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2008/07/25

[WNM 7/25]政治的シオニズムに反対を

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[1]海外便り  ○増えるサイクリスト(米国)
[2]特集    ◆政治的シオニズムに反対を
[3]世界の論調 ◆被告を差し出したセルビア(英紙)

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[1]海外便り(ブログ http://blog.worldtimes.co.jp/ …世界おもしろニュース)
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○増えるサイクリスト(米国)

 米国は自動車社会。車がないと全く生活できないとは言えないが、相当の負担
を強いられる。広大な土地があるため、街の区画がかなり大きく造られており、
近くの家でも歩いて移動するのに一苦労する。買い物できるエリアが限られてお
り、そこに行くのに車がないと文字通りお手上げ状態となる。

 それこそ歩いてどこへでも行けるマンハッタンのような街は大都会のみ。ボス
トンをはじめ、ある規模以上の街には地下鉄や新型の路面電車など公共交通機関
が整っている。しかし、それも限定された地域だけで、郊外に行くとなると、当
てにならない路線バスが頼みの綱。どうしても車が必要となってくる。

 しかし、このところのガソリン高騰。5分や10分の距離ならば、何とか節約し
たいと思うのが人の常。そこで、バイクや自転車を車代わりに利用する人が増え
てきている。

 もともと、ここ4、5年の傾向としてスポーツ・サイクリングをたしなむ市民
が増えてきていたのも追い風。

 渋滞でうんともすんとも動かない車の横をスポーツ・サイクルが駆け抜けてい
くのは爽快なものがある。州道など時速70キロ近いスピードを出すことができる
道路にもサイクリストらは入ってくる。

 危険だと思うのだが、彼らの多くが手信号と交通慣例、マナーをわきまえてい
るため、事故に遭っている現場を見たことはない。

 日本でもまねればいいと思う慣例だ。(N)


♪ブログでコメント
http://blog.worldtimes.co.jp/archives/51109982.html

??クイズで遊ぼー
∀  ↓「世界3択クイズ」↓「英語ことわざクイズ」(試験にでる?)
http://www.worldtimes.co.jp/cgi/taku/santaku.html

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[2]特集…政治的シオニズムに反対を
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●反ユダヤ主義を克服する道

 反ユダヤ主義の高まりの真の原因は、政治的シオニズムに対するものであり、
ユダヤ人は政治的シオニズムに対して沈黙を破り反対すべきだ。他方、非ユダヤ
教徒は反ユダヤ主義克服の努力をすべきだ。
(ミドル・イースト・タイムズ紙、7月14日)
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 反ユダヤ主義を克服しようとする国際的な努力にもかかわらず、米国務省が最
近発表した報告書は、世界中で反ユダヤ人感情が依然として高まっていることを
示唆している。報告書は、「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)から60年以上たっ
た今、反ユダヤ主義は単に歴史上の事実なのではなく、現在起きていることだ」
と述べている。

 特に著しい点は、同報告書が「伝統的反ユダヤ主義」と対比して「新反ユダヤ
主義」と呼ぶものだ。「新反ユダヤ主義の特徴は、意図的であるか否かにかかわ
らず、すべてのユダヤ人に対する偏見を助長する効果を生んでいる、シオニズム
またはイスラエルの政策に対する批判であり、イスラエルとイスラエル人を悪魔
視してイスラエルの過ちをユダヤ人の特性のせいにしている」と述べている。

 換言すれば報告書は、しばしば国際法を無視したシオニスト国家の行動に関し
て人々が知るようになったことが、反ユダヤ主義感情を引き起こしている、と示
唆している。報告書は、論争になっているイスラエルの対パレスチナ人政策――イ
スラエルの指導的修正主義歴史家でホロコーストの生存者の息子であるイラン・
パッペ教授が「民族浄化」と呼んでいる政策――を批判することにより反ユダヤ主
義を矯正するように提案している。

 英テレビITNおよび英国放送協会(BBC)のパノラマという番組の元特派
員だったアラン・ハート氏は、反ユダヤ主義の高揚に対する報告書の懸念を共有
し、「再び反ユダヤ主義の怪物が大暴れをすることを防止する」と表明してい
る。同氏はおそらく、パレスチナ解放機構(PLO)の元指導者ヤセル・アラ
ファト氏、およびイスラエルのゴルダ・メイア元首相と面会し親交を結んだ唯一
のジャーナリストであり、そのためこの(イスラエル・パレスチナ)紛争を舞台
裏から見詰めることができた。

 ハート氏は反ユダヤ主義を克服する新しい解決策を持っている。同氏はこの問
題を根本的に取り除くことを提案している。ハート氏にとって、パレスチナ人に
影響を及ぼすばかりでなくユダヤ教を害してきたのは政治的シオニズムだ。政治
的シオニズムはその「権力の傲慢と独善」により、「眠っている伝統的な反ユダ
ヤ主義の巨人の再覚醒」を誘発した。

