[Town&Column report 2008/04/08 緊急地震速報]
=== Town&Column report ======================630部発行===
メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」
□□□ 2008/04/08 第127号! □□□
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いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。
桜も咲き、春満開の新年度を迎えいかがお過ごしでしょうか。ご無沙汰して
おります。ばたばたしておりまして、久しぶりのメールマガジンの発行となり
ます。遅れ遅れで申し訳ありません。今後ともよろしくお願いいたします。
メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」は、街並み・商業施設・
旅紀行等の視察レポートと身近な話題などのトレンドを見据えたコラムをマガ
ジン形式で発行しております。
基本姿勢として、まちづくりと合い通じるものがありますが、無理なく、地
道に、楽しみながら末永く続けていきたいと思っております。
発行ペースを少しゆったりした形で、1、2カ月に1回程度のペースでやって
いきたいと思っております。ご理解とご了承のほどよろしくお願いいたします。
また、ホームページと連動して画像付きでご覧になることができますので併
せてご利用下さいませ。
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================== Town&Column report INDEX ==============
◆コラム「導入が進みつつある緊急地震速報について考察する
(阪神・淡路大震災から13年目を迎えて)」
http://www.townnet.com/tsunagu/colam161.html
◆最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル)
◆“まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル)
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● 「導入が進みつつある緊急地震速報について考察する
(阪神・淡路大震災から13年目を迎えて)」 ●
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ここ最近、緊急地震速報の導入が進みつつあります。鉄道や建設、研究機関
などの特定利用者向けには、2006年8月から始まっていますが、昨年(2007
年)10月1日から一般向けにも「緊急地震速報」が始まりました。今回のコラ
ムでは、個人個人の防災への備えとして、備えのベースになる知識という観点
で「緊急地震速報」を起点に述べていきたいと思っております。また、6,433
人が犠牲となった阪神・淡路大震災から、13年目を迎えています。皆さんは、
いつ起こるかわからない地震への備えをされているでしょうか。
地震大国の我が国にとっては、「緊急地震速報」は新たな防災手段と言えま
す。「緊急地震速報」は世界初の試みでもあります。「緊急地震速報」開始か
ら半年余り経ちますが、皆さんはどの程度ご存知でしょうか。お年寄りから子
どもまで幅広く浸透することができるかが運用の成否を分けるだけに、認知度
というのは重要な指標になってきます。
まず、緊急地震速報の仕組みを簡単に紹介しますと、地震が発生すると、速
度の速い初期微動(P波:秒速7〜8キロメートル)に続き、大きな揺れをもた
らす波(S波:秒速3〜4キロメートル)が伝わってきます。この速度の差を利
用し、震源に近い地震計がとらえた初期微動から震源や規模などを推定し、気
象庁が速報を出すというものです。
緊急地震速報は、地震の予知ではなく、P波とS波によるあくまで計算上の予
測なので、どの程度の信頼性があるかが問題にもなってきます。気象庁は、地
震が起こるごとに、計算プログラムの修正を行っており、確実に精度は高まっ
てきています。最近の地震で検証した結果、37%の地域で震度はピタリ一致
し、全体の83%は震度1以内に収まったとしています。
緊急地震速報の実用化までの経緯を少し紐解いていきます。1976年に東海
地震説が唱えられたのを機に、揺れと大津波に備える方策として、気象庁気象
研究所で1980年代前半に研究が始まりました。そして正式な検討会ができた
のが1992年です。鉄道総合技術研究所や防災科学技術研究所などの研究者と
も連携し、阪神大震災や鳥取県西部地震など35の地震の波形を徹底分析し、予
