2009/06/18
「億の近道」 2009/06/18
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 投資情報メールマガジン 2009/06/18 イ意 の 近 道 −プロが導く「億」資産への近道− 週5回発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【ご挨拶】 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目 指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」 の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう! ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★ =================================== −本日の目次− (本日の担当:街のコンサルタント) ◆コラム「教育の現状」:街のコンサルタント =================================== ◆コラム「教育の現状」 教育現場の崩壊、学習要領の見直しなどと言われて久しいですが、現状はど うなっているのでしょうか。教育関連企業のコンサルティングをしているなか で色々と実情を知ることができます。 我々の世代が教育の場を離れてもうかれこれ20数年になりますが、教育関 係者に聞くと、ここ10年くらいの間だけでも環境は様変わりしています。 少子化のニュースはよく目にしますが、例えば1990年以降の20年間に おいて、大学、短大および専門学校等への進学年齢(18歳)の学生数は1学 年あたり1994年前後の約200万人をピークに今年は既に120万人弱に まで減少しています。 4年制大学への進学率は40%を超えていますし、専門学校を含めた高校卒 業後の進学率は60%超と聞きますから、この18歳のうちで進学する生徒総 数は15年間で概ね120万人から70数万人へと50万人近くも減少した事 になります。 4年制大学(全国約500校)の入学状況に絞って計算すると、4年制大学 に進学する学生数は約50万人弱(120万人の約40%として)の学生のう ち最大規模を誇る日本大学を筆頭に、大手26大学(平均で1校当たり約1万 人が入学)へ約26万人の学生が入学してしまうため、残りの約24万人の学 生を全国約470の大学間で奪い合う構図だそうです。大手26校への入学生 徒総数にそれほど変動が無かったと仮定すると、これら以外の大学へ入学する 学生数は15年の間に54万人から24万人に激減した計算になりますから、 凄まじい市場の変化が理解できます。 なるほどアチコチの地方大学で定員割れを起こし、有名大学でなければ受験 そのもののハードルが相当低くなっているとの説明も容易に納得できます。 ちなみに昨年の出生数は109万人強ですが、上記の計算を当てはめると、 18年後の当該人口は更に18万人程度へと減少します。これからも学生の奪 い合いは一層激化することになり、存続不能な大学が続出するはずですし、難 関大学を除いた入試へのハードルは一層低くなると思われます。 某中堅大学工学部で准教授をしている友人は、「ここ数年は高校への受験生 確保のための営業(学校説明等)で忙しくなっている。こんな状況だから、分 数の掛け算すら満足にできない学生が入ってくることがあり、最初の数ヵ月間 は基礎数学をやり直すなど工学部と名乗るのが恥ずかしいくらいになっている」 などとも言っていました。 随分と以前から定員割れが懸念されていたにもかかわらず、何故大学が新設 され続けているのか?本当は少子化問題などとも関連付けて解決の道を探らね ばいけない事柄のはずですが、各方面(既得権者達)の利害を含めてここにも 様々な理由があるのでしょう。 一方、受験に向けた予備校はどうなっているのかと言うと、我々の時代では 受験を意識する高校2年生後半になるとちらほらと通い始める人がでてきまし たが、概ね受験に失敗し浪人生になると通い始めるのが○○予備校だの、△△ ゼミナールといった位置づけではなかったかと記憶しています。 ところが最近では、高校3年生の相当数が受験のために通うのが予備校で、 浪人生の絶対数が減少し続けているのだそうです。もちろん浪人すると就職に 不利だとか、家庭の経済的な理由などもありますが、少なくとも若干なりとも レベルを落として滑り止め校を幾つか受験しておけば、第二志望辺りまでで受 かってしまうから、わざわざ浪人してまで受験し直す学生が減ってしまったと いうのが大きな理由の一つだそうです。 我々の時代では「滑り止めのはずが全部滑ってしまった」などの笑えない話 もありましたが、最近ではそういったことは余り無くなったとの事です。 これらの理由もあり、生徒数の確保が難しくなった大手進学塾や予備校は、 生徒を囲い込むために前倒しで、大学受験を対象としていた予備校が高校受験 へ、有名高校受験を売り物にしていた塾が小中学校受験に参入したりなど、次々 と早期教育現場へとなだれ込んできている訳です。 ここ10年くらいの間に、小中学生を基盤にしていた事業グループが体力の 落ちた名門の大学受験予備校を買収したりなどの業界再編も進みました。 ゆとり教育の是非なども盛んに話題とされますが、教育カリキュラムの善し 悪しなどの問題はさておき、数字の変遷から見えることは、実のところ、特に 高等教育の場において、需給の悪化を原因とした質の低下が起き始めていると 言うことかもしれません。日本の大学は入ってしまえばあまり勉強しなくても 卒業出来ますし(偉そうなことを言える立場ではありませんが)。 昔の日本では「最高学府に進むのは大変」「でも大学に入れれば収入のいい 仕事に就ける」「子供に残せるのは教育だけ」「躾と教育が大事」など、発想 は単純であるものの、その単純さが日本の子供の学力向上に直結していたのか もしれません。 