2007/01/19
[Town&Column report 2007/01/19 なにわ商店街&防災]
=== Town&Column report ======================655部発行=== メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」 □□□ 2007/01/19 第118号! □□□ ==================================================== ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。 2007年も明けて、半月近く経ちますが、年始にあたって、みなさんはどの ような目標を立てられたのでしょうか。 私自身は、昨年末に、有限会社から株式会社に商号変更を行い、心機一転が んばっていきたいと思っている次第です。本年もよろしくお願いたします。 今回のコラムは、阪神・淡路大震災から12年目を迎えて防災について考え ています。また、視察レポートでは大阪の元気な商店街を紹介しています。 メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」は、街並み・商業施設・ 旅紀行等の視察レポートと身近な話題などのトレンドを見据えたコラムをマガ ジン形式で発行しております。月1回程度の発行を予定しております。また、 補完する形で、読者の皆様からの情報を基にした「広報・コミュニティー情報 版」を情報が入った際に随時発行しております。 現在2本立てで発信しておりますが、将来的には、「まちづくり情報」に特 化したメールマガジンへと育てていきたいと考えております。末永く、ご愛顧 のほどよろしくお願いいたします。 また、視察レポート、コラムは、ホームページと連動して画像付きでご覧に なることができますので併せてご利用下さいませ。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ================== Town&Column report INDEX ============== ◆視察レポート「なにわの元気な商店街 天神橋筋商店街&粉浜商店街を訪ねて」(大阪) http://www.townnet.com/tsunagu/tenkoha.html ◆コラム「阪神・淡路大震災から12年目を迎えて、防災について考察する」 http://www.townnet.com/tsunagu/colam154.html ◆最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル) ◆“まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル) ===================================================== ─────────────────────────────────── ● 視察レポート「なにわの元気な商店街 天神橋筋商店街&粉浜商店街を訪ねて」(大阪)● ─────────────────────────────────── 「なにわ商人」が奮闘している大阪の元気な2つの商店街(天神橋筋商店街 &粉浜商店街)を訪ねてきました。天神橋筋商店街は、6年半ほど前にも視察 レポート「天神橋筋商店街〜HEP FIVE」で紹介しておりますので、併せてご 覧頂けましたらと思います。今回、愛知県の職員の方、商工会、商工会議所の 経営指導員の方々と共に行きまして、天神橋筋商店街では、土居年樹連合会会 長、そして、粉浜商店街では、富永高文副理事長にお話を伺ってきました。 まず、天神橋筋商店街から見ていきます。土居年樹さんは、日本の観光カ リスマ100選にも認定されておりご存知の方も多いことと思います。天神橋筋 商店街は、平安時代ごろから大阪天満宮の門前町として生まれたと言われてい ます。前回のレポートでも紹介しており、参照頂きたいと思いますが、天神橋 筋商店街は、これでもかこれでもかというほど、アイデア溢れる取り組みを行 っています。日本の観光カリスマ100選に選ばれた土居さんは、いわゆる街の プロデューサー的な存在で、土居さんの街商人(まちあきんど)としての信条 は、「人に惚れ、店に惚れ、街に惚れる」というものです。 前回のレポートで商店街のソフト事業を紹介しておりますので、今回のレポ ートでは、熱く語って頂きました土居さんの語録と土居さんが先頭に立って、 地域住民、地域企業と協力して実現した手作りとも言える寄席を中心に紹介い たします。