測精度を高めて、高速通信網や地震計の整備、コンピューターの処理能力向上
で、実用化の目処が立った流れです。
それでは、東海地震が発生した場合、どのくらい前に緊急地震速報が流れる
のかみていきます。東海地震が沖合いで発生した場合、静岡市に激しい揺れが
来る10秒前、東京が強い揺れに襲われる40秒前に情報を出せると試算してい
ます。気象庁は、「短ければ数秒なので身近な安全な場所で揺れに備えてほし
い」と言っています。しかし、緊急地震速報のシステムにも限界はあります。
直下型地震の場合、震源に近い場所では、P波とS波のタイムラグがほとんどな
く、速報が間に合いません。具体的には、震源が内陸の深さ10キロ以内という
浅い地震では、震央から半径約25キロの範囲内では速報が出る前に来てしまう
そうです。
数秒から数十秒というわずかの時間に、どう行動するかによって生死が分か
れます。数秒から数十秒という時間は、何もしなければ、あっという間に過ぎ
てしまいますし、また、何の備えもなければ、あたふたしているうちに地震が
発生してしまいます。常日頃から緊急地震速報を受けた際にどのように行動す
るかシミュレーションしておくことが大切です。それも、いつどこで地震が発
生するかわかりませんので、自宅で受けた時、会社で受けた時、または移動中
や外出先で受けた時など、それぞれ、どのように行動するかシミュレーション
していく必要があります。そうでないと、いざという時に足がすくんでしまっ
て動けないと思います。
緊急地震速報を受けてのどのように動いたかのアンケートを見ていきますと
、2007年7月の中越沖地震で緊急地震速報の先行提供を受けていた長野県上田
市の自治体住民の半数近くは、緊急地震速報を受けて「何もしなかった」と回
答しています。
少し詳しく見ていきますと、長野県上田市は約2年前に緊急地震速報を先行
導入しており、実際に大地震で提供を受けたのは中越沖地震が初めてでした。
住民調査によると、揺れの到来を伝える速報を有線放送で聞いた89人のうち、
40人(45%)が「何もしなかった」と回答し、「(机の下に隠れるなど)避
難行動を取った」が22%、「身構えた」が29%となっています。
気象庁が2007年9月に約2千人を対象に行った調査では、自宅で速報を受け
た際の正しい対応を尋ねた質問で全体の38%が「まず火を消す」と誤回答し
ています。正解の「頭を保護し、机の下に隠れる」は全体の59%にとどまっ
ています。
最後に緊急地震速報に関する旬な情報を記載いたします。成田空港と中部国
際空港は今春(2008年春)から地震の大きな揺れが来る前に震度などを伝え
る気象庁の緊急地震速報を導入します。旅客ターミナルビルなどを中心に館内
放送で利用者に伝え、外国人向けに英語でも発信します。羽田など国内6空港
はすでに航空管制に緊急地震速報を活用していますが、旅客ターミナルなど一
般向けに伝達するのは初めてです。
中部国際空港は、2008年4月から原則震度5弱以上、成田空港でも2008年
5月までに震度4以上の情報をターミナルビルで放送します。危険物を扱う貨
物地区や燃料備蓄地区などでも速報を防災に活用する方針です。
中部国際空港は速報を日本語で2回流した後、英語で1回流します。成田空
港では、英語以外の速報方法についても検討しています。気象庁は「地震速報
を英語で流している事例は聞いたことがなく、おそらく初めてのケース」と話
しています。
また、名古屋市は今年度(平成20年度)から緊急地震速報などの自然災害に
関する情報や有事情報を、消防庁の全国瞬時警報システム(J-ALERT)を使っ
て市内の区役所や学校、公園などに設置された防災無線(177箇所)で瞬時に
伝えるシステムを運用し始めました。名古屋市はこれまで、緊急地震速報を市
民に伝えていませんでした。これからは震源地付近で最大震度が5弱以上で、
愛知県西部で震度4以上が予想される場合、スピーカーからアナウンスされます。
あと、地震関連の旬な話題として、東京を襲う「首都直下地震の直後、約
1252万人が自宅を目指して歩き始め、うち約201万人が満員電車並みの混雑
に3時間以上巻き込まれる」という、初めてのシミュレーション(模擬実験)
結果を、中央防災会議が2008年4月2日に発表しました。ただし、歩き始める
時間を遅らせたり、混雑状況を広報したりといった対策で、混雑は大幅に解消
できるとしています。
今回のコラムでは、緊急地震速報をベースに紹介してきましたが、地震はい
つやってくるかわかりません。そして、いくら緊急地震速報が整備されて機能
したとしても、数秒前から数十秒前程度であり、あたふたしていれば、何もし
ないうちに地震が発生して、命を落としかねません。せっかくの緊急地震速報
というシステムを活用できるかどうか、自分の命が助かるかどうかは我々使う
