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2008/11/28

Wing-Mag No.1500 国籍法改正案、衆院通過(丸山公紀)

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                  国籍法改正案、衆院通過
           〜国家崩壊の危機意識が希薄な官僚達〜
                                                   丸山公紀
■転送歓迎■ No.1500 ■ H20.11.28 ■ 9,378 部 ■■■■■■■

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    マガジン名: JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル
    マガジンID:00000256
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     11月18日、民主党の参議院での審議拒否を受け、国会が
    混乱する中、例の国籍法改正案が午前中の法務委員会で可決さ
    れ、午後の衆議院本会議において予定通り可決された。改正案
    に反対していた議員が採決をボイコットし、勇気ある行動を示
    したものの、閣議で決定後の筋書は既にできており、反対の声
    がネット界を中心に湧き上がっていたにもかかわらず、大きな
    動きにはできなかった。

     18日の午前中の法務委員会では付帯決議として

        1) 父子関係の科学的な確認方法を導入することの要否と
           当否について検討する

        2) 虚偽の届け出を行った者に対する制裁が実効的なもの
           となるよう努める

    が挙がったものの、その内容は「努力目標」に過ぎないことも
    あり、いかにも後手の対策となっている。自民、民主両党は既
    に改正案を成立させる方針で合意をしているという。

     それだけ今回の改正案については6月4日の最高裁判決受け
    た直後から周到隠密裡に行われ、また不思議なことにマスコミ
    でもほとんどとり挙げられることがなく、改正案の問題点を多
    くの国会議員に浸透させる時間もなかった。

     確かに国会では景気浮揚策のための給付金をどのように配布
    するのかの方法や田母神発言の影響、新テロ特措法改正案など
    の問題にかかりきりとなり、国会議員の耳目がそこに集中して
    いたことがあったが、国家を内部から崩壊させていく法案の動
    きについて国会議員自らがほとんど知らなかったことは大きな
    課題を残すこととなった。

     おそらく自民党の一部議員と法務省が結託していたのだろう
    が、内部に簡単に日本国籍を取得することに危機感を持つ官僚
    がいないことは大きな問題であり、ここまで国家主権を守ると
    いう自覚を持ち得ていないことには驚きざるを得ない。

     小生が不可思議に思ったのは国籍法に関する問題は指紋押捺
    制度と同様に左翼勢力の土俵の問題であるにもかかわらず、今
    回は全く口出しをしなかったことである。従って、マスコミの
    注目される問題ともなり得なかった。

     象徴的なのは、改正案が成立した場合にも官僚は婚姻関係が
    なくても国籍取得ができることをいいことに、二重国籍を持っ
    たり、悪意の人物の意図が働いて第三国の子供や母親が入国し、
    さらに生活保障を受けられたりする危険性があるにも、実際に
    そのような事態が起きるかは予想できないと答弁していたこと
    である。国家崩壊の危機意識を全く持ち合わせていいない官僚
    への教育はぜひとも必要である。

     一敗地にまみれたものの、今度は国籍法を改めて改正するし
    か道はないわけであるが、何か平成11年の国旗国歌法が成立し
    た裏で、何もわからないままで男女共同参画基本法が成立した
    動きに似ていることを見据えなければならない。


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