2009/08/20
『電子耕 No.267-2009.08-20号』
********************************************************************* 隔週刊「農業文化マガジン『電子耕』」 第267号 -環境・農業・食べ物など情報の交流誌- 2009.08.20(木)発行 山崎農業研究所&編集同人 <キーワード> 環境・農業・健康・食べ物などの情報提供、高齢者と若者、農村と都市の 交流ミニコミ誌。山崎農業研究所&『電子耕』編集同人が編集・発行。 http://www.yamazaki-i.org *************************************発行部数 1218部*************** □ 目 次 □---------------------------------------------------- <巻頭言> 今だけ、口先だけを見抜こう 小泉浩郎 <山崎農業研究所 第35回総会・記念講演;速報> 2.風土再考――生命が結び合う確かな世界の創造 哲学者・内山 節氏 <84歳からのメッセージ> 三澤勝衛著作集『風土の発見と創造』(その6) 原田 勉 <多摩川源流を尋ねて> その13 是政橋とその周辺 安富六郎 <新刊紹介> 石川秀勇 著『間暇園耕 定年後の折りふしのノート』 原田 勉 <イベント情報> 第1回《地方農業を東京で盛り上げる会》 ~鉄板焼きで鳥取の最高の旬を味わいながら~ <編集後記> 伝えたいのは「あなたがた」ではなく「あなた」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <巻頭言> 今だけ、口先だけを見抜こう ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第45回衆議院議員総選挙が公示され8月30日に投開票されることとなり、各 党、マニフェストを出し舌戦が展開されています。 「この時だけ」それぞれの選挙区で声をからし、「口先だけ」格差の是正、 子育て支援、個別所得補償等甘い言葉を連呼しています。「この時だけの口先 だけ」の劇場型選挙戦が何をもたらすか。4年前の郵政改革選挙とその結果を 見れば明らかです。 地域社会や国民生活に密着した個々の問題も重要ですが、その基本となるこ の国のあり方を問うのが国政選挙です。食料・農業・農村問題でいえば、各政 党、各候補が、この国のあり方として食料・農業・農村問題を国土の視点、国 家の立場、そして国民の暮らしの実態から、どう評価し位置づけているかを見 極めることが必要です。そのことは、同時に私たち有権者が、「あなたはどう 考える」と問われることでもあるます。 山崎農業研究所は、「自給再考―グローバルゼーションの次は何か」を昨年 11月に刊行しました。新聞やブログ等で評価を受け多くの皆さんにお届けす ることができました。また食料・農業・農村問題で同じような立場にある隣国、 韓国で評価され翻訳されて出版されることになりました。 やっと国民一人一人が、自分の考えを政治に反映できる時が来ました。「こ の時だけの口先だけ」でない政党と政治家を国会に送り出し、そして自らも 「この国のあり方」を担う一人としての自覚を持ちたいと思う。 小泉浩郎 山崎農業研究所事務局長 yamazaki@… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <山崎農業研究所 第35回総会・記念講演;速報> 日時:2009年7月25日(土) 場所:NTC(旧太陽)コンサルタンツ5F 参加者31名 1.第34回山崎記念農業賞 受賞者挨拶 「有限会社 尾瀬ドーフ」代表 千明市旺氏 2.風土再考――生命が結び合う確かな世界の創造 哲学者・内山 節氏 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.風土再考――生命が結び合う確かな世界の創造 哲学者・内山 節氏 農業のなかでいちばん大切な価値は持続性である。農業は持続されなければ 農とは言えない。小さく細々としても、それが持続可能であればよい。私は群 馬県上野村と東京を往復しながら暮らし、上野村では村人、野生動物と生活を 共にしている。自分の経験に照らしたとき、農業の持続可能性を保証している のが、農業を包んでいるのが「風土」といえるのではないか。 風土については今までいろんな考えがあった。風土とは自己了解によって作 られ、思想はその風土によって作られる、と言った人もいる。自分なりのアイ デンティティー(ID)をどのように解釈するかによって決められると考えた人 もいた。 