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2007/09/04

[Town&Column report 2007/09/04 桜山商店街&商学連携]

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=== Town&Column report ======================630部発行===
      メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」
       □□□ 2007/09/04 第124号! □□□
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 いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。
 9月を迎え、不思議なもので、吹きゆく風にも秋の気配を感じるようになっ
てきました。夏の疲れは残っていないでしょうか。
 ここのところ、商店街のイベント等でばたばたしており、なかなかメルマガ
が発行できず、更新できなかったこと、まずもってお詫び申し上げます。
 今回の視察レポートは、名古屋屈指の文教地区にある桜山商店街を紹介して
います。コラムでは、商学連携について考えています。ごゆっくりとお読み下
さいませ。
 メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」は、街並み・商業施設・
旅紀行等の視察レポートと身近な話題などのトレンドを見据えたコラムをマガ
ジン形式で発行しております。月1回程度の発行を予定しております。また、
補完する形で、読者の皆様からの情報を基にした「広報・コミュニティー情報
版」を情報が入った際に随時発行しております。
 現在2本立てで発信しておりますが、将来的には、「まちづくり情報」に特
化したメールマガジンへと育てていきたいと考えております。末永く、ご愛顧
のほどよろしくお願いいたします。
 また、視察レポート、コラムは、ホームページと連動して画像付きでご覧に
なることができますので併せてご利用下さいませ。
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================== Town&Column report INDEX ==============
  ◆視察レポート「名古屋屈指の文教地区・
                 桜山商店街界隈を訪ねて」(愛知)
    http://www.townnet.com/tsunagu/sakuray.html
  ◆コラム「商学連携・学生まちづくりについて考察する」
    http://www.townnet.com/tsunagu/colam160.html
  ◆最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル)
  ◆“まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル)
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  ● 視察レポート「名古屋屈指の文教地区・
                 桜山商店街界隈を訪ねて」(愛知)●
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 名古屋市昭和区の桜山商店街を訪ねてきました。桜山商店街の周辺地域は、
閑静な住宅街であるとともに、大学や高校、名古屋市博物館などが立地してお
り、名古屋屈指の文教地区の地域特性を有しています。1キロメートル圏内の
商圏エリアの大学・高校には、名古屋市立大学はじめ、名古屋女子大学、名古
屋女子大学短期大学部、名古屋柳城短期大学、瑞穂高校、向陽高校、享栄高校
、名古屋大谷高校、名古屋国際高校などがあります。

 公共機関としては、地下鉄の駅に隣接しており、桜山商店街は、地下鉄・桜
通線の桜山駅を中心に広がっています。ここ桜山は、今は、地下鉄やバスが主
な公共機関ですが、昭和40年代まで市電(路面電車)が走っていました。当時
、道路沿いには、桜が咲き乱れ、市電の車窓からは切れ間なく花見ができたそ
うです。当時、桜山の交差点の近くにあった名古屋市立大学のけんりゅう食堂
や昭和税務署(共に今は建替えや移転で桜山からなくなっています)などは、
大きな桜の木がたくさんあり春になると建物が桜のなかに埋もれてしまうほど
だったそうです。

 その後、桜がなくなってしまいましたが、平成6年3月の地下鉄桜通線の今池
駅から野並駅まで延伸され、桜山駅の開設に伴い、歩道の拡幅、電柱の地下埋
設等の街路整備事業に合わせて、桜の木が植えられました。この桜の木を植え
るきっかけは、商店街の青年部が中心となって「桜山」をその名の通り、桜で
彩りたいという思いから始まりました。今では、10数年経ち、昭和40年代の
桜が咲き乱れる当時の姿に徐々に近づきつつあります。

 なかでも現在、地下鉄桜山駅8番出口近くでは、天然記念物に指定されてい
る岐阜県の薄墨桜と群馬県鬼石町の冬桜が華麗な姿を見せています。特に鬼石
町の冬桜は1年に2度(冬と春)花が咲くという珍しい種です。桜山商店街の
周辺の桜の名所としては、山崎川の桜がありますが、桜山の街で見る「さくら
」もまた趣深いものがあります。後ほど、商店街と学生たちの商学連携の取り
組みを紹介しますが、一番上の画像は、冬に行われたイベント「ウキウキ冬な
のに元気さくら祭」を写したものです。冬のイベント名にも、しっかり桜山商
店街ならではの「さくら」という名称が使われています。

