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2009/12/26

宮沢賢治 Kenji Review 566

Kenji Review 566
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--宮沢賢治---Kenji-Review-----------------------------------
-----------------------------------第566号--2009.12.26------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「風の又三郎(7)」「岩手山」

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ブログ毎日?更新中
http://www.kenji.ne.jp/blog/
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--〔話題〕--------------------------------------------------
「風の又三郎(7)」
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 九月四日の2回目です。2回で終わると思っていたのですが、私
の計算違いで、まだ続きます。

 今回は29葉から34葉の6枚です。そのうち後半の3枚が「種
山ヶ原」のテキストを転用しています。前半も「種山ヶ原」の草稿
を使っていますが、裏に新たに書いています。

 高原で嘉助(「種山ヶ原」では達二)が遭難しかかるところです。
「種山ヶ原」では牛を追って行くのですが、「風の又三郎」では馬
になっています。

 今の種山ヶ原には「岩手県農業研究センター畜産研究所種山畜産
研究室」という施設があり、牛はたくさんいますが、馬はいないは
ずです。競馬の馬の産地はほぼ北海道のみになってしまいました。

 以前は軍馬の生産が盛んで、岩手県でもたくさんの馬を生産して
いました。下に引用している串田孫一の文章では「放牧の馬が無闇
と集つて来る」と書かれています。1975年ころの本ですが、そのこ
ろにはまだ馬もいたのでしょうか。

 今回は疲れて倒れてしまったところまでです。クライマックスの
シーンは次回ですね。

--〔BookMark〕----------------------------------------------

「種山ケ原」と剣舞、山男
http://www.kenji-world.net/works/texts/kenbai2.html

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 「種山ケ原」という物語では、小学生の達二が種山ケ原に出かけ、
逃げた牛を追ううちに天気が急に変わり、道がわからなくなり気を
失ってしまい、探しにきたお兄さんに助けられる。

 この話は、後に「風の又三郎」にとり入れられ、嘉助が逃げた馬
をさがしにいく場面になる。

 「種山ケ原」の達二は、気を失って剣舞の夢をみるが、この箇所
で、「ダー、ダー、ダー、ダー、ダースコダーダー」という「原体
剣舞連」とほぼ同じ詩句が出てくる。

 「風の又三郎」では、倒れた嘉助の夢の中には、ガラスのマント
を着た風の又三郎が現れる。

 夜の鬼神を招きよせ、少年たちの初々しい舞が北上山地の自然の
エネルギーを渦巻かせる剣舞は、魅惑的であるとともに、死とも近
しいカオス的な力をもつと賢治は感じていたのだと思われる。風の
又三郎も、同様の特性を帯びているのだ。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

串田孫一 「小岩井農場と種山ケ原」
http://www.touhoku.com/00x-11-02km-koiwai.htm

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 宮澤賢治のことを時々書くのに、一度は岩手県のあの辺を知つて
置く必要を感じ、去年そろそろ秋風が立ち始める時分に、小岩井農
場と花巻のイギリス海岸と種山ヶ原を歩いて来た。ゆつくりした旅
ではなかつたが、別にそこへ行つて賢治研究をするのでもなく、作
品でなじみ深くなつている土地を訪ねるだけだつたので、軽いリュ
ックサックをかついで、至極のんきなのがよかつた。百貨店の玩具
部で子供に買つてやつた写真機を借りて行つて、小岩井の乳牛や緬
羊を撮り、今はもういない岩手軽便鉄道の、鉄橋の跡を撮つたり、
種山ヶ原では放牧の馬が無闇と集つて来るのでまごついた。そんな
旅だつた。

 イギリス海岸だけは想像と大分ちがつていた。遠くの風景は、賢
治が学校の生徒をつれて来たり、独りで草の上に坐りに来ていたこ
ろと変つていないだらうが、北上川の川べりにはハナマキレンガの
工場が建つて、「なみはあおざめ 支流はそそぎ たしかにここは
 修羅のなぎさ」といふ具合ではなかつた。烏が二羽、雨の降り出
しさうな空を飛んでいたのが、せめてもの印象だつた。

 しかし小岩井でも種山ヶ原でも、始めて訪れる土地でありながら、
実によく私の知つているところだつた。懐しい気持さへ湧いて、錯
覚を起こすほどだった。

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

--〔風の又三郎(7)〕--------------------------------------

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第29葉 「種山ヶ原」草稿4裏面
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【風の又三郎】

