2009/05/30
知的エンター/
−−−<PR>−−−−−−−−−−−−−−−<PR>−−− ☆★☆ブログ「街と電車を鑑賞する」(http://blogs.yahoo.co.jp/club4wd)☆★☆ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 電車が地面を走る街に、なぜか心がひかれる。電車が映える街、といってもいい。 別に鉄道車両そのものに興味があるわけじゃない。電車の存在が、街を温かくしてくれる。 高架線や地下鉄の部分の増えた都内やその近郊にも、そんな懐かしい街がまだまだある。 そんな街に出向き、電車を、そして通りや建物などを存分に観察し、報告したい。 −−−<PR>−−−−−−−−−−−−−−−<PR>−−− ---------------------------------------------------------------------- ※「ちょっと知的なエンターテインメント」は、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』を利用して発行(http://www.mag2.com/)ID=0000009240 ※購読中止や登録変更は、下記のページからどうぞ。 http://www.geocities.co.jp/Milkyway/5375/chitekienter.html ---------------------------------------------------------------------- ※前回読者数=496人 ■サークル「トーキョーの達人」 昭和時代より続く、「街と会話を徹底的に楽しむ」ウォーク・イベントです。 1月、2月、7月、8月を除く毎月第3日曜日に行います。 ▲初回登録費千円(千円札でお持ちください)、それ以降の会費は無料です。 ★☆★次回活動:6月21日(日)〜江戸と明治の粋に触れる下町ウォーク/午後4時に浅草橋駅集合 雨の場合は行いません。その判断含め、集合の詳細は当日朝8時までに、下記で発表します。 http://www008.upp.so-net.ne.jp/contents/club4wd.html 当日インターネットが見られない場合、090-8016-3089にお電話ください。 ■サークル「目指せアート鑑賞の達人」 アート鑑賞が好きな方、美術に詳しくなりたい方のための同好サークルです。 定例回として毎月第4土曜日に、実際にアート展に行く企画(無料〜割引価格) を開催。ほかに不定期で月に1〜3回、アートの鑑賞会やセミナーも開催予定。 企画の詳細は下記サイト上で8日〜3日ほど前に告知します。 http://www008.upp.so-net.ne.jp/contents/artta.html ▲初回登録費千円(原則事前払込)、それ以降の会費は無料です。 入会希望者は、Subjectに「artta」と書き、contents@qj8.so-net.ne.jpへ。 ★☆★近日中の活動 06月 07日 (日) 特別鑑賞会(芳年 -「風俗三十二相」と「月百姿」- 後期/太田美術館)〜解説つき 集合時刻: 15時 00分 集合場所: 原宿 (詳細は3日前までにentertainment@excite.co.jpに問い合わせてください) 参加費用: チケット代含め無料(申込順10名様) 06月 07日 (日) 特別鑑賞会(没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて/損保ジャパン東郷青児美術館)〜解説つき 集合時刻: 16時 30分 集合場所: 新宿 (詳細は3日前までにentertainment@excite.co.jpに問い合わせてください) 参加費用: チケット代含め無料(申込順10名様) 06月 14日 (日) 井の頭公園&玉川上水ウォーク&特別鑑賞会「ラウル・デュフィ展」(三鷹市美術ギャラリー)〜解説つき 集合時刻: 17時 00分 集合場所: 吉祥寺駅 (詳細は5日前までにcontents@qj8.so-net.ne.jpに問い合わせてください) 参加費用: 800円(チケット代実費含む) --- ◆◆◆ 市川 敏夫 展 ◆◆◆ 06月01日(月) - 06月07日(日) / 会期中無休 12:00 - 20:00 / 日曜は11:00 - 16:00 Oギャラリー/東京都中央区銀座1-4-9第一田村ビル 3F/03-3567-7772 入場無料 http://www4.big.or.jp/~ogallery/ ●黒色が美しい銅版画。