 あと、桜山商店街界隈の特徴として、医療、福祉施設が充実しています。商
店街に隣接してあるのが、高度先進医療に取り組んでいる名古屋市立大学病院
です。また、桜山商店街エリアには、福祉施設も多くあります。障害をもった
方が外に出たい、働きたいなど人並みの生活がしたいという素朴な気持ちから
、障害をもった方たち自身が立ち上げた「AJU自立の家」があり、関連施設の
働く場として「わだちコンピューターハウス」、交流の場として「サマリアハ
ウス」などがあります。

 以前、愛知県の人にやさしい街づくり連続講座に参加した際、「AJU自立の
家」さんから車いすの一日体験をスタートして、地下鉄を使って名古屋駅まで
行き、食事も兼ねて一日中車いすで過ごしたことがあります。その際に、名古
屋市立大学病院や桜山商店街を車いすで通ったことがあります。人にやさしい
街づくり連続講座の模様は、「人にやさしい街づくり連続講座を受講して」「
“人にやさしいまちづくり”について考察する」「名古屋の下町・弁天通商店
街を訪ねて」で載せておりますので、併せてお読み頂けましたら幸いです。

 その他、桜山商店街には、郵便局はじめ都銀、信金含め金融機関が充実して
います。昭和郵便局は、桜山の交差点の角にあり、上から4番目の画像の後ろ
に見ることができます。ちなみに、郵便局の隣が名古屋市立大学病院になりま
す。そして、もう少し瑞穂区側に歩いていきますと、名古屋市博物館もありま
す。

 このような立地にある桜山商店街では、現在、名古屋市立大学の学生たちと
一緒になって、商店街含むまちの活性化事業を展開しています。この商学連携
の経緯を少し紐解いていきます。

 発端は、平成16年度に愛知県が主催した商店街活性化事業の提案に名古屋市
立大学の経済学部のゼミ生が応募したことです。テーマは、「地域特性を取り
入れたユニークな商標の創世とそれを生かした商品の開発」というものです。
この取り組みは実際に事業予算まではついておらず、提案者と商店街の出会い
の場としてのマッチング事業でした。
 そして、具体的に動いていくのが、名古屋市が平成17年度から始めた商店
街再生事業です。名古屋市内の商店街の中から商店街再生事業として選定し
た10の商店街の中に桜山商店街が選ばれました。平成16年度の愛知県への提
案を名古屋市が引き継ぐ形で、実際に事業展開していきました。うまい具合に
、愛知県と名古屋市との連携がとれた事業展開となっています。

 平成17年度に名古屋市が支援した商店街再生事業では、桜山商店街の再生
コンセプトとして、「テーマ:地域の根ざした“縁側的な商店街づくり”」
「めざす姿:“地域ブランドづくり”“地域の困った問題を解決するビジネス
を地域住民と展開する”」を定めました。現在、この再生コンセプトをベース
に商店街と学生たちが一緒になって、商店街・まちの活性化に動いています。
現在進行形でもありますが、これまでに、商店街シンボルマークの制作、イル
ミネーション事業、数多くのまつりなどのイベントの実施、商店街の絵本づく
り、学生たちによる店舗審査など行ってきています。学生たちは、卒業してい
きますので、先輩から後輩へと引き継がれています。

 一番上の画像と上から3番目の画像は、商店街のイベントに企画段階から学
生たちが参画して、一緒に取り組んでいる様子を写したものです。ちなみに上
から3番目の画像は、子ども向けのカルタ取りを行っている様子を写したもの
ですが、その画像上にみえるカルタは学生たちの手づくりです。商店街カルタ
で、各お店やお店の商店主たちを紹介した学生たちの力作です。

