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2009/10/27

Daily Drama Express 2009/09/22 救命病棟24時 (最終回)

===================================================== 発行部数 4321 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/09/22 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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----------------------------------------------------------------------
1. 火曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 救命病棟24時
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 進藤一生(江口洋介)
	 小島 楓(松島菜々子)
	 澤井悦司(ユースケ・サンタマリア)
	 花輪勝司(板尾創路)
	 丹原博嗣(趙珉和)
	 野口昭光(矢柴俊博)
	 工藤亮介(石田卓也)
	 鴨居千夏(北乃きい)
	 横溝静香(市川実和子)
	 守谷隆文(小野武彦)
	 浦賀昌義(山田明郷)
	 山城紗江子(木村多江)
	 辻 智宏(八嶋智人)
	 桜井ゆき(須藤理彩)
脚  本 二木洋樹ほか

あらすじ  Episode 7 遂に感動の最終章!!緊急出動したドクタ
	ーカー

	 医療崩壊から医療再生の道、として復活を遂げた海南医大が取り上
	げられる。
	 ゲストとして、海南医大再生に尽力した医学博士・澤井悦司(ユー
	スケ・サンタマリア)と、救命医療改革機構立ち上げに尽力した、国
	会議員の岡部宗一郎(佐戸井けん太)が招かれている。

	 澤井は、救急医療は、患者を救うために、まずすこで働く医師を救
	わなければならない、と言う。

	 海外の例を聞かれ、かつてイギリスでは、3時間待ちといわれ、崩
	壊寸前だった。
	 それを、報酬を1.5倍にし、医療費は無料にした。早急に国に医
	療費の増額を行わせることが、急務だと言う。

	 岡部は、日本では急激に、少子高齢化が進んでいる。救急医療の充
	実と、若い人たちが安心して子供を産めるように、産婦人科と小児科
	を充実させると言って、その場を締める。

	 テレビ局を出ると、岡部は澤井に一緒に乗っていくか?と誘うが、
	澤井は断る。

	 車中で澤井が使い物になるか問われた岡部は、使ってみなければ分
	からない、と答える。


	 小島楓(松島菜々子)は澤井に、なぜ自分なんかを医局長に推した
	のですか?そしてなぜ進藤一生(江口洋介)を辞めさせるのですか?
	と問う。

	 澤井は、進藤はできすぎてしまって、チームの和を乱す。
	 医局長には、普通の医者としての限界を知っている者の方がいいと
	言う。

	 澤井と楓が廊下に出てくると、救急患者を受け入れに、研修医・工
	藤亮介(石田卓也)が走っていき、進藤がその後を歩いていた。

	 澤井が進藤に、工藤が進藤に憧れる余り、過労になっていることに
	気付いているか?と問う。非番の日まで、病院に来て、睡眠導入剤を
	使わなければ、寝られないほど、神経を高ぶらせている、と。

	 進藤は、気をつけましょうと言った後、でも澤井にも、そういう時
	期は、ありませんでしたか?聞く。

	 楓は、自分にもそういう時期があったという。

	 運ばれてきた老人は、特に腹を痛がるので、まず腹部のレントゲン
	を撮ることに。
	 すると、胃のあたりに大きな影。
	 何をのみこんだのだろう。
	 救命センターの新人看護師・鴨居千夏(北乃きい)は、携帯ですか
	ね?と言うが、どうやって飲み込んだのだという問題が。
	 工藤は、胃を切開しましょう、と言う。

	 進藤は、本当に胃ならな、と言って、老人を横向きにし、背中に貼
	ってあったカイロを剥がす。胃が痛いので、温めようとしたのだろう、
	と。
	 工藤は謝る。
	 進藤は、エコーを撮るよう指示する。

	 老人の処置がすべて済むと、工藤は改めて進藤にカイロの件を謝る。

	 進藤は、救命の世界では、謝っても取り返しの付かない事態になる
	ことがある。気をつけろよ、と言う。でも、いつもの厳しい口調では
	なく、フレンドリーな口調だった。