今回は糸を使ったモノタイプ作品も並ぶ。 ◆◆◆ 林 昭子 展 ◆◆◆ 06月01日(月) - 06月07日(日) / 会期中無休 12:00 - 20:00 / 日曜は11:00 - 15:00 OギャラリーUP・S/東京都中央区銀座1-4-9第一田村ビル 3F/03-3567-7772 入場無料 http://www4.big.or.jp/~ogallery/ ●10歳の愛犬の限りある命を、一緒にいる幸せな空間を、描きたい(作家から)。 ◆◆◆ 芳年 -「風俗三十二相」と「月百姿」- 後期 ◆◆◆ 06月02日(火) - 06月26日(金) / 月曜日(祝日と重なったら翌日)は休館 10:30 - 17:30 / 入館は閉館30分前まで 太田記念美術館(東京・原宿)/ハローダイヤル03-5777-8600 一般700円、大高生500円、中小生200円 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/ 浮世絵というと、江戸時代のイメージが強いかもしれない。しかし鳥居派の歌舞伎役者絵は、今でも続いている。まして 文明開化の洗礼は受けたとはいえ、明治時代には相変わらずの隆盛を誇っていた。江戸時代と明治時代の両方で 活躍した人も多い。三世歌川広重。河鍋暁斎。落合芳幾。そしてこの月岡芳年もそうだ。 武者絵や戯画で有名な歌川国芳に学んだ芳年。だから武者絵のほか、美人画や歴史画も得意とした。今回紹介される 「風俗三十二相」シリーズは完全に美人画の流れだし、「月百姿」シリーズは歴史の系譜ということになる。ともに晩年の 代表作だ。ただし伝統を受け継ぎながらも、いかにも明治時代らしさも見せる。洋装で散歩する美人画など、ほぼ同時期 の黒田清輝や藤島武二の油彩による女性表現と比べてみるのも面白いだろう。もちろん浮世絵つながりで、春信や 清長や歌麿らの美人画を思い浮かべながら対比鑑賞するのもいい。 芳年の作品といえば、おどろおどろしさや残酷さを指摘されることも多い。その特異な精神世界は三島由紀夫や 江戸川乱歩に対しても影響を与えたという。蚊に襲われる弟子をモデルに義民・佐倉宗五郎を描き、それが伊藤晴雨 経由で芥川の「地獄変」につながっていった、という指摘も読んだことがある。 今回、前期と後期に分けて全点が紹介される「風俗三十二相」や「月百姿」は、全体にそれほど激しい題材のシリーズ ではない。それでもどこかに芳年らしい尖ったところはあるので、それを探し出すのも面白いだろう。また芳年は、 新聞挿絵の仕事も多く、現代の挿絵パターンの源流に位置づけられる人でもある。月にちなんだ「月百姿」など、 そういえば昔懐かしい絵本のセンスにもダイレクトにつながっているように感じられる。 芳年は日清戦争の少し前、1892年に亡くなった。しかしその後も、小林清親や井上安治らの世代が浮世絵を発展させて いく。そこで表現されるのは、いかにも明治時代らしい庶民の生活や街なみだ。伝統的ならぬ電燈的な情緒、といっては 言葉遊びがすぎるだろうか。そんな清親や安治、そして今回紹介される芳年に注目すると、鎖国時代とは違う意味で、 浮世絵の身近な魅力が浮かび上がってくるようだ。 ◆◆◆ 柳沢 信 作品展「浦沢先生と多磨の子供たち」 ◆◆◆ 06月02日(火) - 06月28日(日) / 月曜日(祝日除く)は休館 10:00 - 17:00 JCIIフォトサロン/東京都千代田区一番町25番地JCIIビル/03-3261-0300 入場無料 http://www.jcii-cameramuseum.jp ●結核の療養を機に、ファッション写真から旅を通じての風景や生活写真に転じた作家。 日本じゅうの街を舞台に撮ったモノクロ作品約70点を展示する。 ◆◆◆ 森山眞弓写真展 「雑記帳XI」 ◆◆◆ 06月02日(火) - 06月09日(火) / 会期中無休 10:00 - 18:00 JCIIクラブ25/東京都千代田区一番町25/03-3263-7111 入場無料 ●国会議員の多忙な日々の中、身辺のスケッチを集めたカラー作品約60点を展示する。 ◆◆◆ Bunkamuraの軌跡展 第1回 ◆◆◆ 06月04日(木) - 06月10日(水) / 会期中無休 / 10:00 - 19:00 Bunkamura Gallery/東京・渋谷/03-3477-9174 入場無料 http://www.bunkamura.co.jp/ ●「創業」をテーマに1984年から1989年の軌跡を追う。 ◆◆◆ ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開 ◆◆◆ 05月23日(土) - 07月20日(月・祝) / 月曜日(祝日と重なったら翌日)は休館 11:00 - 17:00 / 祝日を除く水曜日は20:00まで/入場は閉場の30分前まで 原美術館/東京都品川区北品川4-7-25/03-3445-0651 一般1000円、大高700円、中小500円、原美術館メンバーの方は無料 http://www.haramuseum.or.jp/ (以下の紹介文は、めるまが読者の斎藤牧子さんからのものです〜斎藤さん、ありがとうございました) 品川にある原美術館は、その以前は個人の邸宅であった住居に現代美術を紹介する私立美術館で、常に最新の 美術に関わる展示で定評がある。過去から未来が生まれ出ずる品川という場所にぴったりだ。ここで5月23日から 日本の若手作家14組の作品で構成する『ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』が 行われている。国際交流基金が企画した日本現代美術の新世代を国際的に紹介する展覧会で、海外巡回に先立って 披露されたものである。 キュレーターは海外でもその名が知られる美術評論家の松井みどり氏で、展覧会は画一化が進む現代世界 と個人の生きる意味の関係を問いかける内容となっている。「冬枯れの庭」とも「温室」とも訳されるタイトルの 「ウィンター・ガーデン」には、厳しい冬を生き抜く微生物がごとく、不安な世界の中で高価でない素材や高等でない テーマに宿る美を掴み出そうとする芸術家たちの試みという意味が含まれている。 展示は落合多武氏による「drawing for cat slide」から始まる。デザイン風に九つに分けられた画面には太い線のような ものが描かれているのだが、近くまできてそれが坂を滑り落ちる猫だと気付き、気付かなかった自分自身と猫の 無様な様子の両方に可笑しさを感じる作品になっている。同室の八木良太氏作「VINYL」は、氷水で作ったレコード盤 をプレイヤーで演奏するという作品だ。冷凍庫から出した直後は音も形もレコードであったものが、時間がたつにつれ 段々雑音が入り、それが音楽ではなく単なる音になり、最後には潰える。 ほかに、泉太郎氏の「キュロス洞」はニュース番組に繰り返し落書きを消しては書くということを映像にしたもの である。タカノ綾氏の作品では、淡い色彩で色付けされた妖精や夢幻の世界ばかりに視線を向けた少女たちが、 痛々しいほどの極細の線で囲まれている。そして佐伯洋江氏の「Untitled」は、まるで一点の曇りのない薄青の空の ような白い画面の隅から、いくつかの点以外はモノクロの植物らしきものが、意志を持って触手を伸ばしている様を 静謐に描いたものだ。 これら展示の全てを取り巻く「マイクロポップ」という言葉はキュレーターの松井みどり氏の造語で、 情報やイメージの断片を組み換え、視点や行動を再構成することで、凡庸な事物や場所に新たな用途を与え、その 意義を再生させる芸術表現を意味している。芸術家たちは、既成の組織にとらわれるのではなく、しかしながら対立しよう というのでもなく、それから抜け出し、想像力を駆使して物や事の可能性を捕らえ直しているのではないかと感じた。 作品はドローイングから、絵画、ビデオ、サウンド・インスタレーションとバリエーションがある。またテーマも植物 から日常生活、サブカルチャーなど、千差万別だ。すべてに共通しているものがあるとしたら、それは「模索」では ないだろうか。作品は強く明確なメッセージではなく、問いかけを提示しているように感じる。そこには答えがない。 けれどそれは現代の象徴だ。展示作品は、模索から答えを見つけるためには、多彩な想像力を持ち、それをフルに 働かせなければいけないと私たちに告げているのではないか。作品を見終わり、庭に出る。みずみずしい緑の芝から 新しいビル群を見ると、そういったことをいっそう強く感じた。そこにこそ、この美術館と展示の真髄がある。 ------------------------------------------------------------ 発行人(質問や感想などお気軽にどうぞ):加藤良平/contents@qj8.so-net.ne.jp


