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日本代表戦とサッカー界のトピックスを中心に独自の分析を展開します。フリーライターが商業マスコミとは一線を画した視点で斬る「読ませる」コラムマガジン。

  • 周期 各年代の代表試合に添う
  • 最新号 2008/06/06
  • 発行部数 3350
  • マガジンID 0000007996
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2008/06/06

週刊サッカーフリーク 08/06/06

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                   週刊サッカーフリーク
                                      since 1998
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●こんてんつ●  

  <1> W杯アジア3次予選 日本VSオマーン 2連戦コラム
     「賭けの途中」
    
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  <1> W杯アジア3次予選 日本VSオマーン 2連戦コラム
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流れはすでに、掴んだ。

日本ホームのオマーン戦、岡田監督には2つの大きなチョイスがあった。

まずはトップ。
巻・山瀬の縦関係を使うか、大久保・玉田の横関係を使うか。
そして中盤の底の人選。

トップに関しては、岡田体制以降で実際に多く点を取っている山瀬を外す布陣
を選ぶというのは、守りに入っていてはできないこと。

そして中盤の底に遠藤を持ってきたこと自体は驚くことではないが、
遠藤・今野ではなく、遠藤・長谷部というコンビは岡田さんの後のなさ、
仮にオマーンとの2戦の1勝1分けが最低ラインとしても、日本ホームで
スコアレスドローなら文字通りオマーンホームの試合が逃げ場のないところに
追い込まれる。それを避けるための決死の策だったと見ている。

恐らく、この状況下でなければ遠藤・今野、長谷部・今野のどちらかで
望みたかったのが岡田監督の本音ではないか。

日本ホームの試合を振り返ると、筆者は最大の勝因はオマーンが
日本ボールの時、遠藤をあまりに自由にやらせすぎたことだと観ている。

もちろん、キリンカップでは意図的に封印していたのであろう、長友・駒野が
松井・中村(俊)を追い越す動きも機能した。
そして早い時間に日本の生命線であるセットプレイで点を取ることができたこ
とも大きい。
それ以上に、攻撃の時に遠藤が3列目からあれだけ広い視野で自由に配給でき
たこと、これは大変頼もしかった。

裏を返せば、オマーンのトップが、ごく一般的なボールの追い方をしてくれた
ことが大きかった。
戦術家の監督ならば、前半の途中に「ボールを追うのではなく遠藤を自由にさ
せるな」という修正指示はしてもいい、むしろするべきだったと感じていた。

そこに、昨日のオマーン・リバス監督の解任報道である。
たいがいの監督解任において、戦術によって解任されることはなく、結果によ
ってされるものではあるが、あれだけ一方的にボールを持たれて修正できなか
ったのだから、ある意味やむなしなところもある。

そうして、岡田監督はリスクを冒しながら、この2戦の賭けを多いに優位に進め
ている。
監督も替わり、もはや『DoMyBest』以外に何も持ってないオマーンの意志は
強かろうが、決してその根は深くない。
1点でいい。先に1点を取ればオマーンの戦意は自らの意志に関係なく、劣勢を
覆す力は残らないだろう。

そしてこの「押せ押せ」の状況で岡田監督がどのような詰めを見せるかと言う
ところが見物。
サッカー界では古くから「勝っているときはメンバーをいじらない」というこ
とがよく言われるが、どう考えても相手がケアをしてくることが見えている状
況で、遠藤・長谷部のコンビで中盤の底を構成するのだろうか。

私見としては、日本ホームの3-0という結果で状況は一変している以上、
ここにリスクを抱える必要はあまり感じない。
柔軟な人選をしていい場面だと思っている。

オマーンの選手も技術やボディバランスなどでは日本に引けを取らない、むし
ろ優れているところもあるのだが、何せ日本ホームで見せた中村(俊)のゲー
ムコントロール能力、松井の何をやってくるかわからない奔放なプレイは大い
に恐れるところだろう。

オマーンホームの試合、前半の早い時間に長友に松井を何度か追い越させれ
ば、恐らくオマーンの右サイドの攻撃を封殺できそうに見える。
多少のリスクは犯すことになるが、これはぜひやるべきではないだろうか。

いずれにしても、戦う競技において相手がグラついたなら畳みかけるのが勝負
の鉄則。オマーンホームの試合、そこが一番の注目点になる。

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