2006/08/21
[Town&Column report 2006/08/21 表参道ヒルズ&絵本]
=== Town&Column report ======================662部発行=== メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」 □□□ 2006/08/21 第113号! □□□ ==================================================== ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。 残暑お見舞い申し上げます。 まだまだ暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。 今回の視察レポートでは、表参道ヒルズと駅ナカを紹介しています。また、 コラムでは、絵本について考えています。 メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」は、街並み・商業施設・ 旅紀行等の視察レポートと身近な話題などのトレンドを見据えたコラムをマガ ジン形式で発行しております。月1回程度の発行を予定しております。また、 補完する形で、読者の皆様からの情報を基にした「広報・コミュニティー情報 版」を情報が入った際に随時発行しております。 現在2本立てで発信しておりますが、将来的には、「まちづくり情報」に特 化したメールマガジンへと育てていきたいと考えております。末永く、ご愛顧 のほどよろしくお願いいたします。 また、視察レポート、コラムは、ホームページと連動して画像付きでご覧に なることができますので併せてご利用下さいませ。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ================== Town&Column report INDEX ============== ◆視察レポート「大人の街・表参道ヒルズ &駅ナカ・エキュート品川を訪ねて」(東京) http://www.townnet.com/tsunagu/omotesi.html ◆コラム「児童文学(絵本)について考える」 http://www.townnet.com/tsunagu/colam149.html ◆最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル) ◆“まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル) ===================================================== ─────────────────────────────────── ● 視察レポート「大人の街・表参道ヒルズ &駅ナカ・エキュート品川を訪ねて」(東京) ● ─────────────────────────────────── 2006年2月11日にオープンした東京・表参道の「表参道ヒルズ」と2005 年10月1日に開業した駅構内施設のいわゆる「駅ナカ」と呼ばれる東京・品川 駅の「エキュート品川」を訪ねてきました。また、今回は、時間がなくて見て 来れませんでしたが、表参道ヒルズの近くの最寄り駅でもある東京メトロ表参 道駅にも2005年12月2日に駅ナカの「エチカ表参道」がオープンしています。 東京都心では、ここ数年、再開発が相次いでいます。これまでに、当方の視 察レポートでも「都心の再開発プロジェクト“六本木ヒルズ”&“汐留シオサ イト”&“LaQua(ラクーア)”を訪ねて」「生まれ変わりつつある東京 ・お江戸の日本橋(コレド日本橋、三越新館など)を訪ねて」「品川駅界隈の 再開発&東海道・品川宿を訪ねて」「東京・丸の内の生まれ変わった“丸ビル ”&リニューアルされた東京の北の玄関口“上野駅”アトレ上野を訪ねて」「 再開発が進んでいる東京オフィス街・大手町〜丸の内〜有楽町を訪ねて」など 紹介していますので、併せてご覧いただけましたらと思います。 まず「表参道ヒルズ」から紹介していきます。表参道ヒルズは、ケヤキ並木 の美しい表参道沿いの原宿駅と表参道駅の中間あたりにあります。一番上の画 像は、参道ヒルズの外観を写したものです。ケヤキ並木に溶け込んだ外観が伺 えると思います。また、上から2番目の画像は、同じ表参道のケヤキ並木の原 宿駅に近い原宿クエスト前を写したものです。表参道ヒルズは、商業施設と住 居(38戸)、駐車場(216台)から構成されている複合施設です。 