 愛知県の取り組みを名古屋市がうまく引き継ぎ、その成果として行った事業
展開を一つ掘り下げて紹介します。それは、商店街のシンボルマークづくりに
取り組んだものです。平成17年度に、デザイン案を地元の小中学生を中心に
公募し、商店街や学生、弁理士などの審査を実施して、名古屋市立大学芸術工
学部の協力を得て手直しを行いシンボルマークを完成させました。きっかけは
、名古屋市立大学の経済学部でしたが、さらに同大学の芸術工学部の先生や学
生も巻き込んで作り上げました。注目する点として、シンボルマークは多くの
商店街等で作られておりますが、桜山商店街の場合は、商店街としては珍しく
、特許庁に商標の出願をして、数カ月の審査を経て、平成18年秋にみごと商
標登録されました。

 流れとして、平成17年度にシンボルマークのデザイン決定、そして、平成
18年度にシンボルマークのネーミング(愛称)募集を行いました。ちなみに
ネーミングは、応募された中からイベント時に一般の人気投票により「さくら
っぴー」に決まりました。デザインは、小学生の子が描いた手がピース(グー
、チョキ、パーのチョキ)の形をベースにそこに顔と耳がありような感じで、
うさぎの耳のようにも見えるような親しみの感じられるデザインに仕上がって
います。「さくらっぴー」は、さくらとピースをかけているようです。

 このシンボルマーク「さくらっぴー」は、いろいろなところに使われ始めて
います。商店街のアーケードと街路灯に「さくらっぴー」が描かれています。
また、先ほどの学生たちの店舗審査の取り組みを紹介しましたが、優良店に認
定された額入りの認証状にも「さくらっぴー」のシンボルマークが描かれてい
ます。さらに、学生たちが、「さくらっぴー」を主人公にした絵本もつくりま
した。これからが本格的な取り組みとなり、今後「さくらっぴー」の商標をつ
けた商品づくりなどが予定されています。

 上から4番目の画像は、NHKの生中継された模様を写したものです。ご存知
の方も多いと思いますが、全国放送の昼(0時20分〜0時43分)の「ふるさと
一番!」で桜山商店街から生中継されました。2007年4月12日(木)に「学生
パワーで商店街にサクラサク」というテーマで生中継されました。さすがNHK
だけあり、うまいタイトルで、学生に焦点を当てつつ、学生と一緒に取り組ん
でいる商店主が出てくる番組構成でした。「ふるさと一番!」は、アナウンサ
ーとタレントが地域を紹介する番組で、この時のタレントは、大沢逸美さんで
した。この時は、「さくらっぴー」のフラッグ(旗)もつくって、商店街に飾
り付けました。

 上から5番目の画像は、テレビでもよく取り上げられる「石焼&ワインのイ
ワタ」の“おばあちゃんのコロッケ”で有名なイワタさんのおばあちゃんに、
異業種交流会・TMCのメンバーとともに、桜山の歴史および商店街を案内して
頂いているところを写したものです。画像上に見える店舗は、現在、空き店舗
で、週末八百屋さんやいろいろなイベントなどで活用されています。現在、先
ほど述べました再生コンセプトにおける目指す姿の“地域の困った問題を解決
するビジネスを地域住民と展開する”事業展開をこの空き店舗を活用してやろ
うと商店街、大学・学生はじめ福祉施設、シルバー人材センター、生涯学習セ
ンターなど地域の方々と話し合いが進められています。

 イワタさんのおばあちゃんにご案内頂いた後は、TMCのメンバーとともに、
おばあちゃんを囲みながら、「石焼&ワインのイワタ」さんの石焼昼会席をワ
インとともに堪能してきました。たいへん美味しかったです。皆さんも、機会
がございましたら学生たちが頑張っている桜山商店街を訪ねてはいかがでしょ
うか。キャラクターの「さくらっぴー」が迎えてくれます。年末(2007年12
月)頃には、空き店舗を活用した地域住民と展開する新たな商店街と学生たち
の取り組みが始まる予定です。
   視察日:2007年06月16日、7月12日、8月9日 By  Nagura

ホームページの画像付きで見る場合のURL:
http://www.townnet.com/tsunagu/sakuray.html

その他の文中に出てきました関連ページのURL:
※「人にやさしい街づくり連続講座を受講して(コラム)」
http://www.townnet.com/tsunagu/colam117.html