二本の丸太の棒を横にわたしてありました。耕助がそれをくぐらう
としますと、嘉助が「おらこったなもの外せだだど」と云ひながら
片っ方のはじをぬいて下におろしましたのでみんなはそれをはね越
えて中へ入りました。向ふの少し小高いところにてかてか光る茶い
ろの馬が七疋ばかり集まってしっぽをゆるやかにばしゃばしゃふっ
てゐるのです。

「この馬みんな千円以上するづもな。来年がらみんな競馬さも出は
るのだづぢゃい。」一郎はそばへ行きながら云ひました。

 馬はみんないままでさびしくって仕様なかったといふやうに一郎
だちの方へ寄ってきました。

 そして鼻づらをずうっとのばして何かほしさうにするのです。

「ははあ、塩をけろづのだな。」みんなは云ひながら手を出して馬
になめさせたりしましたが三郎だけは馬になれてゐないらしく気味
悪さうに手をポケットへ入れてしまひました。

「わあ又三郎馬怖ながるぢゃい。」と悦治が云ひました。

 すると三郎は「怖くなんかないやい。」と云ひながらすぐポケッ
トの手を馬の鼻づらへのばしましたが馬が首をのばして舌をべろり
と出すとさあっと顔いろを変へてすばやくまた手をポケットへ入れ
てしまひました。

「わあい、又三郎馬怖ながるぢゃい。」悦治が又云ひました。する
と三郎はすっかり顔を赤くしてしばらくもぢもぢしてゐましたが
「そんなら、みんなで競馬やるか。」と云ひました。

 競馬ってどうするのかとみんな思ひました。

 すると三郎は、「ぼく競馬何べんも見たぞ。けれども

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第30葉 「種山ヶ原」草稿3裏面
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【風の又三郎】

この馬みんな鞍がないから乗れないや。みんなで一疋ずつ馬を追っ
てはじめに向ふの、そら、あの巨きな樹のところに着いたものを一
等にしやう。」

「そいづ面白な。」嘉助が云ひました。

「叱られえるぞ。牧夫に見っ附らへでがら。」

「大丈夫だよ。競馬に出る馬なんか練習をしてゐないといけないん
だい。」三郎が云ひました。

「よしおらこの馬だぞ。」「おらこの馬だ。」

「そんならぼくはこの馬でもいゝや。」みんなは柳の枝や萱の穂で
しうと云ひながら馬を軽く打ちました。ところが馬はちっともびく
ともしませんでした。やはり下へ首を垂れて草をかいだり首をのば
してそこらのけしきをもっとよく見るといふやうにしてゐるのです。

 一郎がそこで両手をぴしゃんと打ち合せて、だあと云ひました。
すると俄かに七疋ともまるでたてがみをそろへてかけ出したのです。

「うまぁい。」嘉助ははね上って走りました。けれどもそれはどう
も競馬にならないのでした。第一馬はどこまでも顔をならべて走る
のでしたしそれにそんなに競走するくらゐ早く走るのでもなかった
のです。それでもみんなは面白がってだあだと云ひながら一生けん
命そのあとを追ひました。

 馬はすこし行くと立ちどまりさうになりました。みんなもすこし
はあはあしましたがこらえてまた馬を追ひました。すると

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第31葉 「種山ヶ原」草稿2裏面
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【風の又三郎】

いつか馬はぐるっとさっきの小高いところをまはってさっき四人で
はいって来たどての切れた所へ来たのです。

「あ、馬出はる、馬出はる。押へろ、押へろ。」

 一郎はまっ青になって叫びました。ぢっさい馬はどての外へ出た
のらしいのでした。どんどん走ってもうさっきの丸太の棒を越えさ
うになりました。一郎はまるであわてゝ「どうどうどうどう。」と
云ひながら一生けん命走って行ってやっとそこへ着いてまるでころ
ぶやうにしながら手をひろげたときはもう二疋はもう外へ出てゐた
のでした。