表参道ヒルズの商業施設部分は、地上3階、地下3階の6フロアーで構成され ており、延床面積は3万4,061平方メートルあります。上から3番目と4番目の 画像は、表参道ヒルズの商業部分の建物内部を写したものです。画像からもご 覧いただけますが、中心に吹き抜けがあり、その吹き抜けを囲むように、全長 700メートルのスロープが6フロアにわたってらせん状に巡らせてあります。 一筆書きのように、店舗を見ながら、ぶらぶらとまち歩きしているようなつく りとなっています。なかなか工夫されたというか空間の使い方がうまいデザイ ンと感じました。また、らせん状のスロープにもこだわりがあり、表参道と同 じ傾斜になっていたり、敷石の配置パターンも表参道と同じにしています。 表参道ヒルズの建築は、建築家の安藤忠雄さんが設計しました。安藤忠雄さ んは、私の好きな建築家の一人というか生き方に共感する人物です。安藤忠雄 さん(1941年大阪生まれ)は、独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研 究所を設立し、コンクリートの打ち放しを駆使した建築で知られています。ま た、1997年には、東大教授となり、現在は特別栄誉教授です。安藤忠雄さん は、「すでにある景観を生かし、都市の記憶を次の世代に引き継ぎたかった」 と建築の狙いを語っています。また、「建物の中に、もう一つの表参道を再現 してはどうかというアイデアは住民の方との対話の中から出てきた」と明かし ています。 表参道ヒルズは、都心の再開発ビルに多い高層建築をあえて避け、建物はケ ヤキ並木と同じ高さにそろえて調和を図っています。一番上の画像からもケヤ キ並木と建物の調和が図れている様子が垣間見られると思います。建物の高さ は最高で23メートルでケヤキ並木とほぼ同じ水準に抑えるとともに、その分、 容積を最大限に生かすために地下は30メートル強まで掘り下げています。施行 を担当した業者は、技術的にも施行管理上も例のない建築と言っています。 表参道ヒルズは、関東大震災からの復興を掲げ、日本初の本格的コンクリー ト造りの集合住宅として建設された同潤会青山アパート(1927年完成)が生 まれ変わったものです。表参道ヒルズができる前まで、80年の長きにわたり、 表参道のランドマークとして愛されてきた同潤会青山アパートは、表参道ヒル ズの一角に、当時の意匠のまましっかりと復元され、懐かしい表参道の風景を 再現しています。また、表参道ヒルズの屋上は、都市の空中庭園の手本を目指 して、できる限りの緑化がされています。 表参道ヒルズのコアとなるターゲット層は、30〜40代前半を中心とした若 いマインドを持ち、クリエイティビティな人々「O・TO・NA」を想定してい ます。「O・TO・NA」のコンセプトは、Oはオリジナル(個性あふれるラ イフスタイルがある)、TOはトゥギャザー(仲間を大切にする)、NAはナ ショナリティ(国民性を大切に思い、グローバルな感覚も兼ね備える人)です。 商業施設の93のテナントのうち、8割が新顔で、年間1,000万人以上の来場 者を見込んでいます。主なテナントを挙げますと、ギーブスアンドホークス( 英王室御用達の名門テーラーブランド)、ボッテガ・ヴェネタ(イタリアの高 級皮革ブランド)、はせがわ酒店(日本酒のブティック)、キョウショウ(無 線操縦車サーキット)、ポワヴリエ(スパイスショップ&カフェ)、ミヤシタ (洋食)、エスジェイエックス(メンズジュエリー)、ジミーチュウ(レディ スシューズ&バッグ)、タビヲ(レッグウエア)、ハンナリ(ドッグファッシ ョン&グッズ)、キサラ(ライフスタイル)、ヒダ(ファニチャー)などです。 上から5番目と6番目の画像は、品川駅の「エキュート品川」を写したもの です。品川駅は、東海道線、京浜東北線、東海道新幹線の乗降客が他県からも 流入し、「エキュート品川」を訪れる客層も若者から高齢者、ビジネスマンか ら主婦まで幅広いです。画像からも少し垣間見られますが、女性が多く、ビジ ネスマンの姿も見られました。ちなみに、品川駅の1日当たりの乗降・乗り換 え人数は、約110万人です。「エキュート品川」は、駅構内にあり、2層から なっており、約1,600平方メートルの敷地に46店舗のテナントが入っています 。デペロッパーというか運営は、JR東日本ステーションリテイリングがしてい ます。 いわゆる「駅ナカ」は、「エキュート品川」はじめ、冒頭で挙げました「エ チカ表参道」、アトレ上野(2002年2月開業)、「エキュート大宮」(2005 年3月開業)などあり、2007年度には、「エキュート立川」も予定されていま す。