これまで天神橋筋商店街が歩んでいた経緯の語録として、「30年 間この仕事をやってきました。(土居さんは1937年生まれの69歳です)ひど かった時は暗い商店街で中心街に人は住まない、郊外へ出ていく、人口は減っ ていく状態でした」「商店街の中央にあった堀川をつぶして、高速道路の柱を 立ててしまった。これは景観をダメにして、文化をつぶしてしまった。文化は 残さなあかん」「ここは1100年前の天満宮の歴史を脈々とつないできていま す。天満へ行ってきたら、大阪に行ってきたと言われたほどの伝統文化の華や かな歴史があります」とおっしゃっています。 全国的に中心市街地の衰退が叫ばれていますが、ここ天神橋筋商店街は、全 国でも元気のある商店街として日々努力しており、マンションが立つなど中心 街への居住も進んでいます。堀川をつぶして景観をダメにしてしまったという 点は、東京の日本橋に通じる部分もあり、高度成長時代の産物であり、東京の 日本橋では景観の復活の動きが見られますが、ここ大阪でも今後の動きに注目 したいものです。 次に商人(あきんど)としての熱い土居さん語録を紹介します。「“商店街 は文化遺産”ということに商人が目覚めないといけない。商(あきな)い文化 を残していかないと日本の社会はおかしくなってしまう」「通り一遍等のコン サルの発言に憤りを感じました。やはり自分たちの信念こだわりをもってやら ないといけない」「そこに住むことが文化である。住むことがまちを良くして 、発展していくと思います」「商人がまちを考えて、人も考えて、そういう存 在感がないと生き残れない」「多くの商店街が、商店街自身が消費者を味方に することができていない」とおっしゃっています。 商人(あきんど)の意気込みが伝わってくるのではないでしょうか。“商( あきな)い文化を残していかないと日本の社会はおかしくなってしまう”まさ に同感いたします。商人(あきんど)が自分のまちのことを考え愛してこそ、 そこから周りの応援団も出てきて良くなっていくのだろうと思います。天神橋 筋商店街におけるその一つの動きが、2006年9月に60年ぶりに上方落語の定 席寄席として誕生しました「天満天神繁昌亭」です。一番上の画像は、天満天 神繁昌亭の外観を写したものです。天満宮のすぐ横にあります。というのも、 寄席の復活にはお宮(天満宮)を巻き込む形で、お宮から土地を提供してもら う形で実現しています。 お笑いの本場といわれる大阪で、戦後は、漫才ブームの人気に押されるなど して落語がいつでも聴ける定席が絶えていただけに天神橋界隈は賑わいを見せ ています。時代背景に落語の人気が戻ってきている時だけに、オープンして3 カ月が経った現在も“天満天神繁昌亭”の名前の通り繁昌しているようです。 大阪天満宮が土地を提供したのも驚きですが、さらに驚くのが建設費の1億 8,000万円を寄付で集めたことです。土居さんが中心になって、市民や地元企 業の寄付を集めて復活した寄席で、まさに手づくりと言えます。土居さんの心 意気というか、大阪人の心意気を感じました。 上から2番目と3番目の画像は、日本一長い商店街と呼ばれている天神橋筋 商店街を写したものです。ちなみに、約2.6キロメートルの天神橋筋商店街を 完歩しますと、「満歩状」という賞状が頂けます。あと特記事項として、 2006年3月に天神橋筋商店街自らが商店街の本をつくりました。本のタイト ルは「商店街の本 天神橋筋に活きる街あきんど」で東方出版から945円で 販売されています。是非、みなさんも一読されてはいかがでしょうか。街商 人(まちあきんど)とは、街に住んで街とともに生きるという意味で、土居 さんが提唱したものです。 次に、関西一の参拝を誇る1800年近い歴史のある神社「住吉大社」のお膝 元にある粉浜商店街を見ていきます。上から4番目の画像は、住吉大社を写し たものです。画像上の手前に線路が見えると思いますが、懐かしいチンチン電 車(路面電車)も走っています。昔は馬車鉄道だったそうです。粉浜商店街は 、昔ながらのアーケードのある古き良き時代を思わせる人と人の距離の近い人 情味あふれる商店街です。粉浜商店街は3つの商店街が合体してできた全長 350メートルの大正8年誕生の歴史ある商店街です。 今回、お話を伺いました粉浜商店街の富永高文副理事長の持論は「イベント などでいくら集客したところで、店舗に魅力がなければ商店街は活性化しない 」というものです。まさに同感です。当方自身も、個店の活性化と商店街とし ての組織の活性化を車の両輪にたとえ、同時に行っていかなければ、どっちつ かずで活性化につながらないと思っております。 富永さんは、大阪府商店街振興組合連合会の青年部長もやっており、先ほど の持論を2年前から始めた「大阪あきんど繁盛塾」で実践しています。