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2007/02/13

[Town&Column report 2007/02/13 半田&まちづくり]

=== Town&Column report ======================654部発行===
      メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」
       □□□ 2007/02/13 第119号! □□□
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 いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。
 立春を過ぎ、暦の上では春を迎えておりますが、いかがお過ごしでしょうか
。今年は、暖冬で、暦の上だけでなく、暖かい日が続いておりますが、インフ
ルエンザも流行りつつありますので、お体をご自愛下さいませ。
 今回のレポートでは、再開発が進んでいる愛知県半田市を紹介しています。
また、コラムでは、日本商工会議所と法政大学が連携したまちづくり公開セミ
ナーに参加して感じたことを述べております。
 メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」は、街並み・商業施設・
旅紀行等の視察レポートと身近な話題などのトレンドを見据えたコラムをマガ
ジン形式で発行しております。月1回程度の発行を予定しております。また、
補完する形で、読者の皆様からの情報を基にした「広報・コミュニティー情報
版」を情報が入った際に随時発行しております。
 現在2本立てで発信しておりますが、将来的には、「まちづくり情報」に特
化したメールマガジンへと育てていきたいと考えております。末永く、ご愛顧
のほどよろしくお願いいたします。
 また、視察レポート、コラムは、ホームページと連動して画像付きでご覧に
なることができますので併せてご利用下さいませ。
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================== Town&Column report INDEX ==============
  ◆視察レポート「駅前再開発が進んでいる
              半田市のクラシティ半田を訪ねて」(愛知)
    http://www.townnet.com/tsunagu/handaku.html
  ◆コラム「まちづくり公開セミナーに参加して」
    http://www.townnet.com/tsunagu/colam155.html
  ◆最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル)
  ◆“まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル)
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  ● 視察レポート「駅前再開発が進んでいる
              半田市のクラシティ半田を訪ねて」(愛知)●
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 生まれ変わりつつある愛知県半田市(人口119,347人、45,557世帯:2007
年2月1日現在、面積47.24平方キロメートル)の中心市街地の名鉄知多半田駅
界隈を訪ねてきました。半田市は、知多半島のほぼ中央に位置し、江戸時代か
ら、海運、醸造、繊維などの産業とともに発展し、知多半島の経済、政治、文
化をリードしてきたまちです。また、恵まれた自然環境により江戸期から醸造
業が栄え、早くから開けた海運により知多半島の産物である酒や酢、味噌、た
まり醤油、木綿などが江戸、大阪などに運ばれるなど食が豊かなところです。
あの有名なミツカンの本社は、ここ半田市にあります。

 半田市の視察レポートは今回が2回目で、前回のレポート「「蔵の街」知多
半島の半田市を訪ねて」で、半田の文化・歴史などに触れておりますので、併
せてご覧頂けましたらと思います。今回は、生まれ変わりつつある新しい半田
の中心市街地を紹介していきたいと思っております。変わりつつあると言って
も、助走期間を終えて、ようやくスタートラインについたという感じです。

 その助走期間も10年余かかって、ここまできています。知多半田駅前の市街
地再開発事業がスタートしたのは1995年(平成7年)です。1995年に研究会
組織として準備組合を設立して本格的なスタートとなりました。そして、知多
半田駅前再開発ビルができたのが、昨年(2006年)5月11日です。約11年か
かっています。多くの地域における再開発がそうですが、再開発事業というの
は、10年、20年と時間がかかるものです。知多半田駅前再開発ビルができる
までには、かなりの苦労の連続だったことと思います。そして、まちづくりへ
の評価というものは、これからであり、核施設となる知多半田駅前再開発ビル
を中心にどう地域のにぎわいを創出していくかにかかっています。

 それでは、昨年(2006年)オープンしたばかりの知多半田駅前再開発ビル
を紹介していきます。知多半田駅前再開発ビルの名称は、「クラシティ半田」
です。クラシティ半田は、1階と2階が商業・サービス施設、3階が公益施設な
どが入った市民交流センター、4階と5階が公共駐車場、そして、7階から17階
の高層階には都市型住宅を配した構成となっています。クラシティ半田には
160台の駐車場がありますが、名鉄知多半田駅と直接連絡通路(立体歩道)で
つながっており、改札を出てそのまま店舗に行くことができます。