「早ぐ来て押えろ。早ぐ来て。」一郎は息も切れるやうに叫びなが
ら丸太棒をもとのやうにしました。三人は走って行って急いで丸太
をくぐって外へ出ますと二疋の馬はもう走るでもなくどての外に立
って草を口で引っぱって抜くやうにしてゐます。「そろそろど押へ
ろよ。そろそろど。」と云ひながら一郎は一ぴきのくつわについた
札のところをしっかり押へました。嘉助と三郎がもう一疋を押へや
うとそばへ寄りますと馬はまるで愕いたやうにどてへ沿って一目散
に南の方へ走ってしまひました。

「兄な馬ぁ逃げる、馬ぁ逃げる。兄な。馬逃げる。」とうしろで一
郎が一生けん命叫んでいます。三郎と嘉助は一生けん命馬を追いま
した。

 ところが馬はもう今度こそほんたうに遁げるつもりらしかったの
です。まるで丈ぐらいある草をわけて高みになったり低くなったり
どこまでも走りました。

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第32葉 「種山ヶ原」草稿9を転用
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【種山ヶ原】

 せいの高い草を分けて、どんどん牛が走りました。達二はどこ迄
も夢中で追ひかけました。そのうちに、足が何だか硬張って来て、
自分で走ってゐるのかどうか判らなくなってしまひました。それか
らまはりがまっ蒼になって、ぐるぐる廻り、たうたう達二は、深い
草の中に倒れてしまひました。牛の白い斑が終りにちらっと見えま
した。

 達二は、仰向けになって空を見ました。空がまっ白に光って、ぐ
るぐる廻り、そのこちらを薄い鼠色の雲が、速く速く走ってゐます。
そしてカンカン鳴ってゐます。

 達二はやっと起き上って、せかせか息しながら、牛の行った方に
歩き出しました。草の中には、牛が通った痕らしく、かすかな路の
やうなものがありました。達二は笑ひました。そして、(ふん。な
あに、何処かで、のっこり立ってるさ。)と思ひました。

 そこで達二は、一生懸命それを跡けて行きました。ところがその
路のやうなものは、まだ百歩も行かないうちに、をとこへしや、す
てきに背高の薊の中で、二つにも三つにも分れてしまって、どれが
どれやら一向わからなくなってしまひました。達二は思ひ切って、
そのまん中のを

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【風の又三郎】

 嘉助はもう足がしびれてしまってどこをどう走ってゐるのかわか
らなくなりました。

 それからまはりがまっ蒼になって、ぐるぐる廻り、たうたう深い
草の中に倒れてしまひました。馬の赤いたてがみとあとを追って行
く三郎の白いシャッポが終りにちらっと見えました。

 嘉助は、仰向けになって空を見ました。空がまっ白に光って、ぐ
るぐる廻り、そのこちらを薄い鼠色の雲が、速く速く走ってゐます。
そしてカンカン鳴ってゐます。

 嘉助はやっと起き上って、せかせか息しながら馬の行った方に歩
き出しました。草の中には、今馬と三郎が通った痕らしく、かすか
な路のやうなものがありました。嘉助は笑ひました。そして、(ふ
ん。なあに、馬何処かで、こわくなってのっこり立ってるさ。)と
思ひました。

 そこで嘉助は、一生懸命それを跡けて行きました。ところがその
路のやうなものは、まだ百歩も行かないうちに、をとこへしや、す
てきに背の高い薊の中で、二つにも三つにも分れてしまって、どれ
がどれやら一向わからなくなってしまひました。嘉助はおういと叫
びました。

 おうとどこかで三郎が叫んでゐるやうです。

 思ひ切って、そのまん中のを

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第33葉 「種山ヶ原」草稿10を転用
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【種山ヶ原】

進みました。けれどもそれも、時々断れたり、牛の歩かないやうな
急な所を横様に過ぎたりするのでした。それでも達二は、(なあに、
向ふの方の草の中で、牛はこっち向いて、だまって立ってるさ。)
と思ひながら、ずんずん進んで行きました。

 空はたいへん暗く重くなり、まはりがぼうっと霞んで来ました。
冷たい風が、草を渡りはじめ、もう雲や霧が、切れ切れになって眼
の前をぐんぐん通り過ぎて行きました。

(あゝ、こいつは悪くなって来た。みんな悪いことはこれから集っ
てやって来るのだ。)と達二は思ひました。全くその通り、俄に牛
の通った痕は、草の中で無くなってしまひました。

