紅茶通信 ☆ Liyn-an TEA TIMES RSSを登録する

美味しい紅茶の情報、正しい紅茶の知識、紅茶の産地情報、美味しい紅茶の淹れ方など、紅茶の多彩な情報をお届けします。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/01/19

Liyn-an TEA TIMES No.244 インド茶園紀行 再びカルカッタ  世界遺産・ダージリン鉄道 壁紙ダウンロード

この記事を取り寄せる

|***********************************************************|
|Ooo.....oooO☆   紅 茶 通 信   ☆Oooo.....ooO|
|                                                           |
|       Liyn−an  TEA  TIMES   No.244         |
|                     by TEAS Liyn-an      発行 2008/1/17   |
**********************TOPICS***************************
|                                                           |
| ◆2007年 インド茶園紀行 再びカルカッタ ◆            |
|                                                           |
| ◆世界遺産・ダージリン鉄道   壁紙ダウンロード ◆          |
|                                                           |
*************************************************************
|このメールマガジンは、まぐまぐ と メルマから発信しています |
|購読の中止  http://Liyn-an.com/tea_room/mag/               |
|紅茶の販売  http://Liyn-an.jp/                             |
|お店の紹介  http://Liyn-an.com/                            |
|バックナンバー http://Liyn-an.com/tea_room/mag/search.htm  |
*************************************************************
| ◆2007年 インド茶園紀行 再びカルカッタ ◆            |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

前々号では、カルカッタに来てホテルの紹介で終わりましたよね。
今回はそのホテルヒンダスタンインターナショナルの朝からです。

例によって朝早く目が醒めましたので、また写真を撮りに表通りへ。

というか、来たときに泊まったサナトゥールホテルから、撮影のた
めに出てきた大通りにこのホテルヒンダスタンインターナショナル
は建っているんですね。
ですから、「表通りへ出て」というより、「ホテルから出て」と言っ
た方が正確です。

1度出て撮影している通りですので、様子がわかっていて、安心し
て撮影が出来ました。「では、その写真を。」というところなんで
すが、実はこの時撮った写真は、すでにこの紀行で使ってまして。
^^;

今までお見せしていない写真だけ少しお見せしましょうか。

これはもう定番となっているインドのバスです。ドアは開きっぱな
しで、飛び乗り飛び降り当たり前。
http://liyn-an.com/india/07-135.jpg

と、思えば時々こんな近代的なバスも走っています。
http://liyn-an.com/india/07-136.jpg

次の写真は、こういう写真を載せるべきかどうか、そうとう悩んだ
写真です。
でも、経済成長が著しいインドの実情をそのまま知っていただく事
も必要だと思って、あえて載せる写真です。

千数百万人がすむインドの西の玄関口、国際都市のカルカッタの、
それも五つ星のホテルの目の前の道路ですが、最下層の人達は裸足
で、着る物もろくに無く、腰布1枚だけで荷車を引いています。
見たくない人は読むだけにしてクリックしないでください。
http://liyn-an.com/india/07-137.jpg

侵すことが出来ないカースト制度が有るためですが、これもIT大
国と言われるインドの一面です。

もう一つ、19世紀から20世紀初頭にかけては、先進国であるイ
ギリス自体も、非常に厳しい階級社会でした。
そのイギリスの階級社会がそのままインドの階級社会に溶け込んで
いったのが、今のインドであると言っても良いと思います。

そして、そのイギリスの階級社会の上に成り立ったのが、アフタヌー
ンティーであることも、また事実です。

今、私が彼らに対して、継続的に出来ることは、紅茶を買う事だけ
です。
埃にもならないほんの僅かなことですが、私が紅茶を買うことで、
少しでも彼らの国を豊かにする事が出来れば、と、思っています。

もう少しきれいに写っている写真も有るのですが、彼らもちゃんと
プライバシーを持った人間です。ですから、あえて顔のわからない
ようにズームリングを回し、ぶらせた方の写真を掲載しました。

ごめんなさい。話が重くなってしまいました。


流し撮りが上手く行ってなくて、被写体振れしまくりですが、こち
らはカルカッタの牛乳屋さん。
朝、自転車でミルクを運ぶ風景はよく見かける風景です。この朝見
かけただけでも数台の自転車が牛乳を運んでいました。
http://liyn-an.com/india/07-138.jpg

