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2009/05/08

Wing-Mag No.1553 日本の活路をいかに開くか(丸山公紀)

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                 日本の活路をいかに開くか
    〜第11回憲法シンポジウム 田久保忠衛先生基調講演〜
                                                   丸山公紀
■転送歓迎■ No.1553 ■ H21.05.08 ■ 9,161 部 ■■■■■■■


     5月3日、日本会議大阪・関西民間憲法臨調の主催で、第11
    回憲法シンポジウムが大阪市立中央区民センター・ホールで開
    催され、2名の国会議員(代理)、6名の地方議員をはじめ約
    200名の参加者を得て開催された。

     今回は「日米関係と日本の安全保障」とメインタイトルを位
    置づけ、最初の基調講演では外交評論家・杏林大学客員教授の
    田久保忠衛先生をお招きし、「日本の活路をいかに開くか」と
    抱いてお話を頂いた。

     先生は、さすがに外交問題の専門家だけに戦後の日米関係の
    敬意について詳細に言及された。

     国際情勢は事実の積み重ねを挙げない限り、予見だけに終わっ
    てしまうこと、米国は今の時代は大西洋の時代から太平洋・イ
    ンド洋の時代であると捉えるとともに、その中心は中国・イン
    ド・日本の順で中国を真っ先に重要視していること、オバマ米
    政権の外交・防衛については、一見、「コーナー・ストーン」
    (要石)と表現して日本重視のように見えるが実はしっかりと
    確立していないこと、従来、日米同盟が確固としたいたのは米
    国が中国と対立関係にあったからであり、対立関係でなくなっ
    た場合には、日米関係も変化する可能性があること、わが国に
    対する期待は大きいものの、その米国の期待に応えない場合に
    は日本の頭越しに中国と相談することもあり得るというシグナ
    ルも送っていること、わが国は海賊対策でも中国に先を越され、
    現に経済大国といっても世界的貢献をしていないことが明らか
    となっていること、集団的自衛権の解釈と憲法の見直しがどう
    しても必要であることを訴えられた。

     続いて休憩の後、シンポジウムが開催され、田久保先生、京
    都大学大学院教授の吉田和男先生、平成国際大学教授の慶野義
    雄先生、大阪国際大学教授の大矢吉之先生、バネリスト、大阪
    国際大学教授の奥村文男先生にコーディネイターとして基調講
    演の内容をペースに参加者から質問を受け付け、それにバネリ
    ストが応える形で議論を深めていった。

     参加者の熱心な質問が続き、集団的自衛権の解釈の変更は本
    当にできるのか、総選挙の焦点は憲法改正でしなければならな
    い点、オバマ政権が実際、わが国をどのように見ているのかと
    いった点から白熱したやりとりがあった。

     次々と参加者が質問されるのを見ながら、いつ憲法改正が実
    現されていくのかに問題意識を強くもっていることを感じ、本
    日参加されている方々の意識はかなり高いことを実感した。

     議論を聞きながら、わが国は憲法の見直しをせざるを得ない
    状況にいよいよ追い込まれていること、世界の大きな枠組みの
    中で憲法問題を考えていく必要性を痛感した思いだった。シン
    ポジウムの時間が限られていることが残念であった。

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