側にかかっています。自宅にいる時、通勤途中などいろいろな場面を設定して
、緊急地震速報が受けた時にどう行動するかシミュレーションしておく必要が
あります。ほんの1秒なり0.1秒が生死を分ける場合があるだけに、自分の身は
自分で守るという心構えで常日頃から皆さんも考えられてはいかがでしょうか。
その他、地震についての必要最低限の備え(知識)については、「地震一口
メモ」に載せていますので、一度ご覧いただき参考になさって下さればと思い
ます。また、以前に、ある市の地域防災計画策定(地震対策編・一般対策編)
に携わったことがあり、防災の日(関東大震災の起こった日)、阪神大震災の
起こった日近くに、防災にちなんだコラムを今回同様に載せております。地震
防災に関するコラムは、検索コーナー・テーマ別から見ることができますので
、併せてご覧下さいませ。
記:2008年04月08日 By Nagura
ホームページの画像付きで見る場合のURL:コラムはワンポイント画像です
http://www.townnet.com/tsunagu/colam161.html
その他の文中に出てきました関連ページのURL:
※「地震一口メモ(コーナー)」
http://www.townnet.com/tsunagu/zisin.html
※「中部国際空港(レポート)」
http://www.townnet.com/tsunagu/centrai.html
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● 最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル) ●
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■地域貢献ガイドライン活用成果少なく(2008.03.24:日経流通新聞より)
日本チェーンストア協会など大手小売4団体に加盟する店舗の地域貢献ガイ
ドラインの認知度は75%ですが、地域に役立っているとは言い難い。日本商
工会議所が全国の商工会議所を対象にした調査でこんな結果が出ました。
日本商工会議所では今後、ホームセンターなど他の小売業界への指針策定や
業界団体非加盟のアウトサイダー対策などを政府や関係団体に求めていく予定
です。
補足として、まちづくり3法の改正議論の中で、大型店に対する地域貢献や
社会的責任を求める声があり、チェーン協と日本百貨店協会、日本ショッピン
グセンター協会、日本フランチャイズチェーン協会は自主的に地域活動への参
加や防犯・雇用の確保にガイドラインを作りました。
■高山で路上禁煙・ポイ捨て禁止(2008.03.24:日経新聞より)
岐阜県高山市議会で3月24日、江戸時代の面影を残す古い町並みや朝市が
開かれる高山陣屋の周辺など観光客が多く訪れる場所で、路上禁煙を禁止する
条例が全会一致で可決、成立しました。
4月1日から施行し、来年4月からは悪質な違反者から1000円の過料も徴収
します。
同市では、売店で購入しただんごのくしなどのごみのポイ捨ても多く、吸い
殻を含むごみのポイ捨てについては、市全域で禁止することも盛り込みました。
高山市は年間400万人以上の観光客が訪れ、フランスを代表するガイドブッ
ク「ミシュラン」では外国人向け観光地として3つ星に選ばれています。
■新・大阪名物を創出(2008.04.03:日刊工業新聞より)
未来に残す新・大阪名物を創造・発掘しよう。大阪市北区のクリエーター8
人が集まり「大阪名物 広辞苑研究会」を設立し、活動を始めました。
“たこやき、吉本、タイガース”だけではない、くすっと笑えてセンスがあ
り、誇りに思える大阪名物を生み出す予定です。
5月下旬をめどにサイトを立ち上げ、コンセプトを浸透させます。大阪版流
行語大賞の選定や出版も念頭に、企業や個人の参加を募ります。
クリエーターたは「大阪に元気がない」「情報発信が偏っている」という思
いから、「大阪に住む人たちが誇りに思える何かをアウトプットしたい」と結
集しました。
■伝えたい景観600選(2008.04.04:朝日新聞より)
愛知県は、地域の景観を後世に伝えるのを目的に「景観資源600選」を指
定しました。県内の全61市町村から計612箇所を選びました。このうち52
箇所は、何げない「身近な景観」と位置づけています。
昨年秋、応募があった738件の中から、写真家らでつくる選定委員会が選
びました。地元の祭りや歴史にゆかりなる有名な景観だけでなく、地域にと
って愛着がある身近な景観を含んでいるのが特徴です。
■全国の三セク債務(2008.04.06:日経新聞より)
全国の第三セクターが抱える債務のうち、5000億円弱は地方自治体が肩代
わりを迫られている可能性が高いことが、日本経済新聞の試算で明らかになり
ました。