昭和のはじめの和辻哲郎の考えた風土論を拡張すれば、日本的風土のIDをモ ンスーン地帯である東南アジアまでの風土として拡張解釈することもできた。 これがアジア侵略に利用された。一方、大正から昭和にかけて活躍した三澤勝 衛の風土論がある。風土とはひとつでない、というのが三澤の基本的な考え方 であった。村の風土というものを細かく見ていくと、より細かい風土が見えて くる。風土とは単純に「エリア」でくくれるものではない。 三澤によれば、大気と地面がぶつかりあっている場所が風土であると。自然 という生命の営みと人間という生命の営みが重なりあっている場が地理学の対 象である。それは、かけがえのない生命世界を知るということであり、かけが えのない風土、そしてかけがえのない郷土があることを知る。そうしてはじめ て世界を知ることができると彼は考えた。 三澤は、地域産業は持続的でなければならないという主張の持ち主でもあっ た。それは、地域産業は風土と矛盾しない産業でなくてはならないということ でもある。地域産業についていえば、たとえばかつての養蚕は蚕を育てるだけ ではなかった。織るところまでふくめての養蚕であったし、和紙などもそうで あった。つまり後工程までふくめての農的世界というものがあった。また、地 産地消ということが最近よくいわれるが、それは、自分たちの生命体系がみえ る世界の「ミ=魂・霊」をいただくというのが本来の意味であって、単に距離 的に近いところのものを食べるだとか、近いからコストが安いということでは ない。 いまの不況は80年前の世界恐慌より深刻であると思っている。いま世界でお こっているのは、産業革命以降のモデルがすべてにわたってこわれているとい う状況である。そうしたなかで、わたしたちはどこに戻っていくかを真剣に考 える時代にさしかかっているのではないか。それは、私たちの世界は何によっ てつながっていくのかという問いともつながってくる。生き直すための出発点 として、風土であるとか生命的世界に注目する必要がある。 (文責 安富・田口) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <84歳からのメッセージ>三澤勝衛著作集『風土の発見と創造』(その6) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前号 http://archive.mag2.com/0000014872/20090806203000000.html に引き続き三澤勝衛著作集の紹介を「解説」抜き書きから紹介したい。 ■「日本」の風土認識は、子どもたちの将来に託す このような学びが「われらが郷土日本」の根本理解であるが、その探求対象 はここで述べられている米作・養蚕・冬季副業の三つの産業に限定されるもの ではないであろう。三澤は、地域での講演や著作の各所で米作や養蚕への過度 な集中を問題にし、風土に適した作物、家畜、山野草、山果の発見と利用、そ の加工、商工業も含めて風土産業が有機的につながる連環経営を強く訴えてい る。探求対象の選択によってさらに、上述したような個性的な地域すなわち 「風土文化」が多彩に展開し調和する日本列島の風土が浮き彫りになるだろう。 そうした点も含めて、正解を決めつけない、つまり「確定的な説明を、彼ら 被教育者の将来に持ち越させ」るとしているのは、郷土を郷土たらしめる風土 =実体、さらには日本を日本たらしめる風土=実体を、どこまでも探求し続け る学びのサイクル、教育への大きな期待であるといえないだろうか。 ■外国の探求…太陽系時代を生きる「主体」を育てる 第四章の外国地理教育論では、もはや子どもも含めて人びとの生活が世界に 広がっている時代には、郷土地理と日本地理と外国地理は一元的・全一体的に とらえるべきとしながら、先に紹介した郷土地理教育を基礎とする「外国教材 の郷土化」「郷土地理の延長とくに充実としての外国地理教育」を、具体的な 教材とその探求例とともに示している。 そして、「郷土地理教育の充実」ということが、冒頭で紹介した太陽の黒点 観測にかかわる。これまであまり言及されることのなかった三澤風土論と太陽 黒点観測との関係が、この章でふれられる。太陽の周期的活動など宇宙の大変 動がもたらす「風土」への影響を知ることの大切さを、巨大樹木の年輪の周期 や、世界の主要戦役の周期などの例もあげながら指摘する。 すでに述べたように、風土は郷土の小範囲から、日本、世界各地方、地球、 さらに太陽系、宇宙という広範囲にまである。大きな歴史の流れすなわち「時 代性」の中で、それぞれの「風土性」のなにを顕在化させて活用していくか。 その時代を生きる人びとが「主体」となってその役割を担わなければならない。 三澤は、国勢など時代性は短期的に変化し移ろいやすいが、文化の根源たる風 土性はきわめてゆっくりと変化するという。