2007/05/15
[Town&Column report 2007/05/15 西尾&キャリア]
=== Town&Column report ======================640部発行=== メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」 □□□ 2007/05/15 第122号! □□□ ==================================================== ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。 風薫る新緑の季節、気持ち良い季節を迎えました。いかがお過ごしでしょう か。一雨ごとに芽生えた若葉がまぶしく生命力を感じます。 今回の視察レポートでは、小京都と呼ばれる愛知県西尾市を紹介しています 。また、コラムでは、キャリアカウンセラーについて考えています。ごゆっく りとお読み下さいませ。 メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」は、街並み・商業施設・ 旅紀行等の視察レポートと身近な話題などのトレンドを見据えたコラムをマガ ジン形式で発行しております。月1回程度の発行を予定しております。また、 補完する形で、読者の皆様からの情報を基にした「広報・コミュニティー情報 版」を情報が入った際に随時発行しております。 現在2本立てで発信しておりますが、将来的には、「まちづくり情報」に特 化したメールマガジンへと育てていきたいと考えております。末永く、ご愛顧 のほどよろしくお願いいたします。 また、視察レポート、コラムは、ホームページと連動して画像付きでご覧に なることができますので併せてご利用下さいませ。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ================== Town&Column report INDEX ============== ◆視察レポート「抹茶生産日本一の小京都と呼ばれる 城下町・愛知県西尾を訪ねて」(愛知) http://www.townnet.com/tsunagu/nishiok.html ◆コラム「キャリアカウンセラーという資格取得に向けて」 http://www.townnet.com/tsunagu/colam158.html ◆最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル) ◆“まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル) ===================================================== ─────────────────────────────────── ● 視察レポート「抹茶生産日本一の小京都と呼ばれる 城下町・愛知県西尾を訪ねて」(愛知)● ─────────────────────────────────── 松平六万石の城下町として賑わい、その名残りが今でも随所に残っている三 河の小京都と呼ばれている愛知県西尾市(人口107,009人:2007年3月1日現 在、面積75.78平方キロメートル)を訪ねてきました。全国各地に小京都と呼 ばれているところはありますが、愛知県内では、ここ西尾と犬山だけです。 小京都について少し触れますと、小京都とは、古い町並みや風情が京都に似 ていることから、各地に名づけられた街の愛称です。室町時代以降、各地の大 名が京都を真似した町づくりをし、それが小京都の起源になっています。 小京都と呼ばれる地域が集まる団体として「全国京都会議」があります。 1985年に京都市を含む26市町で結成され、2006年3月時点で51市町が参加 しています。基準として「京都に似た自然と景観」「京都との歴史的なつなが り」「伝統的な産業と芸能があること」の3つの要件があり、そのうち一つ以 上に合致している必要があります。これまで私が視察した中でも、小京都と呼 ばれる“まち”は、冒頭で紹介しました犬山はじめ、京都、高山、郡上八幡、 山形、知覧などがあります。 西尾の地形的には、三方は丘陵地で、一方は三河湾を望むことができます。 