2001/06/25
Cosmy/子供ステーション No.22
★=============================== Cosmy☆コズミィ/子供ステーション No.22 2001.06.25 ===============================★ 半透明 小さな子供って、透明なものが好きですね。 ビー玉とか、おはじきとかは宝物です。 特に、変わった模様が入ってたり、不思議な色の付いたものほど。 大人になると、いつの間にかジュエリーの類になってしまうけど・・・ ぼくは今でもビー玉は大好きですね。 不思議なことに、透明なものより色が付いているほうに惹かれます。 半透明のガラスは、どうしてあんなに美しいんでしょうか。 ステンドグラス細工など、もうため息しか出ないくらい感動します。 ガラスでなくても、色セロファンで景色を見たり、 懐中電灯に付けて光の色を変えてみたり、 どうにもウキウキしてしまいます。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 向こうが透けて見えるのに、色が付いている・・・ 透明であって、透明でない。 物心ついた頃からもう三十余年、半透明の虜です。 キャンディーや小さなおもちゃなど、ちびっこ向けのものには 半透明があふれています。もしかしたら、こんな企業戦略(?)に 毒されてしまっているのかも知れないけれど。 きれいなワインボトルなんか見てしまうと、 もう思わずボトル目当てで買ってしまい、 飲むのもそこそこに、きれいに洗ってとっておく始末。 時々光に透かしてみては、色づき歪んだ世界に心を躍らせます。 世界は本当は何色なんでしょう? たくさんの色が混じり合っているけれど、 時が変わり、自分が変わると、違う色に見えてきます。 色というものほど、曖昧なものはないのかも知れません。 これが青い色だよ、って子供に教えても、 子供はやがて違う色を「あお!」って言うようになります。 それぞれの子の心に生まれ育っていく「色」。 子供たちは、その色を心に持って、様々な世を見ていくのです。 色には基準などなく、漠然としていて、 人に伝えることも、人から教わることもうまくできません。 みな、それぞれが培ってきた色の中で育ち、 心とはその色で染まった半透明のガラスのようです。 ぼくの心は、何色なんでしょうか。 みなさんの心は、何色なんでしょうか。 草花は透けんばかりの鮮やかな色合いで、私たちを魅了しますね。 風の中でどこまでも、色を競いあっています。 小さい頃にとても広い菜の花畑にたたずんだことがあって、 ずっと心に染みついていました。 けっして花びらは半透明ではないのだけれど、 そこにいて、ぼくは「黄色に染まった世界」を見ていたのでしょう。 黄色の花がたくさん咲いている、というよりも、 黄色の半透明ガラスを通して世界を見ていたような感覚。 「空気が色づく」とはあのことなのかと、今になって思います。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 梅雨続きの空の中、紫陽花が咲き誇っています。 なんだか今年の紫陽花は色が違うな、って感じていたら、 テレビから聞こえてきた「酸性雨」のニュース。 紫陽花は同じ株でも、土や水の違いで花の色が変わります。 肥料にカリ(酸性)を混ぜれば青くなるし、 チッ素や石灰(アルカリ性)を多く混ぜるとピンクに変身します。 自然の体調をつぶさに表現してくれてる、不思議な花。 雨降り前に花を咲かせてたお隣さんの庭の紫陽花が、 三日雨が続いた後に変色していました。 びっくりして近所の紫陽花を見てまわったのですが、 心なしか、みな褪せて見えました。気のせいだといいんですが。 小学校のときに、理科の実験で「リトマス紙」というものを 使いました。ご記憶の方も多いでしょう。 青い紙を酸性に付けると赤くなり、赤い紙はアルカリ性で青くなります。 楽しくて楽しくて、そこら中の液体にくっつけてみました。 リトマスとは苔の一種で、その植物から取り出した色素を 紙に染みこませてリトマス紙を作ります。 その辺で簡単に手に入れば遊んでみたいけど、 そういう苔ではないようです。 でも、紫陽花のように酸やアルカリに反応して色を変えるものは たくさんあります。みなさんが(いらっしゃるならお子さんとご一緒に) 遊べるように、その簡単な方法を書いておきますね。 それは「紫キャベツ」を使った色水あそびです。 紫キャベツは紅キャベツ、レッドキャベツなどとも言われ、 スーパーで簡単に手に入ります。まず手のひらに乗る程度の量を刻んで 耐熱性の器に入れます。そこに、沸騰してから5分ほど冷ましたお湯を、 キャベツが浸る程度入れましょう。そのまま1時間ほど冷ましますと きれいな紫色の色水が採れます。 この色水を見ているだけでも美しいですが、身の回りにある様々なものを 溶かしてみますと、思わぬ色に変色してびっくりします。 酸性のものでは赤やピンクに、アルカリ性では青や緑、黄色になります。 どうぞ、このマガジンを読むだけではなくて、実際にやってみてください。 自然の中にある「色」の不思議を、目の当たりにできますよ。 ※詳しい解説のためにホームページに特設ページを作りました。 よろしければご覧ください。(巻末をごらんください。) ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 透明ではない、この世の中。 小さい頃から、人はその中で育ってきました。 草花は環境に敏感に対応して、色を変えているようだけど、 私たちはどうでしょう。 自分の力で何でも見通せるとは、どなたも考えないでしょうが、 それとは裏腹に、何でも見透かしているように振る舞う人。 心の色ガラスを通して、変色した世界を見ていると気付かない人。 半透明の心で別の半透明の心を見るのですから、人付き合いも大変です。 虹のように変化する人の心は、どのようにも捉えられるので、 あるいはみな、自分の都合のいい色だけを見ているのかも知れませんね。 半透明はさまざまな思いをもたらしてくれます。 (みゃお) ※色水あそびの特設ページは、下記のアドレスより「子供ステーション」 メニューページ内の「ちょこっとあそび」を選択してください。 ★========================= 発行:Cosmy☆コズミィ 宇宙・地球・人間を考えるメールマガジン ◎星空セラピー<21410> ◎子供ステーション<21419> ◎恋愛を見つめて<21418> ◎生命の泉<23813> ☆バックナンバー http://homepage1.nifty.com/cosmy/ ==========================★