(ああ、悪くなった、悪くなった。)達二は胸をどきどきさせまし
た。

 草がからだを曲げて、パチパチ云ったり、さらさら鳴ったりしま
した。霧が殊に滋くなって、着物はすっかりしめってしまひました。

 達二は咽喉一杯叫びました。 

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【風の又三郎】

進みました。けれどもそれも、時々断れたり、馬の歩かないやうな
急な所を横様に過ぎたりするのでした。

 空はたいへん暗く重くなり、まはりがぼうっと霞んで来ました。
冷たい風が、草を渡りはじめ、もう雲や霧が、切れ切れになって眼
の前をぐんぐん通り過ぎて行きました。

(あゝ、こいつは悪くなって来た。みんな悪いことはこれから集っ
てやって来るのだ。)と嘉助は思ひました。全くその通り、俄に馬
の通った痕は、草の中で無くなってしまひました。

(あゝ、悪くなった、悪くなった。)嘉助は胸をどきどきさせまし
た。

 草がからだを曲げて、パチパチ云ったり、さらさら鳴ったりしま
した。霧が殊に滋くなって、着物はすっかりしめってしまひました。

 嘉助は咽喉一杯叫びました。

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第34葉 「種山ヶ原」草稿11を転用
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【種山ヶ原】

「兄な。兄な。牛ぁ逃げだ。兄な。兄な。」

 何の返事も聞えません。黒板から降る白墨の粉のやうな、暗い冷
たい霧の粒が、そこら一面踊りまはり、あたりが俄にシインとして、
陰気に陰気になりました。草からは、もう雫の音がポタリポタリと
聞えて来ます。

 達二は早く、おぢいさんの所へ戻らうとして急いで引っ返しまし
た。けれどもどうも、それは前に来た所とは違ってゐたやうでした。
第一、薊があんまり沢山ありましたし、それに草の底にさっき無か
った岩かけが、度々ころがっていました。そしてたうたう聞いたこ
ともない大きな谷が、いきなり眼の前に現はれました。すゝきが、
ざわざわざわっと鳴り、向ふの方は底知れずの谷のやうに、霧の中
に消えてゐるではありませんか。

 風が来ると、芒の穂は細い沢山の手を一ぱいのばして、忙しく振
って、
「あ、西さん、あ、東さん。あ西さん、あ南さん。あ、西さん。」
なんて云ってゐる様でした。 

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【風の又三郎】

「一郎、一郎こっちさ来う。」

 ところが何の返事も聞えません。黒板から降る白墨の粉のやうな、
暗い冷たい霧の粒が、そこら一面踊りまはり、あたりが俄にシイン
として、陰気に陰気になりました。草からは、もう雫の音がポタリ
ポタリと聞えて来ます。

 嘉助はもう早く、一郎たちの所へ戻らうとして急いで引っ返しま
した。けれどもどうも、それは前に来た所とは違ってゐたやうでし
た。第一、薊があんまり沢山ありましたし、それに草の底にさっき
無かった岩かけが、度々ころがってゐました。そしてたうたう聞い
たこともない大きな谷が、いきなり眼の前に現はれました。すゝき
が、ざわざわざわっと鳴り、向ふの方は底知れずの谷のやうに、霧
の中に消えてゐるではありませんか。

 風が来ると、芒の穂は細い沢山の手を一ぱいのばして、忙しく振
って、
「あ、西さん、あ、東さん。あ西さん。あ南さん。あ、西さん。」
なんて云ってゐる様でした。

--〔作品〕--------------------------------------------------

     岩手山

そらの散乱反射〔さんらんはんしゃ〕のなかに
古ぼけて黒くえぐるもの
ひしめく微塵の深みの底に
きたなくしろく澱むもの

(「宮沢賢治詩集」より)
--〔後記〕--------------------------------------------------

 早いもので2009年も最後の配信です。今年も一年間、ご講読あり
がとうございました。

 先週は予定どおり大妻女子大学に行ってきました。やはり学生は
いませんでした…。すぐ近くに靖国神社があり、のぞいてみました
が、中で骨董市をやっていて、のどかなものでした。神社は由緒正
しいとは言い難い近年のものですが、近代日本の苦闘の跡です。宮
沢賢治も東京に居たときは、きっと訪れたのだろうと思います。

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--通巻--566号---------- e-mail why@kenji.ne.jp-- -----------
--発行--渡辺--宏------- URL    http://why.kenji.ne.jp/
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