大阪あ きんど繁盛塾は、意欲のある若手商店主を支援することで、個店の魅力を高め て商店街の活性化を狙うことが目的です。富永さんは推進していくにあたって 「重要なのは店を保護するのではなく、お客様に必要とされるよう努力するこ とだ」とおしゃっています。 富永さんから大阪あきんど繁盛塾について熱く語って頂きまして、少し印象 に残った語録を併せて紹介します。「あきんど繁盛塾では、1年間かけてお店 の指導に入り、コンサルタントから新商品の開発、ファサードの見直しなどを 行って、ぼちぼち店からモテる店に変えることを目指しています」「個店とい うのは男性がいくと、親父さんが出てきて、ああでもないこうでもないという 話になってしまう。しかし、女性が行くとスムーズにいく。あきんど繁盛塾で は、2名の女性のコンサルタントにお願いしています」「やる気のない人をい くら引っ張ろうと思っても無理です。そうではなく、何とかしたいと思ってい る人をあきんど繁盛塾で勉強してもらい、その人たちを束ねていくことが商店 街としての活性化につながっていくと思っています。組合員全員を引き上げる のは無理です」 上から5番目の画像は、粉浜商店街のアーケードを写したものです。通るお 客さんが肩を触れあうようなイメージが伝わるのではないでしょうか。平日の 午後2時頃で夕食の準備にはまだ早く、それほど込み合ってはいませんでした が、お店の人が店頭に出て、声をかけているのが何ともいい光景でした。粉浜 商店街界隈は、戦火で燃えてなく、道は狭いですが、ごちゃごちゃした居心地 の良さが残っています。 大阪ならではのテンポの速い「ボケとツッコミ」のキャッチボールが聞こえ てくるのが心地良いです。商人(あきんど)の町の伝統が「笑い」を生んだと も言われています。大阪のおばちゃんの元気が伝わってくる商店街です。ご存 知の方も多いと思いますが、興味深いデータとして、振り込め詐欺の被害が飛 び抜けて大阪は低いです。各都道府県の警察がまとめた振り込め詐欺の認知件 数や被害額(2005年)は、東京都が断然トップで約2900件、総額で52億円 、愛知県も約1100件、13億円に達していますが、大阪府は約400件、4億円 と飛び抜けて少ないです。 大阪の振り込め詐欺が少ない要因として「知らない人から電話がかかってき ても、大阪人はふだんから機転の利いた会話に慣れているからうろたえること なく、疑問には突っ込んで切り返す」「分からんことがあったら、何で?と聞 くのが大阪人」「地元のおおばちゃん連中が気いつけやって言うてくれる」な どがよく言われています。 今回、紹介しました天神橋筋商店街と粉浜商店街は、経済産業省のがんばる 商店街77選(平成18年5月)に選ばれています。これは、全国各地の商店街か らがんばっている商店街を選んだものです。今回紹介しました両商店街に通じ るのは、お話を伺いました商店主が自分たちのまちに愛着をもって、自分たち で真剣に取り組んでいることです。それも、明るさがあり、大阪ならではのお もろい会話を通しての商店主とお客さんとの濃いつながりはじめ、元気な源と いうか笑いの底力というか機転の利いた行動に感服しました。 皆さんも機会がありましたら、元気のでる天神橋筋商店街と粉浜商店街に出 かけてみられてはいかがでしょうか。補足ですが、帰りがけに道頓堀にも寄り 、商店街は商店街でも、フードテーマパークの道頓堀極楽商店街も見てきまし た。ビルのなかに、昭和を感じさせる懐かしい商店街が展開されており、こち らもけっこう楽しめました。 視察日:2006年11月29日 By Nagura ホームページの画像付きで見る場合のURL: http://www.townnet.com/tsunagu/tenkoha.html その他の文中に出てきました関連ページのURL: ※「以前の天神橋筋商店街のレポート」 http://www.townnet.com/tsunagu/tenjinh.html ─────────────────────────────────── ●「阪神・淡路大震災から12年目を迎えて、防災について考察する」 ● ─────────────────────────────────── 6,433人が犠牲となった阪神・淡路大震災から、2007年1月17日で12年目 を迎えました。地震はいつやってくるかわかりません。明日、起こるかも知れ ません。中でも、いつ起きてもおかしくないと言われているのが東海地震です 。2007年1月12日に名古屋大学で「次の東海地震はどこだ」というテーマで 討論会が開かれました。