2008/04/22
丸河屋 日本酒タイムズ「ただいま」お酒の注ぎ方 NO.176
☆☆☆″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″★★★ ”酒縁に感謝 ” 静岡 丸河屋 「ただいま」NO.176 2008/4/22 酒の数ほど浪漫が、盃の数ほど夢がある。 こんにちはっ! 悦びの酒伝道師 丸河屋の河原崎吉博です。 お酒について、知れば知るほど愛が深まり、幸せになるメルマガです。 お酒の注ぎ方 ″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″ ◆今回の内容 ■A.担当者便り ■B.あなたも今夜から日本酒フリーク! 10分でわかる楽しくお酒を飲む方法 その69.「日本酒戦闘編の4. お酒の注ぎ方」 ■C.鑑評会 「静岡県清酒鑑評会」 =================================================================== ■A.担当者便り 春は花がきれいですねえ。 寒さから暖かさを待ちわびたかのように、咲き乱れています。 あの花が咲いていたなあと思っていたら、その場所には違う花が。 同じ場所で主役がうまく交代しています。 自然はきれいで美しい。 早朝の散歩やジョギングが一段と楽しいです。 春はどうしてか、黄色い花が多い。 色鉛筆にもその名がある、やまぶきも今が見どころです。 花は果実にもなります。 花も果実も香り高いものです。 この香りをチェックすることが、お酒の鑑賞能力であるきき酒能力 にもつながってきます。 売られている花よりも地面に自然にある花の方が香りが強いです。 いろいろな自然を気にするメルヘン酒屋、丸河屋の河原崎吉博は ここにいます。 http://www.marukawaya.com/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 最近飲んだりした中で、思い出せるお酒のリストです。 杉錦 純米大吟醸鑑評会出品酒 自宅にて ジェイコブズ 白・赤・スパークリング 自宅にて カミユVSOP 自宅にて 梅酒(発売用サンプル) 自宅にて 高砂 純米生原酒 山田錦 自宅にて 来福 さくら 自宅にて 君盃 桜 自宅にて ================================================================== ■B.あなたも今夜から日本酒フリーク! 10分でわかる楽しくお酒を飲む方法 その69.「日本酒戦闘編の4. お酒の注ぎ方」 前号に続いての戦闘編です。 今号は飲食店での日本酒の注ぎ方について迫ってまいります。 ではでは、いつものこのお二人「酔いどれ伯爵一家」のひとこまから 覗いてみましょう。 伯爵「久しぶりの東京。」 夫人「東京っていつも風が強いわねえ。」 伯爵「東京シティーは風だらけって曲もあるし、そうだなあ。」 夫人「あれ、あそこ。」 「静岡県の特産品フェアをやってるわ。」 伯爵「えっ? もしかして地酒もありか?」 夫人「あるわ。あるわ。」 「蔵元さんも大勢いるわよ。」 伯爵「昼間からだけど、休日だから、一杯やっちゃおうか。」 夫人「まあ、東京に来てまで静岡のお酒をそんなに飲みたいの?」 「実はね。私もそう思っていたところなの。」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 特産品フェア会場に入る 〜〜〜〜〜〜〜〜 伯爵「こんにちは、いつも静岡のお酒は好きで飲んでいます。」 「春らしい一杯をお願いします。」 お店「よっしゃあ、わかった。じゃあその名も桜。桜吹雪のごとく にごりが入ってるんだ。きれいだろ。あいよっ、ど〜ぞ。」 伯爵「ガラスのグラスを木の枡に入れて粋だねえ。」 「しかもグラスからこぼれたお酒が枡に並々入ってるよ。」 お店「そりゃそ〜よ、特産品フェアでサービスいいからよお。」 「みんなこういう風に、グラスにこぼれるようについで やると喜んでくれてらあ。」 夫人「飲兵衛って昔からこうみたいねえ。」 「こぼれるくらいでなければ損したと思うらしい。」 お店「でもな、昨日はある御客様には、えらい剣幕でどなられ ちまった。」 「英語だったみたいだからさあ。俺にゃ何を言ってるのか さっぱりわからなかったけど。」 「ダ−テイー ダーティー って叫んでたな。」 「俺のつぎ方が気に入らねえみてえだな。」 伯爵「そうか、わかったよ。」 「外国の方は清潔さを問題にしてたんだな。」 「お酒の入るグラス内部には手が触らないから清潔。」 「しかし、グラスの外側は持つために手で触れる。」 「その部分にお酒が流れて、枡に入る。」 「だから、お酒だけでなく、手の汚れもいっしょに入ってしまう。」 「これが言いたかったのでしょう。」 夫人「なるほどねえ。」 「我々には伝統や風習で当たり前のことが、日本文化をまだ 知らない外国の方には汚く見えるってことね。」 伯爵「そうだなあ。」 「世界的基準ではダ−テイーと評価されてもしょうがない。」 「西洋では若い女性におしゃくしてとお願いしただけで、セクハラ と騒がれるらしいし。」 お店「日本酒を世界に通じる日本酒にするには、相手方の文化も 考えてサービスしなければいけないってことか?」 いかがでしょうか? これは某有名なソムリエさんが最近切実に周りに語っていること でもあります。 確かにグラスの容量よりも多くのお酒をそそいで、下の受け皿にためる というサービス方法は昔からの日本酒好きには通用し、飲食店でも喜ば れる方法ではありますが、清潔的にはどうか? 飲むという行為だけなら、最初から大きめのグラスにたくさんの量を サービスしてくれた方がいいとも思えます。 そそぎ方だけでなく、全体的なサービスをみる必要があるとは思いますが、 西洋では清潔度は特に気にするらしいですので、気をつけるに越したこと はありませんね。 ==================================================================== ■C.