[Town&Column report 2006/04/17 下呂温泉&薬膳料理]
=== Town&Column report ======================662部発行===
メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」
□□□ 2006/04/17 第109号! □□□
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いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。
すっかり春になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。桜前線も日本
列島を上昇中です。
こちら愛知県では、葉ざくらとなってきていますが、一雨ごとに、木々が芽
吹きはじめ、庭の柿の木を見ていましても、芽がどんどん大きくなっていくの
が見受けられます。
今回の視察レポートは、日本三名泉の下呂温泉を紹介しています。また、コ
ラムでは、薬品メーカーで食べてきました薬膳料理を紹介するとともに健康に
ついて考えています。お楽しみ下さい。
メールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」は、街並み・商業施設・
旅紀行等の視察レポートと身近な話題などのトレンドを見据えたコラムをマガ
ジン形式で発行しております。月1回程度の発行を予定しております。また、
補完する形で、読者の皆様からの情報を基にした「広報・コミュニティー情報
版」を情報が入った際に随時発行しております。
現在2本立てで発信しておりますが、将来的には、「まちづくり情報」に特
化したメールマガジンへと育てていきたいと考えております。末永く、ご愛顧
のほどよろしくお願いいたします。
また、視察レポート、コラムは、ホームページと連動して画像付きでご覧に
なることができますので併せてご利用下さいませ。
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================== Town&Column report INDEX ==============
◆視察レポート「日本三名泉にあげられる下呂温泉を訪ねて」(岐阜)
http://www.townnet.com/tsunagu/geroasi.html
◆コラム「薬膳料理を食べて健康について考える」
http://www.townnet.com/tsunagu/colam145.html
◆最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル)
◆“まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル)
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● 視察レポート「日本三名泉にあげられる下呂温泉を訪ねて」(岐阜) ●
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日本三名泉にあげられる下呂温泉を擁する下呂市(人口39,434人、12,976
世帯、面積851.06平方キロメートル:平成18年3月1日現在)を訪ねてきまし
た。下呂市は、岐阜県の中東部に位置し、北は高山市、南は加茂郡、西は郡上
市、関市、東は中津川市と長野県に接しています。下呂市は、山林が全体の約
9割を占めており自然豊かなところです。
今回、下呂へは、電車の特急ワイドビューひだで行きましたが、名古屋から
1時間半ほどです。下呂温泉の歴史は古く、平安・江戸時代より湯治場として
栄え、草津、有馬と並ぶ日本三名泉の一つに数えられています。ちなみに、日
本三古泉は、南紀白浜、有馬、道後と言われています。下呂温泉は、山の頂の
湯壷に始まり、河原に湧き出た温泉は訪れる人々の心と体を癒すという飛騨山
脈に囲まれた岐阜県随一の大温泉地です。年間100万人以上の人が下呂温泉を
訪れています。
日本三名泉の由来は、徳川家康以下秀忠、家光、家綱に至る4代の将軍に仕
えた儒学者・林羅山(はやしらざん)が「我が国には多くの温泉があるが、最
も著名なのが、有馬、草津、湯島(下呂)である」と書き残したことによりま
す。また、それより前に、室町時代の僧・万里集九が、詩文「梅花無尽蔵」に