	 その夜、楓が工藤を居酒屋に連れ出す。


	 澤井がセンター長・守谷隆文(小野武彦)に、新しい名刺を見せ、
	この病院を辞める、と言う。この病院は、約束通り、医師の数も拡充
	し、三交代制にしただろう。次は、国レベルで、立て直しを行うのだ、
	と言う。

	 守谷は、役人同士の足の引っ張り合いに飲み込まれないよう、気を
	つけてください、と言う。


	 楓は工藤に、『被害者友の会』だと言う。楓も進藤の厳しい指導を
	受けたから、と。

	 工藤は、ビール一杯しか飲めない。

	 楓は、非番の日は仕事を忘れて、一日ボーッとしようと言う。それ
	も大切なことだ、と。
	 進藤を見ていると、進藤に対する憧れと、自分には、あれだけのこ
	とはできないという劣等感に襲われる、と言う。

	 工藤は、今まで勉強したことが無かった。両親が医者だったので、
	こんなもんだろうということで、医学部に合格し、そのあとも、努力
	しなかった。救命に来なければ、美容整形で、適当に、器用にこなし、
	金を稼いでいただろう。

	 でも、ここに来て、初めて、憧れの人ができ、努力しなければ出来
	ないものに出会ったと言う。


	 初療室に毒キノコを食べた2人が、運ばれてくる。
	 当人たちは、ヒラタケを食べたつもりで、全部食べてしまった。

	 進藤は、患者に、「何色に見える?」と聞く。
	 患者の答えが「青く見える」と聞いた進藤は、胃洗浄を命じる。

	 花輪勝司(板尾創路)がヒラタケに似た、ツキヨノダケがあるが、
	これを食べると、青く見えるようになる、と解説する。

	 その時、ホットラインが鳴る。
	 楓が出ると、建設現場で、作業員2人が建材の下敷きになった。だ
	が、救出までに時間が掛かり、1人はどんどん衰弱している。ドクタ
	ーカーを要請すると言う。

	 師長・堀田明子(山野海)が、昔、余裕があったときには、ドクタ
	ーカーの運用をしていたことがある、と説明する。

	 楓が、自分が行くと言う。
	 工藤も行きたいと言い、花輪も、今処置中の患者の容態が安定して
	いるから行くという。

	 進藤は、山城紗江子(木村多江)と佐伯透(西山聡)も連れて行け、
	と言う。

	 花輪がドクターカーに乗り込もうとしたとき、花輪が担当していた
	患者が急変したと呼ばれ、楓がここは大丈夫だから、と言うので、花
	輪は処置室へ戻る。

	 澤井がやってきて、進藤に、ドクターカーは、10月から専門の医
	師が来る予定になっているので、10月まで禁止だと言っていただろ
	う、と言う。
	 進藤は、患者は10月まで待ってくれない、と言う。
	 澤井が、すぐに呼び戻せと言うが、進藤は、患者がいるのに、そん
	なことできない、と断る。


	 現場で、怪我の程度を調べる楓と工藤。瞳孔が開き、脈も微弱に。
	 「思ったより、きついですね」と佐伯。

	 最初に助けた負傷者は、脈が微弱なので、楓は、佐伯を現場に残し、
	自分が付き添って病院に戻る。

	 残された一人の状態が急激に悪くなる。
	 紗江子の指摘で、背中を見ると、打撲痕。
	 パンピングするしかないか.....

	 進藤の携帯に着信。でも、相手は黙っている。
	 進藤は、工藤か?と声を掛ける。
	 工藤は、患者の状態が悪い、と言う。
	 進藤は、病院まで、何分ぐらいか聞く。
	 30分以上掛かる、と工藤。
	 進藤は、そこにいる医者は工藤だけだ。工藤が頑張らなければなら
	ないと励ますと、自分もすぐ行くと言う。
	 元耳鼻咽喉科医・野口昭光(矢柴俊博)から車のキーを借り、発進
	する。

	 澤井は、あきれたような目で見ている。

	 工藤は、現場での開胸を決める。紗江子が差し出したメスを手に、
	声に出して確認しながら切開。脈に触れる。
	 だが、出血箇所を特定できない。

	 進藤が到着する。
	 紗江子が状況を説明。腹胸腔内出血が激しく、開胸して、除細動も
	施したが、助からなかった。多分、引っ張り出したとき、大出血をし
	たのだろう。
	 進藤は、工藤に死亡宣告させる。