自治体財政を三セクなども含めて監視する地方財政健全化法の適用が2008
年度からスタートしました。三セクが財政に与える影響は大きくなります。
同法に基づき健全化のための歳出カットを迫られる自治体も多いとみられ、
地方財政の新たな火種になりそうです。
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● “まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル) ●
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タイトル、著者、出版社、価格、発行年月日の順に示してあります。
■東海エリアデータブック 中日新聞社・三菱UFJリサーチ&
コンサルティング編 中日新聞社 2,100円 2008/01/09
東海「元気」対象2007のグランプリに「名古屋摩天楼・ミッドランドスク
エア」が選ばれました。名古屋駅前にそびえる摩天楼、愛知万博、セントレア
開港後も落ち込むことなく、東海エリアの元気を継続しているひとつの象徴で
す。
本書は、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の東海エリアのマーケット動向、
プロジェクト動向などが描かれています。
データバンクとして、人口・気象・土地、経済・財政、産業、都市・生活、
運輸・交通、国際化、市町村データなども附属しています。
■環境・共生型 タウンマネジメント 加藤敏文編著
学文社 2,625円 2007/09/10
環境に配慮した街づくりは、さまざまな学問分野から研究されています。
1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開催された地球環境サミットで、
新しい概念「持続可能性」が環境問題の解決も含めて提案され、世界に広く
認められ、21世紀に入った今日においても、問題解決のキーワードとして使
い続けられています。
本書は、我が国の都市において、どのような環境共生街づくりが行われ、
それをマネジメントしていくべきなのかという研究視点から描かれています。
■パワポで極める1枚企画書 竹島愼一郎
アスキー 1,890円 2008/02/01
まちづくりの提案やイベントの企画提案の際に参考になる一冊です。
本書は、「企画書は1枚でキメる」というキーワードをベースに書かれてい
ます。“勝負企画”を1枚で行う理由として著者は3つ挙げています。
「全体像を提示できる」「関連性を見せられる」「インパクトがある」の3
つを挙げています。
本書は、パワーポイントの基本作法図のオペレーション編、「1枚企画書」
講座のレクチャー編、「1枚企画書」100事例のケーススタディ編から成って
います。
====☆お知らせ☆========================================
■■■ 次回配信(2008年5月〜6月頃配信予定)内容のお知らせ ■■■
視察レポートとして、東京の“街のコンシェルジェ”中延商店街&“沖縄タ
ウン”和泉明店街を訪ねてを紹介する予定です。お楽しみに!!乞うご期待を
!!(注:都合により、内容を変更する場合もございます。その際は、ご了承
のほどお願いいたします)
=======================================☆お知らせ☆=====
最後まで、お読み頂きまして、ありがとうございました。
ひとときでも、ごゆっくりとくつろいで頂けましたでしょうか!!
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○電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」2008/04/08
発行者 名倉 弘二 (tsunagu@tcp-ip.or.jp)
発行 株式会社 ケイプラン(Kplan) 所在地:愛知県安城市
創刊 1998年10月6日(火) 大安
まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間 Nagura's Home」
http://www.townnet.com/tsunagu/index.html
ご意見、ご感想などありましたら
mailto:tsunagu@tcp-ip.or.jp(名倉弘二)までお気軽にどうぞ。
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このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。( http://www.mag2.com/ )
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