 知多半田駅の改札を出ると、クラシティ半田の3階部分と立体歩道でつなが
っており、そこから入ると、広くゆったりとした通路のある市民交流センター
があります。上から5番目の画像は、市民交流センターを写したものです。担
当者に伺ったところ、このビルと市民交流センターは非常に相性がいいとのこ
とです。市民交流センターは、子育て総合支援センター、市民活動支援センタ
ー、市民交流プラザから成っています。子育て支援を利用する会員は、既に
11,000人を超えているそうです。(2006年12月時点)

 1階と2階の商業・サービス施設において特徴的なのは、食品スーパーなど
の食料品は配置していないことです。これは、すぐ近くに食品スーパーがあり
、競合するのではなく、回遊性をもたせた“面”としての展開を睨んだものと
思います。商業施設そのものの面積もそれほど大きくなく、身の丈にあったほ
どよい大きさの配置となっています。数字的なものをみますと、クラシティ半
田の敷地面積は5,267.83平方メートルで、建築面積が3,757.87平方メートル
です。延べ面積25,848.41平方メートルの内訳は、商業施設4,255.09平方メ
ートル、銀行等3,207.74平方メートル、公益施設3,590.43平方メートル、
住宅8,827.61平方メートル、駐車場5,962.54平方メートルとなっています。
総事業費は約37億円かかっています。

 上記の数値で、全体的にみて銀行等がかなりの面積があるとお気づきではな
いでしょうか。クラシティ半田には、三菱東京UFJ銀行、地元の知多信用金庫
、三菱UFJ証券が入っています。金融機関関係は、直接の売り上げにつながる
ところではありませんが、集客としての利用者を見込んでおり、その利用者が
他のお店で消費する流れを想定しています。想定した通りに、利用者もあり、
相乗効果につながっているとのことでした。今、多くの大型店では、医療モー
ルを併設するところが増えており、直接、売り上げにつながらない間接的な面
にも投資をする動きが高まってきています。

 一番上の画像は、1階にあるパン工房を写したものです。1階、2階の飲食・
物販の商業空間を見ていますと、地元の人気店はじめ、外から呼んできた店
など全体で22店舗ほどと多くはないのですが、こだわりというかうまく地元
嗜好を掴んだバランスのとれた選択がされているように感じました。空間的に
は、通路も広くゆったりとしており、ところどころに休憩するスペースもあり
、居心地の良さがあります。上から2番目の画像は、店舗の中央あたりにある
吹き抜け空間の休憩スペースを写したものです。画像から蔵のイメージを醸し
出しているのが伺えることと思います。半田ならではの“蔵のまち”のイメー
ジを打ち出しています。

 先見の明があったなあと思ったのが、上層部を住居にしたことです。住居は
7階から17階の54戸ですが、売り出しと同時に即完売になったそうです。伺
ったところ当初は、ホテルの予定だったそうです。10年余前の計画時に、ホ
テルから住宅に見直す際には、なんで住宅なんだとかなり周囲から批判があっ
たそうです。今でこそ、まちづくりは住む人を増やしていこうという考え方に
なってきていますが、10年前の当時はかなりの批判があったそうです。あと
、コスト削減という観点の決断で感心したのは、駐車場の設置場所です。当初
の計画では、地下に駐車場を造るというものだったそうです。それを地下から
地上の4階と5階に変更することで何億円という経費の削減につながったそう
です。もし、地下駐車場にしていれば、4階、5階を有効活用することで、商
業スペースなどがもっと広くなり充実した店舗構成も可能になりますが、個人
的には、名古屋という大商圏も近く、半田界隈の商圏的にみて、感覚的ですが
、現状の施設が身の丈にあった無理しない範囲のほどよい大きさのように感じ
ております。

