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2004/09/11

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                              2004.9.11

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毎日更新の日記コラム「今日の一語り」絶賛公開中
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           produced by もてない男の「かず」こと 大津和行

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 大変久方ぶりの配信となりますね♪半年ぶり。
 2004年6月更新分の語りです。お楽しみください。

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「もてない者」とは 〜もてない者の定義〜



 まぁ、僕は自分を「もてない男」と位置づけ、その観点からの思いを語って
きた。

 もう6年間以上もの長きに渡り、150編を超える語りを綴ってきてしまって
、いまさらだが、なんでこんなにも長く熱く語ってきてしまったのだろうかと
も振り返ってみたりもする。

 正直、ここまで続くとは思ってもいなかったし、6年前には僕は、まだ26歳
である。自分を「もてない男」と位置づけてのエッセーなんて面白いかもしれ
ないなっていう軽い気持ちであったことも事実だし、まだ若いという余裕もあ
ったから今の自分の年齢(32歳)くらいには結婚くらいしているかなとも余裕
を持って考えてもいたくらいだ。

 実際、このような奇抜な視点からのエッセーは当時は他に類がないものでも
あり、雑誌などにも紹介されたりして(ここを参照)、読者からの反応も多く
、やっている僕自身も楽しく面白くて語り倒していっていた。

 でも、僕の恋愛事情と言えば、27歳のころ彼女さんができた時期が一度あっ
たものの、今やまたフリーで、結婚などはまったくおぼつかないという状態で
ある。

 ということで、いまだに「もてない男」として語り続けている。

 こうなってくると書いている僕自身も以前ほどの勢いもなくなり、こういう
視点のホームページも増えてきて(ちまたでは非モテ系とくくられているらし
いが)、雑誌に紹介されることもなくなったので、今では気が向いた時に語っ
ている程度である。年に数本の語りを更新しているというくらいである(現在
のメインは毎日更新の今日の一語り(日記)に移っている、これは恋愛ネタに
限らない)。

 そして、なにより自分を「もてない男」なんて位置づけて余裕ぶっこいてい
るヒマはあるのか?というあせりも否めない。

 昔の語りを読んでもらえば分かると思うが、結構余裕があってウィットに富
んだ感じであった語りも多いだろう。でも、最近の語りになるほど、余裕がな
くなっていることは読みとれると思うのである。

 さて、そんな感じで、「もてない男」と自分を位置づけ語り続けてきた僕が
、もっとも根元的な問いとして考えてきたのが、そもそも「もてない男」とは
?ということである。

 自分を「もてない男」と位置づけて語っていくと、必ず突き当たるのである
・・・「もてない男」ってなんだ?って。それは分かって頂けると思う。

そして、読者からもそもそも「もてない男」とは?という問いを投げかけられ
ることもある。

 まぁ、この場合、「もてない男」とはというよりは、性別を超えより一般化
して「もてない者」とは?という問いに置き換えた方がよいかもしれない。

 掲示板での読者との議論や、自分で考えた結果、そしてなにより今まで僕が
どのようなスタンスで150以上に及ぶ種々の語りを書いてきたかを振り返って
みて、「もてない者」とは?という問いに次のような定義付けができると思う
のである。

「もてない者」とは、「今現在において彼女・彼氏がいない」という客観的要
件、かつ「自分はもてない者であると思う」という主観的確信が同時に成立し
た時その人は「もてない者」となる

 そうなのである。ここで重要なのが、主観的確信が要件のひとつであるとい
うことである。誤解されやすいのだが、「今現在において彼女・彼氏がいない
」という客観的要件だけで「もてない者」であるわけではないのである。

 例えば、小学生の頃、「今現在において彼女・彼氏がいない」という客観的
要件を満たしている者は星の数ほどいるだろうが「もてない」とは言わないよ
ね。

 中学生・高校生となるにつれその比率はだんだん低下してくるが、大学を目
指して一直線にがんばっている者、スポーツに青春をかけ一筋な者で、たとえ
、彼女・彼氏がいなくても「もてない」と断定できないであろう。

 大学生くらいになったり社会人になったりすると、その比率はさらに低下す
るであろうが、それでも研究一筋であったり、仕事一筋の者をつかまえて、彼
女・彼氏がいないからといって「君はもてない」と断定はできないだろう。

 そう、結局、本人が「自分はもててないな」と思った時、初めて「もてない
者」になりえるのである。

 これは「もてない」意識の覚醒とも言える。この覚醒をさせるイベントはあ
またある。周囲の知人に彼氏・彼女ができた、結婚した。また、クリスマスや
バレンタインデー。

 この「自分はもてない」という主観的確信の覚醒において、人は「もてない
者」となる。

 そして、この覚醒において「もてない者」はいろいろ不快な思いも抱くよう
になるし、劣等感に苦しむことも多い。

 僕は、もちろん、このサイトを開く前に既にこの主観的確信の覚醒の洗礼は
終わっている。それからいろいろ苦しみもしたし、劣等感にさいなまされたり
もした。その上で、ま、じゃぁ、うちにこもって苦しんでいるよりも「もてな
い男」としてあっけらかんと語っちゃおうかと開き直り半分で始めたこのサイ
トであった。

 意外に語ることがそういった劣等感や苦しみのカタルシス(浄化作用)とし
て機能していたのかもしれないから、こんなに続いてきたのかもしれない。

 ともあれ、今、僕の考える「もてない者」の定義は以上の通りである。

(2004.6.27)

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 いかがだったでしょうか。

 まったく、半年ぶりの配信となりますが・・・それでも、まだ、登録解除せ
ずに待っていていただいたみなさんにはとても感謝です。

 「もてない男の心の語り」というエッセイ集を書き続けてきて、やはり、今
回の「もてない者とは」という定義はいつも感が続けてきたものでした。
 
 でも、何年も考えてはいたものの、初期の頃からこの定義を明確に意識して
きたわけではなく、なんとなく雰囲気で、「もてない」を語ってきてしまいま
した。

 しかし、この「もてない」テーマで私のサイトの掲示板やチャットを訪れて
くれてくれる方々とのディスカッション等を通じて「もてない」みなさんの悩
みを多く聞きまして・・・結局・・・「もてない」っていうのは気付いてしま
うからこそつらいんだという思いに至りました。

 それはまさしく僕自身の苦しみにもあてはまり、やはり「もてない」ことに
気付いてしまって、それをなんとかしなきゃという思いが自分を追い込んでい
たことも。

 そして、読者のみなさんからの問いでも一番多くあるのが「大津さんの考え
る もてない って?」ということです。

 それへの答えとしての語りがこれです。

 今後は、この定義に基づいて、どうやれば「もてない」の苦しみから解放さ
れるのか・・その処方箋たる語りを書いていきたいのですが・・・。そのへん
を構想中です。
 
もてない男 こと 大津 和行
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