好調と言われる「駅ナカ」という駅構内に商業施設を集める鉄道会社の取 り組みは周囲に摩擦を生みはじめています。「駅ナカ」が便利で利用者には好 評な半面、駅の外では客足が減って商売が圧迫されているとの悲鳴が相次いで います。鉄道会社は「共存共栄を」と収益確保に躍起ですが、東京都が固定資 産税の課税を強化する方針を打ち出すなど包囲網は狭まっています。(2006 年7月現在) 「エキュート品川」より半年ほど早く開業した「エキュート大宮」は、ホー ム上に新たな床を張るなどして、「エキュート品川」の約1.5倍の約2,300平 方メートルのスペースを生み出しています。洋・和菓子や総菜類、カレーなど 69店がずらりと並んでおり、まるで「デパ地下」を思わせるような感じだそ うです。初年度は、売上高55億円の目標を58%も上回り、今年度(2006年 度)は、88億円を目指しています。JR側は「乗降客が前年より1.5倍増え、駅 周辺にも波及効果があったはず」と主張していますが、駅前の立ち食いそば屋 は「会社帰りに駅を降りてくる人が減った」、近くの百貨店の食品売り場の責 任者は「売り上げは十数%減った」などと話しているなど摩擦が生じています。 このような「駅ナカ」が花盛りのなか、東京都は「駅ナカは実質的に商業施 設だ」として課税を強化する方針です。(2006年7月現在)東京23区では、 駅などの「鉄軌道用地」の固定資産税の評価基準は周辺の平均路線価の3分の 1に抑えられてきました。東京都は、今年度(2006年度)がちょうど3年に1 度の基準見直しに当たるため、一定基準以上の商業施設がある駅は、用地全体 を周辺と同じ「宅地」として評価し直す考えです。東京都は、年間十数億円の 増収を見込んでいます。 JRだけでなく、東京メトロ、東京急行電鉄、東武鉄道なども商業施設を相次 いで開業しています。その背景には、少子高齢化で鉄道利用者の減少は避けら れなく、多くの人が通過する駅の空間を最大限に活用し、収益を確保したいと いう狙いがあります。今や、今回紹介しました「駅ナカ」と「駅外」の摩擦だ けでなく、コンビニとスーパー、ドラックストアとスーパーなども業種を越え た競争が激化しています。今回、固定資産税の見直しが取り上げられています が、フェアーな上でのお客様ニーズにあった競争が望まれていると言えます。 今回、東京の再開発としては、身の丈にあったというか、心地よさが残る周 りの自然と調和した表参道ヒルズを紹介しました。また、今、旬とも言える「 駅ナカ」の取り組みを見てきました。賛否両論はありますが、「駅ナカ」その ものは、よく考えられており、うまくテナント構成しており、学ぶべき点は多 いと思います。表参道ヒルズも「駅ナカ」もこれからが正念場であり、今後の 行方をみなさんも見守っていかれたらと思います。 視察日:2006年06月09日 By Nagura ホームページの画像付きで見る場合のURL: http://www.townnet.com/tsunagu/omotesi.html その他の文中に出てきました関連ページのURL: ※「都心の再開発プロジェクト“六本木ヒルズ”&“汐留シオサイト” &“LaQua(ラクーア)”を訪ねて(レポート)」 http://www.townnet.com/tsunagu/roppong.html ※「生まれ変わりつつある東京・お江戸の日本橋 (コレド日本橋、三越新館など)を訪ねて(レポート)」 http://www.townnet.com/tsunagu/coredon.html ※「品川駅界隈の再開発&東海道・品川宿を訪ねて(レポート)」 http://www.townnet.com/tsunagu/sinagaw.html ※「東京・丸の内の生まれ変わった“丸ビル”&リニューアルされた 東京の北の玄関口“上野駅”アトレ上野を訪ねて(レポート)」 http://www.townnet.com/tsunagu/marueno.html ※「再開発が進んでいる東京オフィス街・ 大手町〜丸の内〜有楽町を訪ねて(レポート)」 http://www.townnet.com/tsunagu/marunou.html ─────────────────────────────────── ● 「児童文学(絵本)について考える」 ● ─────────────────────────────────── 三重県四日市市にある子どもの本専門店「メリーゴーランド」の店主である 増田喜昭さんの話を聞いてきました。