 あと特徴的な取り組みとして、「ごんのおさいふカード」というオリジナル
のエディカードをつくっている点が挙げられます。エディは、電子マネーで、
他にも「クイックペイ」「スマートプラス」「iD」などの電子マネーがあり陣
取り合戦をしている状態です。電子マネーは、貨幣価値の交換、決済を電子上
で実施するシステムの総称です。主に非接触型のICカード型が普及しています
。事前に現金を払って使う「前払い」と銀行口座などと連動してお金を引き落
とす「後払い方式」があります。ちなみに、クラシティ半田で使われているエ
ディは、前払い方式です。

 上から4番目の画像は、エディ機能が搭載された「ごんのおさいふカード」
にチャージ(入金)するための店内に設置してあるエディチャージャー(現
金入金機)を写したものです。「ごんのおさいふカード」は、エディ機能だけ
でなく、お買い物金額200円ごとに1ポイントが貯まり、お買い物券の交換や
各催し物の参加などに利用できます。また、クリスマスイベントなどの特別企
画などの際は、5,000円チャージごとに500円のお買い物券がもらえたり、通
常500ポイントで500円のお買い物券に交換できるところを、2倍、4倍、6倍
、8倍(4,000円)の当たるチャンスなどあります。この「ごんのおさいふカ
ード」は、ここクラシティ半田だけでなく、商店街の加盟店でも利用すること
ができます。

 余談ですが、「ごんのおさいふカード」の名前の“ごん”は、「ごんぎつね
」のことです。新美南吉の「ごんぎつね」をご存知でしょうか。小学校の国語
の教科書にも載っており、懐かしいと思い出す方も多いことと思います。新美
南吉は、ここ半田市で生まれました。市内には、新美南吉記念館もあります。
また、新美南吉は安城高等女学院(現安城高校)の教諭も一時期しており、隣
の安城市でも七夕まつりの際にごんぎつねのオブジェをつくったり、有志によ
り新美南吉の映画づくりも進んでいます。

 旬な情報として、造幣局が日本の名作童話をテーマとしたごんぎつね貨幣セ
ットを販売しています。500円から1円までの6種類の通常貨幣と愛らしい「ご
んぎつね」をデザインに用いた丹銅製年銘板1枚をプラスチックケースに組み
込み、「赤い鳥」掲載時の表記により「ごんぎつね」全文を忠実に再現した特
製の冊子とともに、童話本をモチーフとしたブック型ケースに入れ、外装紙ケ
ースに収納されています。販売価格は2,300円で、7万セットの販売予定をして
います。申込期間は、2007年2月20日までです。ちなみに当方は申し込んで
みました。

 今回の視察レポートでは、生まれ変わりつつある知多半田駅界隈のランドマ
ークと言えるクラシティ半田を紹介しました。上から3番目の画像は、知多半
田駅からクラシティ半田と商店街の通りを写したものです。右端に見えるのが
クラシティ半田ですが、写真からもご覧いただけるように、整備はこれからと
いうことがお分かり頂けると思います。まちづくりという観点では、スタート
したばかりです。これからも定点的に今後のまちづくりを見ていきたいと思っ
ております。皆さんも今後の展開を長い目で見ていって頂けたらと思います。
       視察日:2006年12月20日 By  Nagura

ホームページの画像付きで見る場合のURL:
http://www.townnet.com/tsunagu/handaku.html

その他の文中に出てきました関連ページのURL:
※「「蔵の街」知多半島の半田市を訪ねて(レポート)」
http://www.townnet.com/tsunagu/handank.html

※「手づくり感覚の安城七夕まつりを訪ねて(レポート)」
http://www.townnet.com/tsunagu/tana06a.html

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  ● 「まちづくり公開セミナーに参加して」 ●
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 日本商工会議所と法政大学が共同で開催した「まちづくり公開セミナー」に
参加してきました。テーマは「全国に広がるまちづくり条例〜その意義と効果
〜」です。セミナーの流れは、はじめに日本商工会議所から新しいまちづくり
に向けた地域の動きなど全般的な現状について話され、その後、実際の事例と
して、青森市、福島県、上尾市(埼玉県)のまちづくり条例にそれぞれ携わっ
た方から報告がありました。そして、最後に法政大学の先生からまちづくり条
例制定の動きと評価というテーマで講演され総括されました。