インド人は宗教上の理由で、絶対に牛を食べませんが、牛乳は問題
無いようで、フレッシュなミルクを飲むことが出来ます。

こちらは別の牛乳屋さんですね。
http://liyn-an.com/india/07-139.jpg

こちらは通りの屋台。
http://liyn-an.com/india/07-140.jpg

歩道を歩いていくと、屋台の中を通って歩いていく、といった感じ
になってしまいます。

こちらは果物屋さん。
見たことも無い果物ですが、美味しそうに並んでいます。
http://liyn-an.com/india/07-141.jpg

インドの子供達の通学風景です。
http://liyn-an.com/india/07-142.jpg
http://liyn-an.com/india/07-143.jpg
http://liyn-an.com/india/07-144.jpg
もちろん、歩いて通う子供達もいますが、カルカッタでは多くの子
供達が車で送ってもらっているようです。

ちょっと露地へ入ったところに、ビンロウ売りのおばちゃんがいま
した。
ビンロウというのは、檳榔樹(インド・スリランカではエリカナッツっ
て言います)というヤシの仲間の実と、キンマという木の葉に石灰を
つけて噛むんですね。
噛むとちょっと痺れるような刺激が有り、興奮状態となります。
依存性を持っていて、台湾からインド辺りにかけての地域では、古
くから嗜好品として好まれているのです。

お茶が飲み始められる前に、人は何を嗜好品として楽しんでいたか?

という問いに対して、『茶の民族誌―製茶文化の源流』等の著者の
松下智先生は、「茶を嗜好品とする前には、人はビンロウを嗜好品
としていた。」という立場を取っていらっしゃいます。

先生に中国雲南省のお茶の文化の調査に連れていってもらったこと
が有るのですが、「この辺りのお茶の文化は最近だから。」っておっ
しゃるん ですよ。
「えっ! 最近だって言ったって!」と、思ったんですが、「この辺り
のお茶の文化は、300〜400年だから。」って。
まぁ数千年のお茶の文化からすれば、確かに300年は最近なんで
すが。

まぁ、それが最近かどうかは別にして、「この辺り(雲南省)はその
ビンロウ文化がちょうど喫茶文化に変りつつ有る所なんですよ。」
なんて話を聞いていますから、どうしてもビンロウ売りが気になっ
てしまいます。

そのビンロウ売りの写真を撮りたかったのですが、どうも無断で撮っ
ては不味い雰囲気が。それも、「写真撮ってもいいですか?」と聞
くのもはばかられるような雰囲気が有り、ちょっと聞くのは止めま
した。という事で、ビンロウ売りのおばちゃんの写真は有りません。
m(_ _;)m

ホテルへ戻って朝食。レストランでルームナンバーを言って食事を
出してもらうんですが、食後のコーヒーを飲みながら英文の雑誌を
読んでる姿って、想像しただけでかっこいい。^^;
ま、実際にかっこよかったかどうかは大いに疑問ですけどね。

その雑誌、(TIMEだったかな?)に安倍さんのインド訪問の記事が載っ
ていました。
そういえば安倍さんの行ったところもカルカッタでしたよね。

まるで私を追いかけてカルカッタへ来て、来てはみたものの、私が
ダージリンへ行っちゃっていて逢えなくて諦めて帰ったような日程
でインドを訪問した安倍さん。(あくまで、「ような日程」ですから、
お間違えなく。^^;;;;;;)

インド滞在中にその話が出るのかと思ったら、ほんと、安倍さんの
話が誰からも出ませんでした。

それどころか、「どこかで安倍さんのニュースをやっているだろう。」
と思って、必死にインドのニュースチャンネルを見ていたのですが、
結局そんなニュースは全くやってません。

インドでは日本の評価が低いのか? それとも、もう止めるのが判っ
ている日本の首相には興味が無かったのか?

どちらかは判りませんが、やっと安倍さんのニュースを見つけたの
がこの TIME でした。(そういえば、TIME はインドの雑誌じゃない)

朝食後、荷物をパッキングしてチェックアウト。しばらくしてサケッ
トがやってきて一緒にティーオークションセンターへ、というか、
サケットの会社へ向かいます。

サケットの会社へ行く前にティーオークションを少し見学。
来たときはCTC製法の紅茶のオークションをする大きい方のオー
クションルームを中心に見学させてもらったんですが、今回はダー
ジリンの高級茶など、オーソドックス製法の紅茶のオークションを
する小さい方のオークションルームです。

