2009/06/14
国際戦略コラムno.3316.環境思想からの視点
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国際戦略コラム NO.3316 ???
発行部数 4000部 ???
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/ ???
2009.06.14 ???
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環境思想からの視点
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月曜有料版の0、1章をお送りする。
環境思想をコラムでは気が付かずに多く取り上げてきた。江戸時代
の思想、古代史、仏教思想史、中国思想史など日本の根底思想がど
う形成されてきたか、日本を知るために必要であるが、それは日本
の環境思想史でもあったのだ。
Fより
0.はじめに
海上知明先生とお付合いが始まったので、御著書の「新・環境思想
論」を読んだが、このコラムの議論が日本の環境思想がどう形成さ
れたか議論していることに気づかされた。
環境問題や自然との共生の観点からも欧米思想から東洋思想へ21
世紀には思想の中心が移り、経済覇権も移ることになると考えてい
る。この原因は自然との融合的な生き方をするインド哲学や中国哲
学、道教から派生した日本の神道的な物の考え方に対して、自然と
対峙した思想の西洋哲学では地球環境が持たないように感じている
ためだ。
過激な環境保護団体である欧米のアース・ファーストは、人口が減
少しないと地球環境問題が解決しないので、アフリカなど発展途上
国での飢餓は放置しておくことが良いと主張していると海上先生は
言う。
欧米思想では、環境問題も自分勝手な考え方になる。自然の体系を
人間を含めてバランスよく守るという意識がない。人間が自然の一
部であり、自然を守ることが自分を守ることに成るという考えがな
い。自分たちだけが救われれば良いとか、二元論的な発想をしてし
まい、CO2排出量さえ削減すればいいという理念主義になる。
その上でどう儲けるかを議論している。エコがエゴになり環境問題
が大きく変質するのを見る。
1.環境思想の2つの考え方
環境思想には2つの主義があり、テクノセントリズム(技術中心
主義)とエコセントリズム(エコロジー中心主義)である。テクノ
セントリズムは科学革命であり、自然克服の欧米的な物の考え方で
あると海上先生は言う。
そして、そのテクノセントリズムを米オバマ政権で打ち立てた。
それが、グリーン・ニューディール政策である。しかし、このテク
ノセントリズムの中心は1960年代から公害に悩まされ、それを
解決した日本である。その技術が欧米に受け入れられたのであるが、
欧米の中心的な考え方が技術主義であるからだ。
生花、盆栽や日本的なガーデニングである日本庭園の様式も欧米で
受け入れられてきた。これも技術として確立しているからである。
この技術を確立した状態では欧米は受け入れ可能であるが、研究者
や千利休など技術開発者は多くの実験と失敗を繰り返して、やっと
問題を解決していくという地道な実験の繰り返しから確立している。
日本の第一線の研究を見ると試行錯誤であり、理論的な裏づけでは
なく、感覚に近いセンスや嗅覚だと研究者は言う。または仲津さん
やモータの先生が言うように自然に学べである。新幹線パンタグラ
フの風切り音をふくろうの羽の構造を真似て、音の発生を抑えたと
いう。
材料学や化学では物質の個々が違い、その性質の違う2物質を混ぜ
ると性質が変化するが、反応温度や混ぜ方、分量で結果が違うこと
になり、ある程度予想できたとしても詳しくは実験して性質を調べ
る必要がある。特に希少金属類をPPMレベルで混ぜることで性格
が変わるなどは、組成の微妙な違いになり、組み合わせは何百万通
りにもなる。全部はできないので、感覚に近いセンスや嗅覚が必要
になる。
理論的な方程式を解くイメージとは大きく違う。このため、薬学や
材料の分野では日本の研究者が世界的な業績を打ち立てるのである。
気付きや感覚という東洋的なセンスが必要になってきたからと見る。
エコセントリズムは江戸時代を見れば分かる。1つには循環型社会
であり、もう1つはそれが全員の利益になる社会を形成したことで
ある。江戸社会をその構造にしたのは、天海和尚や徳川家康で道教
の陰陽思想や仏教思想から発想したようである。
そして、今CO2だけを削減すればよい論が蔓延している。削減で
きなければ、CO2排出量を買えという。だんだん、エコからエゴ
になってきているし、太陽の黒点が無くなり、今後は温暖化ではな
く、寒冷化になると宇宙学者は言い始めている。
これ以後は、有料版を読んでください。
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