そして、豊かな実りをもたらす矢作川が市内を貫くように流れています。矢作 川に関しては、視察レポート「愛知県中央を流れる矢作川の取り組み」を併せ てお読み頂けましたらと思います。毎年、春と秋には、西尾市内の矢作川の支 流の矢作古川を下る舟遊びが催されています。屋形船に乗ってお茶や食事を楽 しみながら、昔ながらの自然の堤防が残された川面からの風景が堪能できます。 上から3番目の画像は、西尾小京都めぐり観光ボランティアガイドの近藤さ んからまち散策にあたって観光案内所「にしおよいとこ案内処」で説明を受け ながら、一緒に行ったメンバーと抹茶をいっぷく頂いている様子を写したもの です。観光案内所「にしおよいとこ案内処」は、昨年(2006年)10月1日に 名鉄西尾駅構内にオープンしました。改札を出て、階段を下りた真正面のたい へんわかりやすい絶好の場所にあります。観光パンフレットの配布やイベント 案内はじめ、西尾の観光情報の提供を行っています。 ちなみに、観光案内所「にしおよいとこ案内処」では、第一、第三の土日に 無料で抹茶のサービスが頂けます。ちょうど西尾に行った時が、第三土曜日で 無料で西尾の抹茶の接待を受けることが出来ました。西尾は全国生産量約20% を占める生産日本一の抹茶の里です。その歴史は文永8年(1271年)創建の実 相寺境内に、その開祖・聖一国師がお茶の種を播いたことに始まります。温暖 な気候、矢作川がもたらす豊かな土壌と川霧が良質な茶葉を育てます。西尾で は茶摘み体験が学校教育の体験として入っています。 また、昨年(2006年)10月8日には、上から2番目の画像の中央通りはじめ 中心市街地を会場に「ギネスに挑戦!まちなか1万人西尾大茶会」が開催され ました。この茶会には、市民をはじめ東は群馬県から西は長崎県まで14,718 人が参加し、見事に茶会のギネス記録に認定されました。スペシャルゲストに は加藤茶さん(カトちゃん)が来て盛り上げ、市長が「日本の心は茶の心なり 。茶の心こそ西尾の心。真心こめていただきます」というキーワードを詠んだ 後、14,718人が一斉に抹茶を味わったそうです。 これまで紹介してきたように、お茶どころの城下町であり、西尾は古くから 京都の寺社や公家ともゆかりが深く、小京都といわれる由縁でもあります。そ れでは、次に情緒あふれるただずまい、懐かしい気持ちにほっとさせるスポッ トを紹介していきます。一番上の画像は、時代を感じさせるモルタルの壁の映 画館「西尾劇場」の外観を写したものです。 西尾劇場は、名鉄西尾駅から路地づたいに少し入ったところに建っています 。大平洋戦争前の1940年9月に地域の娯楽施設としてでき、かれこれ67年余 経っていますが、今も現役です。元々は芝居小屋で、こけら落としは歌舞伎公 演だったようです。その他、演劇、政治家の講演会や市民集会など幅広く使わ れ、映画館になったのは戦後の1946年で、GHQ(連合軍総司令部)の強制だ ったそうです。 時間が止まったかのような西尾劇場は、館内には、鶴田浩二や高倉健といっ た銀幕の大スターたちの往年の若い姿のポスターが飾ってあります。邦画が盛 んになる1950年代からは劇場前に自転車があふれたそうで、その後、テレビ が普及し、現在では、近隣のシネマコンプレックス等で往時の賑わいはなくな っています。しかし、現在でも「ワンピース」など子ども向けのアニメの上映 の他、教育や福祉の作品も上映しています。さらに、一番上の画像上からもな つかし駄菓子という文字が見られると思いますが、駄菓子コーナーもあり子ど もたちに人気です。地域ならではの映画館として、流行に振り回されずに、今 でも地域の大切な場所として生き続けています。 上から5番目の画像は、西尾藩六万石の居城の西尾城があった西尾市歴史公 園を写したものです。画像から見える城らしきものは、天守閣ではなく、本丸 丑寅櫓(ほんまるうしとらやぐら)です。西尾城は、承久の乱(1221年)の 戦功により三河国の守護に任じられた足利義氏が築城した西条城が始まりと伝 えられています。その後、西尾城と改名され、徳川家康の配下の武将・酒井重 忠によって、大修築が行われ、現在の西尾城が形付けられ、江戸時代の終わり 、廃藩まで続きます。 西尾城の天守閣は、明治の初めに壊されてしまいましたが、全国の近世城郭 のなかでも珍しい建て方だったそうです。