 一番上の画像は、まちづくり公開セミナーの風景を写したものです。また、
今回のセミナーは法政大学で開催されました。上から2番目の画像は、会場と
なった法政大学市ヶ谷キャンパスの高層ビル(ボアソナード・タワー)の26
階から眼下を写したものです。最近、都心部の土地の有効活用もあり高層ビル
のキャンパスが増えてきていますが、ここ法政大学のボアソナード・タワーも
立派なものでした。どうも我々の時代の大学というと泥臭いイメージがあるだ
けに、きれいすぎて大学らしくないような感じがするとともに、今の学生たち
がうらやましくも映りました。

 少し、今回のまちづくりセミナーの背景にもなっているまちづくり3法の改
正の流れを記載します。昨年(2006年)5月にまちづくり3法が改正されまし
た。厳密に言いますと、3つのうちの都市計画法と中心市市街地活性化法が改
正されました。ちなみにもう一つは、大規模小売店舗立地法(大店立地法)で
、1998年5月に大規模小売店舗法(大店法)の廃止に伴い成立したものです
。詳しくは、「これからのまちづくりで押さえておくべき“まちづくり3法”
の概要」で載せておりますので、ご参照下さい。一言で改正されたまちづくり
3法のポイントを言いますと、郊外への大規模集客施設の規制、都市機能の市
街地への集約となるまちのコンパクト化(コンパクトシティ)、中心市街地の
賑わいの回復などが盛り込まれました。

 これまで打ち出した国の中心市街地活性化の施策がなかなか成果につながら
ないということで、今回のまちづくり3法の改正となりました。いくら商店街
を取り巻くまちづくりにおける制度の見直しが行われても、それを生かすも殺
すもそこに介在する“人”次第と思います。この“人”というのは、中心市街
地にある商店街の当事者の商店主、商店街はじめ、地域住民、そして、会議所
・商工会の経営指導員、行政のまちづくり担当者など含まれます。今回のまち
づくり3法の改正で、これまでのTMO(タウンマネジメント機関)という組織
から地元商工会議所(商工会)、商業者、都市整備の公的機関、地権者などで
組織する中心市街地活性化協議会の意見を反映して計画を立てて推進していく
という流れとなり、制度として一歩進んだだけに、これをうまく生かすことが
必要と思います。

 大阪の天神橋筋商店街の視察レポートでも紹介しておりますが、天神橋筋商
店街の理事長さんが「まちづくり3法を改正したことで、商店街は残るかと言
えば、残らないと思います。社会のためにと思う商人が生まれてこないと生き
残れないと思います。俺のまちをこうしたい、こうしたらうちのまちは蘇ると
いう思いのある人がおって、それを支援する会議所とか行政があると思います
。思いをもたないところは残らない」「通り一遍等のコンサルの発言に憤りを
感じました。やはり自分たちの信念こだわりをもってやらないといけない」「
商人がまちを考えて、人も考えて、そういう存在感がないと生き残れない」と
おっしゃっていたのが印象に残っています。制度を活用するのは、まさに、人
であり、その人の側に“熱い思い”と“知恵”が必要ではないかと思います。

 まちづくり3法も改正されたばかりですし、これからであり、今回のセミナ
ーでは、こういうやり方をすればうまくいくとか、そのような場ではなく、試
行錯誤して前向きに取り組んでいる自治体の事例が紹介され、やはり思いがあ
る長期展望をもった自治体の姿勢というものが重要なのだということをつくづ
く感じました。企業において、トップの社長の姿勢が大切なように、行政でも
トップの市長、知事などのぶれない姿勢が大切ということを示した事例でした
。今回のメインの趣旨とは外れますが、今回のセミナーに参加して、今後の新
たなまちづくりの扉を開けるかもしれないと感じたのが、商工会議所と大学と
いう連携のあり方です。今回のセミナーは冒頭でも述べましたが、日本商工会
議所と法政大学が共催で開催しています。今回のコラムでは、そのあたりの背
景をもう少し探ってみたいと思います。

 私は、外部のコンサルタントには、できない地域に根ざした商工会議所、商
工会の経営指導員だからこそできることがあると思っています。例えば、商店
街活性化といって、やみくもに補助金を出したり、指導したところで相手は望
んでなく、逆に不信感につながってしまうこともあります。補助金を出したり
、指導するにあたって、指導する前の環境づくりを地道にやっていくことが重
要と思っております。そのためには、現場(商店街など)に出かけ、最初は受
け入れられなくても、めげることなく忍耐強く、信頼関係づくりを築いていく
ことが重要です。