もちろんこちらも動画を撮ってきたので是非ご覧ください。
http://liyn-an.com/mv/Kolkata_to2.html

生産量の少ないオーソドックス法の紅茶ということに加えて最盛期
じゃないからでしょうか。
前にお見せしたCTC紅茶のオークションに比べてゆったりとした
オークションです。
CTCオークション:  http://liyn-an.com/mv/Kolkata_to.html

オークションを見学してからサケットの会社へ。
サケットのお父さんも交えて、共通の友人の話や、サケットのお父
さんの記事の載った日本の業界誌を見せていただいたり。

そんな時に、「是非に。」とお願いして見せていただいたのがこれ
です。紅茶をテイスティングするときにお湯を沸かすケトル。
http://liyn-an.com/india/07-145.jpg

「ケトル」というより、「ヤカン」と言った方が雰囲気的には合う
のですが。

紅茶のテイスティング用ケトルは、以前、オカイティー茶園のとこ
ろでお見せしましたが、このケトルも中にシーズヒーター(電熱線の
内蔵されたパイプ状ヒーター)が入っています。
http://liyn-an.com/india/07-146.jpg


ちょっと話は戻るのですが、というか、以前書き忘れていたのです
が、ダージリンへ出発する前、オークションセンターを見学して、
ビクトリアメモリアルパークを見学して、両替屋さんへ行く前に町
のチャイ屋さんでチャイを飲みました。
そのチャイ屋さんの写真がこちらです。
http://liyn-an.com/india/07-147.jpg

煮上がったチャイを二つの容器に入れ、交互に落とし込みながら空
気をたっぷり含ませます。

よく、「空気をたっぷり含ませることでまろやかに美味しくなる。」
と書かれていますが、リンアンでの実験で確認する限り、たっぷり
の酸素を含ませた紅茶は、まろやかになるどころか、とてつもなく
渋くなってしまいます。

ところがそれをミルクティーにすると、その渋さがミルクに負けな
い強いボディーとなって、実に美味しいミルクティーになるのです。

チャイはしっかり煮込みますから、ミルク臭さもしっかり出てきま
す。でもそれを感じさせないのはこの空気を混ぜ込んでいるからか
もしれません。(あくまでも推測です。)

そのチャイは手前にある『クリ』と呼ばれる素焼きのカップに入れ
られてお客様に出されます。

そして飲んだあとのクリは、こうやって土に還っていくのです。
http://liyn-an.com/india/07-148.jpg

高温で焼かれて1回しか使われないこのクリは、一見汚れていそう
なんですが、衛生的に見れば非常に清潔で、衛生状態が決していい
とは言えないインドの人々の生活の知恵かもしれないですね。

さて、本当に見て欲しかったのはこちらの写真です。
http://liyn-an.com/india/07-149.jpg

チャイをクリに注いでいる写真なんですが、左下のケトルに注目!

どこかで見たようなケトル。
ほら、さっきのこのケトル。
http://liyn-an.com/india/07-145.jpg
http://liyn-an.com/india/07-146.jpg

以前サケットに、「テイスティングの時にどんな道具でお湯を沸か
すんだ?」と聞いたことが有るんですが、その時の答えは、「普通
のケトルだ。ほらここにもあるような普通のケトルだ。」と言って
いたんです。
でも、本当に、インドで「普通に使われているケトル」だったんで
すね。「ごく普通のケトルにヒーターが入っているだけの。」

彼らはお湯の沸かし方によって紅茶の味が違ってしまうことをよく
知っています。だからこそ、こういう『普通のケトル』でお湯を沸
かしてテイスティングしているのです。

もちろんそのお湯は、「沸かしたて」です。

「お湯って沸かしたてを使うんですよね。」と、サケットのお父さ
んに聞いてみました。
そしたら大きな身振りで、「もちろんだ!!」「お湯が古くなったら
そのお湯は捨ててしまう。」と言ってました。