普通、天守閣は本丸に建てられます が、ここ西尾城は、二の丸に建てられていました。現在、画像上に見える本丸 丑寅櫓とともに、二の丸正面の鍮石門(ちゅうじゃくもん)も復元されていま す。鍮石門は威風堂々としたたいへん立派な門で、二の丸に当時、天守閣があ ったことが思い浮かびます。確かに、西尾城跡の公園内に入りますと、どこに 天守閣があったのかと構図的にわかりにくいですが、二の丸にあったと聞くと なんとなく納得できます。また、近隣のかつての城郭の中に位置する西尾小学 校、西尾幼稚園なども風情ある建物となっています。 城下町の西尾も昔ながらの風景を残しつつも時代の流れで変わってきていま す。ここ数年、電線の地中化などでかなり街並みが刷新されており、中央通り は見違えるようにきれいになっていました。昔は、細い一方通行だったのです が、その面影はありませんでした。上から2番目の画像が、道路が広がり、一 変した中央通りを写したものです。この通りには、かつて大正14年建築の鉄 筋コンクリート造3階建ての百貨店「井桁屋」がありました。ルネッサンス様 式を基調とした古典復古様式の芸術的な味わいがある建物でしたが、道路拡張 によって取り壊されていました。一時、井桁屋の保存運動もあったようですが 、資金面などいろいろな面で難しかったようです。 一方、中央通りに交わる本町の通りは、小京都“西尾”を感じさせる店構え の店が多く、今も昔の面影が色濃く残っています。上から4番目の画像は、本 町の通りにある呉服店の大黒屋さんの外観を写したものです。 あと、今回、時間がなく歩けませんでしたが、ボランティアガイドの方から 他のお勧めスポットをお聞きしましたので紹介します。順海町通りの路地は、 市内で最も城下町のたたずまいを残しているところだそうです。順海町通りは 、天王町から肴町へぬける小径で、知名の由来は、唯法寺和尚順海が道路を開 いたことによると伝えられています。また、冒頭で、矢作川のもたらす豊かな 土壌が、抹茶処につながっている話をしましたが、その他、農産物の生産も盛 んで、花き産業においても、バラ栽培の有数の産地でもあります。ちなみに西 尾市の花は“バラ”です。 久しぶりに西尾に行きましたが、情緒ある風景を残しつつ、環境整備が進め られてきているなあと感じました。環境整備も二つの面があり、ハード的な整 備とともに、ソフト的な“おもてなし”という観光客受け入れも進んできてい るように感じました。今回、ご案内いただいたボランティアガイドの近藤さん はたいへんユニークな方で、まち歩き後にご一緒にメンバーとともに食事をさ せていただきましたが、西尾への熱い思いを語って頂きました。皆さんも環境 整備が進んでいる西尾へ行かれてはいかがでしょうか。ボランティアガイドさ んにご案内頂きますと、さらにまちを深く見ることが出来ます。 視察日:2007年03月17日 By Nagura ホームページの画像付きで見る場合のURL: http://www.townnet.com/tsunagu/nishiok.html その他の文中に出てきました関連ページのURL: ※「犬山市の住民参加のまちづくりを訪ねて(レポート)」 http://www.townnet.com/tsunagu/mainuya.html ※「愛知県中央を流れる矢作川の取り組み(レポート)」 http://www.townnet.com/tsunagu/yahagia.html ─────────────────────────────────── ● 「キャリアカウンセラーという資格取得に向けて」 ● ─────────────────────────────────── キャリアカウンセラーという資格をご存知でしょうか。キャリア(career) を辞書で引きますと「経歴・経験」「職業、特に専門的な知識や技術を要する 職業に就いていること」「日本の中央官庁で、国家公務員試験一種合格者であ る者の俗称」などでてきます。キャリアを使った用語をみると、キャリアカウ ンセラー以外で、「キャリアウーマン」「キャリア教育」「キャリアデザイン 」「キャリアセンター」「キャリアアップ留学」などの言葉が出てきます。 カウンセラー(counselor)を辞書で引きますと「臨床心理学などを修め、 個人の各種の悩みや心理的な相談に応じ、解決のための援助・助言をする専門 家」と書いてあります。