 イスラエルの政策がユダヤ人に有害であると宣言するのはハート氏1人ではな
い。1世紀前、シオニズムの国家が存在さえしない時に、精神的なシオニズム
(エルサレムをユダヤ人の精神的中心と見なし、ユダヤ人の文化と歴史を尊重す
る)の指導者アハド・ハアム氏は、ユダヤ人のナショナリズム(政治的シオニズ
ム)はその建国者たちに道徳的原則を放棄するよう要求するだろう、と予想し
た。ハアム氏は初期のユダヤ人移住者に対して、「アラブの農民を軽蔑する」と
いう「大きな過ち」を警告した。

 しかしハート氏は、シオニズムが国際協定に従っていないことを包み隠すより
も、ユダヤ教と政治的シオニズムが決して同義語ではないという事実を明らかに
することが、反ユダヤ主義に対する持続可能な解決策であると思っている。彼の
最新の著書「シオニズム− ユダヤ人の真の敵」はこのメッセージを伝えている。

 ハート氏は、「キリスト教やイスラム教と同様に、ユダヤ教の核心には道徳的
価値観および倫理的原則がある。宗教の中心としてエルサレムに関心を向ける限
りにおいて、すべての宗教的ユダヤ人は自らを精神的シオニストとみなし得る。
しかし、政治的シオニズムは別のものだ。それは、主としてテロと民族浄化に
よってアラブの中心地域に一部のユダヤ人のための国家を造った偏狭な植民地主
義者のイデオロギーだ。そうすることによって、それはユダヤ教の道徳的価値観
および倫理的原則を否定した」と説明する。

 ハート氏は、この違いを知ることにより次の2つのことが説明されると考えて
いる。「1つは、どうして反ユダヤ主義にならずに熱烈な反シオニスト(シオニ
ズムの植民地事業に反対する)であることが完全に可能なのか。 もう1つは、
シオニスト国家であるイスラエルの最も強硬で核心的な政治的少数派のシオニス
トの犯罪を、すべてのユダヤ人のせいにすることがなぜ間違っているのか」

 ハート氏が提案しているのは、新しい「ユダヤ人と彼らの神との間ではなく、
ユダヤ人と非ユダヤ教徒との間の契約。ユダヤ人はシオニズムに反対することを
約束し、非ユダヤ教徒は反ユダヤ主義に反対することを約束する契約」である。



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[3]世界の論調
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◆被告を差し出したセルビア(英紙「デーリー・テレグラフ」)

 その異様な風貌を考えると、かつては欧州で一番見覚えのある人物の1人だっ
たラドバン・カラジッチ被告が、偽名を使ってベオグラードで生活し、働くこと
ができたのは驚きでない。

 しかしながら、公式であれ非公式であれ、セルビア当局からの助けもなく 12
年間逃げおおせたとは簡単に信じられない。

 否定はされているが、セルビア新政府はハーグにある国連の旧ユーゴスラビア
国際戦犯法廷にカラジッチを引き渡す意向を示し、ある種の国際的な報償を求め
ている。

 長い間、国際社会から排斥されてきたセルビアは、欧州連合(EU)加盟を望
んでいる。カラジッチ被告の拘束は、まさにこのセルビア加盟問題を協議する
EU首脳会議とタイミングよく重なっており、なにか疑いたくなる。

それにもかかわらず、ミロシェビッチ後のセルビア歴代政権ができなかった約束
をタディッチ大統領の政府が実現したのだから、タディッチ氏は祝福され、激励
されるだろう。

 拘束に対する反発の気配があれば、タディッチ氏もセルビアの民族主義勢力に
振り回されるだろう。民族主義勢力の指導者は昨日、カラジッチ氏を戦争犯罪人
ではなく「セルビアの伝説」と呼んだ。

 しかしながら、これでセルビアはEUに加盟する候補国としての地位を維持で
きるが、1945年以来の欧州最悪の残虐行為にもっとも責任のある別の人物も被告
席に着けさせなければ、加盟候補国の上座にセルビアを置くことは認めるべきで
ない。

 ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時にセルビア人勢力の軍最高司令官だったムラ
ディッチ被告は、政府の支配が行き渡らないセルビア軍の一部によって保護さ
れ、比較的最近まで、年金を受け取ってさえいたと言われる。

 もしカラジッチ被告がベオグラードで偽名を使って生活できたのなら、ムラ
ディッチ被告も、生きていると推定すれば、拘束は難しいのではないかと思って
しまう。

 彼が拘束されるまで、セルビアをEU加盟の候補として公式に認めるべきでない。
(7月23日)


●その他…
http://www.worldtimes.co.jp/wtop/paper/main.html

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■編集後記
▼世田谷から永田町へ自転車で通っていた国会議員がいました。国道246号線
は混み合う幹線道路で、車との接触など危険がいっぱいありそうですが、今では
結構、自転車“通勤”をしている人を見かけるようになっています。東京を自転
車で移動すると、意外な発見に満ちています。電車や地下鉄では東京が点で認識
されますが、自転車移動では線から面で知るようになり、新橋から赤坂まで意外
に近いことを“発見”したりします。海外便りで紹介された米での自転車乗りが
増えているという話、原油高騰の折から、自動車から自転車に乗り換える人も増
えてきているようです。朝の通勤時間帯に、バスラインとともに自転車ラインを
確保してもらうと助かります。(S)
【声の投稿・質問】  wnm@worldtimes.co.jp
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