その、「捨ててしまう。」の身振りがこれまた大げさで、「ドバッ
と放り投げてしまうんだよ。」って感じの身振りなんですね。

「私たちは絶対に沸かしたてのお湯以外ではテイスティングしない。」
と、自信満々なのです。


つまり、ティーオークションで決まる紅茶の価格は、沸かしたての
お湯で淹れた紅茶の味で決まっている。

だから茶園では、沸かしたてのお湯で淹れたときに美味しいように
必死になって製茶条件を決めて製茶している。

だから沸かしたてのお湯で淹れた紅茶が美味しい。

そして、たまたま沸かしたてのお湯で淹れると、3分後位に日本で
「ジャンピング」と呼んでいる現象が起こることが多い。

という事で、決してジャンピングが紅茶を美味しくしているわけで
はありません。

茶園の人達が必死になって、沸かしたてのお湯で淹れたときに美味
しいように製茶しているんです。
オークションで少しでも高く売れるように。

さて、この日はインド滞在最終日なんですが、もう一つ、どうして
も見たいところが有りました。

紅茶が茶園でどうやって作られ、その価格が決まるティーオークショ
ンがどんな様子か、その値段を決めるティーテイスティングはどう
やってやるのか。

そんなところを見てきたのですが、「茶園から運ばれた紅茶はオー
クションにかかるまではどうなっているのか?」は、見ていないの
です。

せっかくだったら、これも見てみたいじゃないですか。

基本的には競売会社の倉庫に運び込まれ、サンプルが抜き取られ、
オークション用のカタログが作られ、そのカタログとサンプルが買
い手(バイヤー)の会社に配られてテイスティングされ、オークショ
ンにかかるわけです。

バイヤーは世界中の紅茶会社から、「こういう紅茶をどれだけ欲し
い。」という注文を受けていて、オークションに望むわけです。
時にはサンプルとカタログも、イギリスやドイツ、日本などの紅茶
会社まで届きます。

そのための時間が必要ですから、紅茶が倉庫に入って2週間くらい
後にオークションとなるわけです。

「せっかくだからその倉庫に眠っている紅茶を見てみたい。」
そう頼んではいたんですが、「それは難しい。聞いてみるけど、無
理かもしれない。」という話でした。

そして、どうなったかというと、「競売会社の倉庫は無理だけど、
うちの倉庫なら、見せてあげようか。」「似たようなもんだから。」
という事で、サケットの会社の倉庫を見せていただくことになった
のです。

サケットのお父さんとはここでお分かれ。しっかりお礼を言ってエ
レベーターへ。

オークションセンターを出て、日本では絶対に見ることのできない
面白い風景をみました。

建物がぎっしりのカルカッタの町ですから、当然駐車スペースが少
ないのです。
ティーオークションセンターも例外ではなく、車がぎっしり詰めて
駐車されています。

というより、完璧にくっついている。
バンパーとバンパーが当たっているのです。

日本でこんな駐車をしたら、間違いなく喧嘩ですよね。

でも、これが本来のバンパーの用途です。
「バンパーが当たってもボディーが当たらないようにするのがバン
パーの目的。」なんですから。

久々に、本来の役目を果たしているバンパーをみました。


というところで長くなりましたので次号へ続きます。
次号は紅茶の倉庫の様子と、カルカッタを飛び立つまでの大騒動。
いやぁ、とんでもない騒動、大失敗が有ったのですが、それが次号
のお楽しみ。

*************************************************************
| ◆世界遺産・ダージリン鉄道   壁紙ダウンロード ◆          |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

本店の今月の写真は、世界遺産になったダージリン鉄道です。

せっかくですから、壁紙としても使っていただけるようにしました。
ダージリン紅茶のファンというより、鉄道ファンの皆様に喜んでい
ただけそうな壁紙集ですので、もしお友達に鉄道ファン、鉄道マニ
アの方がいらっしゃったら、是非教えてあげてください。

■世界遺産・ダージリン鉄道  壁紙集■
  http://liyn-an.com/tea_room/kabe/07DarjeelingRW.html

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
編集後記 
--------
今回は、殆どインド茶園紀行だけのメールマガジンとなりました。
年末年始、普通なら福袋騒動だけで大変なところにダージリンオー
タムナルにウバアダワッタ茶園が重なって、それに加えてプライベー
トでも大忙し。
それが一段落して、ちょっとお疲れモードでメールマガジン書いて
ました。
次号では、キッシュフェアのお知らせや、2月のケーキのお知らせ
など、またにぎやかなメールマガジンになりますので、ご期待くだ
さい。
                        ------------------------------------
                        責任編集:堀田信幸 有限会社リンアン
                        488-0837愛知県尾張旭市庄中町鳥居1820
                        TEL 0561-53-8403    FAX 0561-53-8405
                                     http://www.Liyn-an.com/
                                     E-mail info@Liyn-an.com

☆Oooo.... 紅 茶 通 信 ☆ Liyn-an Tea TIMES ....ooO☆
------------------------------------------------------------
                         Copyright(c), 2008 Liyn-an co.,Ltd

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る