2009/10/03
Sport Philosophy
━━━━━━ Weekly Column Sport Philosophy ━━━━━━━ 週 刊 ス ポ ー ツ 思 考 vol.261 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Genki-na-Atelier━ ――― http://genkina-atelier.com/philosophia/――――― 発行2009年10月3日(土) ┏━━━:Sportive Philosophical Column ━━━━━希 ┓ http://genkina-atelier.com/philosphia/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━ Sport Philosophy ―――――――――――--------------------------__(、。)┓ ━━━━━━━━━━━ ○○○○○●●●●●○○○○○●●●●●○○○○○●●●●● ────────────────────────── ☆☆☆ ---------------------------------------------------------- 東京五輪招致の残し物 ~オリンピズムのミッション~ ---------------------------------------------------------- 2016年の五輪開催都市がリオに決定した。オリンピズムが生きている ことを実感した瞬間であった。今、テレビでは昨日のプレゼンテーションを 分析する映像が流れている。マスコミも招致関係者も投票直前のプレ ゼンが試合を決めるかのようにそのできのよしあしに焦点を合わせている が、大勢はプレゼン前に出ているというのが事実である。 プレゼンテーションの専門家の分析では、東京が最高のパフォーマンス をしたとのこと。サプライズプレゼンターの15歳の少女の純粋無垢なスポ ーツへの思いから始まった演劇は、長野招致の時の伊藤みどりの初々し いスピーチを髣髴とさせた。 しかし、このプレゼンを見て、投票するのは、一般人ではなく、特権階 級?!であるIOC委員なのである。彼らにとってオバマ大統領も、ペレも、 カルロス国王も憧れのセレブリティではないのである。 その彼らが、招致のお願いをするのならば、まだOKだが、上から目線で 「我々を選んだら、いいことがあるよ」と言われたらNGとなる。このミスを犯 したのがシカゴで、切り札とされたオバマである。長野招致成功の時もソ ルトレークは同じ過ちを犯していた。東京はオバマに感謝しなければなら ない。最初に落選しなかったことを。 善良な市民がオリンピックの素晴らしさを訴えた東京のプレゼンテーショ ンは、その意味ではセーフ。大勢に東京が入っていたとすれば、上手く言 ったかもしれない。しかし、そうではなかった。今回の大勢はラテンのバラン スで動いていた。 この大勢を動かすのが、オリンピック中枢の限られた精鋭である。この精 鋭の枠組みに参入できていないと、招致活動がどういう状態にあるのかす ら分からない。石原都知事が二日前に「風の流れが読みにくい、困難な レース」と言質したのを見て、東京招致の状態を知った。 にこにこで仲良くしてくれたら、私の味方と思い込み、負けたら「どうして?」 と信じられない風体の吾人が五輪招致に勝利することは不可能なのであ る。長野五輪の招致活動は成功したのである。にもかかわらずそこから何 も学ぼうとしなかった東京とJOCは名古屋招致時代に逆戻りしてしまった。 嘉納治吾郎が築いた日本の五輪運動から脈々と発展を遂げてきた日 本スポーツ界の歴史、そのレジェンドを受け継ぐことを再生しなければ同じ 失敗を繰り返すことになる。レジェンドを訴えた東京は伝統を継承すること に疎かった。 オリンピズムが求めるから五輪開催に意義があるのである。五輪が世界 を変えるからクーベルタンがいたのである。日本の社会を変えるために嘉納 治吾郎が五輪運動に参画したのである。 ブラジル大統領が真摯に訴えたのは、五輪が現わす五大陸の絆を象徴 できうる五輪の祭典。それはリオでしかないということであった。東京の素晴 らしい?!プレゼンテーションは、この哲学を後押しする最高のプレゼトとな ったかもしれない。 招致は、オリンピズムを実現するために「ここ」でなければならない!それ がIOCの意思である限り、五輪は滅びないだろう。その意思を受け継いで いるミッションは、まだ健在であることを東京の落選は見事に示したのである。 (敬称略) 2009.10.3 明日香 羊 ------- ────────<・・ △▼△▼△ 編集好奇 ▲▽▲▽▲ リオ!ブラボー!オリンピズムの勝利に感謝しつつ。 皆様のスポーツ思考に期待! ━━━━━━━ 考?ご期待 ━━━━━━━ 次号はvol.262です。 ――――――― ┃―――――――――――――――――――――――――――▽▽▼ ┃--------------- appreciation for Melma & Mackey! & MagMag ┃ from Genki na Atelier ┃---------------------------------------------------------- ┃ 配信システムは:メルマ、メロンパン、まぐまぐです。 ┃ ┃------------------------------------------------------------ ┃ 購読登録、解除は ┃ http://genkina-atelier.com/philosophia/aboutme.htm から。 ┃△△▲------------------------------------------------------------ ┏━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ copyright(C)2009,Genki na Atelier ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃ ★本誌記事の無断転載転用等はできません。★ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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