地震や津波、地殻変動などを専門とする研究者5人が パネリストとなり、「次は東南海地震と一緒に起きる可能性が高い」という見 方でほぼ一致しました。東海地震と東南海地震が同時に起こると関東エリアか ら東海エリア、関西エリアまで日本の中枢でもある広いエリアで被害が出てし まい、日本経済に与える影響はかなり大きなものになります。我々ひとりひと りが地震が起こった際にどう行動するか、どう備えるかを考えていく必要が あります。 末尾で述べておりますが、年に2回(関東大震災の起こった9月と阪神・淡 路大震災の起こった1月)、防災に関してのコラムを書いておりますが、前回 の9月のコラムでは、緊急地震速報について紹介しました。緊急地震速報は、 世界初の試みで、2006年8月1日に、まず鉄道や建設、研究機関などの特定利 用者で開始されました。そして、一般向けの速報提供が2007年秋にも始まる 見通しとなっています。 緊急地震速報の仕組みを簡単に紹介しますと、地震が発生すると、速度の速 い初期微動(P波:秒速7〜8キロメートル)に続き、大きな揺れをもたらす波 (S波:秒速3〜4キロメートル)が伝わってきます。この速度の差を利用し、 震源に近い地震計がとらえた初期微動から震源や規模などを推定し、気象庁が 速報を出すというものです。冒頭で紹介しました想定される東海地震が発生し た場合、東京では揺れが来る約40秒前に緊急地震速報が出せるとされていま す。数秒が生死を分けるだけに、40秒という時間はかなり大きいと思います 。このようなシステムがあっても、地震が起こった際にあたふたしているよう では有効に時間が使えないだけに、事前に、どう行動するかをイメージしてシ ミュレーションしておくことが大切です。 緊急地震速報は、既に鉄道会社における電車の停止や病院における手術の中 止などに活用されています。震度の誤差も1以内に収まり、精度は高まってい るようです。国民への情報提供には「情報が十分に理解されていない段階で不 特定多数の人に流せば、パニックやトラブルが発生する恐れがある」とする一 方、「生命を守るための情報として少しでも早く国民にも提供すべきだ」と早 期の提供を求める声も出ています。当初は、2007年春を目標としていました が、パニックを防ぐには国民への周知徹底が必要と判断し、半年間遅らせての 運用開始を予定しています。具体的には、パニックを最小限にする伝達方法や 心得を決めた後、6カ月程度かけて国民に内容を周知します。2007年2月に最 終報告の取りまとめを行い、周知徹底の流れとなります。 今回のコラムでは、さらに、企業を支援する立場の会議所の取り組みと、企 業が社員向けに行っている会社員の災害ボランティアについて紹介しながら考 えていきます。東京商工会議所は2007年度にも地震など緊急災害時の会員支 援事業を立ち上げる予定です。商工会議所になじみのない方もいらっしゃると 思いますので、簡単に解説しますと、商工会議所は、その地区内における商工 業の総合的な改善発展を図るとともに、社会一般の福祉の増進に資することを 目的としています。同様な組織に商工会というものもあります。商工会議所は 商工会議所法に則り、商工会は商工会法に則っており、組織運営面では異なる 面もあります。 東京商工会議所の緊急災害時の会員支援事業は、発生が懸念されている首都 直下地震などに備えるのが狙いです。首都直下地震は、文部科学省地震調査委 員会の長期予測で、30年以内に発生する確率を70%と予測しています。2007 年1月をめどに事業の具体的な取り組みを示した「災害対策支援事業化計画」 を策定し、これに沿った形で事業展開します。企業が自主的に防災力を高める “自助”だけでなく、地域と連携して被害を予防する“共助”についての支援 も盛り込まれる見通しです。“安心・安全”が求められる時代にふさわしい仕 組みの構築を目指しています。 自助支援では、防災知識の普及、、緊急時企業存続計画(BCP)作成などを 促進する「企業防災マニュアル」をまとめます。また、危機管理支援サービス として支援サービスに関するウェブサイトの立ち上げをはじめ、会員向けの安 否確認システムの構築、耐震対策をサポートする事業者の紹介などを実施しま す。 一方、共助支援は災害時に企業による地元地域への貢献が求められると想定 し、各支部内に役員・評議員らで構成する「地域災害対策会議(仮称)」を設 置します。モデル事業の立ち上げや災害支援ネットワークの構築、支援に関す るデータベースの整備を進めていくことが盛り込まれています。 次に企業に目を移しまして、まだまだ活発とは言い難い会社員の災害ボラン ティアですが、社員の活動の後押しに取り組む企業も出始めています。