 環境づくりというのは、苦労の連続であり、長い時間(3年とか5年とか)が
かかるものです。地道な環境づくりを行ってこそ、はじめて相手の望んでいる
真の指導ができ、そのようなことができるのは、地域に根ざした商工会議所、
商工会の経営指導員と思っております。到底外部のコンサルタントではできな
いと思っております。経営指導員と商店街の方々が共に歩きながらやっていく
ことがまちの活性化につながっていくと思っております。

 そのようなことからも商工会議所と大学の連携から新たなまちづくりのあり
方がでてこないだろうかと期待している次第です。日本商工会議所は、地域振
興をけん引する「地方活性化人材」の育成を狙いに、2005年12月に法政大学
と提携しました。そして、2例目となる今年(2007年)1月に明治大学商学部
と提携しました。法政大学は大学(全学部)と結びましたが、明治大学は商学
部という特定学部との提携で、特定学部との提携は初めてとなります。

 提携の内容は、全国の商工会議所のネットワークを活用して、地方就職を希
望する職業実務に精通した学生を育てることが基本ベースにあります。そのな
かで、まちづくりに関する人材教育・育成講座、起業家育成実践教育などあり
ます。注目したいのは、学部単位で提携した明治大学で、商学部と提携したこ
とで、法政大学より、まちづくりという観点では踏み込んだ内容となっていま
す。

 法政大学は全学部対象なので、学生の人材育成という観点では明治大学は、
商学部に限定しているので、見劣りする部分もありますが、その分、商学部に
特化した取り組みが組まれています。具体的には、実際に、教授や学生たちが
各地域の商工会議所に乗り込み、地域振興に向け一緒になって取り組むマッチ
ング事業や地域活性化の策定から協働で進めていく共同研究事業などが盛り込
まれています。まさに、このあたりは商学部という限られた学生、教員対象だ
からこそ、小回りの利く取り組みができると言えます。

 日本商工会議所と大学の特定学部との提携は今回が初めてとなり、始まった
ばかりですが、新たなまちづくりのあり方を考えていく上で、注目して見てい
きたいと思っております。大学も生き残りをかけてまったなしの状態だけに、
大学の使命とも言うべき、教育、研究という2本柱に次いで、地域貢献という
柱でも大学側が積極的に地域に出てきていますので、皆さん方も注目して見て
行かれてはいかがでしょうか。

 補足として、学生はじめ大学と自治体や商店街との連携は、ざまざまなとこ
ろで進んでいます。視察レポートとしては、検索項目「学生・大学における連
携の取り組み事例(商店街・行政などとの連携)」を設けています。併せて、
ご覧頂けましたら幸いです。学生・大学とまちづくりという観点では、これか
らも数多く紹介していきたいと思っております。
        記:2007年02月13日 By  Nagura

ホームページの画像付きで見る場合のURL:コラムはワンポイント画像です
http://www.townnet.com/tsunagu/colam155.html

その他の文中に出てきました関連ページのURL:
※「大阪の天神橋筋商店街(レポート)」
http://www.townnet.com/tsunagu/tenkoha.html

※「まちづくり3法の概要」
http://www.townnet.com/tsunagu/townho3.html

※「学生・大学における連携の取り組み事例」
http://www.townnet.com/tsunagu/gakuuni.html

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●  最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル)  ●
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■NPOのまちづくり支援(2007.02.12:日経流通新聞より)
 政府は民間活力による都市開発などを促進する「都市再生特別措置法」の改
正案を閣議決定し、国会に提出しました。
 都市再生特別措置法では、町並み整備などを支援する地域の「まちづくりフ
ァンド(基金)」に国として資金援助していますが、その対象に新たに特定非
営利活動法人(NPO法人)や自治体による基金を追加します。
 幅広い人材を支援し、民間のアイデアを生かしたまちづくりを促す狙いがあ
ります。
 地域の様々な課題解決やまちづくりに取り組むNPO法人は多く、地域の新た
な担い手として期待されています。しかし、事業協同組合や商店街振興組合な
どに比べて国庫補助の要件に見合わないなどの理由で国の支援が受けにくいの
が現状でした。ファンドを対象とすることで、柔軟な資金拠出が可能となりま
す。