増田さんは、1976年に子どもの本専門 店「メリーゴーランド」を開きました。また、増田さんは、子どもの本専門店 の経営の傍ら、四日市こだるま道院の道院長として、子どもたちに少林寺拳法 を教えています。 「メリーゴーランド」は、子どもの本を販売しているだけでなく、さまざま な活動をしています。少し紹介します。第一線で活躍する作家・画家・編集者 などを招き、子どもと子どもの本を考えるレクチャーを月に一回開催していま す。また、プロの作家・童話作家の養成ワークショップ「絵本塾」「童話塾」 を主宰しており、次の時代の作家の出発点となっています。子どもの本を販売 するだけでなく、子どもや子どもの本について考え、さらに、作家も育ててい ます。 さらに、増田さんは、子どもたちの創造の場というか遊びの場も提供してい ます。アメリカのチルドレンズミュージアム(ハンズオンミュージアム)やヨ ーロッパの博物館に関心を持ち、自ら、子どもの絵画造形教室「遊美術(あそ びじゅつ)play and art space」を開いています。また、四日市に子どもの博 物館をつくろうと、NPO「四日市こどものまち」を発足して、サンタ会員を募 っています。夏休み子どもキャンプ「あどびじゅつin沖縄」など日本全国の子 どもたちと遊びと学びのあるキャンプを行っており、子どもだけでなく大人の 参加も多いそうです。 増田さんは、子どもの本の販売だけでなく、ご自身で本も出しています。著 作に「子どもの本屋、全力投球!」「子どもの本屋はメリーゴーランド」、教 育評論家の斎藤次郎氏との共著「ヨムヨム王国」、落語家・桂文我さんらと子 どもと大人の落語入門書「落語ワンダーランド(全4巻)」、斎藤次郎氏と福 尾野歩氏との共著「子どものスイッチ」などあります。ちなみに、子どもの本 専門店メリーゴーランドの謳い文句は、「ほんは すてきなともだち。メリー ゴーランドのほんたちは、あなたとの であいを まっています。1さつずつ てにとって ごらんください。」です。 今回のコラムは児童文学(絵本)について考えると付けてみました。児童文 学を辞書で引くと「児童を読者対象として創作される文学作品。お伽話・童話 ・少年少女小説・童話・児童劇など」と解説されています。絵本はというと、 書籍の一つで、絵の比重が大きく、一般に児童書とされています。しかし、読 者層を子どもに限定しない絵本、大人向けの絵本も数多く出版されています。 話のなかで、増田さんも、絵本に何歳から何歳とか、何歳向けなどと記載があ るのはおかしいと指摘されていました。一般の本に、対象年齢の記載がないの に、絵本にだけあるのはおかしいという指摘です。私も同感します。 児童文学という視点では、「日本児童文学学会」というものがあります。日 本児童文学学会は、日本学術会議協力学術研究団体として登録された日本で唯 一の「児童文学・児童文化」の研究団体です。1962年に発足して、現在では 400名を超える会員を擁しています。研究発表会、講演会、展覧会などの開催 のほか、日本児童文学学会賞(奨励賞、特別賞を含む)を設けて、児童文学・ 児童文化に功績にあった個人・団体を顕彰するなど、数多くの活動を行ってい ます。 一番上の画像は、増田さんが聴講者に読み聞かせをしている風景を写したも のです。話の中で、増田さんが複数のお勧めの絵本を紹介してくださり、その 中の3冊を購入してきて、読んでみました。最近、みなさんは絵本を読まれた ことがあるでしょうか。海外の翻訳絵本の「おじいちゃんがおばけになったわ け」、片山令子さん文、片山健さん絵の「みずうみ(のうさぎのおはなしえほ ん)」と「ともだち(のうさぎのおはなしえほん)」の3冊です。 絵本は子どもが読むものだとか、親が子どもに読み聞かせするものだという 変な先入観がありましたが、純粋に絵本を久しぶりに読んでみましたが、なか なかいいものです。感動しました。十分、大人も堪能でき、単純というかわか りやすいストーリーだけに、逆に、考えさせられる部分も多く、思考が広がり 、奥深さがあります。絵本をあらためて読みますと、大人の感受性を豊かにす るような感じがします。増田さんの話の中でも、多くはお母さんと子どもが一 緒に絵本を買いに来ることが多いそうですが、お父さんと子どもというケース では、何度も通ううちに、お父さんが絵本のファンになってしまうケースが多 いとのことでした。 また、絵本の世界でも、「萌え」系のかわいい絵の「POP WORLD ふしぎ の国のアリス」が今年(2006年)4月の発売開始以来、なかなかの売れ行き のようです。ふしぎの国のアリスは、昔から数えきれないほどの種類の作品が 出ていますが、この絵本の絵は「ほっぷ」さんが担当しています。