その時代性と風土性をどう調和さ せるか、これも被教育者の将来に託される。 三澤は太陽黒点に、来たるべき「太陽系時代」の風土性をも観ていた。その 宇宙から微小風土までつながる大自然を生かし大自然と調和して生きる主体が 育つ原点を、地域風土の探求に求めたといえる。地域個性が育ちそれらが互い に調和する世界が育つことと、そのような歴史・社会をつくる主体が育つこと を一体的に進めようというのが、三澤の風土の思想による教育であり、地球環 境時代の現代への大きな課題提起ともいえるだろう。 ■世代・地域がつながる「地域発見・自己発見ネットワーク」 三澤「風土論」「地理教育論」は、各地の膨大な実地調査をもとにまとめら れている。諏訪中学の生徒たちは、平石屋根の分布、流し場と生け垣調査、飲 料水調査など多数のテーマを実施し、一人ひとりが中学生(現在の中学~高校 一、二年生)とは思えないほど、精密な地図入り報告書を作成している。 また、三澤は桜の開花、梅や柿などの分布、農業などの諸産業、その成績、 気候など自然現象、民家や集落、温泉や地下水といった資源などなど多彩な調 査を、各地自治体、信濃教育会地区組織、小中学校(教職員、児童、生徒)、 農会、青年会、商工会などの協力によって実施している。悲願に終わった「信 濃地理」(長野県全域の風土を明らかにする)の集大成のためであったが、子 どもたちまで参加した「地域発見・自己発見ネットワーク」はまさに壮大であ り、今日に受け継ぎたい水脈である。(木村信夫) 解説 木村信夫・三澤勝衛著作集編集委員 (フリー編集者、農・食・食農教育分野で活動、長野県諏訪清陵高校出身) <お礼の言葉> 本稿で三澤勝衛著作集の紹介を終わるに当たって、解説者木村信夫さん、な らびにこの本を貸し出してくださった農文協図書館に厚くお礼を申し上げます。 第二巻「地域からの教育創造」目次詳細 http://www.ruralnet.info/zensyu/misawa/vol2_index.html 三澤勝衛著作集|風土の発見と創造 総合案内(各巻構成・目次詳細) http://www.ruralnet.info/zensyu/misawa/ 三澤勝衛著作集 風土の発見と創造 全4巻(田舎の本屋さん) http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_4540082086/ 三澤がこだわりつづけた「野外凝視」による風土の発見が今、輝く。 -「風土」の発見は無限の可能性を引き出す- ■地域に秘められた力=「地域力」「風土」の発見と活用の手法を提示 ■地域振興プランの立案から産業連携、景観づくり、災害対策まで ■高品質・低コストの農業生産、特産開発と暮らしづくり ■子どもに地域への誇りが生まれる-地域からの教育創造 ■地理教育・歴史教育は地域をつくり、世界をつなぐ! 著者 三澤勝衛(みさわ かつえ) 著 三澤勝衛先生記念文庫 協力 定価 29,400円 (本体28,000円、税1,400円) ISBNコード 9784540082085 発行日 2009/04 出版 農山漁村文化協会(農文協) 判型 A5判 長野県諏訪清陵高校 http://www.nagano-c.ed.jp/seiryohs/ 三澤勝衛先生記念文庫(長野県諏訪清陵高校内) http://www.nagano-c.ed.jp/seiryohs/bunken/mb/mb_main.html 山崎農業研究所会員・『電子耕』編集同人 原田 勉 tom@… http://nazuna.com/tom/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <多摩川源流を尋ねて> その13 是政橋とその周辺 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 多摩川右岸(多摩市)から左岸(府中市)に是政橋を渡る。この橋は両市を 結ぶ幹線なので交通は頻繁である。近くには府中競馬場、その東側には競艇場 があり、それらの開催時には橋はさぞ混雑すると思われる。 是政とは、いかにも戦国武将に登場してきそうな名前だ。記録によれば戦国 時代に鎌倉幕府の落城後に、小田原城の家臣であった井田是政が北条軍の落人 としてここに村を開いた。井田でなく是政となったのも、その名前の風格によ るものであろうか。昭和になって(1930年頃)競馬場の建設時に買収用地の一 部にあった墓を近くの寺に移すことになっていたが、井田家の強い要望で、た だ一軒、競馬場内に残った。馬場の一角に据え置かれた墓はいまもあることに ついては府中市史(市教育委員会)に詳しい。 多摩川競艇場は多摩川の河川敷内ではなく、堤防内(市街側)にある。