	 楓が助けた患者の家族は、心臓が止まったのに、生き返らせてくれ
	たと感謝する。
	 楓は、止まっていたのは短い時間でしたから、と言う。

	 澤井は、落ち込んでいる工藤に、医者は神ではない。すべての患者
	を救えるわけではない。いい経験をした、と言う。

	 進藤は紗江子に、あの状態では、誰が取り組んでも、不可能だった
	と言う。

	 工藤は、非番にもかかわらず、熱心にカルテを書いている。
	 やってきた進藤に、救命医は、患者さんの死を引きずっちゃいけな
	いんですよね、と工藤。
	 工藤が悩んでいたのは、患者が苦しい息の下、名乗った名前と、紙
	に書かれた被害者の名前が一致しないこと。
	 進藤は、その時すでに患者の意識がもうろうとしていたんじゃない
	か?と言う。

	 工藤達は、警察に、亡くなった方のご遺体を、渡す。「監察医の方
	にお渡し下さい」と言って。

	 千夏は工藤に、声を掛ける。だが、言葉が続かない。

	 -- 次の日から、工藤先生は、無期限欠勤した。電話をしても、
	留守電だった。医局のみんなも、無断欠勤を続ける工藤を、心配する。

	 進藤は、淡々とICU患者の診察をする。

	 戸部救急より、泥酔して階段から落ちた20代から30代の男性。
	頭に裂傷。瞳孔散乱。

	 澤井が楓を呼び止め、工藤から病院にメールがあったと見せる。今
	から、約1時間前、酔ったような文面。

	 初療室に運び込まれる工藤。血圧210、脈拍140、すごいアル
	コール臭。

	 楓は、工藤はお酒を飲めなかったはずなのだが、と言う。
	 工藤の頭蓋骨が触れる。骨折しているようだ。工藤の上着に、『広
	田家会葬御礼』が入っている。あの時、亡くなった患者さんのお葬式
	に行ったのだ。  

	 佐伯は、ボーッとしている千夏に、しっかりするよう言う。

	 脳には裂傷、くも膜下外傷など、危機的な状態。血圧は220とな
	り、ここで開頭するしかない。

	 そこに澤井が入ってきて、自分が執刀する。そして工藤を助ける、
	と言う。


	 工藤に対するオペは終わり、ICUに寝かされる工藤。

	 様子を見ている千夏と佐伯。
	 佐伯は、「工藤先生、絶対戻ってくるよ」と千夏に言う。

	 ほかの医者たちも、病院の廊下の長いすに座っている。


	 楓が、とあるバーに入る。
	 すると、先客がいて、それは澤井。

	 楓が近づくと、工藤はゆうべこの店のこの席に座っていた。浴びる
	ような無茶な飲み方で。その途中で病院に対して、携帯電話からメー
	ルを送った。
	 「『ご迷惑をおかけしています』と打ちたかったのでしょうか」と
	楓。


	 工藤を見守る進藤。
	 そこに紗江子が、工藤のご両親を案内してきたという。

	 進藤が、急性くも膜下出血に対して、除去手術を行った。意識がい
	つ戻るかわからない、と言う。

	 工藤の父親は、なぜ未熟な息子を事故現場へ行かせた、と文句を言
	う。
	 紗江子が、ベテランの先生がついていましたから。それに現場で一
	人の方は軽傷だと伺ったので、工藤先生に任せた、と言う。

	 工藤の父親は、進藤が指導医ではないか。工藤は、ずっと病院で寝
	泊まりしていた。なぜ休みも与えてくれなかったんですか、と問う。

	 澤井は楓に、進藤や工藤の熱い姿を見ていると、死んだ友人を思い
	出す。彼は休みも取らず、治療を続けた。死にそうな患者にも、果敢
	に立ち向かった。きっとそういう患者を生き返らせた経験が、麻薬の
	ようになっていたのだろう。ある日、屋上のフェンスを越えていた。
	コースターの裏に、『希死念慮』と書き、楓に見せ、『鬱病。理由無
	く、ただ死にたいと願うこと』と解説する。彼には、半年の休養が必
	要だった。