※「名古屋の下町・弁天通商店街を訪ねて(レポート)」
http://www.townnet.com/tsunagu/bentent.html

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  ●  「商学連携・学生まちづくりについて考察する」  ●
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 今回のコラムでは、商学連携を考えていくにあたって、まず、大学の置かれ
た現状をざっと見ていきます。少子化の影響もあり18歳人口の減少が続いて
いる中、各大学は、学生の獲得に向けて、激しい競争の時代を迎えています。
今年(2007年)の18歳人口は約130万人で、15年前の約6割まで減少して
います。一方で、大学は増えており、4年制大学は過去最多の約750校で、短
大を合わせますと1,100校を超えています。

 高望みしなければ大学進学希望者全員がどこかに入れるという「全入」時代
は、2007年度には訪れませんでしたが、近々全入時代を迎え、さらに大学間
競争が激化していきそうです。傾向としては、大都市圏などの有名校が多くの
学生を集める一方、地方の小規模校を中心に定員割れも目立っています。「二
極化」が強まっており、明暗が分かれている状況と言えます。

 日本私立学校振興・共済事業団によりますと、2007年度は定員割れの私立
大が全体の4割と、10年前の5パーセントから大幅に悪化しています。また、
赤字の大学は3割と見込まれており、経営危機がささやかれるところもありま
す。そのような中、有名私立大学では、少子化に伴う学生の質の低下を恐れ、
いち早く改革に乗り出して競争倍率に維持に努めているところもあります。

 その他、学部・学科の改組や新設に踏み切ったり、中にはキャンパスや教室
を都心に移してきているところもあります。また「ゆとり教育世代」の学力低
下が叫ばれる中、教員が随時質問に応じるなど、きめ細かい補習授業をセール
スポイントにする大学も増えています。出口となる就職という視点では、入学
直後から職業観を養う「キャリア教育」に力を入れ、教職員がカウンセリング
までして、就職活動を徹底的に支えるところも多いです。言い悪いは別にして
、いたれりつくせりの面倒見の良い大学が増えていると言えます。前回のコラ
ムで「最近の就職について考察する(2007.6.2)」について触れていますの
で、併せてご覧頂けましたらと思います。

 今回のコラムで取り上げている「商学連携」とは、商店街と学生・大学との
連携のことで、これまで大学の厳しい状況を見てきましたが、同様に厳しい状
況にあるのが商店街です。商店街も大学の傾向と同様に、特に都心部より地方
都市の商店街がシャッター通りと呼ばれるほど疲弊しているところもあり、大
学同様まさに二極化しています。

 商店街と大学、共に置かれた現状は厳しいですが、そのような状況の中、日
本で最もダメと呼ばれる商店街と大学が組むとおもしろいことができるといっ
たある大学の先生がいます。実際にその先生は、商店街の中に、研究室をつく
り、そのおもしろさを実践した方です。大学というのは、「授業」「研究」と
いうのが大きな本来的な使命ですが、そこに「地域貢献」という第三の柱がク
ローズアップされています。生き残りをかけて、大学として地域貢献に積極的
に取り組む大学も出てきていますし、国(文部科学省)も産学連携や特色ある
学生たちの地域活動などに補助金を出すなど支援しています。

 大学側も学生たちのソフト的な地域貢献の場、地域活動の一つの場として商
店街が挙がっています。当方自身も、商学連携のお手伝いをさせて頂いており
ますが、学生たちに、まちや商店街を学びの場として積極的に活用して欲しい
と思っております。学生たちにとっては、大学内の机上の勉強が大切なことは
言うまでもありませんが、学外における実践の場は、学生たちにとって社会に
出ていく上で重要な経験になると思います。

 今の学生たちにとって、商店街は、残念なことに、郊外のショッピングセン
ターなどに行ってあまり行かない場所になっていますが、ある意味、学生たち
にとって商店街は異文化空間であるだけに学びや新たな発見がたくさん詰まっ
ていると言えます。個性の強い一国一城の商店主たちと共に活動していくこと
で、そこで揉まれて打たれ強くなり、生きた本物の社会を垣間見ることができ
ると思います。今、インターンシップ(就業体験)がどこの大学でも実施され
ていますが、ある程度カリキュラムが組まれたインターンシップと違って、カ
リキュラムがなく、何が起こるかわからない商学連携は、インターンシップと
はまた違った醍醐味があります。それだけに、おもしろいことが生まれる、思
っても見なかったようなびっくりすることができたということにつながってい
きます。

