなど も好演。 《ぽちの満足度》 ★★★☆☆(+1/2★) 《ぽちのオススメ度》 ★★★☆☆(+1/2★) (ラストの評価は分かれそうですが、スリリングなサスペンスとして見応えは 十分。現在の新聞記者の微妙な状況もよくわかります。) (ぽち) 〔鑑賞データ〕 2009年5月31日(日)新宿ピカデリーにて。午後1時50分の回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2.メールちょうだいッ!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。 ▼(ロッタ)さんから『スター・トレック』の感想をいただきました。 <スリリングな展開で楽しめました。登場人物の描写が巧みだと思います> ありがとうございました。ちなみに発行人はまだ観ていません(笑)。 みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合 もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。) ・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆3.ぽちのひとりごと ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *この間の日曜は、久しぶりに新宿ピカデリーに行ったのですが、相変らずの 混雑でした。 (ぽち) 〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜 ☆このメールマガジンは ■『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ ID:0000021508 の配信システムを利用して発行しています。 ==================================================================== ■週刊「Cinemaの王国」 vol.624 (2009. 6. 3) ●編集発行人:ぽち ●登録・解除はこちらからお願いします。 http://homepage1.nifty.com/pochie/mailmaga/moushikomi.html (発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面 倒でもホームページまたは上記メルマガサイトからお願いします。) ☆本誌に掲載されている評価、感想等はあくまでも個人のものであり、特定の 団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。 ●Copyright(c)1999-2009 ぽち fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp ====================================================================


