週刊メールジャーナル(権力と政財界の裏側)  RSSを登録する

新聞社のデスクで握りつぶされる幻の報道や、普通の雑誌が名誉毀損訴訟を恐れて書けない不祥事など、権力や社会的強者の知られざる不正な裏側を、国民の知る権利を守るため徹底取材しレポートします。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/06/24

■Weekly Mail Journal■2009/6/24 No.489

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2009/6/24 No.489   週刊メールジャーナル  読者数10847(前回)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


●石井一副代表が「民主党事件」に連続して登場するまでの「前歴」
(会員制経済情報誌『現代産業情報』6月15日号より転載)


民主党周辺がかまびすしい。

大阪地検特捜部が捜査する障害者団体向け郵便料金制度の悪用事件は、ついに
「事務次官候補」といわれる厚労省雇用均等・児童家庭局長の村木厚子容疑者
の逮捕にまで及んだが、最後に残る「政界ルート」が民主党議員であることは
自明だ。

村木容疑者の逮捕は、「議員案件のため、正規の手続きを経ずに証明書を発行
するよう(村木容疑者から)指示を受けた」という、先に逮捕された厚労省傷
害保健福祉部の上村勉容疑者の供述に基づいている。

その「議員案件」とは、石井一民主党副代表である可能性が高い。

この事件は、これまでに認可した日本郵便の新大阪支店長、新東京支店総務主
任、利用者側のベスト電器や通販会社・ウィルコ、障害者団体・白山会の会長
や代表など多くの逮捕者を出しているが、中央省庁へ波及するきっかけは、白
山会代表・倉沢邦夫容疑者の工作だった。

石井議員の元秘書だった倉沢容疑者は、石井議員に根回しのうえ、04年2月、
当時の障害保健福祉部長に電話をかけさせ、白山会への対応を依頼させたとい
う。それを部長は審査を担当する企画課長に伝えた。

当時の企画課長が村木容疑者であり、村木容疑者は「議員対応」を上村容疑者
に指示した。

「霞が関のルール」に通じた倉沢容疑者は、そうした根回しのうえで厚労省を
訪れ、担当係長に「白山会が障害者郵便の適用団体」であるという証明書の発
行を依頼、「議員案件」という引継ぎと指示を受けていた上村容疑者が、証明
書を偽造している。

当時、企画課長だった村木容疑者は、障害者自立支援法案成立への調整のため
に、国会議員からの要請に対処する必要があったという。

「捜査関係者などによると、村木容疑者の逮捕容疑となった04年6月ごろは、
法案作りが本格化し始めた時期。

当時、元部長や村木容疑者は反対を予想し、法案作りへの理解を求め野党議員
や関係団体への説明に奔走していたとされる」(『日本経済新聞』09年6月
16日付朝刊)

こうした時期だけに「議員案件」には慎重に対処、その議員が「野党の大物武
闘派」として知られる石井氏なら、そうした対応も当然だが、石井氏は「口利
きなどしたことはない」と、元障害保健福祉部長に電話した事実も否定した。

民主党には、このほか白山会会長の守田義国容疑者と牧義夫代議士との20年
以上に及ぶという長い人間関係があり、08年5月の衆院経済産業委員会で、
牧代議士は白山会とライバル関係にある団体を批判する質問を行なっている。

通常なら、厚労省のキャリア官僚逮捕につながった汚職事件は、「政界ルート」
にまで及ぶ。

ただ、今回、総選挙を9月までに実施するという政治状況を考えれば、いった
ん地下に潜らざるをえない。

総選挙後の「秋の陣」として再開されることになるが、石井議員には、マルチ
業者がつくった政治団体のネットワークビジネス推進連盟に呼応、健全なネッ
トワークビジネスを育てる議員連盟を立ち上げた過去がある。

こちらも1156万円の献金を受けた前田雄吉代議士(民主党を離党)が、業
界寄りの国会質問を続けてきた疑惑があり、名古屋地検特捜部が捜査を中断、
石井氏はまさに「民主党の火薬庫」のような存在だ。

