2008/10/06
水処理倶楽部通信 358 2008/10/6
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信■□第358号 2008/10/6(月)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ★ お知らせ ★ こんな研究あんな研究 ★ 催しの案内 ★ 短信 ★ ちまたの情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ お知らせ ■■ ●こんな研究あんな研究は、小川町自然エネルギー学校の様子をお伝えします。 ●本通信は、皆様からの情報にて成り立っております。「水」と付いていれば、 下水から湧き水まで、さらには環境に関わる話題も含めて幅広く取り上げており ます。これはという話題や新製品情報などのご投稿をお待ちしております。なお、 ご投稿の際は、ペンネームもしくは無記名希望を明記してください。よろしくお 願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ こんな研究あんな研究 ■■ 小川町自然エネルギー学校 ========================================= NPOふうどが開催した「2008年 第2回小川町自然エネルギー学校 地場 産バイオガスプラントを使って 町を暮らしを元気にしよう(液肥編)」 http://foodo.up.seesaa.net/image/A5D0A5A4A5AAA5ACA5B9B9D6BDAC2008C7AF9B7 EE13C6FCA5C1A5E9A5B7B0C6A1CAB7ACB8B62BC1EABAEAA1CB.pdf に行ってきましたので、その様子をお伝えします。 メタン発酵プラントから出る消化液の利用を中心としたもので、以下の内容で した。 1.埼玉県農林総合研究センターで土壌の研究をしている相崎万祐美さん 1)消化液の農地利用法の講義 2)土壌診断の実習 2.ふうど代表理事の桑原衛さん 1)消化液培土の講義 2)プラントの現地説明 1-1)消化液の農地利用法の講義 2年間、消化液の利用のプロジェクト研究を行ったそうです。水田への利用で は、消化液の肥料成分が化学肥料に比べて100分の1と薄いので、基肥(田植えの 前後n入れる肥料)に使おうとすると、運搬する量が多すぎて現実的ではないよ うです。追肥(稲穂が出る前あたりにちょっと入れる肥料)ならば、労力もかか らないそうです。畑地への利用では、鶏ふん以上に肥料成分が効きやすいので、 冬場の利用はお勧めだそうです。(有機肥料の多くは、肥料成分も有機物であり、 土壌中で分解されないと植物に利用されないため、温度の低い冬は効きが遅い) ポットで苗を栽培しているときに、消化液にポットごと漬け込んで肥料を与え る「弁当肥(べんとうごえ)」がお勧めだそうです。稲でも野菜でも、苗を定植 してからの生育が良く、収穫までの期間が短くなるそうです。 1-2)土壌診断の実習 農大式簡易土壌診断キット みどりくん http://www.fujiwara-sc.co.jp/catalog/midori.html を使って、土壌のpH、EC、硝酸濃度、リン酸濃度を測定しました。簡単でした。 試験紙を半分に切って、測定回数を増やす裏技まで教えてもらいました。 2-1)消化液培土の講義 消化液、ピートモス、木灰で調整する苗栽培用の土の調整法で、市販の培土よ りずっと安価にできるそうです。 2-2)プラントの現地説明 原料は生ゴミ(150kg/日)のみで、粗粉砕、貯留、微粉砕、発酵槽(100日滞 留)、貯留槽(100m3)の順で処理されています。現在の施設は、公共事業とし て設置したので、800万円かかっていますが、この規模なら、100万円で製作でき るとのことでした。 本田との共同開発を行った、コジェネのバイオガス発電機がありました。1×1 ×0.5m程度の小さなもので、稼働音もほとんどないそうです。コジェネとして、 エンジンの冷却水を発酵槽等の加温に使うようです。 参加者は10名程度と少なかったのですが、青森や沖縄から来た人や中国からの 留学生など多彩で、質問が多くて予定の時間を大幅にずれ込み、帰りの電車が最 終ぎりぎりになってしまいました。たまたまNHKの取材も来ていたので、テレビ に映るかも?しれません。 (長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 短信 ■■ ======================================================= ベトナム:Vedanの廃水問題、「お上のお墨付き違反」を斬る http://www.hotnam.com/news/080929075315.html -----ここから引用----- もう1人資源環境省資源管理局のLe Huynh Bac副局長は、Vedanが今年4月23日に 資源環境省からThi Vai川に廃水を排出する許可書を得ていたことについて、 「許可を受けるため企業は、規定に沿って書類を準備しなければならない。(中 略) 廃棄物質は国の規定基準をクリアしなければならない。(中略) Vedanの廃水 は一部項目で許容基準を超えていたが、許可できないとは彼らに言えなかった。 