	 澤井は支払いをし、明日も仕事があるので、と先に帰る。


	 翌日、澤井が病院の食堂で食べていると、元眼科医・丹原博嗣(趙
	珉和)がやってきて、ご一緒してもいいですか?と聞く。了承する澤
	井。

	 丹原は、もう進藤とは一緒にやっていけない。ホットラインが鳴る
	と、どんな患者でも受け入れてしまう、と。


	 澤井が診察室を覗くと、常連の患者。処方薬を多めに欲しいという
	のを、断る進藤。

	 患者は、生きるか死ぬかだったので、何も持ってきていない。風邪
	が治ったら、払いに来ると言い訳する。
	 それに対して澤井は、今回だけではなく、今までの分、全部払って
	下さい。一度も払ったこと無いじゃないですか。もし、払わないなら、
	病院のものを行かせて、あるいは裁判に訴えて、給料や資産の差し押
	さえをしますよ、と言う。
	 その患者・猪狩みゆきは、病院が金の話ばかりするって、どういう
	こと?この病院、最低。もう、こんな病院、こっちから二度と来てや
	るもんか、と逆ギレ。

	 澤井が、いい機会だからと、みんなを集める。
	 まもなく、この病院も通常シフトに戻る。だが、日本の救急医療崩
	壊の状況下、他の病院はそうはいかない。
	 澤井は、明日でこの病院を去る。救命医療改革機構に就任するから
	だ。
	 次の医局長は、楓にお願いしたいと言う。
	 お断りしたはずですけどと言う楓に、確かに重責ですが、休む暇も
	ない病院で疲れ、裁判の被告になった経験がある楓なら、無理な患者
	を受け入れないという判断ができるだろう、という。
	 それに対して、進藤が異を唱える。そんなことをしては、犯罪では
	ないか、と。
	 澤井は、そういう方は、移植のドナーとなってもらう。アメリカで
	は、そういう考え方をする人が多い、という。
	 進藤は、ここは日本だ。助けられる命は、最大限救うべきだ、とい
	う。
	 澤井は、自分のここでの最後の仕事は、進藤に辞めて貰うことだ。
	並のスピードでいい。みんながついていけるスピードで治療を行えば
	いいのだ。進藤のように、先へ行く者がいると、みんな追いつこうと、
	無理をして走ることになる。工藤のような被害者は、もう出してはい
	けない。
	 日本の救急医療を破壊する、3つの害がある。
	 1つめが、救急救命を『コンビニ医療』とバカにして、来たがらな
	い医師たち。
	 2つめが、救命治療を高く評価しない行政。
	 3つめが、軽症でも救命を受診し、何かあったらすぐ訴える、モン
	スター・ペーシェント。
	 楓には、積極的に患者を他科に回すよういう。

	 廊下の隅で、三人並んで座って、珈琲を飲みながら愚痴っている医
	師たち。

	 野口は、耳鼻咽喉科から救命に移って、あっという間に、三ヶ月が
	経った。残ったのは、息子からの『ウソつき』というメールだけ。夏
	休みに、息子に何もしてやれなかったという。

	 花輪が、離婚直前のオレと同じ状態だという。
	 野口は、花輪よりはましな状態だという。


	 明子は、夜食を買ってきた千夏に、この空気、あの時と同じに思わ
	ない?と問いかける。
	 大内・前医局長が倒れ、救命医たちが次々と辞めていき、救命セン
	ターを閉鎖せざろうをえなくなった時.....