カウンセラーを使った用語をみると、キャリアカウン セラー以外で、「心理カウンセラー」「産業カウンセラー」「環境カウンセラ ー」「教育カウンセラー」などの言葉が出てきます。 カウンセラーにもいろいろな分野があり、キャリアカウンセラーのおおまか なイメージをつかめたのではないでしょうか。キャリアカウンセラーは、個人 の興味、能力、価値観、その他の特性をもとに、個人にとって望ましいキャリ アの選択・開発を支援するキャリア形成の専門家です。学校での進路指導や社 会人の転職・求職時の相談にあたります。具体的には、自分はどんな仕事に向 いているのか、今の職場で自分は評価されていないのではないか、このような 仕事に関わる相談を受け、適正・適職の発見など、課題・悩みの解決へと導き ます。 キャリアカウンセラーがどんなところで必要とされているか、活躍していく のか見ていきます。大きく「企業の中でのキャリア形成」「教育的分野」「行 政機関の雇用対策事業」「人材紹介・派遣会社のコンサルタント」に分けられ ます。「企業の中でのキャリア形成」では、企業の人事担当者がキャリアカウ ンセラー資格を取得するケースも見られます。また、一定規模以上の企業では 、キャリアカウンセラー室が設置され、その中で働くキャリアカウンセラーも います。 教育的分野では、大学・短大や各種専門学校において、学生の就職活動の支 援にあたる方が、専門的な知識技能を身につけるためにキャリアカウンセラー 資格を取得するというケースが見られます。これらの方々が中心となって学生 向けのキャリア教育が行われています。行政機関の雇用対策事業では、国や各 自治体がさまざまな雇用対策を実施しており、その中で、中高年の再就職を支 援したり、若者が仕事に就けるようなお手伝いをするなど、キャリアカウンセ ラーは重要な役割を果たしています。人材紹介・派遣会社のコンサルタントで は、雇用環境が好転し転職市場が活況を呈す中、人と仕事の真の橋渡しができ る専門性をもったキャリアカウンセラーが求められています。 私自身は、まちづくりという仕事に関わっている中で、ありとあらゆること の相談が舞い込んできます。商店街と学生(大学)との連携における“商学連 携”をベースに中心市街地の活性化なり、まちの活性化に携わっておりますが 、これまでに、学生からの就職相談なり、社会人からの転職相談などもありま した。まちづくりの仕事を続けていく中で、大学における“キャリア教育”の サポートの依頼もあり、今回、紹介しています“キャリアカウンセラー”とい う資格に興味をもった次第です。 自分自身が学生の頃、手取り足取り就職支援をしてもらったような記憶はな く、ゼミの先生に少し相談したくらいで、自分なりのスタイルでやってきたよ うに思います。それを思うと、現在は、どこの大学も就職支援を行う就職課な りキャリア開発課、キャリアセンターなどが懇切丁寧に対応しています。いた れりつくせりで、いい時代だなあと思いますが、それを活用する側の学生の資 質も同時に問われていると言えます。 キャリアカウンセラーという資格が重宝されるようになった時代背景を少し 見ていきます。学生への就職支援の背景には、少子化に伴い、学生確保が困難 になり、大学間競争に勝ち抜くための意味合いもあります。広く社会人の転職 含めた日本のみならず世界的な状況をみますと、「少子高齢化」とともに「経 済のグローバル化」と「社会の変化の加速化」などが挙げられます。三角合併 が解禁されましたが、資本が国境を越えて移動する時代となり、労働市場も流 動化しており、人の移動(転職)が今までにも増して激しくなりつつあります 。社会の変化では、働き方の多様化、女性の社会参加、ネットを活用した遠隔 勤務など多様性が出てきています。 それでは、キャリアカウンセラー取得までの流れをみていきます。まず、キ ャリアカウンセラーの試験を受ける前に、「通信教育コース」と「通学コース 」を受講する必要があります。通信教育コースでは、キャリアカウンセラーに 必要な基礎知識を習得します。6冊のテキストを受講期間の3カ月間で学び、そ の間に添削課題を3回提出し、平均点が60点以上で修了となります。通学コー スでは、演習やグループワークを通してキャリアカウンセラーとしての必要な 能力を身につけます。1日あたり9時から18時30分までを8日間受講します。 