2009/09/25
Wing-Mag No.1600 日本の文化が受け入れられたとも言えるイチローの活躍(丸山公紀)
■■■■■■■■■ JOG Wing ■ 国際派日本人の情報ファイル ■
日本の文化が受け入れられたとも言えるイチローの活躍
丸山公紀
■転送歓迎■ No.1600 ■ H21.09.25 ■ 9,191 部 ■■■■■■■
9月14日、米国大リーグでイチローが9年連続で200安打
を達成したビッグニュースが飛び込んできた。この記録は8年
連続200安打を達成したキーラーから100年振りに突破したもの
で、まさに米国野球界の伝説を破ったものであり、米国民にとっ
ても大きなニュースであったようだ。
とりわけ今年はシーズン初めに胃潰瘍、最近はふくらはぎで
18試合も欠場したにもかかわらず、徹底した体調管理をし、試
合に出る出ないに関係なく、一日のサイクルをしっかりと立て
て、自ら厳しいルーチーンを課し、試合に臨む時には感覚を大
事にしているとのことであった。その姿勢は、何か寡黙で、孤
独、勤勉でいて、かつ自分の姿を冷静に見つめる別の自分に古
来の侍の姿を感じるのは、日本人だけでなく、むしろ米国人が
感じるところにイチローの凄みがある。
インタビューの中で、彼は興味深いことを言っていた。
今シーズンで一番、厳しかったのは、シーズン中の試合でな
く、WBCの韓国との決勝戦で同点で延長10回表、2アウトでラ
ンナー1、3塁の場面で自分に打順が回ってきた時だったとい
う。周知の通り、このWBCではイチローにしては不振が続いた
が、最後にこの打席に全てをかけた緊張感と、国どうしの野球
を通じての死闘に自らが投じた瞬間こそ最高であったというの
は、明らかに日の丸を背負っていた重圧であったろう。自分が
日本人であるという自負を感じるのだ。
もう一つは、記録が達成すればその瞬間に人々の目がいって
しまい、それまでに積み上げてきた199本のヒットを顧みるこ
とがないが、自分はこのプロセスこそ大事にしていきたいと語っ
ていたが、こつこつと積み上げていく努力こそ必ず目標突破に
つながっていくことを証明したと言えるだろう。
大リーグはイチローが登場するまでは、ホームランや長打こ
そが打撃、攻撃であると思っていたファンが多かったが(もち
ろん、今もそういう人々も多いことは事実である)、内野安打
や単打であっても、進塁するという、ある意味、日本の野球の
神髄が米国人に受け入れられることになっていったところに、
技術だけでなく、日本の文化が改めて見直されたように受けら
れているようで、実に面白い。
もちろん、イチローが素晴らしい成績を残したからこそであ
ることは言うまでもない。
-----------------------------------------------------------
購読申込・購読解除・既刊閲覧・:
まぐまぐ: http://www.mag2.com/m/0000013290.htm
Melma!: http://www.melma.com/mag/56/m00000256/
Mail: nihon@mvh.biglobe.ne.jp または本メールへの返信で
Japan on the Globe 国際派日本人養成講座
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogindex.htm
相互広告: 弊誌読者の参考になるメルマガとの相互広告歓迎。
------------------------------------------------------------