石井氏は、自民党田中派、竹下派、新生党、新進党と渡り歩き、国土庁長官や
自治大臣・国家公安委員長も務めた大物で、野中広務氏にケンカを売るなど武
闘派として知られる一方で、東京地検特捜部が摘発したグランディー事件で事
務所が家宅捜査を受けるなど、カネ絡みのスキャンダルも多い。

その際、「秘書が勝手にやったこと」と、説明することが多く、94年9月に
摘発されたグランディー事件でも、「元私設秘書のKと(グランディー社長の
)河野さんとの個人的なつきあいによるもの」と、苦しい弁明をしていた。

今回も倉沢容疑者が、勝手に秘書名刺をつくって持ち歩いていたというのだが、
「口利き」は事件の中核を成す工作だけに、そうした通り一遍の説明で検察が
納得するとも思えず、マルチ問題も含めて、総選挙後に「民主党の火薬庫」が
爆発する可能性もある。



●検察が西松建設事件で「小沢捜査」を継続する理由
(転載同前)


西松建設の巨額政治資金事件は、19日に政治資金規正法違反などの罪に問わ
れた国沢幹雄前社長の初公判が開かれるなど、舞台は法廷に移った。

専従検事を残して「二階(俊博経済産業相)ルート」を継続捜査しているもの
の、「総選挙後に秘書を在宅起訴して終わり」(検察関係者)と、予測されて
いるだけに、マスコミの捜査への関心も薄れている。

だが、水面下では小沢一郎前民主党代表の政治資金をめぐる捜査が継続してい
る。

「今も、政治資金管理団体の陸山会に献金したゼネコンや土建業者が、特捜部
の呼び出しを受けている。名目は『公判対策』ということだが、実際は小沢個
人の政治資金問題を追及、脱税での摘発も視野に入れているようだ。

秘書逮捕を通じた捜査で、あっせん収賄などでの摘発は頓挫したが、政治資金
での不動産取得など、税金問題が残っているということだ」(前出の検察関係
者)

弊誌は、検察の「小沢捜査」を一貫して批判してきた。

No.622の「民主党代表選を論じる前に小沢捜査の是非の再検証を!」では、
「霞が関の総意」を受けた検察が、「司法の枠を超えて、『官益』のために動
いて政治を歪めた」という点を批判した。(本誌5月20日号に転載=本誌注)

また、No.623では「金権政治家の事実が続出する二階俊博経産相は説明責任
を果たせ!」と題して、バランス感覚で与野党の代議士を狙う検察の姑息さと、
二階問題の根の深さを指摘、徹底捜査すべきだと主張した。(本誌6月3日号
に転載=本誌注)

弊誌のスタンスは、次の一文に尽きる。

「つまり東京地検特捜部は、政権交代の障壁となった。そして『小沢首相』の
芽をつぶした。

検察もまた法務省を抱える行政機関ではあるが、国民から『政権選択の自由を
奪った』という意味で、今回の恣意的な捜査は、実に罪深い」(No.623)

その気持ちに変わりはないが、小沢一郎という政治家が「政治とカネ」のしが
らみを断ち切れない“弱み”を持つ点については、十分に承知している。

政治権力をカネで引き寄せた田中角栄と金丸信の衣鉢を継ぐ政治家である小沢
氏は、自らの政治団体をクリーンにすることはできない。

側近政治家を次々に切り捨てるのは、人を容易に信じることができないからで、
政治資金についても、最後まで秘書任せにすることなく明細は自分で把握、
「知り過ぎた秘書」は過去に何人も切っている。

西松建設事件で明らかになったように、「ウラの献金」を「表の献金」に変え
る努力はしている。

だが、「政治はカネ」「カネは力」の教えが身に沁み込んでいるから、カネを
すべて吐き出すことができない。

田中角栄元首相が土地に、金丸信元副総裁が金融債に変えていたのと同じで、
小沢氏は政治資金を個人名義のマンションに変えた。

陸山会など小沢氏関連の政治団体の資産は30億円を超え、そのうち10億円
は赤坂を中心とするマンション10戸(うち2戸は売却・譲渡)などの不動産
だった。

いずれも個人名義で、「実質的には陸山会のもの」と主張してきたが、既に講
談社に対して起こした名誉毀損訴訟で小沢氏は敗訴、「本件各マンションが陸
山会のものとは断定できない」と、裁判所に切り捨てられた。