実際、我々が許可しなくても、彼らは排出するからだ」と説明した。 -----引用ここまで----- 許可しなくても排出するから許可する。では、なんのための規制なのか。さら に問題なのは、同じ対応を他の企業に対して行っていないことだ。単なる怠慢で はないことを意味する。 (長) ======================================================= イギリス 硝酸塩警戒ゾーンの対象地域を拡大 行動プログラムも強化へ http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=19125&oversea=1 -----ここから引用----- イギリス環境・食糧・農村地域省は、イングランドの「硝酸塩警戒ゾーン (NVZ)」指定対象地域を55%から70%に拡大する規則を公表した。一部のEU諸 国では領土全体でNVZの指定を行っているが、イギリスでは、引き続き、特定の エリアでNVZの指定を行うと決定したためである。 -----引用ここまで----- イギリスは硝酸塩に対する危機意識が高い国です。さらに危険区域を広げるこ とから、危機意識が高まっていることに加えて、この規制が、かなりの効果を示 しているのでしょう。 (長) ======================================================= 三菱ガス化学と鹿島建設、VOC汚染浄化に効果を発揮する新手法を開発 http://www.nikkeibp.co.jp/news/eco08q3/586118/ -----ここから引用----- 「マイルドフェントン法」では、過酸化水素と新しく開発した触媒を反応させる ことにより、有機汚染物質を分解するラジカルという物質を発生させる。ラジカ ルはあらゆる種類の有機汚染物質を浄化できる特徴があり、複合汚染を一度で分 解・浄化できる。「ジェットブレンド工法」は浄化剤を地盤内の特定深度に噴射 攪拌することにより、効率良く汚染を浄化する。この2つの技術を組み合わせた 「マイルドフェントン法-ジェットブレンド工法」は、「複数種の汚染物質によ る深い地盤中の汚染」といった困難な汚染でも、短期間で確実な浄化効果を発揮 できる。実際の汚染浄化に適用したところ、高い浄化効果を実証することに成功 したという。 -----引用ここまで----- 土壌の汚染は、実態が表に出てこないのが問題ですが、浄化にかなりの費用が かかるのも一つの要因なのでしょう。 (長) ======================================================= 排水管専用特殊洗剤「ドレンジャー」 http://prw.kyodonews.jp/open/nfrelease.do?r=200809228454 -----ここから引用----- ■"Drainger"(ドレンジャー)とは? "Drainger"は排水口に注ぎ込むだけで、排水トラップの封水の蒸発を防ぎ、6 ヶ月もの間排水管からの悪臭・虫の侵入を防ぐ画期的な商品です。 -----引用ここまで----- 水洗しない小便器のように、油膜でも張るのでしょうか。通常の使用時ではな く、空き部屋等のトラップの乾燥を防ぐ商品のようです。 株式会社ディーアイ http://www.e-di.jp/ (長) ======================================================= 群馬県のアンダーパスで排水ポンプに異状、栃木県の冠水事故を受けて緊急点検 http://www.nikkeibp.co.jp/news/const08q3/585770/ -----ここから引用----- 東北自動車道をくぐる栃木県鹿沼市のアンダーパスが2008年8月16日、豪雨によ って冠水。同所を通った乗用車が水没して女性1人が死亡した事故を受け、群馬 県は県が管理する23カ所のアンダーパスを緊急点検した。結果、1カ所で排水ポ ンプに異状が見つかったことを9月12日、明らかにした。 -----引用ここまで----- インフラの整備は進みやすいけど、維持費用が出ないパターンは、上下水道し かり日本の随所に見られます。なんとかならないものか。 (長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お断り】このマガジンは正確さ・完璧さなど保証致しかねますので各自の 責任で確認のうえ、ご利用下さい。また本誌で知りえた情報による損害・ 紛争について一切関知しませんのであらかじめご承知下さい。 ◆配信所:まぐまぐID=0000019863 melma!ID=m00010669 その他の配信所は、配信を停止しました。 ◆登録・変更・解除、バックナンバー、ML、読者掲示板 http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会 連絡・投稿先:長峰 mizusyori@mac.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】357号にて伝えました豚。足場パイプで組んだ豚舎が完成しました。 近くの養豚農家から、使わなくなった餌箱と水飲みももらってきました。来週の 連休中に、豚を入れる予定です。盛大に入豚式を行いたいと思っています。 (長)