愛知県 豊田市のスポーツセンターで、2006年12月に、10人ほどのチームが地震の 被災者に見立てた人形をがれきの中から救い出そうと悪戦苦闘する防災研修が 行われました。災害時の対処法を学ぶのが目的で実施された催しの一つで、主 催したのはトヨタグループ災害ボランティアネット(Vネット)です。 トヨタグループ災害ボランティアネット(Vネット)は、2003年に設立さ れ、被災地にどういう援助が必要かの情報提供や防災ノウハウの研修などを通 じて、同グループの社員が災害ボランティアに参加するのを支援しています。 中越地震などで防災活動への関心が高まったこともあり、トヨタグループ災害 ボランティアネット(Vネット)登録者は増え続けており、約800人にのぼっ ています。とは言え、登録者数は、グループ全体の1%にも満たない状態です 。最近では、会社の取り組みにも変化が出始めて、新入社員研修に防災体験を 取り入れることも行っています。社会貢献推進部などボランティア関係の部署 で働きたいという新入社員も出てきたそうです。 国の緊急地震速報への取り組み、商工会議所の企業への緊急時企業存続計 画(BCP)作成などの支援、企業の社員への防災ボランティアへの取り組みな ど私たちが生活していく地域環境、地域整備などは着々と進みつつありますが 、一番大切なことは、冒頭の繰り返しにもなりますが、いくら周りの環境が整 っても、いざ地震の際に、自分の身は自分で守るという心構えの上、どう自分 が行動していくか日頃から地震への備えとシミュレーションを行っていくこと が大切です。皆さんも阪神・淡路大震災から12年目を迎えて、今一度、考え て頂けましたらと思います。 その他、地震についての必要最低限の備え(知識)については、「地震一口 メモ」に載せていますので、一度ご覧いただき参考になさって下さればと思い ます。また、以前に、ある市の地域防災計画策定(地震対策編・一般対策編) に携わったことがあり、年2回、防災の日(関東大震災の起こった日)、阪神 大震災の起こった日近くに、防災にちなんだコラムを今回同様に載せておりま す。地震防災に関するコラムは、検索コーナー・テーマ別から見ることができ ますので、併せてご覧下さいませ。 記:2007年01月17日 By Nagura ホームページの画像付きで見る場合のURL:コラムはワンポイント画像です http://www.townnet.com/tsunagu/colam154.html その他の文中に出てきました関連ページのURL: ※「地震一口メモ(コーナー)」 http://www.townnet.com/tsunagu/zisin.html ─────────────────────────────────── ● 最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル) ● ─────────────────────────────────── ■栃木県が「農業未来塾」(2007.01.08:日経流通新聞より) 栃木県は2007年4月、栃木県農業大学校(宇都宮市)内に就農準備校「とち ぎ農業実来塾」を開きます。 定年を迎える退職者らに農業に関する知識や技術を伝えることで、就農人口 の増加と団塊世代らの県外からの移住促進を狙っています。 1月5日から受講生の募集を始めています。 定年退職者を対象にしたコースが「定年帰農希望者研修」です。農業に関す る基礎知識のほか、稲作や園芸作物を栽培するための基礎技術や農機具の操作 方法などを伝えます。春夏コースと秋冬コースがあり、それぞれ15人ずつ募集 します。 「新規就農希望者研修」は基礎コースが30人、ほかにイチゴやトマトなど の専門的な栽培技術から経営管理までを学ぶコース60人、農家で実践的な栽 培技術を学ぶ実践コース10人も用意しています。 いずれも受講料は5000円から25000円です。ほかにテキスト代や保険料 などの必要経費がかかります。3月2日まで募集し、面接で選考します。 ■環境影響評価 計画初期に義務づけ(2007.01.06:日経新聞より) 環境省は大規模な道路やダム建設などの環境影響評価(アセスメント)を、 詳細な内容が決まる前の計画初期段階で実行することを義務づけます。 計画の大幅変更を可能にし、自然破壊を最小限にする狙いです。無駄な公共 事業の削減にも役立つとみられています。 3月に具体的な手順を示す方針を作成、2007年度から国や地方自治体に新 たな影響評価の実施を求めます。 高速道路や鉄道、空港、都市開発、港湾、発電所など13の大規模な工事は 1999年に施行された環境影響評価法に基づきアセスメントを実行しています が、現行制度は計画の最終段階で実施することになっています。