 商店街側に目を向けてみますと、商店街の活性化という視点で、メインでは
ありませんが、商学連携という補助金の支援メニューを自治体が打ち出してい
ます。商店街の活性化の基本は、一つ一つの個店(お店)が元気になることで
、それぞれのお店がまず頑張り、さらに、同時に、商店街振興組合などお店の
集まった組織を強くして、個店のアップと商店街の組織力のアップを同時に進
めていく必要があります。

 商店街にとっての“商学連携”は、商店街を取り巻く地域との連携という視
点で、学生や大学と一緒に地域の活性化に取り組んでいく意味合いがあります
。中心市街地の活性化など含め商店街の活性化の多くは、これまで商店街の範
囲内だけで対策を考えてきた経緯があります。その結果、闇雲にイベントをい
くら打っても、空き店舗対策に多額の投資をしても、商店街の活性化につなが
らなかった経緯があり、今は周辺を含めた地域と連携した活性化の流れとなっ
てきています。商店街の周辺には、町内会はじめNPO、市民団体、農家(生産
者)、学校などがあり、その一環として、商店街側では、今回のコラムで紹介
している“商学連携”が脚光を浴びています。

 今回のコラムで見てきましたように、大学、商店街は共に厳しい状況に置か
れています。そのような状況を大学側から文部科学省、商店街側から経済産業
省を中心に、支援体制も整いつつあり、“商学連携”は、大学にとっても、商
店街にとっても互いにメリットがあるWIN WINの関係であるだけに、今後、
いろいろな側面で進んでいくことが予想されます。皆さんの住んでいらっしゃ
る地域においても“商学連携”の取り組みに注目してはいかがでしょうか。

 学生はじめ大学と自治体や商店街との連携は、ざまざまなところで進んでい
ます。視察レポートとしては、まだまだ少ないですが、検索項目「学生・大学
における連携の取り組み事例(商店街・行政などとの連携)」を設けています
。クリックして頂きご覧頂けましたら幸いです。学生・大学とまちづくりとい
う観点では、これからも数多く紹介していきたいと思っております。ちなみに
、今回のメルマガ(2007年9月号)で同時に紹介しました「名古屋屈指の文教
地区・桜山商店街界隈を訪ねて」は商学連携の取り組みが行われています。

 最後に、大学の支援関係の最新情報を紹介したいと思います。文部科学省は
2008年度から、国公私立を超えた大学間の戦略的連携を支援する事業を始め
ます。地方大学や小規模大学などが限られた予算の中で単独で環境整備を進め
るのが難しい場合に、相互補完的な教育プログラムや、得意分野を持ち寄った
研究などを選定して支援します。知的財産管理や教員研修、インターンシップ
(就業体験)窓口など大学運営全般を対象にしています。2008年度予算で50
億円の概算要求を盛り込む予定です。
        記:2007年09月01日 By  Nagura

ホームページの画像付きで見る場合のURL:コラムはワンポイント画像です
http://www.townnet.com/tsunagu/colam160.html

その他の文中に出てきました関連ページのURL:
※「最近の就職について考察する(コラム)」
http://www.townnet.com/tsunagu/colam159.html

※「学生・大学における連携の取り組み事例」
http://www.townnet.com/tsunagu/gakuuni.html

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●  最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル)  ●
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■交流型ツアーに補助金(2007.08.12:日経流通新聞より)
 地域の自然や文化、人とのふれあいを求める旅への潜在的な需要は多いとみ
られ、旅行市場では従来型のパックツアーに代わって、自然に親しむ「エコツ
ーリズム」などの人気が高まっています。
 国土交通省は地域の自然や文化などの特性を生かした体験、交流型の旅行「
ニューツーリズム」の市場活性化に乗り出します。
 推進母体として、旅行業者などで構成する推進協議会を発足します。各地で
実施するモニターツアーに補助金を出すほか、地域情報などのデータベースも
構築します。
 観光地としての魅力づくりや、旅行者の受け入れ態勢を整備し、国内旅行の
振興につなげます。