出席率80%以上かつ修了試験60%以上で修了となります。費用は、通信教育 コースが34,650円、通学コースが249,900円(2007年5月現在)かかります。 通信と通学の両講座を修了して、ようやく試験を受けることができます。た だし、講座の修了とともに、業種・職種は問いませんが職業経験(5年以上、 短大・専門学校卒業以上は3年以上)が必要です。さらに、講座修了後、5年 以内である必要があります。試験は、1次試験(筆記)と2次試験(実技)が あります。試験は、年に3回あり、1次試験は2月、6月、10月、2次試験は、 4月、8月、12月となっています。受験料は、1次試験が15,750円、2次試験 が21,000円(2007年5月現在)となっています。 当方は、現在、通信教育コースを終えたばかりで、6月から通学コースを受 講予定で、早くて10月の受験が可能といったところです。今回のコラムでは、 キャリアカウンセラーについて見てきました。最後に、キャリアカウンセラー の心構えというか姿勢を述べます。キャリアカウンセラーは、あくまで援助者 にすぎなく、意思決定するのは、相談者(クライエント)自身にほかならない ということです。 相談される方の中には、キャリアカウンセラーに自分の疑問にすぐに答えて 欲しいと思っている方も少なくないと思いますが、そのような場面でこそ、キ ャリアカウンセラーとしての資質、技能が問われるのだろうと思います。その ためには、相談者側の相談を受ける際の心得も求められ、最終的には自らの選 択と意思決定をすることを伝えておく必要があります。人を相手に行うだけに 、何とも奥深い仕事が“キャリアカウンセラー”と言えます。 記:2007年05月13日 By Nagura ホームページの画像付きで見る場合のURL:コラムはワンポイント画像です http://www.townnet.com/tsunagu/colam158.html ─────────────────────────────────── ● 最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル) ● ─────────────────────────────────── ■バリアフリー 鉄道全駅に新ガイドライン案(2007.05.04:日経新聞より) 国土交通省は、JR、私鉄などのすべての鉄道駅で高齢者や車いす利用者らが スムーズに移動できるよう、スロープやエレベーターの設置などのバリアフリ ー化を求める新ガイドライン案をまとめました。 駅や周辺道路、駐車場などの一体整備を進める高齢者障害者移動円滑促進法 が昨年12月に施行されたのを受けた4年ぶりの改定です。 現行では、1日の乗降客が5千人以上の鉄道駅をバリアフリー化の対象にして いますが、5千人未満の無人駅も含め、すべての駅で対策が必要としています。 ガイドラインに強制力はありませんが、国土交通省は「鉄道事業者の理解と 協力を求めたい」としており、7月にも正式決定します。 新ガイドライン案はこのほか、バスやタクシー事業者にも、段差がないノン ステップバスや車いす利用者にも負担が少ない福祉タクシーの導入を促してい ます。 ■介護保険費用 各自治体が削減計画(2007.05.04:日経新聞より) 厚生労働省は急増する介護保険の費用を抑えるため、制度を運用する地方自 治体に費用削減の行動計画を今年度中につくるよう指示しています。 要介護度の認定が適切かどうかの事後点検など具体的な削減策の実行に数値 目標を設け、計画に明記させる方針です。 コムスンなど民間事業者による介護報酬の不正請求が問題になるなかで、市 町村に厳格な給付を促す狙いもあります。 つくるのは「介護給付適正化プログラム・計画(仮称)」です。厚生労働省 は6月に都道府県の介護保険担当者を集めて指示し、2008年度からの実施を求 めています。 盛り込む数値目標は介護認定や計画の点検、費用請求の不正防止策の実行度 合いなどが対象になり、実際に保険給付に当たる市町村ごとに設定します。 ■ふるさと納税構想 住民税1割(2007.05.03:日経新聞より) 納税額の一部を故郷などに納める「ふるさと納税」構想について、総務省は 住民税の最大1割を移す案を軸に調整に入ります。 都市と地方の納収格差の是正が狙いです。