かっ てここは砂利採掘場であった。その跡地を競艇場に衣替えした。取水は地下水 から行い、水位も高いので容易にポンプアップできる。これは河川の水利権と 抵触しない。さらに砂利運搬の路線は旅客線(多摩川線(是政線))に利用す れば競艇開催時の絶好の交通機関となる。これらの条件から採掘場跡地を競艇 場にしたとは、よくぞ考えたものと感心する。 府中市は文教の街、大企業の城下町である。また律令時代の武蔵野の古都で あり、六所宮(大国魂神社)はじめ名所旧跡の豊富なところである。運動公園、 レクリエーションなど、公共施設も良く整備されていると言われている。この 左岸の河川敷も一面に緑地帯となっていて、堤防道路はハイキングに快適であ る。しかし残念なことに、堤防には樹木がなく日陰もないので、夏の暑い日に はハイカーは気にするかもしれない。ところどころに木陰を作れば良いと思わ れる。 南武線(立川→川崎)とそれに平行した武蔵野貨物線の多摩川鉄橋がある。 府中本町から東神奈川方面に通ずるこの貨物線は、地図には示されていないこ ともある。正式には武蔵野南線と言うのだそうだ。武蔵野線は山手貨物線の代 替のために1927年(昭和2)には、すでに「東京外環貨物線」(貨物専用線)と して計画されていた。戦争中、計画は物資の不足で中断し、戦後1964年(昭和 39)に再開された。 その頃、山手線の米軍ジェット機燃料を積んだタンク列車の(新宿駅構内で の)火災(1967)は社会問題となった。キューバ危機(1962)以来、国際情勢 は極めて緊張していた時代であるから、危険な列車の多くが都心を通過してい たのであろう。このこともあったのであろうか、工事は進んだ。地図を見ると 武蔵野南線の大部分はトンネルである。途中には停車駅もない。さらに普通で は考えられないほど、市街の地下を最短距離で走っている。 トンネルを掘ると周辺地下水は大きく変わる。井戸や池の枯渇、地盤沈下な ど、さまざまな支障の原因となるので、市街地ではこのような路線は今では簡 単に認められそうにない。貨物線と言っても、旅客用として十分に高規格路線 であることはレールからも分かる。多摩川右岸の台地(多摩丘陵)に広がる軍 の基地に入るかと思われるように、近くを通っている。ヒミツ基地につながっ ているのでは、と鉄道ファンには人気の高い路線である。そのためか、多摩川 鉄橋の先に見えるトンネルは「ふしぎの国」への入り口のように見える。鎌倉 方面への臨時の旅客電車もあるようなので、あじさいの頃に一度は乗ってみた いと思う。 (安富六郎 山崎農研会員 電子耕編集同人) 安富六郎 山崎農研会員 電子耕編集同人 yamazaki@… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <新刊紹介> 石川秀勇 著『間暇園耕 定年後の折りふしのノート』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山崎農研の石川秀勇さんから自費出版本をいただいたのでご紹介します。 (かんかえんこう) 『 間暇園耕 定年後の折りふしのノート』 この本掲載の「私の農的生活」は、『電子耕』の NO.122-2003.02.20号~NO.134-2004.05.20号に連載されました。 なお、この本の配布は既に終了したとのことですので、お読みになりたい場合 は農文協図書館(*1)の原田勉文庫(現在整理中)もしくは国会図書館をご利用 ください。(いずれも閲覧のみ) <目次> ●私の農的生活 【ノート】 ふるさとの畑にブルーベリーを植える ブルーベリーは酸性土壌でよく育つツツジ科の植物 伸びる雑草対策に汗をかく(1) 伸びる雑草対策に汗をかく(2) マイカーで通作、ユニットハウスを構える ブルーベリーで大切な土壌水分管理の作業 好アンモニア植物であるブルーベリーの肥培管理 道を通る人々との立ち話 病害虫や野鳥などによる被害への対策 開花と着果、それから剪定整枝等の作業 全国ブルーベリー産地シンポジウム ブルーベリー果実の効用と多様な食べ方 ●追記 有機物資材のマルチ全面使用 防鳥網の工事の施行 摘み取りと果実の扱い ブルーベリーの品種とカキなどの他の果樹の植栽 害虫対策 野菜などの栽培 ユニットハウスでの時間 【略図】 ●今週の提言 【ノート】 国産冷凍野菜の生産と消費者交流 家畜の健康は現代畜産の最重要な課題 〈食と農〉によるまちづくり 麦づくりの地の「うどんの里」振興会 博物館の郷土食講座 閉幕した愛・地球博 郷土博特別展の染谷亮作伝 コープの産地見学会に参加して 風物誌としての農具市 環境保全を重視した農業生産の推進 高齢農業者の健康とリタイア 地震災害と防災訓練 コメの価格下落と食生活改善の願い 地域振興における農業と商工業との連携 「農」の景観と耕作放棄地の解消の取組み レベルを高めた農業技術の体得と実践 快適な季節 農村散歩を! 