優れた温泉地として「草津、有馬、湯島(下呂)」の順で既に書き残していま
す。全国的に広まったのは、林羅山以降ということで、林羅山の銅像が温泉街
にあります。一番上の画像は、阿多野川沿いの温泉街を写したものです。この
写真では写っておりませんが、この写真の右側にある白鷺橋の欄干に林羅山の
銅像があります。
林羅山関連でもう一つ挙げますと、林羅山の子である林春斎が挙げたことが
、日本三景の始まりとされています。親子揃って、日本三名泉、日本三景と三
つにこだわった発言をされたようです。日本三景はご存知でしょうか。林春斎
が著書「日本国事跡考」において、日本三処寄観として、「松島」「宮島」「
天橋立」と記しています。
上から2番目の画像は、鷺(さぎ)の足湯に入っている人たちを写したもので
す。足湯は無料です。下呂温泉街には、画像の「鷺の足湯」はじめ、「ビーナ
スの足湯」「雅の足湯」「薬師の足湯」「足湯の里ゆあみ屋」があります。
また、少し山側に入ったところにある下呂温泉合掌村内にも「合掌の足湯」
があります。画像の鷺の足湯は、木造りの湯船とベンチのこぢんまりとした和
風の造りが情緒を誘います。また、ビーナスの足湯は一転変わって、洋風で、
白いビーナス像が足湯の湯船の真ん中にあります。素朴な鷺の足湯、洋風なお
しゃれなビーナスの足湯などいろいろ楽しめます。ビーナスの足湯は、一度に
15人ほどが利用できます。
下呂温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉で、リウマチ、運動機能障害、神経
症などの効能があります。泉温は84度という高温で湧く天然温泉で、無色透
明でまろやかな湯は、肌にやさしいと好まれています。上から4番目の画像は
、下呂温泉発祥の伝説のある温泉寺を写したものです。温泉寺は、下呂温泉街
を少し上ったところから、長く続く173段の石段を上りつめた先に本堂があり
ます。小高いところにある温泉寺からは、下呂の温泉街を眼下に一望でき、桜
の名所としても有名です。
下呂温泉は一千年以上の歴史をもつといわれており、ここ温泉寺には、白鷺
に姿を変えた薬師如来が源泉を知らせたという伝説が残っています。地元では
、「白鷺伝説」として知られており、温泉寺には薬師如来像が祀られています
。白鷺伝説を少し抜粋しながら紹介します。
「文永2年(1265年)に突然温泉の湧出が止まってしまう。その翌年、毎
日、飛騨川の河原に舞い降りる一羽の白鷺に村人が気づく。不思議に思った村
人がその場に行ってみると、温泉が湧いていた。空高く舞い上がった白鷺は、
中根山の中腹の松に止まり、その松の下には光り輝く一体の薬師如来が鎮座し
ていた・・・」これが下呂に伝わる白鷺伝説であり、白鷺に化身し、温泉の湧
出を知らせたこの薬師如来像を本尊とするのが温泉寺です。
上から3番目の画像は、ガソリンスタンドならぬ、温泉地ならではの温泉ス
タンドを写したものです。画像は、ちょうど温泉スタンドから温泉を給湯して
、車が出ていくところが写っています。ちなみに給湯は、200リットルで150
円、300リットルで200円で、午前10時から午後8時まで利用できます。(
2006年2月22日現在)
上から5番目の画像は、湯のまち雨情(うじょう)公園を写したものです。
下呂小唄を作った昭和初期の童謡詩人・野口雨情にちなんだ公園です。下呂の
山あいから飛騨川へと流れる阿多野谷の清流沿いにあります。下呂駅から徒歩
で温泉街の横を通って15分ほどのところにあります。雨情公園には、清流で
遊べるように石畳や芝生が整備されており、休憩用のベンチもあります。他に
、歌塚、しょうぶ池、子ども広場、野外ステージなどもあり、実際に歩いて来
ましたが、周辺が散歩道になっており、観光客が散策している様子も見られま
した。夏の夜にはホタルを見ることもできるそうです。
上から6番目の画像は、飛騨川の河原も湧く、野趣あふれる共同浴場を写し
たものです。入っている人の姿は見られませんでしたが、画像の左下の浴場に
小さくですが、人が5、6人いるのが見られます。これから入ろうとしている
のでしょうか。この河川敷にある共同浴場は、下呂温泉シンボル的な存在で、
自然の形状をそのまま生かした“いで湯の里”ならではの野趣あふれる温泉で
す。脱衣場や囲いはありませんが、女性は水着の着用も可能なので安心して入
浴することができます。
ここで下呂ならではのご当地グルメを紹介します。丼ものの名物グルメは、
各地にいろいろなものがありますが、ここ下呂の名物丼は、“トマト丼”です
。下呂の特産品として知られているトマトをアレンジした丼で、たっぷりのト