鑑評会 「静岡県清酒鑑評会」 3月25日静岡市葵区もくせい会館で静岡県清酒鑑評会が開催されました。 13日に審査があり、その一般公開であります。 出品酒がずらずらっと並んでいて、それを心行くまま無料にてお試し いただけます。 吟醸の部と純米の部に分かれていて、出品されているのは、蔵元自慢の 大吟醸と純米大吟醸であります。 一般的な市販酒ではないので、こういうときがチャンスであります。 私もすべての出品酒をきき酒し、すべてのお酒についてコメントを 書き残しました。 その中で1点についてここでは書いてみます。 きき酒の動作を前半と後半に分けますと、お酒をグラスにそそぎ、香り を嗅いで口に入れて、味わいの膨らみを感じるのが前半だとしますと、 そこから含み香をチェックし、飲み込んだ(あるいは吐き出した)後の 切れとか余韻をみるのが後半となります。 今年の静岡県清酒鑑評会では後半が特別素晴らしいお酒が1点ありました。 それは磯自慢の大吟醸です。酒質は前年の磯自慢のタイプと同じですが、 前年はバランスが崩れ、どこか水っぽさがありました。 しかし、今年は磯自慢特有の麹の存在が認められ、なおかつ、きき酒の 後半においてはパーフェクトでありました。 膨らんだ味わいがすぅーときれいに切れ、余韻の心地よさ。 きれいさ、切れ方、後味と申し分のないお酒でありました。 このお酒には品格はもちろんのこと、高い芸術性も感じられました。 蔵元さんがお酒をききながら、黙々と自問自答している姿が想像できます。 考えを形にするのは、とても難しい。 私は充分に感動をしました。感服もしました。 私のきき酒の美学のひとつに●「余韻は嘘をつかない」●があります。 2006年の忠正の大吟醸も素晴らしい余韻でありました。 この時の私も感動をおぼえました。 磯自慢の大吟醸は一度火入れがしてあり、それが効を奏していました。 これがまさしく吟味(ぎんあじ)であります。 吟醸酒は香りに重点をおかれ勝ちですが、吟味も同様に評価されますと、 各地の鑑評会出品酒の香味タイプも変わってくるでありましょう。 独自の吟味を持つお酒として顕著に現れるのが正雪であります。 独自の吟味があらわれる年は高い評価を得られるわかりやすいお酒 でもあります。 この他にもたくさんの銘酒があり、書き切れませんので、1点だけに しぼってみました。 ==================================================================== 後書き ここ数日の新聞の内容なんではありますが、当たり前のことがレアなこと として報道されています。 これは新聞の特性ですが、珍しいことを端的に述べてお知らせする。 どこで何が起こったのかとも書いてありますから、それ以上のことを 知りたい場合は、そこに出向くか連絡して聞く。この流れですね。 お寺での結婚式が乗っていました。 新郎さんは外国人で花嫁さんが日本人。 これを読み、お寺そのものの存在って何?って思います。 私のお寺の御住職さんもたまたま1月にこう説明してくれてました。 お寺とは自分自身をみつめるところ。毎日来たっていいし、結婚式だって やっていいんだよ。 私は死んでからお世話になるところかなあと常々思っていましたから、 そうなんだあと不思議さ半分に考えてしまいました。 魚の寿命についても書かれていました。 現在清水区三保の水族館には35才のウツボがいる。 これが一番の長寿ではあるが、20歳を越えているものも珍しくない。 この寿命の長さにもびっくりでした。 サメは生きている限り、大きく成長している。軟骨だから。 ではサメが35才まで生きたとしたら、その大きさはどのくらいになるのか? 鯨よりも大きくなるでしょう。 これが海に放たれたならば、世界最大で最強の水中生物か。 その上、クローン技術も導入するとなると。 とにかく何ごとも自分の経験値の中に放り込んではいけません。 お酒のことだってそうなんです。 下手に知識を得ると、満足していい気になり、その知識から想像できる 範囲のことしか現実として受け入れられなくなってしまうこともあります。 自然に触れ合い、自然を自然に受け入れるっていうことでしょうか。 ==================================================================== 私が直接送るお酒の御案内「酒ニュース」もあります。 「好きなお酒を飲めば飲むほどに幸せになる」 そんな酒ニュースのサンプルと御登録はこれらからどうぞ。 http://www.marukawaya.com/sakenews.html 頻度は月に1回から2回程度です。 ==================================================================== このメールマガジンの複写・転載はお酒を愛する方だけにOKです。 紹介する場合は、遠慮なく全文を転送して下さい。 どんどん紹介して、愛酒の輪を広げて下さい。 ==================================================================== 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。 貴重なお時間をすいませんでした。 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。 (http://www.mag2.com) 次回は3月30日に発行予定といたします。 登録・解除・アドレス変更は、以下からどうぞ。 http://www.mag2.com/m/0000017680.htm http://www.mag2.co.jp/m/0000017680.htm 静岡 丸河屋 http://www.marukawaya.com 担当 河原崎吉博 webmaster@marukawaya.com ☆☆☆″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″★★★ 。