そのため、対 症療法的な対応しかできず、形骸化しているという指摘もありました。 このため環境省は欧米諸国並みに影響評価の実施時期を大幅に繰り上げた新 指標を定めることにしました。 ■予算・事業に「市民の声」(2007.01.05:日経新聞より) 全国の地方自治体で予算編成や新規事業を選ぶ過程で、市民の声を反映させ る仕組みを取り入れる動きが広がっています。 群馬県太田市は市民が補助金の補助先を選ぶ制度を導入、北海道恵庭市や長 野県上田市はホームページで主要事業の予算要求を公開中です。 北海道夕張市の財政負担で、住民が自治体財政をチェックする重要性が高ま っていることに対応しています。 自治体側も市民の要望の高い事業を的確に選択することで、歳出抑制につな げる狙いもあります。 関西学院大学の小西教授は「地方議会への住民の信頼が揺らいでいる中、住 民の意思を行政に伝える補完的な動きとして評価できる。こうした動きに触発 されれば、本来の住民の代表である地方議会の活性化にもつながるだろう」と 話しています。 ■キッズデザイン協議会NPOへ(2007.01.05:日刊工業新聞より) 子どもの安心安全な生活環境づくりの実現を目指す産学官団体「キッズデザ イン協議会」(東京都文京区)が4月に民間非営利団体(NPO)法人化する見 通しとなりました。 キッズデザイン協議会は2006年5月に発足し、その後会員数を44社、4団 体、4自治体にまで増やして5つの研究会を立ち上げるなど、活動を活発化し ています。 子どもの安心安全が社会問題となっているなか、キッズデザイン協議会がど こまでの役割が果たせるのかが注目されています。 1月10日から個人会員を募集し、会員の輪を広げる予定です。3月にはキッ ズデザイン賞の募集要項を発表します。同賞は子どもの安心安全と、健やかな 成長発達につながる製品やコンテンツを発表する制度で、2007年度に初めて 実施します。 ■商店会加入を促進(2007.01.05:日刊工業新聞より) 神奈川県相模原市は4月をめどに「相模原市商店街の活性化に関する条例」 を施行します。 コンビニエンスストアなどのチェーン店に対して商店会加盟を促し、会員減 に歯止めをかけるのが狙いです。 同様の条例は東京都世田谷区など東京都内の自治体で施行されていますが、 神奈川県では初めてです。 条例は商業店舗などの事業者に商店会への加入を義務づけます。施行にあた り市の関係者が商店会未加入のチェーン店本部などへ出向いて商店会加入に理 解を求めていきます。 未加入事業者に対する罰則はありませんが、世田谷区などの条例施行を新規 加入増につなげた例を参考に加入を促進します。 相模原市内の商店街を形成する商店会の現会員数は、ピーク時の92年から 1476店減の2356店です。商店会への加入率も約60%と減少傾向にあり、イ ベント実施や街路灯整備など商店会事業の停滞を招いています。 ─────────────────────────────────── ● “まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル) ● ─────────────────────────────────── タイトル、著者、出版社、価格、発行年月日の順に示してあります。 ■商店街がよみがえる! 手塚悌次郎 毎日ワンズ 1,400円 2006/11/17 副題に「崩壊した商店街再生への提言」と付いています。 2000年3月に大店法が廃止され、同年6月に大店立地法が施行されました。 このことは、戦前昭和12年の第一次百貨店法以来、おおよそ70年にわたっ た政府の中小企業保護政策が終焉したことを意味しています。 「流通ビッグバン」という言葉が経済紙のみならず、一般紙にも踊って久し く「シャッター街」という表現が痛々しく響いています。 このような変化のスピードに加速がついている環境にあって、日本の小売業 を支えてきた商店と、地域コミュニティそのものであった商店街は、果たして 生き返れるだろうか。また、生き返るには、どのような対応が求められるだろ うか。本書では、再生の方向観を探っています。 ■ソフトパワー時代の外国人観光客誘致 島川崇編著 同友館 2,200円 2006/09/15 近年国際政治の分野で「ソフトパワー」という言葉がよく用いられるように なってきています。 ソフトパワーとは、国際関係における好ましい結果を、強制や報酬によって ではなく、魅力によって実現するようなパワーを指します。 ソフトパワーという用語を世に広めたジョセフ・ナイによれば、「ソフトパ ワーとは自国が望む結果を他国にも望むようにする力であり、他国を無理やり 従わせるのではなく、味方につける力である」と表現しています。 