2009/12/26
■赤松正雄の読書録ブログ>>> 打ちのめされるスターリンの悪逆無道ぶり <<<
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 携帯メールでお届け!ケータイ版「赤松正雄の読書録ブログ」配信中! 登録は→ http://m.mag2.jp/M0081344 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009年12月26日(土) ----------------------------------------------赤松正雄の読書録ブログ >>> 打ちのめされるスターリンの悪逆無道ぶり <<< 一度書評で取り上げておきながら、同じ媒体でもう一回触れるということ はおよそ珍しい。それをロシア通訳者の米原万理はある週刊誌の書評欄でやっ てしまった。その本とは斎藤勉『スターリン秘録』である。著者は、産経新 聞元モスクワ支局長。ことの経緯は、米原の『打ちのめされるようなすごい 本』にくわしい。要するに、スターリンの悪逆無道ぶりを徹底した資料の読 み込みを駆使して克明に描いた本であるのに、それを米原はどこかで一度読 んだものとの感じがして「トンデモ本、ゴミ本扱いにして一度は酷評」した のだ。あとで、それが間違いだと分かり、謝ったうえで改めて取り上げ、今 度は礼賛しなおした。 以前から、斎藤のこの新聞連載は凄いとの噂を聞きながらも、本になって からも読まずにいた。半年ほど前に文庫化されたのを機にようやく読んだ。 よくぞここまでやるとの思いがするほどの悪辣極まりないことをスターリン はつい半世紀ほど前にやってのけた。ヒトラーとの往復書簡など大スクープ とされるものなど豊富な内容が満載されており、興味津々で読める。先の大 戦の戦前から戦後にかけての国際政治史を追うものにとって必読の書だろう。 写真や挿絵なども結構ふんだんに入っており、実に読みやすい。なかでも 呆れたのは「スターリンの落書き」の項。「当時のブリュハーノフ財務人民 委員(財務相)が裸にされたうえ、男性器をひもで縛られて滑車でつるし上 げられている図」は、現実にはありえない絵柄だが、思わずしばし見入って しまった。スターリンはこの絵に自ら別紙で「政治局員各位へ。今日と将来 の罪のためにブリュハーノフを睾丸づりにせよ。つり上げても睾丸が切れな かったら裁判では無罪とみなし、切れたら川に沈めてしまえ」と説明を加え た。 この男のお陰で数え切れない人が死んだと言われてもピンとこないが、こ ういうことをやってのける人物だと知った瞬間、さもありなんと思う向きは 多かろう。ここで書かれたことは遠い過去のことではない。「シベリア抑留 問題は未解決のまま」であり、「スターリンがしでかした歯舞・色丹・国後・ 択捉の日本固有の北方四島の不法占拠はいまだ続いている」。ロシアの現政 権は、スターリンの国家犯罪を頑なまでに正当化している。その意味で厳然 とスターリニズムは生きているのだ。 -------------------------------------------------------------------- 赤松正雄(あかまつ まさお) 公明党政調副会長、同中央幹事、同外交安全保障調査会長、 同憲法調査会座長、同兵庫県本部代表 前衆院総務委員長、元厚生労働副大臣、元衆院国土交通委員長 http://akamatsu.kilo.jp/ablog/profile.html -------------------------------------------------------------------- ●「赤松正雄の読書録ブログ」 http://akamatsu.net/ -------------------------------------------------------------------- ◎購読の申込みと購読解除は・・・ 《まぐまぐ!》 http://www.mag2.com/m/0000016641.html 《メルマ!》 http://melma.com/contents/taikai/ (ID:00154183) ==================================================================== メールマガジン版 赤松正雄の読書録ブログ ──────────────────────────── 発行: あかまつネット事務局 office@akamatsu.net http://akamatsu.net 配信: まぐまぐ http://www.mag2.com/ マガジンID:0000016641 melma! http://www.melma.com/ マガジンID:00154183 ====================================================================