	 ICUの患者の様子を見る進藤に、楓が声を掛ける。進藤は、ここ
	に赴任してから2ヶ月、一度も休みを取っていないでしょう。奥さん
	が亡くなってから、ずっと走り続けているでしょう、という。
	 進藤は、もしかしたら自分はここに来た患者さんを使って、心の穴
	を埋めようとしていたのかもしれない。そして、楓の院長就任には賛
	成するという。


	 翌朝、スウェットに着替えた進藤は、楓に病院の職員玄関から見送
	られて出かける。帰国してから、まだ一度も、亡妻の墓参りに行って
	いないので、行ってくる、と。


	 仏壇に手を合わせる、喪服姿の楓。
	 祈り終わると、遺族に、「お気を落とされないように」という。
	 遺族は楓に、病院では大勢死ぬんだろう。それをこうして回って歩
	いているのかよ。来るってことは、何か後ろ暗いことがあるのだろう、
	という。

	 楓は、来たいので来た、という。そして葬式に工藤が来ていたので
	はないか?どんな様子だったのか、と聞く。
	 遺族は、病院から請求書が届いた。オヤジを殺しておいてまで、金
	を取ろうっていうのかよ、文句を言ったと言う。

	 楓は、どうぞ訴えてください、という。そうすれば、工藤の治療が
	適切だったかが明らかになるでしょうから、と。そして、治療記録の
	すべてが入った書類を置いていくという。

	 去り際楓は、遺族に、名前を聞く。
	 『廣田ケンタ』と息子が答える。

	 楓は、工藤が、現場で廣田の意識レベルを確認するために名前を聞
	いた。すると、「タケシ」と答えた。廣田の最後の言葉は、息子であ
	る、ケンタの名前だった、という。

	 駅で列車を待つ楓。
	 そこにケンタがやってきて、楓から受け取った書類を、要らないの
	で返すと、楓に渡す。

	 ケンタは幼い頃、母親に捨てられ、父親と生きてきた。その父親が
	亡くなって、頭の中が混乱していた。
	 だから葬式に来た工藤にも、つらく当たった。お前のせいで、オヤ
	ジが死んだ。お前はオヤジを殺したのだと、胸倉をつかんで、非難し
	た。工藤に、そのことを謝っておいてくれ、とケンタ。
	 頷く楓。


	 書類を片付けている澤井のところに楓がやってきて、大役だけれど
	も、医局長をお引き受けします、という。
	 あなたなら、そういうだろうと思っていましたよ、と澤井。

	 楓は、お引き受けするのは、あくまでも患者さんや、ここのスタッ
	フを守るため。そして、救急車でたらい回しにされ、2時間待ちのよ
	うな患者を減らしたい。澤井に助けて貰った裁判のことも、忘れない、
	という。


	 その頃進藤は、雨上がりの工藤の事故現場へ来ていた。

	 そこに、工藤の父親もやってくる。先日は、進藤に悪いことを言っ
	た。あの時は気も動転して、と。  

	 工藤の父親は、自身が研修医の時、とにかく臆病だった。だから、
	とにかく人の死なない科を探した。そして、美容外科にだとりつき、
	開業した。
	 バストを大きくしたり、一重を二重にしたり。
	 でも、そんなことで、自信をもって明るく生きていける人もいるん
	だ。
	 それを、度分が一番捨てたはずの救急救命に息子はのめり込んだ。
	家にも帰らないで、と。
	 進藤は、救命のどこに工藤はひかれたのでしょう、と言う。
	 それは進藤の方が、よく分かっているんじゃないですか?と、工藤
	の父親。