■フリーターに公的助成(2007.02.12:日経新聞より)
 政府はフリーターなど雇用保険に加入していない若年層の非正規労働者らで
も職業訓練を受けられるように、公的な助成制度をつくる方向で検討に入りま
した。
 バブル崩壊後の「就職氷河期」にフリーターになった人が技能や資格を身に
つけ、正社員になれるように後押しします。
 必要に応じ上限10万円から20万円程度の支給金を出すほか、上限を上回る
分を融資する制度も設ける方向です。
 就職氷河期に正社員になれなかった「ワーキングプア(働く貧困層)」への
就労支援は、安倍晋三首相の指示に基づくものです。
 政府は今夏までに詳細を詰めて2008年度予算案に盛り込む予定です。

■薬局通じ「介護予備軍」情報(2007.02.09:朝日新聞より)
 青森県は、近い将来介護が必要になりそうな「介護予備軍」のお年寄りの情
報を薬局で集めて活用する仕組みをスタートさせました。
 今年度から始まった政府の介護予防事業では、事業の対象となるお年寄りの
把握が難しく、サービス提供が進まない問題が生じています。
 青森県は、薬局ではお年寄りとやり取りする機会があり、情報を集められる
ことに着目しました。厚生労働省によりますと、このような取り組みは全国で
も珍しいといいます。
 青森県薬剤師会の協力で1月から始めた仕組みでは、医療機関を受診後、薬
をもらうために調剤薬局を訪れたお年寄りに、本人の同意を得て薬剤師らが質
問します。
 質問項目は「バスや電車で一人で外出していますか」「日用品の買い物をし
ていますか」などです。その結果をもとに、薬局が高齢者の資料を市町村に提
供します。健康診断を受けていない人には受診も勧めます。参加しているのは
、県内の調剤薬局約500カ所のうち約250カ所です。

■自治体 新卒囲い込み躍起(2007.02.09:日経流通新聞より)
 2008年春の新規採用に向け、地方自治体が新卒学生などの確保に躍起にな
っています。
 試験日を例年より1カ月前倒しするほか、大学1年、2年生も参加できる就職
説明会を開くなど、公務員志望の学生の囲い込みに動いています。
 景気回復で民間企業の新卒採用枠が広がったことの反動で、学生の公務員人
気は下がり気味です。団塊世代の大量退職や相次ぐ不祥事によるイメージ悪化
への危機感も重なり、人材確保に工夫を迫られた格好です。
 厚生労働省と文部科学省の調査(昨年12月1日時点)によると、4年制大学
を今春卒業する就職希望者の内定率は79.6%と8年前の水準まで回復していま
す。一方で公務員人気は減退傾向にあります。
 
■中心街集中策が本格始動(2007.02.09:日経新聞より)
 空洞化が進む中心市街地の活性化に向け、国と地方が一体となった取り組み
が本格的に動きだしています。
 政府は2月8日、改正中心市街地活性化法に基づく富山・青森両市の基本計画
を「第1号」として認定しました。
 両市のほかにも計画の申請に向け作業を進める自治体も多いです。しかし、
合併に伴い市街地が拡散、計画策定作業が進まなかったり、隣接自治体との足
並みの乱れが表面化したりしたケースもあります。真の活性化には課題も残っ
ています。
 改正中心市街地活性化法の認定を受けますと、中心部のにぎわいを取り戻す
ための都市機能集積策などに、国が5年間財政支援します。

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 ●  “まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル)  ●
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タイトル、著者、出版社、価格、発行年月日の順に示してあります。