21世紀は世界大観光時代に突入すると言われています。日本も観光立国を 打ち出していますが、いまだに観光地としては「後進国」です。 本書では、ソフトパワーの源泉、なぜ観光立国なのか、外国人観光客誘致の あるべき姿などが描かれています。 ■地域を調べ、地域に学ぶ 和田明子、浅野俊雄他4名編 古今書院 3,800円 2006/09/25 副題に「持続可能な地域社会をめざして」と付いています。 21世紀は、「情報化」「グローバル化」の時代と言われています。 この新たな経済社会の潮流の中で、今日、改めて地域の研究、学習、その教 え方が問いただされています。 それは、「情報化」「グローバル化」の波が、わが国の工業、農業、商業の 産業構造を変換させ、それと同時に生産、所得、消費、さらに福祉のあり方に も大きな地域格差をもたらしたためです。 本書では、地域研究および地理教育上で主要な視点として「工業」「農業」 「都市」「まちづくり」「外国地域」「自然と環境」「総合学習」を挙げて解 説しています。 ====☆お知らせ☆======================================== ■■■ 次回配信(2007年2月中旬配信予定)内容のお知らせ ■■■ 視察レポートは、駅前再開発が進んでいる愛知県半田市のクラシティ半田を 訪ねてを紹介する予定です。また、コラムではまちづくり公開セミナーに参加 してをお送りする予定です。お楽しみに!!乞うご期待を!!(注:都合によ り、内容を変更する場合もございます。その際は、ご了承のほどお願いいたし ます) =======================================☆お知らせ☆===== ───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆─── ■■■ 「広報・コミュニティー情報版」 ■■■ 「広報・コミュニティー情報版」は、メールマガジン「地域・まちづくり情 報&コラム」に補完する形で読者の皆様からの情報を基に発信いたします。 自治体、NPO、市民団体、研究機関などの方からのまちづくりに関する広報 (活動内容)事項などの情報発信を承ります。 基本的にまちづくりに関するもので、非営利的な情報を取り上げていきます。 また、読者の皆様からの町、商業施設、旅紀行などの情報・レポートも併せ て載せていきたいと思っております。ご一緒にまちづくりを考えていく上で、 何なりとお寄せいただけましたら、うれしく思っております。 下記アドレスまでお願いいたします。 tsunagu@tcp-ip.or.jp ───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆─── 最後まで、お読み頂きまして、ありがとうございました。 ひとときでも、ごゆっくりとくつろいで頂けましたでしょうか!! ===================================================== ○電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」2007/01/19 発行者 名倉 弘二 (tsunagu@tcp-ip.or.jp) 発行 株式会社 ケイプラン(Kplan) 所在地:愛知県安城市 創刊 1998年10月6日(火) 大安 まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間 Nagura's Home」 http://www.townnet.com/tsunagu/index.html ご意見、ご感想などありましたら mailto:tsunagu@tcp-ip.or.jp(名倉弘二)までお気軽にどうぞ。 電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」登録、解除は、 http://www.mag2.com/ http://www.townnet.com/tsunagu/magaeme.html ※配信アドレスを変更する場合は、お手数ですが、旧アドレスを解除した上で 、新アドレスでの登録をお願いいたします。 ================================== Town&Column report ==== ─────────────────────────────────── このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) ───────────────────────────────────