ほっぷさん は、ベストセラーになった「もえたん」でおなじみの作家で、いわゆる「萌え 」の世界の第一人者と言えます。 商店街で頑張っている子供専門店の店舗もあります。佐賀県で唯一の子供専 門書店を運営するNPO法人「子供の本屋ピピン」が平成18年経済産業省の「 がんばる商店街七十七選」に選ばれました。2006年5月に商店街(佐賀県呉服 町名店街)に移転して、市の職員と協力して店舗改装するなど市と二人三脚で 空洞化する中心市街地を盛り上げようとする試みが評価されたようです。NPO 法人「子供の本屋ピピン」の開業は、2003年3月で、主婦5人が知り合いの子 供専門店の廃業を知り、私たちがやってみようと始めたものです。店内には、 約3,500冊の本が並び、先ほどの増田さん同様に、販売だけでなく、読書会や 講演などのイベントも積極的に行っています。 先ほど「日本児童文学学会」の紹介をしましたが、世界に目を向けた「国際 デジタル絵本学会」という団体もあります。日本、韓国、中国、台湾、インド ネシア、パプアニューギニア、ペルーなど世界12カ国・地域の昔話や民話を集 め、絵と文章からなる“絵本”にしてインターネットのホームページで公開し ています。言わば、「電子紙芝居」作りをしている団体です。設立趣旨は「絵 本を通じての子どもたちの相互理解を図るために」「IT後進地域デジタルデバ イド解消のために」「身体障害者向け絵本の開発と提供を図るために」「絵本 製作・翻訳を通じて大人たちの国際交流を促進するために」です。 今回、児童文学というか絵本に焦点をあてて見てきましたが、絵本のみなら ず、本を読む習慣というのは大切なことだと思います。子どもの頃は、読書感 想文が嫌で、本を読むのが苦痛な時もありましたが、今になって思えば、数々 の感動した本との出会いは大きいと思います。「ロビンソンクルーソー」「坊 ちゃん」「路傍の石」など子どもの頃に読んだ記憶が残っていますし、学生の 頃は、氷点など三浦綾子さんの書籍の数々や竜馬がゆくなど司馬遼太郎さんの 書籍の数々を読んだ記憶が残っています。少なからずしも、人生において示唆 を与えてくれたように思います。今、思い出せる本は、もう一度読んでみたい と思うような本ばかりです。皆さんも、これまで読んだ本を振り返るとともに 、さらに、絵本を手にとり、年齢に関係なく絵本の楽しみ方、堪能の仕方を見 つけられてはいかがでしょうか。きっと新しい世界が広がることと思います。 記:2006年08月19日 By Nagura ホームページの画像付きで見る場合のURL:コラムはワンポイント画像です http://www.townnet.com/tsunagu/colam149.html その他の文中に出てきました関連ページのURL: ※「政令都市に移行した四日市市を訪ねて(レポート)」 http://www.townnet.com/tsunagu/yokkaic.html ─────────────────────────────────── ● 最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル) ● ─────────────────────────────────── ■都市再生データベース化(2006.08.18:日経流通新聞より) 国土交通省は全国約330箇所の街づくりなど都市再生の先行事例を集めたデ ータベースを構築し、ホームページ上での公開を始めました。 街づくりのテーマや活動場所、キーパーソンの有無など細かい条件から検索 できます。 共通の課題を抱える地域など探しやすく、閲覧者は今後の街づくりに役立て られます。 名称は「全国都市再生モデル調査データベース」 http://nrb-www.mlit.go.jp/toshisaisei/ 内閣官房都市再生本部と国土交通省が2003年度から共同でアンケートや聞 き取り調査した先行事例をまとめたものです。 ■発電用風車 鳥には脅威(2006.08.17:朝日新聞より) 発電のための風車に渡り鳥などが衝突して死傷する「バードストライク」を 防ぐため、環境省は来年度から本格的な調査に乗り出します。 地球温暖化を防止する新エネルギーとして期待される風力発電と野鳥保護を 両立する手立てを探っています。 発電には、一定の風力が必要なため、風車は海岸線や自然の豊かな地域に設 置されることが多いです。 北海道では、2004年以降、サハリンなどから越冬のため飛来する国の天然 記念物オジロワシの衝突死が、石狩市や根室市などで5件発生しました。 