■もう一つの地域社会論 仲川秀樹 学文社 2,300円 2006/10/20
 副題に「酒田大火30年メディア文化の街ふたたび」と付いています。
 本書は、メディア文化の伝統を担い、独自の文化を維持し続けてきた、日本
海沿岸の山形県酒田市という地方都市をターゲットとした一つの地域社会論が
描かれています。
 今から約30年前の1976年10月29日に酒田は大火に見舞われました。当時
の酒田を経験しないで語れるものではないという筆者の思いから必要最小限で
すが、大火についても触れています。
 メディア文化とは「メディアから発したエンターテイメント(娯楽)性の高
い文化を選択したその消費者にみるスタイル」と規定しています。
 本書では、「商店街からアイドルを!」プロジェクトについても詳しく紹介
されています。

※今回のコラムで会議所と大学の連携を取り上げた関連で下記の書籍紹介します
■大学力 有本章・北垣郁雄編著 ミネルヴァ書房 2,625円 2006/10/25
 副題に「真の大学改革のために」と付いています。
 いま、21世紀のための確かな大学力が求められています。
 著者は「大学の改革がしばしば強調されるけど、大学の機能そのものに根本
的な変革が求められているとは考えにくい。研究と教育が大学の主要な機能で
あることは、恐らく将来も変わらないであろう。問題はそれらが本当に機能し
ているかどうかである。要するに質の保証である」と述べています。
 本書では、大学力を教員力、職員力、学生力の3つの観点から考察していま
す。これまでの大学では、教員と学生とが構成員であって、職員はその両者の
活動を下支えするスタッフに過ぎないという見解が主流を占めていました。本
書では、大学の生き残りにかけて、職員の能力如何つまり「職員力」の有無が
大学の将来を左右しかねないと警告しています。 

■大学再生への具体像 潮木守一 東信堂 2,625円 2006/07/15
 本書は、大学教員である著者が、大学のなかで何が起こっているのか、それ
を直接知る者は教師しかいない。誰よりも大学教師自身が、何が起こっている
のか正確に伝える必要があるという動機で書かれたものです。
 本書は、国立大学はどう変わろうとしたのか、私立大学はどう変わろうとし
たのか、大学を変えるためにはどうしたらよいのか、具体的な改革項目の4章
から成っています。
 最終章の具体的な改革項目は、かなり踏み込んでおり、なかなか読みごたえ
があります。現場を経験してきたからこそ、提起できるものと思います。筆者
自身も提起に関して様々な異論、反対、提案、代案があることだろう。こうい
う問題は読者との対話がどうしても必要である。意見のある方は、メールを頂
きたいと結んでいます。

====☆お知らせ☆========================================
 ■■■ 次回配信(2007年3月中旬配信予定)内容のお知らせ  ■■■
 視察レポートは、900年の歴史をもつ常滑焼のふるさと愛知県常滑市を訪ね
てを紹介する予定です。また、コラムでは有限会社から株式会社への商号変更
手続きを自分で行ってみてをお送りする予定です。お楽しみに!!乞うご期待
を!!(注:都合により、内容を変更する場合もございます。その際は、ご了
承のほどお願いいたします)
=======================================☆お知らせ☆=====

───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆───
     ■■■ 「広報・コミュニティー情報版」 ■■■
 「広報・コミュニティー情報版」は、メールマガジン「地域・まちづくり情
報&コラム」に補完する形で読者の皆様からの情報を基に発信いたします。
 自治体、NPO、市民団体、研究機関などの方からのまちづくりに関する広報
(活動内容)事項などの情報発信を承ります。
 基本的にまちづくりに関するもので、非営利的な情報を取り上げていきます。
 また、読者の皆様からの町、商業施設、旅紀行などの情報・レポートも併せ
て載せていきたいと思っております。ご一緒にまちづくりを考えていく上で、
何なりとお寄せいただけましたら、うれしく思っております。
下記アドレスまでお願いいたします。
tsunagu@tcp-ip.or.jp
───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆───

 最後まで、お読み頂きまして、ありがとうございました。
 ひとときでも、ごゆっくりとくつろいで頂けましたでしょうか!!

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○電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」2007/02/13
発行者 名倉 弘二 (tsunagu@tcp-ip.or.jp)
発行 株式会社 ケイプラン(Kplan) 所在地:愛知県安城市
創刊 1998年10月6日(火) 大安
まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間 Nagura's Home」
http://www.townnet.com/tsunagu/index.html

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