2006/05/19
通訳/翻訳のお仕事発見! No.91 05/19 投稿紹介:名訳者のセンス
□━2006/05/19 第091号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ ◇◇通訳/翻訳のお仕事発見!◇◇ http://www.ithouse.net/ □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ ----[P R]------------------------------------------------------------------- 実務経験のある翻訳者・通訳者をすぐ採用したい <詳しくはこちらから⇒⇒⇒ http://www.ithouse.net/japanese/ac/mm_wan.htm > -------------------------------------------------------------------[P R]---- ----[P R]------------------------------------------------------------------- 世界相手に翻訳ビジネス・通訳ビジネスを展開したい <詳しくはこちらから⇒⇒⇒ http://www.ithouse.net/japanese/ac/mm_pro.htm > -------------------------------------------------------------------[P R]---- ■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■◇投稿記事の紹介 ■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ I┃N┃D┃E┃X┃ ▼「名訳者のセンス」田中モー子(匿名投稿) ----[P R]------------------------------------------------------------------- 「通訳翻訳ビジネスレポート」メールマガジン <ご登録はこちらから⇒⇒⇒ http://www.ithouse.net/japanese/ac/mm_mmn.htm > -------------------------------------------------------------------[P R]---- ■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■◇「名訳者のセンス」 ■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2歳と1歳と腹の子に向かって、毎日ひたすら絵本を読まされる日々。世界中から やってきた、可愛い絵と珍しい物語たちに囲まれて過ごす。 絵本の翻訳というのもやっかいな仕事だ。子供向けの絵本にはややこしい説明はな い。理解できても感動がなければ意味がない。面白い絵本には文化的バックグラウン ドがわからないと楽しめない表現もあるはずだが、バッサリ切り捨てず、説明的にな らず、感動をうむことは小説以上に難しい。 子供の評価はシビアだ。気に入った本は何百回と読まされ、気に入らない本は1回 読んで「さー次は何にしようかな」。有名な作家が文を書いたからいい絵本とは限ら ない。どうがんばっても、明治生まれの訳は21世紀生まれの人口には膾炙しない。 詩的にしようとして、親がこっぱずかしくて読めないようなボキャブラリーがちり ばめられているものもある。読みながら「なんじゃこりゃ」とぼやきが入る。もちろ ん古典の名文はマニアにとっての価値はあるが、親と子の読む絵本の目的とは違う。 親の口から子供の口へ、言葉と想像力の伝道者になれない絵本は本棚の隅で化石とな ってしまう。 『いってらっしゃいおかえりなさい』(クリスティーヌ・ルーミス/文 たかばや しまり)という絵本を読んだ。ニューヨークのパパママたちの通勤風景。「電車はガ タガタ」「自動車ノロノロ」はよくわかるが、「飛行機ブンブン」?「フェリーでざ ぶざぶ」なに!?フェリー通勤?と、首をかしげながらも、テンポのよさ、カラフル でやさしい絵に引き込まれていく。 子供を思いながらも仕事に向かい、終わると一目散に子供の待つ家に帰り、あわた だしい朝食と夕食の中にも幸せがあり、ぐったり疲れて仲良く「おやすみなさい」で 終わる暮らし。日本もアメリカも変わらない働くパパママたちの愛情、この本の主題 がスッと私たち親子の心に入ってきて、明日も保育園にいく元気が出てきた。 毎晩寝る前に、くり返し私たちはこの本を読んだ。原語のタイトルを見ると「Ru sh Hour」だった。日本語の「ラッシュアワー」、はたまた「つうきんじごく 」ではあまりにもわびしすぎる。 そこで訳者が選んだタイトルが「いってらっしゃいおかえりなさい」。「いってら っしゃい」も「おかえりなさい」も英語にまったくない言葉なのに、万国共通な心を みごとに伝えた、名訳者のセンスはさすがだ。 翻訳がマニアだけのものであってはならない。マニア向け翻訳はあってもいいが一 般向けとは別カテゴリと考えるべきであって、マニアが翻訳業界を牛耳っている状況 は異常だ。 中途半端に勉強で得た翻訳技術よりも、心で訳し、子供の言葉でのびのび語ること のできる才能をもっと育てたい。中学生、高校生のころから、語学を始めて学ぶと同 時に、絵本翻訳に取り組む機会がもっとあってもいい。 みずみずしい感性を持った10代の時期に、決まりきった逐語訳のテストをされバ ツをつけられて想像力を失わされ、日常会話や旅行会話をネイティブの発音どおりに まねることや、TOEICのスコアをアップさせることに血道をあげているだけでは 、あまりにももったいない。 (田中モー子=匿名投稿) ◇田中モー子 http://www.bu-min.com [この記事は通訳翻訳館ウェブサイトにも掲載されています] ◇掲載記事 http://www.ithouse.net/japanese/column/doc/20060512.htm ◇いままでの記事一覧 http://www.ithouse.net/japanese/column/box.htm ◇記事を投稿する http://www.ithouse.net/japanese/column/send.htm ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆発行者:ウッドロック 通訳翻訳館 〒1770035 東京都練馬区石神井台3-27-34-206 ◆ホームページ http://www.ithouse.net/ ◆メルマガ新規登録 http://www.ithouse.net/japanese/mm/registration.htm ◆メルマガ配信停止 http://www.ithouse.net/japanese/mm/remove.htm ◆求人情報の掲載はこちら http://www.ithouse.net/japanese/ad_want/index.htm ◆連絡先 mm@ithouse.net ………………………………通訳翻訳館が発行するメルマガ……………………………… 「通訳翻訳サービス提供者発見!」-通訳翻訳サービス提供者プロフィール情報- http://www.ithouse.net/japanese/mmw/registration.htm 「通訳翻訳ビジネスレポート」-独自の視点で通訳翻訳ビジネスを探る- http://www.ithouse.net/japanese/mmn/registration.htm 「翻訳家で選ぶビジネス翻訳書」-ビジネス翻訳書の紹介メルマガ- http://www.ithouse.net/japanese/mmt/registration.htm mag2 ID:0000019497 melma ID:00011834 melma ID:00151422 カプライト ID:6173 ★上記のメールマガジン発行システムを利用して発行しています。 ★配信解除依頼は受け付けておりません。解除はご自身でお願い致します。 ★記事および内容をいかなる形式であれ許可なく転載することを禁じます。 ★Copyright (c) 2006 ウッドロック 通訳翻訳館 All Rights Reserved. ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