【略図】 ●現地報告 都市化地域における《まちづくり》と「農」 -エダマメ生産が盛んな千葉県野田市の近年の取り組み- 【ノート】 はじめに 1 都市化への動きが活発になり始めた時代 (1)一九六〇年頃までの野田市の農業概況 (2)野田市の醤油産業と農業 (3)一九六〇年代における野菜の生産振興 2 野田市におけるその後のエダマメ生産の展開 (1)野田市のエダマメ生産の地位 (2)エダマメの特性と野田市におけるエダマメ生産 3 市民参加による《まちづくり》の計画づくり (1)まちづくり市民委員会とそこでの論議 (2)野田市総合計画(二〇〇一-二〇一五)の主な内容 (3)野田市における農業と工業の現況 4 エダマメを前面に出しての《まちづくり》活動の展開 (1)『まめバス』の運行の開始 (2)まちづくりの講演会と提唱 (3)エダマメを前面に出しての諸活動の展開 (4)「まちづくり(政策立案)研修報告書」から おわりに ●ワークショップの記録 〈技〉の遂行に伝承の知恵を活かす 左官のプロが語るボケ酒等の作り方と使い方 【ノート】 左官の仕事-〈技〉の遂行には体調の保持がいのち ボケ セキ止め・神経痛に マタタビ 虫えい酒で強壮・強精に クサギムシ 熱射病に オオバコとドクダミ 蓄膿症などに カルシウム 有精卵の殻からとる キクイモ 糖尿病に ヤマトイモ 頻尿、尿もらしに おわりに 補記 ワークショップの企図と翌日T氏のところで学んだこと 千羽鶴(コテ絵)について 馬の彫刻について 極楽浄土を祈願する絵馬について まとめ あとがき 編著 石川 秀勇(いしかわ ひでお) 昭和13年群馬県生まれ 所属組織(平成21年3月現在) (社)日本技術士会、(社)大日本農会、 山崎農業研究所、農相地域計画研究会 日本ブルーベリー協会 など 平成21年6月 発行 (*1)農文協図書館 http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/ 山崎農業研究所会員・『電子耕』編集同人 原田 勉 tom@… http://nazuna.com/tom/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <イベント情報> 日本リーディング総合法務事務所 松本朋浩さんから 第1回《地方農業を東京で盛り上げる会》 ~鉄板焼きで鳥取の最高の旬を味わいながら~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■日時:平成21年8月25日(水)20時~22時 ■定員:30名様 ■場所鉄板焼き『みやこ亭』 帝国劇場店 東京都千代田区丸の内3丁目1-1 電話:03-5220-2299 (日比谷線) 日比谷駅下車4分 (有楽町線) 有楽町駅下車0分 (千代田線) 日比谷駅または二重橋駅下車4分 (都営三田線)日比谷駅下車0分 ※B3出口が帝劇地下2階に直結 ■参加費7,000円(飲み物代含む) ■持ち込む 旬の食材 関東にはほとんど流通していない、こだわりの有機野菜、 和牛、果樹、地酒など。鳥取県産。 また、皆様のご出身地の旬の食材なども持ち込んで頂き、 PRやプロモーションの場としてもご活用頂ければと思います。 ■詳細は、は以下をご覧ください。 http://www.jlh.jp/ag0825/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <編集後記> 伝えたいのは「あなたがた」ではなく「あなた」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 近ごろ「青春小説」にはまっている。 いま読んでいるのは、森絵都さんの『永遠の出口』。主人公・紀子の小学校3 年から高校3年までの変化と成長を描く連作集である。 そのなかに、中学1年の紀子が同級生の千佐堵に諭される場面がある。紀子は こう思う。“彼女が目の前にいる私にではなく、その背後にいる大勢に語りか けている気がする”と。 この箇所を読んでドキッとした。 仕事としてかかわっている書籍にせよ雑誌にせよ、そしてこのメルマガにせよ、 読み手の具体的な姿は見えない場合が多い。言葉を投げかける相手は、読んで ほしい/伝えたい「あなた」というより、読者一般としての「あなたがた」と なりがちだ もちろん、私的な手紙でもメールでもないのだから「あなたがた」となるのは 当然といえば当然かもしれない。しかし、とも思うのだ。食も農も環境も抽象 的・一般的な「あなたがた」の問題でなく、「あなた」の、そしてそれ以前に 「わたし」の問題である、と。 