現代は沢山の大人達(親御さん達)の持つ意識の多様性や価値観、受験に関 連する膨大な情報なども子供の世界に持ち込まれ過ぎている感があります。色々 なタイプの最高学府がある・・・っていいことかもしれませんが、一部の大学 を除いて最高学府が狭き門ではなくなり、「それほど無理しなくてもどこかに は入れる」と感じれば、余り頑張らなくなる学生も増えてしまうのではと。 これから対策を打っていったとしても、急に出生率が上がることはないでし ょうが、一刻も早く行政予算の配分を抜本的に見直し、様々な施策を通して若 年齢層の減少に歯止めをかけねばなりません。景気悪化の混乱に乗じて(政局 のために、省益のために)税金の無駄遣いをしている場合ではありませんし、 同時に我々有権者も選挙に対する姿勢を改めなければいけないのでしょう。 また少子化対策の一方で、人口の多い50歳以上世代の労働力や消費力を有 効活用する方法も探さねばなりません。この世代の持つエネルギーや高度なノ ウハウ(日本国民の最も大事な資産)を無駄にする手はありません。 先日は70代の読者の方から頂いたご意見がとても勉強になりました。短い 文ながら実経験に裏付けられた内容であるためとても説得力があり、問題点も ピンポイントで指摘されていました。 これらの経験やノウハウを無駄にしないためにも、我が国の人口分布に相応 しい、国のためになる産業を育成・強化しなければならないのでしょう。一例 として、この国の産業技術力を資源として効果的に活用する産業や、医療か介 護かといった画一的な区分けが出来ない部分へのサービス、介護の少し手前に 位置する支援サービスなどは今後必要とされてくるのだろうと感じます。 ますます現実的な(将来に必要な)規制緩和や税制改正などの根本的な対策 が必要になってきます。硬直化したシステムや予算配分等を見直すことで、公 正な競争を促し、安心感のある国造りに繋げて欲しいと願っています。 (街のコンサルタント) (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し ては御自身の責任と判断で願います。) このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は 是非ワンクリックをお願いいたします! http://clap.mag2.com/stuweawesl クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです! =================================== 【石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!】 億の近道(NPO法人イノベーターズ・フォーラム)では、火曜日執筆者の 石川臨太郎氏の有料メールマガジンを好評配信中です。 5/22現在のパフォーマンスも公開しました。ご参照下さい。 有料メルマガ詳細は以下のページを参照下さい。 http://www.iforum.jp/magazine.htm 過去サンプル http://okuchika.net/?eid=2170 直近4/28レポートのコンテンツ http://okuchika.net/?eid=2392 5/22現在のパフォーマンス http://www.iforum.jp/pafo20090522.pdf なお、この有料メールマガジンの売り上げの一部は億の近道の発行運営に活用 されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。 =================================== 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作 りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、 順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと め読みなどに是非ご利用下さい。 http://okuchika.net/ =================================== 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標 です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」 以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ んのでご注意下さい。 =================================== 当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。 ◆まぐまぐ ID:0000020640 購読解除:http://www.kaijo.com/ ◆E-Magazine ID:okuchika 購読解除:http://www.emaga.com/info/okuchika.html ◆melma! ID:m00010868 購読解除:http://www.melma.com/ 編集者:億の近道発行プロジェクト 発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム email:okuchika.mail@gmail.com http://www.iforum.jp/ このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。 ==================================