このため環境省は、既存の風車を利用するなどして、羽根に色を塗ったりラ イトアップをしたりして衝突を防げるか、渡り鳥の飛来をレーダーで察知して 風車を止められるか、など事故防止策を探ることにしています。 調査期間は3年間で、有効な防止策が見つかれば、風力発電施設を持つ自治 体や民間事業者に対策を講じるよう呼びかけます。 ■新型路面電車 10都市に(2006.08.16:日経新聞より) 国土交通省は8月16日、2016年度までの10年間に、全国の約10都市で新た に次世代型路面電車、LRT(ライト・レール・トランジット)を整備する方針 を決めました。 停留所で次の車両の到着時間を知らせるシステムなどの開発費3億円を2007 年度予算の概算要求に盛り込みます。 道路から直接乗り降りできる路面電車は、高齢者も利用しやすく環境にやさ しいことから近年、再評価が進んでいます。 今年4月開業の富山港線に続き、環状線を計画している富山市や、既に調査が 始まっている宇都宮市、堺市などが候補地に挙がっています。 自治体が事業者や住民と協力して、LRTを含めた公共交通機関の活用を図る 「地域総合交通戦略」を定めることが条件です。 ■バリアフリーヘ改装 介助資格を取得(2006.08.15:朝日新聞より) 大手銀行が、バリアフリーに対応した店舗改装や、行員の介助資格取得など 、高齢者や身体障害者に使いやすい店づくりを進めています。 不良債権処理や再編によるリストラで店舗の統廃合を続けてきた大手行は、 不良債権問題が一段落して業績を急回復させており、「人に優しい店舗」に目 を配れるようになったようです。 みずほ銀行は今夏、「ハートフルプロジェクト」を始めました。約2年かけ て全国約430店舗をバリアフリー対応に改装します。また、サービス介助士の 資格も大半の店の行員に取らせる方針です。 三井住友銀行は、高齢者らの接遇向上を目的とした「サービス・ケア・アテ ンダント」の資格を支店の役職員約20人に取得させます。今後、新規出店や 改装に合わせて、ロビー担当者600人が資格の取得を目指します。 ■基本計画に数値目標明記(2006.08.09:日経流通新聞より) 政府は改正中心市街地活性化法に基づき、市町村が作成する基本計画の記載 内容や認定基準などを示す基本方針の草稿(ドラフト)を公表しました。 基本計画に数値目標を盛り込むことや認定計画の進捗状況を定期報告するこ とを求めました。 ただ、「準工業地域」の出店に影響を及ぼす「三大都市圏」の範囲を記載し ないなど、細部に関しては基本方針に合わせて公表するマニュアルに盛り込む ことになりました。 基本計画の認定基準については、「数値目標を盛り込んでいること」「活性 化実現への寄与度が高いこと」「計画の円滑・確実な実施が見込まれること」 を明記しています。 特に数値目標はおおむね5年以内を計画期間と設定しています。 ─────────────────────────────────── ● “まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル) ● ─────────────────────────────────── タイトル、著者、出版社、価格、発行年月日の順に示してあります。 ■地域を変えた総合型地域スポーツクラブ 山口泰雄 大修館書店 1,800円 2006/06/15 全国各地の地域スポーツの現場で、「総合型地域スポーツクラブ」ブームと いえる社会現象がおきています。 これは、我が国のスポーツ振興のマスタープランである「スポーツ振興基本 計画」の中で、2010年までに全国の市町村で少なくとも総合型クラブを一つ 立ち上げるという目標が明記されたことによるものです。 これまで我が国では、地域スポーツクラブといえば、ママさんバレーとパパ さんソフトボールが代表で、単一種目型クラブが中心で、同一世代型が多かっ たです。 これに対し、総合型地域スポーツクラブは、複数の種目が用意され、子ども から高齢者まで、初心者からトップレベルの競技者まで含まれます。 本書は、総合型地域スポーツクラブのモデル事例から紹介されています。 ■犯罪予防とまちづくり 防犯環境デザイン研究会訳 丸善株式会社 5,200円 2006/06/30 副題に「理論と米英における実践」と付いています。 犯罪および犯罪不安は、公的関心の高い問題であり、また先進地のほとんど で政策課題に上る問題です。 本書はこの問題を取り上げ、プランナーや参加型プロセスがこれにどのよう に貢献できるかについて説明されています。 