マトと飛騨牛やマイタケなども入って食べごたえ十分のようです。もともとは
特産品を使った名物料理を考えようと始まったもののようですが、現在、トマ
ト丼を出すお店が増えてきています。今回は、トマト丼を食べる機会がありま
せんでしたが、丼ものと言えば、長野県駒ヶ根市でたべた“ソースかつ丼”を
思い出しました。駒ヶ根のソースカツ丼も複数の店舗で、少しずつ独自性を出
したソースカツ丼を提供しています。
先ほど、気楽に楽しめる無料の足湯を紹介しましたが、ゆっくり湯に入って
くつろげる“湯巡り手形”という取り組みもしています。将棋の駒の形をした
木の手形で、この“湯巡り手形”を持っていると、手形一つにつき、下呂温泉
一帯の加盟旅館のなかから3箇所に入浴することができます。手形は、1,200
円で購入日より6カ月間有効です。(2006年2月22日現在)入浴時間などの
条件は宿によって異なりますので、事前の確認は必要になります。
今回、時間がなくていくことが出来ませんでしたが、足湯のところで少し名
前を出しました飛騨の暮らしを体感できる下呂温泉合掌村を紹介します。ちな
みに下呂温泉合掌村の足湯は、和風の造りで16人ほどが一度に利用することが
できます。下呂温泉合掌村は、少し離れており、先ほどの雨情公園かたは徒歩
で行けないこともないですが、下呂駅からですと、車で6分ほどです。
下呂温泉合掌村には、白川郷から移築した合掌造りの民家10棟が屋外に展示
されており、飛騨の文化や工芸、ふだんの暮らしぶりなどを見学することがで
きます。太い梁や柱に飛騨の民家ならではの歴史が感じられるようです。合掌
村には、大きく「合掌の里」「民芸の郷」「ふるさとの杜」の3つのゾーンに
分かれています。
「合掌の里」には、茅葺き屋根と切妻様式の民家で、合掌造りとして最大級
の規模を誇る重要文化財に指定されている旧大戸家住宅があります。旧大戸家
住宅は、合掌村のシンボル的な存在で、大家族制の暮らしを伝える当時の生活
用具が展示されています。また、このゾーンには、合掌造りの芝居小屋もあり
、月替わりで全国の旅芝居が観劇できます。人情味あふれる歌と踊りと芝居が
中心の大衆演劇で、公演は午前と午後の2回行われています。
「民芸の郷」では、飛騨の伝統工芸が体験できます。コーヒーカップや皿な
どに絵付けしたり、和紙作りや楮(こうぞ)で絵を描く「絵すき」など気軽に
楽しむことができます。「ふるさとの杜」には、森の滑り台やパビリオンなど
があり、子どもたちの人気を集めています。また、合掌村には、かえる神社と
いうユニークな神社も人気を集めています。
最後に、下呂の季節イベントの情報を載せます。毎年4月から11月下旬にか
けて、下呂温泉合掌村下の駐車場では、下呂温泉いでゆ朝市が開催されていま
す。地元産の新鮮な農産物や飛騨の特産品など約20店舗が軒を連ねます。
また、下呂の一大イベント「下呂温泉まつり」は、8月1日から3日まで開催
されます。最終日には、飛騨川河畔で盛大な花火ミュージカルが行われ、温泉
街の夜空を鮮やかに彩ります。今回は、仕事で行った関係で、とんぼ返りでし
たが、行きの特急ワイドビューひだは、平日にも関わらずほぼ満席の状態でし
た。下呂、高山に行かれる方が多いように見受けられました。2月の寒い最中
の平日ということもあり、観光バスなどはあまり見られませんでしたが、下呂
の温泉街を歩いていますと、けっこう若い女性のグループが見られました。お
湯につかって、ゆっくりくつろいでいるのだろうと思います。みなさんもリフ
レッシュに行かれてはいかがでしょうか。
視察日:2006年02月22日 By Nagura
ホームページの画像付きで見る場合のURL:
http://www.townnet.com/tsunagu/geroasi.html
その他の文中に出てきました関連ページのURL:
※「飛騨高山と飛騨古川を訪ねて(レポート)」
http://www.townnet.com/tsunagu/hidataf.html
※「郡上八幡を訪ねて(レポート)」
http://www.townnet.com/tsunagu/ayuodor.html
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● 「薬膳料理を食べて健康について考える」 ●
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医薬品、医薬部外品、製薬用機械等の製造販売をしているエーザイ川島工園