	 進藤はその後、お墓参りに行く。


	 病院を去る澤井を見送る楓。
	 「澤井先生、お世話になりました」と楓。
	 「あとはよろしく」と澤井。

	 楓がロビーを通りかかると、臨時ニュースとして、横浜市栄区の花
	火工場の爆発事故が伝えられている。
	 まだ、現場の状況はわからない。

	 紗江子は息子の息子・剛史(浜多恵韻)に、今日は、病院の近くで
	大きな事故があったから、ご飯はおばあちゃんと食べてと連絡する。

	 野口は、妻は外食なんていつでもいい。それより、帰ったらよく休
	んで。野口あっての家族なんだからと言われた。わたしは幸せ者です、
	と言う。

	 みんなで玄関に立ち、救急車を待つ。

	 明子が、進藤を呼んだ方がいいのでは?と言うが、楓は、自分たち
	で乗り切りましょうと言う。

	 最初の重症患者は、花輪に任せる。

	 二台目の救急車では、何人かの患者が座って運ばれてきて、これは
	丹原と野口に任せる。

	 三台目は、頭を打った女性。
	 脳外科は手一杯で、家族にも連絡が取れない。

	 楓は、ここで開頭する。承諾書は自分で代筆する、と言う。

	 ホットラインが鳴り、さらに2人の受け入れを要請される。他の病
	院は満床とのことで。一人は、近くで遊んでいた9歳の男の子。

	 楓は、苦渋の決断で断る。

	 そこに進藤が現れ、二人とも受け入れろと言う。

	 重症患者優先で診る。丹原と野口も呼べ。その女性は、進藤が診る、
	と言う。
	 嬉しそうな顔になる楓。


	 役所に到着する澤井。
	 岡部が、委員会の前に話したいと言っている、と呼ばれる。

	 岡部は澤井に、今日の委員会では、予算増額には触れないで欲しい、
	と言う。予算増額に反対する声を無視しきれなくなったのだ。
	 澤井は、予算が増えなければ、何の改革もできないじゃないですか、
	と反論する。
	 岡部はそのうち、時期をみて提出すると言う。

	 澤井は、それまでに何人死ねばいいんですか!と気色ばむ。

	 岡部は、政治はバランスと駆け引きなんだよ、と言う。


	 救急車が到着し、男の子を楓が引き受け、もう1人を野口と丹原に
	任せる。


	 委員会で、澤井が立ち上がり、1時間前まで海南医大の医局長をし
	ていた。挨拶に代えて、少し話をさせて欲しい、と言う。
	 救命医は、出前に麺類を頼むことは無い。いつホットラインが鳴る
	か分からないからだ。どんぶりなら、冷めても食べられる。
	 どんな患者が運ばれてくるか分からない。でも、詳しく調べている
	時間はない。
	 それを支えているのは、救命医の情熱。彼らの職場は、汚い、危険、
	給料安いの3K。
	 終わりの無いマラソンは、倒れることでしか、終わらせられない。
	そんな彼らに、少しは報いてあげたい。

	 そして、寝ている委員を起こし、救急車の中で、たらい回しにされ
	て、亡くなる患者。それはあなたの家族かもしれないし、明日の自分
	かもしれない。
	 そのために、予算の増額が必要。

	 最後に、誠実なある救命医の話で締めたい、と澤井。
	 『助けられる命を見捨てるのは犯罪である』

	 予算の話が出ると岡野は席を立ち、澤井の後ろへ回る。


	 やっと全員の処置が終わり、ICUへ移す。

	 そこに千夏が飛び込んできて、工藤の血圧が70を切っている、と
	言う。

	 進藤と楓は、カルテを見る。
	 脾臓からの出血。
	 脾臓摘出しかない、と進藤。

	 ホットラインが鳴る。花火工場のがれきの下から、どうしても引き
	出せない患者がいるので、ドクターカーを要請するというのだ。

	 進藤は、オレが行く。全責任はオレが取る、と言う。

	 決めるのは、わたしです、と楓。

	 紗江子が、進藤と一緒に行く、と言う。
	 危険な場所よ、と言う明子に、わかっています、と紗江子。

	 楓は、進藤と紗江子が向かうのを承認し、工藤の開腹手術は楓が行
	う。花輪に助手を頼むという。


	 会議後に、ハイヤーに乗っている澤井。
	 センター長の『ドンキホーテになるだけですよ』との言葉が蘇る。

	 その時、反対車線を走っていくドクターカーに気付く、澤井。

	 現場で、下肢を挟まれた患者を救い出し、救急車に乗せ、紗江子を
	同乗させて送り出す。

	 もう1人の上には、剥がれたがれきが積み重なり、抜け出せない。

	 そこに澤井がやってくる。そして、挿管は澤井がやると言う。

	 なんとか処置に取り組んでいると、早く非難してくださいと言われ
	る。この下に基準量を超える火薬が、埋まっており、いつ爆発を起こ
	しても、おかしくない状態。

	 でも、澤井は患者を置いていけないと、治療を続ける。消防隊員も、
	作業を継続する。

	 進藤は澤井に、もうこれで最後にしてくれと言う。今日の医療はオ
	レたちがやる。だから澤井は、明日の医療のために、頑張って欲しい。
	進藤や楓が倒れる前に、環境を整えてください、と言う。