本書では、犯罪機会は構築環境のデザインや計画、運営によってどれだけ予 防でき、減少させることができるかに着目しています。 また、本書は、理論のみならず、米国と英国の最新の取り組みの具体例が数 多く取り上げられています。 ■地域産業の再生と雇用・人材 下平尾勲・伊東維年・柳井雅也編著 日本評論社 3,800円 2006/04/15 バブル経済崩壊後の長びく不況の中で、最も傷ついたのは地域の産業・経済 です。不況の波は、池に石を投げたように、円弧を描きながら拡大し、地域の 雇用機会を奪い、人材の流出を促し、地域産業の活力低下を招いています。 本書は、このような共通認識にたって、「現状分析に基づいてどうすれば地 域雇用を創出できるのか」「地域産業の再生を担うのは人材であるが、いかに 人材を確保し、育成を図っていくのか」「地域産業の再生問題を解く鍵は何か 」この3つの主要な課題を具体的な事例や新しく登場しつつある事実を前提に しながら解明しています。 地域産業・地域経済のおかれている厳しい状況、その要因、地域産業・地域 経済の再生のための方策について総括的に論じています。 ====☆お知らせ☆======================================== ■■■ 次回配信(2006年9月中旬配信予定)内容のお知らせ ■■■ 視察レポートは、手づくり感覚の安城七夕まつりを訪ねてを紹介する予定で す。また、コラムでは防災の日を迎え「緊急地震速報」について考えるをお送 りする予定です。お楽しみに!!乞うご期待を!!(注:都合により、内容を 変更する場合もございます。その際は、ご了承のほどお願いいたします) =======================================☆お知らせ☆===== ───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆─── ■■■ 「広報・コミュニティー情報版」 ■■■ 「広報・コミュニティー情報版」は、メールマガジン「地域・まちづくり情 報&コラム」に補完する形で読者の皆様からの情報を基に発信いたします。 自治体、NPO、市民団体、研究機関などの方からのまちづくりに関する広報 (活動内容)事項などの情報発信を承ります。 基本的にまちづくりに関するもので、非営利的な情報を取り上げていきます。 また、読者の皆様からの町、商業施設、旅紀行などの情報・レポートも併せ て載せていきたいと思っております。ご一緒にまちづくりを考えていく上で、 何なりとお寄せいただけましたら、うれしく思っております。 下記アドレスまでお願いいたします。 tsunagu@tcp-ip.or.jp ───☆ 読者の皆様からの広報情報、レポートなど@承ります ☆─── 最後まで、お読み頂きまして、ありがとうございました。 ひとときでも、ごゆっくりとくつろいで頂けましたでしょうか!! ===================================================== ○電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」2006/08/21 発行者 名倉 弘二 (tsunagu@tcp-ip.or.jp) 発行 有限会社 ケイプラン(Kplan) 所在地:愛知県安城市 創刊 1998年10月6日(火) 大安 まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間 Nagura's Home」 http://www.townnet.com/tsunagu/index.html ご意見、ご感想などありましたら mailto:tsunagu@tcp-ip.or.jp(名倉弘二)までお気軽にどうぞ。 電子メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」登録、解除は、 http://www.mag2.com/ http://www.townnet.com/tsunagu/magaeme.html ※配信アドレスを変更する場合は、お手数ですが、旧アドレスを解除した上で 、新アドレスでの登録をお願いいたします。 ================================== Town&Column report ==== ─────────────────────────────────── このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) ───────────────────────────────────