裁判所の見解は“常識”に沿うが、「政治とカネ」について“常識”を欠く小
沢氏には、そこが理解できない。

だから、陸山会代表である小沢氏(甲)が、個人である小沢(乙)と交わした
という確認書をもとに、「個人名義は形だけ」という噴飯ものの説明をして恥
じない。

同じ詭弁で、将来、陸山会を継ぐといわれている息子にマンションを無税で引
き継ぐつもりだろう。

検察は総選挙後に、小沢個人と政治団体との間にある不分明な政治資金にメス
を入れようとしている。

「叩けば埃」という見込み捜査ではなく、民主党を敵に回し、マスコミに批判
されての捜査の中でつかんだ情報や資料に基づくものだけに、「次の捜査」で
は確実に追い詰める自信を持っている。

むろん小沢氏は政治生命をかけて反撃。「検察VS小沢」の最終章が、壮絶な戦
いになることだけは間違いない。


◆会員制(法人・個人)経済情報誌『現代産業情報』の購読のご希望は本誌が
お取次ぎします。お申し出いただけば、見本誌を無料でお送りいたします。



【以下は5月21日付《わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一
針」号外》より転載】

「NHKを正す会」へご支援を!
署名サイト↓でNHKにNOを突きつけて下さい!
http://www.shomei.tv/project-1030.html

NHKが平成21年(2009)4月5日に放送したNHKスペシャル シリーズJA
PANデビュー第1回『アジアの“一等国”』のあまりにも偏向した内容に驚
愕したNHK記者OB2人と同憂の士が語らい、NHKを公共放送の本道に引
き戻したいと願って「NHKを正す会」のサイトを創設いたしました。

NHKに対し良識ある国民の思いを突きつけるため「署名サイト」へのリンク
も用意しました。NHKが私たちの批判に誠実に対応しない場合は受信料の支
払いを停止する計画であり、ご賛同いただける場合は「署名サイト」でぜひと
もNHKへ「NO!」を突きつけていただきたく、お願い申し上げます。
http://www.shomei.tv/project-1030.html

1-上記をクリックすると署名TVと言うサイトに行きます

2-少し下までスクロールしてください。

3-「このプロジェクトに署名する」画像になりましたか?

4-そこで「今すぐ署名する」をクリックします。

5-「NHKを正す会」へ署名しますと言う画面が現れます

6-お名前は実名でもハンドルネームでも構いません。

7-匿名をクリックすれば名前は匿名で表示されます。

8-メールアドレスは正しく入力して下さい。確認メールが来ます。

9-年齢は受信料を払っているという証ですので、正しくお願いします。

10-性別も入力をお願いします。

11-職業は任意です。

12-郵便番号も任意ですが、都道府県は入力をお願いします。

13-市区町村・番地は任意です

14-コメント欄には口座振替、継続振込、クレジットカード継続払、支払コース
(2か月払、6か月前払、12か月前払)などを書き込んでいただきますとNHKに対
しての圧力が増しますのでお手数ですが、よろしくお願いいたします。

「NHKを正す会」有志一同

代表:大谷 英彦(元NHK政治記者)
同 :渡部亮次郎(同、「頂門の一針」主宰者)
http://nhk-tadasukai.iza.ne.jp/blog/



【お知らせ】

第22回社内広報サロン 8/21 金曜日
「社内報・コミュニケーション企画の展開を考える」
⇒http://www.commu-suppo.net/salon/20090619salon.pdf
---------------------------------------------------
株式会社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション
取締役 社内広報事業
ナナ総合コミュニケーション研究所 所長
豊田 健一
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-26-6
新宿加藤ビルディング5F
Tel : 03-5312-7471
Fax : 03-5312-7475
E-mail :toyoda@nana-cc.com
URL : http://www.nana-cc.com
URL : http://www.commu-suppo.net
---------------------------------------------------
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 週刊メールジャーナル 2009年6月24日 第489号(水曜日発行)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
    編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社
  〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201
ホームhttp://www.mail-journal.com/
メールadmin@mail-journal.com
転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る