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2009/10/29

「億の近道」 2009/10/29

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投資情報メールマガジン                   2009/10/29

              イ意 の 近 道

         -プロが導く「億」資産への近道-   週5回発行
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             -本日の目次-
        (本日の担当:街のコンサルタント)

     ◆コラム「海外からの視点3」:街のコンサルタント

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◆コラム「海外からの視点3」

 このテーマで書き始めて、以前に海外のファンドマネージャー達から聞いた
話を幾つか思い出しました。しつこいですがお付き合いください。

 今年の春先(3月頃)のHKからの話では、中国の不動産は昨年末には少々
低迷したものの、今年に入ってからは銀行融資の緩和姿勢に促され再度上昇を
始めた。春時点では全く弱気の意見はなく、外資規制により海外からの投資が
少なかった分、国内不動産へのダメージも小さかったことが幸いしたのだろう
との意見で、確かに不動産だけで無く株式市場も既に上昇に転じていました。
 彼はそのときには中国のインフラ関連を中心に相当組み入れを増やしていた
ようですが、その後の数ヶ月間だけを見ても随分利益を確保したのではと思い
ます。

 シンガポールのマネージャーはその頃マカオに行ってきた感想として、「中
国人は当局の規制があるので理解できるが、ロシア人観光客が予想以上に減っ
ていた。資源価格の下げの影響は以前に比べ相当大きくなっていると思われる
ので、いずれ原油価格を上げなければならないのではないか。」などと言って
いました。
 彼も日本株の組み入れは大きくないものの、資源関連とエコロジーを今年の
テーマにしたいなどと言っていました。確かに原油価格はその後上昇し、先日
$80をつけました。個人的には$50前後が妥当ではと考えていましたが、
遥かに上回っています。世界中で投資資金がダブついているのでしょう。

 米系のファンドマネジャーは、その頃は信用不安で売られた銘柄を中心に組
み入れていたとの事でしたので、若干意見は異なるものの、彼らは、国内では
ヘッジ売りまたは下げを見越したショートが積み上がっていたのとは対照的に、
2月~3月頃に日本株の組み入れを増やしていたことが分かります。

 最近は余り話す機会が無いのですが(彼らは日本株への興味を少々失ってい
て)、それでも夏以降もそれほど弱気の話は聞かないように感じます。平均す
ると概ね9,500円~11,000円のレンジで捉えているイメージで、組
み入れを増やす考えも余り無いようです(残念ながら)。かと言って二番底が
あると言うマネージャーも居ません。
 また銘柄で言えば、(日本が強みを持つ業種と思われる)商社やデバイス関
連は彼らほとんどが組み入れたままにしている様子です。ディフェンシブスト
ックは少ない印象です。

 政治に関するコメントは、
「政権交代があって良かったね」
「日本の産業界に悪影響の政策が出てこないか気になる」
「金利を上げられない国なので、少なくとも来年まではそれほど円高にもなら
ないだろう」
「民主党の政策はまだ良く分からない」
といった程度です。
 何となくですが、どのファンドマネージャー氏も日本市場への興味を失いつ
つあるようで・・・困ったものです。

 自民党とは違い柵の少ない民主党に変化を期待するところは大ですし、自民
党政権が続くよりは政権交代があるほうが良いはずなのですが、いかんせん価
値観が分散したまま政権を取ってしまった党ですので不安は尽きません。個々
の政策や当初の方針を進められるなら徐々に明るさが出てくるのではと思って
いますが、それが数カ月先なのか1年以上かかるのか・・・。

 米国で物議を醸したインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に掲載
された鳩山論文にしても、日本人としてその内容に共感する部分はあるものの、
経済力にしても政治力にしても現在の状況で果たして米中などの大国に伍して
いけるのか?米国から一定の距離を保ちながらやり合っていけるのか?・・・
不安な部分は多々あります。また、その様な立場(国力)を築くまでにはどう
すれば良いのかなどの具体論も乏しいままに、言葉だけが独り歩きしてしまう
ことを危惧します。

 初夏の頃、米系のあるマネージャーはこう言っていました。

 アメリカは株式市場を活性化する為に市場へのテコ入れ策を考えている。主
力投資銀行に稼がせ、株価を吊り上げることで株式市場を効果的に利用し、与
信市場、次いで不動産市場の回復へ繋げようとの意図を感じる。それゆえ、ま
ずは米国株、次に政策的な余裕があり変化率の高い新興国の順に投資をしてい
きたい。日本は市場活性化への政策も遅れているし税制も不透明なので回復は
遅れるだろう。株式市場動向が景気に影響する度合いがとても大きいことを日
本の政治家は早く認識すべきだ・・・と。

 日本にもこういった戦略が欲しいですね。金持ち優遇だの、二重課税だのと、
いつまでも数周回遅れの議論に終始している間に海外の有力企業は力をつけ、
技術はあるけど体力は落ち、解散価値以下にまで低迷している日本企業を買収
してしまおうと、虎視眈眈と狙っています。また、体力のある日本企業は海外
へ出ていってしまいます。それでは日本人の就業機会は一層減ってしまいます。
改革を急がねば。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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