2009/05/22
[Cinemaの王国 vol.622]~『鈍獣』
★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆★☆ ★☆ ☆ 「Cinemaの王国」 vol.622(2009. 5.22) ★☆ ☆★☆ http://homepage1.nifty.com/pochie/ ★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================= このメールマガジンは、自腹で年間100本以上の映画を観るライター(ぽち)が、 映画館で実際に観た映画の感想を書くマガジンです。配給会社など映画関係者 からのPR料は受け取っていません。 ======================================================================= /////////////////////////////////////////////////////////////////////// こんにちは。 先ほどまで取材で横浜に行っていた発行人です。本日はクドカンこと宮藤官九 郎が脚本を手がけた映画です。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////// 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【INDEX】 ◆1.今週のこの1本! ―『鈍獣』― ◆2.メールちょうだい ◆3.ぽちのひとりごと 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆1.今週のこの1本! 〜『鈍獣』〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●『鈍獣』 (2009年 日本)(上映時間1時間46分) 監督:細野ひで晃 出演:浅野忠信、北村一輝、真木よう子、佐津川愛美、ジェロ、本田博太郎、 芝田山康、南野陽子、ユースケ・サンタマリア *シネカノン有楽町2丁目、シネクイントほかにて全国公開中 ホームページ http://donju.gyao.jp/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <ストーリー> 週刊誌編集者の静(真木よう子)は、失踪した作家・凸川(浅野忠信)の行方 を探るため、相撲中心という不思議な田舎町にやって来る。町のホストクラブ" スーパーヘビー"で凸川の同級生だったホスト江田(北村一輝)と警官の岡本 (ユースケ・サンタマリア)、江田の愛人一筋20年の順子(南野陽子)、ぶり っ子ホステスのノラ(佐津川愛美)といった怪しげな面々と遭遇し、取材を開 始する静だったが……。 <レビュー> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 クドカン脚本らしいオバカでシュールな世界 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 人気作家が突然失踪。彼の故郷へ出かけてその行方を追う女性編集者。失踪劇 の背後には何があるのか? な〜んていうと、まるで本格派ミステリーのようですが、実際はオバカなコメ ディーです。なんせ脚本は、あの宮藤官九郎ですから(2004年に岸田國士戯曲 賞を受賞した同名戯曲がベースだそうです)。 オープニングの列車事故(?)からオバカすぎる展開。なんで芝田山親方(元 大乃国)が出てくるの? なに? ここは相撲の町? そんなヘンな町に住むのが、ホストの江田と警官の岡本、さらに江田の愛人一 筋20年の順子、そしてぶりっ子ホステスのノラ。全員怪しすぎます。クセモノ すぎます。現実には絶対にいない、とんでもないヤツらです。 やがて、彼らは、編集者の静に驚愕の事実を語りだします。それは失踪した作 家凸川の殺害計画。しかし、なんと凸川は殺しても殺しても絶対に死なないヤ ツだったのです!!! まあ、とにかく全編ギャグまみれの笑える映画です。クドカン独特のくだらな さすぎる会話が満載の脚本。凸川を演じる浅野忠信の不思議な存在感も魅力で す。シュールなテイストの映像も面白いところ。 でも、それ以上何かがある映画ではありません。笑えるのは笑えるけれど、ド ラマ的には薄っぺら。一応、テーマとしては風変わりな友情物語ということで しょうが、ラストで取ってつけたようなオチをつけただけの無理やりなお話。 全然心に届きません。 殺人計画の動機も弱すぎるし、凸川の正体をめぐる一件もなんだかよくわかり ません。 肝心の笑いも途中までは快調なものの、後半はやや息切れ状態。凸川が何度も 殺害されかけて、そのたびに生き返るというパターンを延々と見せられてもね ぇ〜。 それでもまあ、登場人物同様にバカになって楽しめば、それなりに楽しめるか もしれません。南野陽子の怪演をはじめ、役者たちのハジケた演技も楽しめる ので。 《ぽちの満足度》 ★★☆☆☆ 《ぽちのオススメ度》 ★★☆☆☆(+1/2★) (クドカンの脚本らしいオバカな映画。ドラマ的には何もないけれど、それな りに笑えるとは思います。) (ぽち) 〔鑑賞データ〕 2009年5月17日(日)シネ・リーブル池袋にて。午後4時5分の回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2.メールちょうだいッ!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。 ▼(けいこ)さんからジョシュ・ブローリンについてメールをいただきました。 <連続でジョシュ・ブローリンの出演作ですね。グーニーズの筋肉兄さんや、T Vシリーズのヤングライダーズの印象が強いですが、すっかり大人(?)になっ たようです。若手俳優がイイ感じに年齢を重ねるのはいいものです!> ありがとうございました。 みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合 もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。) ・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆3.ぽちのひとりごと ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *横浜に取材に行ったけど、観光スポットには一切行ってません(笑)。 *本日からは『消されたヘッドライン』、明日からは『ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』『重力ピエロ』 『ダニエル 悪魔の赤ちゃん』『インスタント 沼』 『ケータイ小説家の愛』『女殺油地獄』『ひとりかくれんぼ 劇場版』 『チョコレート・ファイター』など公開です。 (ぽち) 〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜 ☆このメールマガジンは ■『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ ID:0000021508 の配信システムを利用して発行しています。 ==================================================================== ■週刊「Cinemaの王国」 vol.622 (2009. 5.22) ●編集発行人:ぽち ●登録・解除はこちらからお願いします。 http://homepage1.nifty.com/pochie/mailmaga/moushikomi.html (発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面 倒でもホームページまたは上記メルマガサイトからお願いします。) ☆本誌に掲載されている評価、感想等はあくまでも個人のものであり、特定の 団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。 ●Copyright(c)1999-2009 ぽち fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp ====================================================================