内(岐阜県各務原市)にある「厚生センター」食堂を利用して提供している薬
膳料理を食べてきました。工園内、いわゆる工場の中にあり、完全予約制で、
予約して食べてきた次第です。同じ敷地内に、内藤記念くすり博物館や薬用植
物園、薬草園などもあり、午前中に見学してから昼食として薬膳料理を堪能し
てきました。内藤記念くすり博物館や薬用植物園、薬草園などの視察レポート
は、次回、紹介しますので、お楽しみにして下さい。
薬膳料理を今回、初めて食べました。何か薬くさいイメージがありましたが
、けっこうおいしかったです。見た目も良かったです。メニューは、季節や仕
入れの状況によって違うようですが、1,575円の薬膳料理を食べてきました。
提供されているのは、昼食の時間のみで、平日は1名から予約できますが、土
曜・日曜・休日は20名以上の予約が必要です。我々は土曜日に行きましたので
、薬膳料理を食べるために、20名集めるのがけっこうたいへんでした。しかし
、参加したメンバー皆、たいへん満足している様子でした。
不思議なもので、薬膳料理を食べていますと、何か健康になったような気持
ちになってくるものです。ここエーザイで薬膳料理が提供されるようになった
のは、くすり博物館に来館されたお客様から「薬草園があるのに、薬草の料理
はないのですか」という声に応えて誕生したそうです。薬膳そのものの歴史等
は後ほど紐解いていきますが、ここエーザイの薬膳料理は、滋養強壮、胃腸虚
弱の改善、疲労回復など前人の知恵を秘めた薬草の数々を食材そのものの味を
妨げないように、そして多くの皆さんに楽しんで頂けるように味に工夫を加え
、食べやすく仕上げているそうです。
薬膳料理をつくっている料理長からもお話を伺ってきましたが、食べやすさ
にこだわっており、多くの方からおいしいと言われるとのことでした。6年前
くらいから薬膳料理を出し始めて、最初から順風満帆に開発が進んだわけでは
なく、“製薬会社が作る薬膳弁当”ということで力が入りすぎてしまい、試食
では目に余る量の残菜量があったそうです。薬草を使った弁当は、体に良さそ
うだから味は二の次というのをくつがえそうと現在の薬草臭さのない見た目も
美しく食べてもおいしい薬膳料理になったそうです。
食べてきました薬膳料理を少し紹介しますと、ごはんは、松の実入りごはん
で、松の実には、良質の植物性脂肪油を含み疲労回復、胃腸保護作用がありま
す。スープは、南瓜(かぼちゃ)の種のスープで、南瓜の種は胃腸を丈夫にし
体力をつけます。また、解毒、利尿作用もあります。お茶はウコン茶で、ウコ
ンはご存知の方も多いと思いますが、健胃、胆汁分泌を促進させ肝機能を高め
る作用があります。その他、おかずでは、茯苓(ぶくりょう)入りマトウ鯛の
煮物、肉じゅ蓉(にくじゅよう)入り茗荷(みょうが)のつくだ煮、イカの枸
杞子(くこし)炒め、きゅうりの紅花漬け、長芋と干し貝柱の長寿煮、芽かぶ
と菊花(きっか)の三杯酢、オクラの鮭巻き、乾燥山芋焼きなどです。
ひとつひとつの効能は省略しますが、少し挙げますと、キノコの一種の茯苓
は、神経を安定させ、消化機能を順調にします。肉じゅ蓉は、滋養強壮、便秘
、不妊症に作用があります。菊花は、めまいや充血などの眼疾患、呼吸器に作
用があります。紅花は、婦人病、冷え性、更年期障害に効果があります。血液
を清らかにし体を温めます。クコの果実である枸杞子は、滋養強壮、体質強化
の作用があります。
これまで、エーザイ川島工園内で食べた薬膳料理の説明をしてきましたが、
薬膳とは何か皆さんご存知でしょうか。薬膳は人体の自然治癒力を高めると言
われています。薬膳は中国4000年の歴史が編み出した栄養学の集大成と言わ
れています。現在の科学を駆使している現代栄養学の歴史は、100年余です。
辞書をひいてみますと「薬膳とは、中国から古くから行われてきた健康法の一
つで、生薬や漢方薬を食事の中に取り入れること」と記載されています。
今、日本は、飽食の時代、グルメの時代で豊かな食生活を楽しむことができ
る反面、肥満が多くなり生活習慣病など叫ばれています。現代の食生活は食べ
物が豊富にあってもバランスの取れた食事がなされていないということでしょ
う。正しい食生活という観点の一つとして、食育という取り組みが積極的に行
われてきています。食に関しては、コラム「安城の“食”と“農”を考えるシ
ンポジウムに参加して」「“スローフード”“地産地消”など「食環境」を見
直す動きについて考察する」で取り上げておりますので併せてご覧いただけま