7月の参院選をにらんだ構想との 見方もあります。 実現には、従来の税理論との整合性や手続き面で詰めるべき課題は多いです。 地方税の住民一人あたりの納収格差は最も多い東京都と最も少ない沖縄県で 3.2倍(2005年度)となっています。 総務省は6月に税制の専門家や地方自治体の首長らで構成する研究会を立ち 上げます。今秋をめどに改正案をまとめ、来年度税制改正に反映させたい考え です。 ■全医学部で地域実習 過疎地の不足解消(2007.05.02:日経新聞より) 山間部や離島などで医師不足が深刻化する中、文部科学省は5月2日までに 、医学生を各地域の診療所で実地訓練する「地域医療臨床実習」を、国公私立 すべての大学医学部で実施するよう、医学教育の指針(モデル・コア・カリキ ュラム)を改定しました。 地域医療で特に重要とされるプライマリーケア(初期診療)や在宅医療など の体験を通じ、各地で求められる医師像を医学生に伝えるのが目的です。 卒業生が大都市部に集中するのを抑え、過疎地域での医師不足解消につなげ る狙いもあります。 風邪などのよくある病気や軽いけがに対応する医師としての総合的な能力は 、診療科が細分された大病院の実習では身につきにくく、文部科学省の専門家 会議も地域医療を学生段階から体験させる必要性を指摘しています。 ■密集地建て替え促進(2007.05.02:日経流通新聞より) 国土交通省は、密集した市街地や中心市街地の整備を推進するため、老朽住 宅の建て替えなど地権者の自発的な取り組みを後押しします。 都市計画法に基づく「地区計画」の指定を市町村に促したり、住民の意見を 反映したりするための基礎調査などの費用を補助します。 自治体だけでなく、地権者で組織するまちづくり協議会や、特定非営利活動 法人(NPO法人)などの担い手が都市計画制度を活用したまちづくりに主体的 に参画する呼び水にする考えです。 具体的な補助対象は、専門家やコンサルタント会社に委託して実施する「土 地利用や建築物に関する現状把握や市街地環境を調べる基礎調査」「地域の課 題の抽出や建築規制の導入効果分析などの地区診断」「都市計画の提案素案の 作成」などです。 1ヘクタール当たり500万円が上限で、費用の2分の1を補助します。 ─────────────────────────────────── ● “まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル) ● ─────────────────────────────────── タイトル、著者、出版社、価格、発行年月日の順に示してあります。 ■「食」の地域ブランド戦略 関満博、遠山浩 新評論 2,600円 2007/01/25 2000年代に入り、「人の姿の見える地域」の現場では、「地域ブランド」 への関心が急速に高まっています。 数多くの雑誌等で「地域ブランド特集」が組まれており、これらいずれの特 集でも、地域の「自立」「活性化」の必要性が増大している現在、地域資源を 見直し、地域の総力をあげた新たな産業化を目指すべきであり、その象徴とし て「地域ブランド」が取り上げられているようです。 特に2006年4月に商標法の一部が改正され「地域団体商標制度」が新たに創 設されたことが大きいです。 本書では、食による地域ブランドづくりをしている地域を取り上げて、取り 組み内容を解説しています。富山湾深層水、帯広市の北の屋台、長崎市の新地 中華街、横須賀市のカレー、駒ヶ根市のソースかつ丼など取り上げています。 ■都市と漁村 日高健 成山堂書店 2,000円 2007/03/28 副題に「新しい交流ビジネス」と付いています。 私たちにとって、水産物は重要な食料です。また、豊かな自然に恵まれた海 辺は、重要な生活空間の場でもあります。 これらに深く関わりを持つのが漁民であり、漁村です。この漁村が、近年、 漁業資源の減少、漁業経営の悪化、漁業者の減少と高齢化などによって、非常 に厳しい状況に追い込まれています。 そこで、本書では、都市と漁村の交流と連携をキーワードとして、漁村産業 のサービス化と複合化を進めるための仕組みを検討しています。 そして、交流をビジネスに変え、漁村産業の新たなビジネスの仕組みを構築 する方法について考えています。 ■図説 高齢者白書2006年度版 三浦文夫編 全国社会福祉協議会 3,000円 2007/03/09 2006年度は高齢者関係の施策にいくつかの大きな動きがありました。 とくに2005年6月に成立した介護保険法等の改正にょり、同年10月に施設 給付等の見直しが行われた以外は2006年4月に実施されています。 今回の改正は新しい制度づくりに匹敵するような大きな改正であり、多くの 新規事業が打ち出され、それだけに実施についても多くの課題もあります。本 書は、そのような状況を踏まえ、まとめております。 本書のタイトルが示すように、図説入りでわかりやすくまとめられています。 本書は、人口、家族、生計、年金・生活保護、就業・雇用、居住環境、学習 ・教育、老化と体力、保健、医療、福祉施設、介護保険の章立てから成ってい ます。 ====☆お知らせ☆======================================== ■■■ 次回配信(2007年6月中旬配信予定)内容のお知らせ ■■■ 視察レポートは、商売繁昌の神様として有名な豊川稲荷の門前町愛知県豊川 市を訪ねてを紹介する予定です。また、コラムでは最近の就職活動について考 察するをお送りする予定です。お楽しみに!!乞うご期待を!!(注:都合に より、内容を変更する場合もございます。その際は、ご了承のほどお願いいた します) =======================================☆お知らせ☆===== ───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆─── ■■■ 「広報・コミュニティー情報版」 ■■■ 「広報・コミュニティー情報版」は、メールマガジン「地域・まちづくり情 報&コラム」に補完する形で読者の皆様からの情報を基に発信いたします。 自治体、NPO、市民団体、研究機関などの方からのまちづくりに関する広報 (活動内容)事項などの情報発信を承ります。 基本的にまちづくりに関するもので、非営利的な情報を取り上げていきます。 また、読者の皆様からの町、商業施設、旅紀行などの情報・レポートも併せ て載せていきたいと思っております。ご一緒にまちづくりを考えていく上で、 何なりとお寄せいただけましたら、うれしく思っております。 下記アドレスまでお願いいたします。 tsunagu@tcp-ip.or.jp ───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆─── 最後まで、お読み頂きまして、ありがとうございました。 ひとときでも、ごゆっくりとくつろいで頂けましたでしょうか!! ===================================================== ○電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」2007/05/15 発行者 名倉 弘二 (tsunagu@tcp-ip.or.jp) 発行 株式会社 ケイプラン(Kplan) 所在地:愛知県安城市 創刊 1998年10月6日(火) 大安 まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間 Nagura's Home」 http://www.townnet.com/tsunagu/index.html ご意見、ご感想などありましたら mailto:tsunagu@tcp-ip.or.jp(名倉弘二)までお気軽にどうぞ。 電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」登録、解除は、 http://www.mag2.com/ http://www.townnet.com/tsunagu/magaeme.html ※配信アドレスを変更する場合は、お手数ですが、旧アドレスを解除した上で 、新アドレスでの登録をお願いいたします。 ================================== Town&Column report ==== ─────────────────────────────────── このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) ───────────────────────────────────