■「郷土料理百選」を選定(2007.08.08:日経流通新聞より)
 過疎化が進む農山漁村の活性化を目指すため、農林水産省は、各地に伝わる
郷土料理のなかから代表的なものを「郷土料理百選」として選定します。
 歴史や文化など料理にまつわる情報を全国発信し、幅広い層に料理を通じて
地域の良さを再発見してもらいます。
 選定に向け、有識者による「郷土料理百選選定委員会」を設置します。委員
長には食育研究家で服部学園理事長の服部幸應氏が就きました。
 選定の対象は農山漁村の地域住民の間で受け継がれ、現在も食べられている
郷土料理です。全国的に幅広く知られ、商業化されているものは極力除く方針
です。
 「食べてみたい!食べさせたい!ふるさとの味」として、既存の文献調査や
、国民や都道府県などからの推薦も受けて候補を選びます。その中から百の料
理を決定します。

■まちづくりの秘訣 伝授(2007.08.08:日経流通新聞より)
 経済産業省は「まちづくりの秘訣〜まちづくりに取り組む方のために〜」と
題したパンフレットを作製しました。
 中心市街地活性化に向け、「まちの分析から発想する」「まちのコンセプト
をつくる」「まちづくりをマネジメントする」の観点から9つのキーワードを
提示しています。
 パンフレットは経済産業省の「まちづくり成功事例分析研究会」の研究成果
をまとめたものです。
 キーワードごとに各地の成功事例も示し、事例の活用のポイントと成功に向
けた取り組みのサイクルを提案しています。
 経済産業省ではシンポジウムなどでパンフレットを配布し、街づくり活動に
生かしてもらう考えです。

■成功に学ぶ観光塾(2007.08.08:日経流通新聞より)
 国土交通省は10月から2009年3月にかけて、観光振興に成功した地域のリ
ーダーに学ぶ2007年度「観光カリスマ塾」を全国8箇所で開催します。
 観光カリスマ塾は地域の観光振興を担う人材を育成するために2004年度から
実施しています。
 広島市呉市で瀬戸内海の古代の塩づくりを解明・再現した“藻塩カリスマ”
による「体験型観光地づくり」を皮切りに、観光関係者に対し、広く見聞の機
会を提供していきます。
 受講は無料ですが、交通費や宿泊費のほか実費負担が原則です。対象は地方
自治体や観光協会などの関係者に限らず「観光振興による地域の活性化に意欲
のある人なら誰でも受け付ける(総合政策局観光資源課)」といいます。

■タイトル(2007.08.07:日刊工業新聞より)
 国土交通省は、郊外で計画される新市街地の区画整理を2008年度から原則
として認めない方針を固めました。
 都市機能を中心部に集約するコンパクトなまちづくりを進める狙いで、「都
市再生区画整理事業」を見直し、同事業予算を既存市街地の再生に重点化しま
す。
 都市再生区画整理事業は、密集市街地や中心市街地の再生に適用されるのが
一般的ですが、郊外の新市街地開発にも認められてきました。
 小規模開発などにも適用し、街区の再編を支援するのが特徴です。来年度か
らは、市街地が無秩序に広がるのを防ぐ一環として、都市再生区画整理事業を
原則として郊外に行わないようにします。
 ただ、郊外でも新駅や幹線道路などの整備に伴って人口が急増する地区につ
いては例外扱いとなります。

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 ●  “まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル)  ●
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タイトル、著者、出版社、価格、発行年月日の順に示してあります。