したらと思います。今回は、製薬会社がつくる薬膳料理を食べてきましたが、
食生活の見直しが始まっており、飲食業界でも薬膳料理を提供するところが増
えており、薬膳ラーメンの人気店も出てきています。
今回のコラムでは、健康について考えるということで、先ほど出しました“
生活習慣病”予防の一役として注目を集めているのが「精進料理」です。精進
料理は、修行僧の食事として知られており、よくご存知と思いますが、野菜中
心の質素な食事です。精進料理も薬膳料理と同じく、中国から12世紀頃に禅宗
とともに伝わったとされています。精進料理は、殺生を戒める仏教の教え方に
由来し、魚介類・肉類を用いず、穀物・豆類・野菜類の食材だけで料理したも
のです。
修行では、米とたくあん、ごま塩だけというのも珍しくありませんが、お客
様をもてなす際は、二汁五菜など汁物と菜食の組み合わせが基本となります。
精進料理の極意は、旬な野菜をバランスよく、多くの種類を使うことだそうで
す。単に肉や魚を使わないだけでなく、旬の野菜の命を大切にし口にするから
には無駄なく頂く。この精進料理の自然体の心こそが、生活習慣病予防に一役
買う健康で長生きの秘訣のようです。修行の世界には、「食事は心の修行」と
いう言葉があるように、我々も日頃から食生活には気を配る必要があります。
次に、全国的に商店街の空洞化が進み、中心市街地の活性化が課題とされる
なか、“健康”を前面に打ち出した商店街の取り組みを紹介していきます。静
岡県富士市の富士駅周辺にある商店街が「富士健康印商店会」を立ち上げて、
約100店舗が参加して取り組んでいます。富士健康印商店会の設立趣旨を見ま
すと、健康印とは、からだの健康だけでなく、こころの健康にも着目し、子ど
もからお年寄りまで幅広い事業を展開していくとしています。参加する各店舗
が「健康」をキーワードとした逸品やサービスを提供する個性あふれる街、そ
して市民の皆様で賑わい、誰もがいきいきと暮らせる世代を越えたコミュニテ
ィの場を商店会として提供し、人にやさしい活気ある街を目指しています。
富士健康印商店会では、各店舗を「健康な生活」「おいしい生活」「安心生
活」「心の栄養」「楽しい生活」「おしゃれな生活」の6つに分類して逸品、
サービスを紹介しています。また、まちがキャンパスということで、健(ケン
)ブリッジ大学を店主が講師になって、地域の方々に健康をテーマに講座を行
っています。1講座受講すると1単位取得でき、12単位取得すると修了証書と
記念品がもらえる仕掛けもあります。ちなみに化粧品店の店主が「お肌の学校
」、喫茶店の店主が「コーヒーは体にいいよ!おいしいコーヒーの入れ方」、
薬屋さんの店主が「免疫(自然治癒力)とガン・アレルギー」など地域の方々
に教えています。
愛知県一宮市の商店街も“健康”をキーワードにした商店街づくりに取り組
んでいます。有志の商店経営者らが中心となって「健康商店街研究会」を発足
させて、名古屋市の中心商業地とは違う個性を出そうとしています。お店は基
本的に健康の増進につながる商品などを扱い、健康に関する専門知識を持つ商
店が、気軽に相談に応じるという街づくりを目指しています。月に2回、健康
商店街研究会の会合を行って、健康をテーマにした商店街づくりの話し合いを
しています。また、昨年の暮れには、一般公募して、健康商店街シンボルマー
クも決定しています。
今回、エーザイのくすり博物館、薬用植物園、薬草園を見学して、薬品会社
がつくる薬膳料理を食べて、その薬膳料理を紹介とともに“健康”というキー
ワードで考察してきました。私自身も反省することが多いですが、飽食の時代
、グルメの時代と言われ、その反面、生活習慣病、その予備軍が増えている現
状を踏まえ、食生活のあり方はじめ生活全般的な見直しが求められていると言
えます。
最後に、次回の視察レポートの予告も含め、健康であることが前提ですが、
もし病気にかかった場合、必要になってくる薬の話で締めたいと思います。詳
しくは、次回のくすり博物館を見学しての視察レポートの中で紹介しますが、
最近、テレビや新聞で耳にするジェネリック医薬品をご存知でしょうか。ジェ
ネリック医薬品は後発医薬品のことで、新薬(先発医薬品)の特許期間(20年
〜25年)が切れると、他のメーカーも同じ成分、同じ効果の薬を製造すること
ができます。それがジェネリック医薬品です。2006年4月1日から安価なジェ
ネリック医薬品を患者さんが選ぶことが可能となりました。次回の視察レポー
トでは、薬の歴史を紐解きながらジェネリック医薬品についても触れていきま
す。お楽しみに!!
