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2009/10/08

「億の近道」 2009/10/08

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投資情報メールマガジン                   2009/10/08

              イ意 の 近 道

         -プロが導く「億」資産への近道-   週5回発行
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             -本日の目次-
        (本日の担当:街のコンサルタント)

      ◆コラム「海外からの視点」:街のコンサルタント

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◆コラム「海外からの視点」

 つい先日、米国西海岸を拠点にしているヘッジファンドのファンドマネジャ
ーと日本市場の見方について話す機会がありました。

 結論から言うと、これからの日本の株式市場はそれほど下がらないものの、
大きく上がる要素も見当たらない。よって、少なくとも来年後半までは現在の
ポジションを大きく動かすことは無いであろうとの見立てでした。ただし世界
的な資金余剰状態が続くので、何かのきっかけで来春までにインデックスが1
2,000円を付ける可能性も残っている、とも言っていました(年内は余り
期待していないようでしたが)。

 彼らの持つアクティブファンド残高は昨年秋の下落過程で急激な解約が発生
し、9月からの3ヵ月間で約1/3にまで落ち込み、日本株もそれと同比率で
売却したそうです。

 今年に入ってからは徐々に資金流入がありつつも暫くはキャッシュポジショ
ンを高めに維持していたが、今年2月下旬以降には日本でも株式市場買い支え
の政策が出てきたため、日本株のポジションを一気にフルポジションへ引き上
げたそうです。
 この時に大量に組み入れたのは東芝、日本製鋼、トヨタなどを代表とした、
海外で稼げる技術を持った企業だそうです。内需銘柄も不動産を中心に組み入
れたものの、6月頃には大半を売却したそうです。信用不安によって売られ過
ぎの状態にあったものを組み入れた訳ですが、僅か数か月間で30%以上も上
昇し、信用不安による下落部分を回復したとの判断だそうです。もう一つの理
由は、これら内需銘柄に成長を見い出せなかったからとのことでした。
 債券は日本国債で1.6%を越えてきたら増やすようです。日本も政策的に
米国同様暫くは金利を上げられないだろうとの見立てです。

 この6月以降は、高い技術力を持ち海外で稼げる(海外で必要とされる)半
導体関連、自動車部品関連、電車車両関連などで、下期以降に上方修正期待の
ある銘柄を中心に保有しつつ、その一方で金融銘柄、不動産の一部、テーマと
なっていたエコロジー関連銘柄で上がり過ぎと思われる銘柄をショートしてい
たそうです。先物ではポジションの30%程度を株先でショートし、同時にタ
イムディケイ狙いで15%程度のプットショートも持つなどして、この夏は余
り動かさずに過ごしていたそうです。
 その後、9月のSQでプットショートのポジションはゼロになり、連休明け
からの下げ過程で(私が会った今週月曜日までに)先物のショートポジション
も10%までに落とし、個別株のショートポジションも大半を解消(特に銀行、
不動産は全て)したそうです。この日は「三井住友銀行と野村証券を買ったよ」
と言っていました。理由は、8月下旬以降の円高過程で利益を出し易かった海
外ファンドのポジションが相当減ったので、9,500円より大きく下げるこ
とは無さそうだとの判断をしたからだそうです。
 失敗例は、商社を筆頭に、資源・素材関連銘柄の業績好転を見込んでいたの
で、ホールドし続け評価損が膨らんでしまったことだそうです。
 これらの銘柄とともに今でも、半導体関連や電車車両などのインフラ投資関
連、自動車部品関連などは春からずっと組み入れたままになっているそうです。

 今後も割安銘柄の調査・発掘は大事なものの、成長が期待出来ない会社を、
しかもわざわざ伸びの期待出来ない日本市場で買う理由が見当たらない為、日
本株の組み入れについては”海外で稼げる””国内情勢に左右され辛い”とい
うことを第一選定理由として運用していくとのことでした。

 彼は日本人ですが、彼の同僚の外人達との話がとても気になるそうです。
曰くは・・・

「日本は政権交代で将来に期待が持てるようになったと感じたが、主要閣僚の
発言が余りにも軽いのが心配。政権を取ったのにまるで野党のままだ」
「CO2発言や為替への安易な言及、銀行のモラトリアム発言なども、慎重に
言葉を選ばないと海外にスキを突かれかねない」
「彼らの不用意な発言や政策が日本の産業界の弱点をさらけ出してしまうし、
且つ手足を縛ることになってしまう」
「広い観点からの議論が殆ど無く、近視眼的に派遣労働禁止などと言っている
が、この連中によって弱体化される危険性のある国内企業は衰退し、海外資本
の格好のターゲットになる」

 別れ際に彼が、「海外の連中は容赦ないですよ。しかもこのままでは、これ
と言った企業は皆海外へ出てしまいます。日本の将来がとても不安になります」
と言っていたのが印象的でした。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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