■大学地域論のフロンティア 伊藤眞知子 大歳恒彦 小松隆二
                 論創社 2,100円 2007/03/31
 副題に「大学まちづくりの展開」と付いています。
 少子高齢化の下で大学を取り巻く環境が激変しつつあります。大学として
は、そのあり方が使命や理念を含め、根底から問い直されています。
 「時代」が従前と同じではないという認識の下では、抜本的な改革・変革、
それも内から沸き起こる改革・変革のともなう対応が避けえなくなっていま
す。実際に、大学によっては、旧来の理念やあり方のままでは基本的な研究、
教育、地域活動にさえ順当に対応できなくなっています。
 さらには、とりわけ地方や新設の私立大学などにとっては、学校法人という
経営体として生き延びていくことさえ難しい時代を迎えています。
 本書は、大学と地域に関する問題は今後ますます重要になる、その重要性を
認識をできない大学は発展が難しくなるという観点で、東北公益文科大学の教
職員が地域での実践等含めて描かれています。

■まちづくり学 西村幸夫編 朝倉書店 2,900円 2007/04/25
 副題に「アイディアから実現までのプロセス」と付いています。
 まちづくりに関する著書は、すでに数多く出版されています。そしてその多
くは、まちづくりの実践例を紹介しているものが多いです。
 本書の意図は、まちづくりの事例をそのものとして示すことにあるのではな
く、事例の先に、私たちが共通して認識すべき、まちづくりのスタンスとでも
いうべきものが存在することを明らかにすることにあります。
 本書の構成は、「まちづくりの構想」「まちづくりのきっかけづくり」「ま
ちづくりの考え方」「まちづくりのマネージメント」から成っています。
 また、末尾には、まちづくりのためのキーワード集も載っています。

■後藤新平の「仕事」 藤原書店編集部編
                藤原書店 1,890円 2007/05/30
 幕末の東北・水沢に生まれ、明治から昭和に至る近代日本の激動期に、百年
先の未来と世界全体という遠大な時空間を視野に収めながら、内政から外交ま
で幅広い業績を残した後藤新平(1857年〜1929年)は、まさに世界を舞台に
活躍した人物です。
 後藤新平、生誕150周年にあたる今年は、テレビなどでも取り上げられて、
後藤新平の仕事のあり方から学ぼうと脚光を浴びています。
 後藤新平は、医者として出発し、生を衛るという立場からアジアの平和のた
めの外交に奮闘、また東京市長および関東大震災後の帝都復興院総裁として、
東京のあるべき姿を実現しようと尽力しました。その高遠な視野から生まれた
グランドデザインから、今われわれが汲み取るべきものは計り知れません。

====☆お知らせ☆========================================
 ■■■ 次回配信(2007年10月上旬配信予定)内容のお知らせ  ■■■
 視察レポートは、愛知県大府市の商店街の一店逸品・逸サービス運動を訪ね
てを紹介する予定です。また、コラムでは10月1日から始まる「緊急地震速報
」について考えるをお送りする予定です。お楽しみに!!乞うご期待を!!
(注:都合により、内容を変更する場合もございます。その際は、ご了承のほ
どお願いいたします)
=======================================☆お知らせ☆=====

───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆───
     ■■■ 「広報・コミュニティー情報版」 ■■■
 「広報・コミュニティー情報版」は、メールマガジン「地域・まちづくり情
報&コラム」に補完する形で読者の皆様からの情報を基に発信いたします。
 自治体、NPO、市民団体、研究機関などの方からのまちづくりに関する広報
(活動内容)事項などの情報発信を承ります。
 基本的にまちづくりに関するもので、非営利的な情報を取り上げていきます。
 また、読者の皆様からの町、商業施設、旅紀行などの情報・レポートも併せ
て載せていきたいと思っております。ご一緒にまちづくりを考えていく上で、
何なりとお寄せいただけましたら、うれしく思っております。
下記アドレスまでお願いいたします。
tsunagu@tcp-ip.or.jp
───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆───

 最後まで、お読み頂きまして、ありがとうございました。
 ひとときでも、ごゆっくりとくつろいで頂けましたでしょうか!!

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○電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」2007/09/04
発行者 名倉 弘二 (tsunagu@tcp-ip.or.jp)
発行 株式会社 ケイプラン(Kplan) 所在地:愛知県安城市
創刊 1998年10月6日(火) 大安
まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間 Nagura's Home」
http://www.townnet.com/tsunagu/index.html

ご意見、ご感想などありましたら
mailto:tsunagu@tcp-ip.or.jp(名倉弘二)までお気軽にどうぞ。

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、新アドレスでの登録をお願いいたします。
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