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新米から一人前へ向かって歩み始めた女将が綴るつれづれ日記。経営の悩み、お客様への思い、社員や家族達とのかかわり等など。日本初の旅館の女将によるメールマガジンの続編です。

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2008/04/06

続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ

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     ■       「続・新米女将のひとり言/明日へのあゆみ」
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  ■ ■■■■■   http://www.monya.co.jp 2008.4.6発行 第215号
                           
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◇アレルギーの話し◇

私は、生まれつきアレルギー体質です。

喘息もあり、一生卒業は出来ないとお医者様に言われています。
私の喘息は普段呼吸が乱れないので、私自身が言わなければ他の人にはわかり
ませんが、油断をすると発作に苦しめられます。


何も発作が無い時でも、その時の体調に合わせてお医者様の指示どおりに毎日
数回吸入を行う、そして風邪を引かないように普段から手洗いとうがいに気を
配るなど、おこなっています。


幼少のときは特に虚弱体質で、朝ひとつくしゃみをすると、夜は肺炎になって
いました。

父がアレルギー体質だったのでその体質を受け継ぎ、生後3日で湿疹が出来まし
た。今でも着るものは、天然素材しか着られません。汗や摩擦に弱く、野菜等
でもかぶれるものがあります。

幼少の頃は卵や牛乳のアレルギーがあり、一度蕁麻疹がでると、野菜と果物以
外何も食べられなくなりました。お弁当箱をあけると、いつも野菜の天麩羅だ
け。とてもがっかりだった記憶が鮮明に残っています。


私がいつごろから食物アレルギーが治ったかというと、中学生頃だと記憶して
います。もう治ったというより、気にしなくなったのではと、いま思い返すと
そんな気がします。

もちろん、大人になっても体が弱っていたり、便秘だったり、古いものを食べ
たりするとときどき蕁麻疹が出ましたが、今はもうずっとありません。



私の実家は大変神経質な家で、電車に乗って椅子に座り、前の人が咳をすると
ハンカチで口をふさいだり、いちいち席を移動したりしていました。
風邪をもらわないようにするためです。

実家では最近、人が集まる場所に行くと病気がうつるといって、あまり出かけ
ないようです。つまらないですね。

お祭りなどでは、屋台でさまざまな物を売っていますが、あのようなところの
食品は汚いから、買ってはいけないといわれていました。私は幼い頃、お祭り
に行って楽しく過ごしたという経験がありません。


風邪を引くと、かなり長いこと入浴も禁止されて、すごく不快な思いをしまし
た。体育祭なども、少しでも体調が悪いと「埃だから」と言う理由でお休みで
した。たとえ、少しばかり風邪気味でも太陽が燦燦と降り注ぐなかで、体を動
かしていたほうがずっと健康的なはずです。

そういう家庭に育ったので、世の中で生きていくのにかなり苦労しました。



最初の結婚をした時も、さまざまな意味でかなりショックでした。

私の家ではその頃、お弁当屋さんでお弁当を買うことも眉をひそめるほどでし
たし、レトルト食品を食べるなんて信じられないことでした。

生まれて初めてレトルト食品を食べたときは、死ぬかもしれないと思いながら
食べたものです。

もちろん、ファミリーレストランに行くなどということもなく、初めて入った
ときは、想像よりはずっと美味しかったことに驚きました。

全てがそう言う調子なので、学校に行っていても、あとでわかったことですが、
なんかおかしいなと思うことが多かったように思います。


会社勤めしても、販売等の仕事を私はしたかったのですが、そう言う仕事に対
して両親は偏見があって、事務仕事を選ぶように言われました。

でも、私がしたい仕事は接客の仕事だったので、半年もしないうちに嫌になっ
てしまいました。

親が神経質だと、子供は常に萎縮して自由奔放に自分の人生を切り開くことが
出来ません。大人になってから、たくさん本を読み、自分なりに努力を重ね、
やりたい仕事をし、いじめにあったりなかなか他の人になじめなかったりしな
がら、大分今は普通の人になりました。

アレルギー体質そのものは変わりませんが、両親が言っていたほどは、薬疹も
ひどくはありません。中学生になって、気にしなくなったことが、私の食物ア
レルギーを良くした一番の理由のような気がします。




今はお子様に限らず、大人でも好き嫌いなどをうかがうと、結構いろいろな食
物アレルギーがあることに驚かされます。遺伝だけではなく、環境によって突
然アレルギー症状に悩まされるようになることも、今は有るのだそうですね。
怖いものです。

現代では、多くの人が花粉症にかかっています。杉だけではなく、一年中、
ひのきや松・稲科の植物・ブタクサなど、さまざまな花粉がアレルギーを起こ
すのです。アレルギーはまさに、現代病のようになっていますね。


紋屋は、小さな子様連れへの対応を強化していますが、牛乳や卵に限らず、
さまざまなアレルギーのお子様がいらっしゃって、調理場はとても大変な様子
です。

アレルギーをお持ちのお子様方にお目にかかり、少し気になるのは、ご両親様
が神経質になりすぎているように感じる点です。

妊娠中のつわりなども、神経質な人のほうがひどくなりますし、私自身とても
つわりには悩まされました。大人になってからのほうが、風邪をひくことが少
なくなりましたし、治りも早くなりました。

もちろん、アレルギー対応は大事ですし、衛生的にすることも必要です。


ただ、私自身がとても神経質に育てられ、過保護な家庭で苦労しただけに、
神経質になりすぎるとお子様の回復も遅くなると思うのです。

昔は、環境も良かったでしょうし一人っ子が少なかったので、親もこどもにあ
まり構えなかった。それがかえってよかったとも言えるかもしれませんね。

おおらかに構えて、必ず治る、大丈夫と信じ大きな心で見守ってあげる。
抗菌だから安心、という世の中の流れですが、余計に弱い体を作りかねません。


子供は、太陽の光が降り注ぐ大地のなかで自由にあそばせて、たくましく育て
たほうが、その子のためです。

私のアレルギーも、今は余り気にしないようにしています。
「病は気から」ですから。


早く、世の中にアレルギーが蔓延しない環境になるように、

   私のように苦労する子供が増えないように、

   皆様の健康を祈っています。



◆久々にあるじの正体◆

主人は、私の写真を部屋にいっぱい貼りつけて、
目の前に本物の私がいると言うのに、その写真の私に呼びかける。

 「何故私が目の前にいるのに、写真のわたしに声をかけるの」というと、

 「いいじゃない。私にとってあなたは、あなたのシロクマみたいなもんよ」

全然嬉しくないなぁ〜(by okami)



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           著  者:高尾葉子  okami@monya.co.jp
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◆素顔の女将◆

最近、ビタミンの偏りか、口内炎がよくできる。
白く変色したところに貼る薬(=パッチ)を愛用しているが、

そのことを家内に伝えると、

   「パッチリより塗り薬の方が良いんじゃない?」と言う。

思わず私の目がパッチリしてしまった。(笑)(by aruji)



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