先日(08/16)、朝日新聞の読書欄に当研究所発行の『自給再考―グローバリ ゼーションの次は何か』の紹介記事が掲載された。この本には、「自給」につ いて他人ごとでなく、わがこととして考えてほしいという、「あなた」へのメ ッセージがこめられている。そして、記事の書き手の大江正章さんはこのこと をしっかりと伝えてくださっている。 記事を読んでいない方がいれば一読をおすすめしたいし、さらに一歩すすんで 『自給再考』を手にとっていただければこれほどうれしいことはない。 2009年08月20日 山崎農業研究所会員・田口 均 yamazaki@… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山崎農業研究所編・発行/農山漁村文化協会発売 『自給再考――グローバリゼーションの次は何か』 (発売:2008/11 定価:1,575円 ) http://shop.ruralnet.or.jp/search_result.php?mode=detail&id=011701&b_no=01_4540082955 たくさんの書評・紹介記事をいただいています。感謝・感謝です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎森川辰夫さん[new!] NPO法人 農と人とくらし研究センター/資料情報 http://www.rircl.jp/shiryo.htm ◎日本農業新聞/書評 (2009/01/19 評者:日本農業新聞編集委員 山田優) http://yamazaki-i.org/ (画面トップの「書評はこちらから」よりアクセス下さい) ◎毎日新聞/今週の本棚・新刊(2008/12/21) http://mainichi.jp/enta/book/news/20081221ddm015070022000c.html ◎小谷敏さん(大妻女子大学) 日本海新聞コラム「潮流」/「自給」の方へ(2009/01/31) http://blog.goo.ne.jp/binbin1956/e/c895f6619b30ba7725e264b4daa75219 ◎白崎一裕さん((株)共に生きるために) 月刊とちぎVネットボランティア情報vol.158/しみん文庫 http://yamazaki-i.org/ (画面トップの「書評はこちらから」よりアクセス下さい) ◎大内正伸さん(イラストレーター・ライター) ブログ:神流アトリエ日記(3)「書評『自給再考』」 http://sun.ap.teacup.com/applet/tamarin/20081204/archive ◎塩見直紀さん(半農半X研究所、執筆者) ブログ:半農半Xという生き方~スローレボリューションでいこう! 立国集。 http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/diary/200812270000/ ◎戎谷徹也さん(大地を守る会) ブログ:大地を守る会のエビちゃん日記 “あんしんはしんどい” 「自給率」の前に、「自給」の意味を http://www.daichi.or.jp/blog/ebichan/2008/12/16/ ◎吉田太郎さん(長野県農業大学校教授、執筆者) キューバ有機農業ブログ 自給再考の本が出ました http://pub.ne.jp/cubaorganic/?entry_id=1822182 ◎関良基さん(拓殖大学政経学部) ブログ:代替案 書評:『自給再考 -グローバリゼーションの次は何か』 http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/cb22650fa39384bdd22b61440fa81fa0 ◎ブログ:本に溺れたい グローバリゼーションの次は何か http://renqing.cocolog-nifty.com/bookjunkie/2009/01/post-841e.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎お願い「<読者の声>の投稿規定・メールの書き方」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1、件名(見出し)を必ず書いて下さい。「はじめまして」は省略して、言い たいことを具体的に。 2、氏名・ハンドルネームは、文末ではなく始めのほうに。 3、1回1テーマ、10行位に。 4、ホームページを持っている人は、文末にURLを。 5、JIS X0208 規格外の文字(機種依存文字)のチェックを。 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