	 進藤は、装置を工夫し、なんとか患者に到達させる。

	 患者の身体が抜け、救急隊員が走って患者を救急車へ運ぶ。

	 進藤と澤井が荷物をまとめて出ようとしたとき、遂に爆発が起こる。

	 吹き飛ばされる、進藤と澤井。

	 進藤は無事だが、澤井の足に、てっぺんが刺さる。

	 進藤は澤井の動脈をクランプすることにする。麻酔の量が足らない
	ので、痛いけど我慢してくれと言って、処置を始める進藤。
	 澤井は、ここにいては危ない。自分のことは置いておいて、進藤は
	逃げてくれ、と言う。
	 進藤は、主治医のいうことは聞け、と言う。

	 澤井が救急車に運び込まれる。
	 それを進藤はストップし、「よく来てくれた。ありがとう」と澤井
	に言うと、送り出す。

	 紗江子が楓からの電話を受け、進藤に渡す。
	 楓は、工藤の声を聞いて欲しいと言い、モニターの機械音を聞かせ
	る。

	 進藤は携帯を紗江子に返し、「工藤は助かった」と言う。


	 工藤の意識が戻る。

	 澤井は、松葉杖を突いて歩けるようになる。

	 紗江子は、「『救命医療改革機構』にいらしても、お元気で」と、
	澤井に言う。
	 「山城さんも」と澤井。

	 進藤に声を掛ける澤井。
	 進藤は澤井に、悪いけれども、ここを辞めるわけにはいかない。ア
	フリカで大勢の生命を救えずにいた。救えた命は少なかった。そんな
	思いをしないようにしたい、と言う。

	 澤井は進藤に、新医局長と呼びかけ、手を差し出す。
	 それに対して進藤は澤井に、約束を忘れないでください。日本の医
	療を改善してください。進藤や楓が倒れる前に。そして、進藤も澤井
	との約束を守らなければならないですね、と言う。


	 10名近い新メンバーを受け入れる医局。
	 医局長として挨拶する楓。
	 進藤は、苗字だけを名乗る。
	 丹原は、二年前まで眼科医だった。移ったときは、大変だった。も
	っとも、今でも大変だけどと言う。
	 花輪は、やっとこれで世間並みの職場になると言う。


寸  評  余裕をかましていたと見えていた工藤が、あんなに追いつめられ
	ていて、壊れやすい状態だったとは。意外です。メンバーの特に精神
	状態を正しく把握することというのは、難しいですね。

	 工藤の容態、これからどうなるのでしょう。

	 澤井、いい人なのか、悪い人なのか、わからなくなってしまいまし
	た。
	 先週、進藤を追い出すかと思ったら、危険な救急現場での救助にも
	あたり、あっさり医局に残ることを許すし。
	 人間、一面だけではないということでしょうか。

	 それとも、ここまで、いろいろ決着が付かなかったことが、予定さ
	れているスペシャルで、結末を迎えるのでしょうか。

	 そういえば、最初の救命病棟って、横浜の病院でしたね。八景島シ
	ーパラダイスのそばを通るモノレール近くの。
	 前回の大地震は、東京西部の市部と言うところでしょうか。
	 また、横浜にお帰りなさい、という感じですね。鎌倉に近い、栄区
	あたりのイメージでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今年の日本シリーズは、巨人対日ハムとのこと。
 今でこそ、札幌と東京での対戦になりますが、子供の時だったら、全戦、東
京ドームの中で(あるいは後楽園球場で)終わってしまいますね。
 しかも、両チームとも、ホーム・グラウンド。
 きっと、それぞれの試合で、どちらがアウエイ側のベンチを使うかでもめる
のでしょうね。

 まあ、今では同じ球場をシェアしている球団もなく、しかも、在東京の球団
なんて、巨人とヤクルトだけ。
 巨人は嫌いなので、野球を楽しむには、ヤクルトに勝って貰うしかありませ
ん。

 もちろん、今回の日本シリーズは、日ハムを応援しています。アンチ巨人だ
けでなく、昔、日ハムにカッコイイバッターがいたので、その頃からの贔屓で
す。(鈴木)

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