記:2006年4月15日 By Nagura
ホームページの画像付きで見る場合のURL:コラムはワンポイント画像です
http://www.townnet.com/tsunagu/colam145.html
その他の文中に出てきました関連ページのURL:
※「安城の“食”と“農”を考えるシンポジウムに参加して(コラム)」
http://www.townnet.com/tsunagu/colam124.html
※「“スローフード”“地産地消”など「食環境」
を見直す動きについて考察する(コラム)」
http://www.townnet.com/tsunagu/colam99.html
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● 最近の新聞からのまちづくり関連情報(メールマガジンオリジナル) ●
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■「日本で最も美しい村」連合(2006.04.05:日経新聞より)
農村の景観や環境、文化を守りながら観光振興などにつなげようと全国7町
村が立ち上げた「日本で最も美しい村」連合は、4月4日非営利組織(NPO)
の認証を北海道から取得し法人化したと発表しました。
同連合は昨年10月に、美瑛町(北海道)、赤井川村(北海道)、大蔵村
(山形県)、白川村(岐阜県)、大鹿村(長野県)、上勝町(徳島県)、南小
国町(熊本県)が立ち上げました。
ロゴマークを使用したビジネス展開、活動に賛同する個人会員の募集などを
進めていきます。
計画では、新たに参加自治体、企業や個人の会員を募集し、会費などを運営
資金などに充てます。すでに5町村から加盟希望があったそうです。
会員にはロゴ入りの飾り用のパネル(はがき大など)も販売します。ロゴは
山や川、田畑が描かれており、商標登録を申請中です。企業などが商品にマー
クを付けたい場合は使用料を取るといいます。
■2006年版「中小企業白書」(2006.04.05:日刊工業新聞より)
経済産業省・中小企業庁の2006年版「中小企業白書」の概要が4月4日に
明らかになりました。
「東アジア経済圏の一体化」と「人口減少社会への対応」をテーマに、中小
企業を取り巻く国内外の現状と課題を分析しています。
2006年版中小企業白書は、「2005年度における中小企業の動向」「東アジ
ア経済統合と中小企業の経営環境変化」「少子高齢化社会における中小企業」
の3部構成となっています。
少子高齢化社会における中小企業では、中小企業の「事業継承」と「技能継
承」の「二つの継承」を課題とし、対応の方向性を分析しています。新たにコ
ミュニティ(地域)ビジネスの取り組みも示しています。
■アカウミガメを守れ!!(2006.04.03:日経新聞より)
愛知県豊橋市は4月2日までに、同市の表浜海岸の砂浜に設置した消波ブロッ
クが、環境省のレッドデータブックに掲載されているアカウミガメの上陸や産
卵を妨げていると指摘されていることから、一部を撤去することを決めました。
同市は「国庫補助事業で設置した消波ブロックを、環境に配慮して撤去する
のは極めて異例」としています。
ウミガメの上陸が本格化する5月末までに行う方針です。
撤去するのは同市小島町周辺の海岸の100メートル余りの区間で、予算は
600万円です。市農地整備課は「撤去する場所と、しない場所で砂浜の浸食に
違いが出るかを調べるため」としていますが、将来的にはウミガメが上陸しや
すい環境をつくるのが目標といいます。
NPO法人「表浜ネットワーク」の田中代表は「公共事業の方針転換として前
例のない取り組みで、砂浜の再生に向けた一歩として評価できる」と話してい
ます。
■観光立国へ新法を(2006.04.03:日経流通新聞より)
日本経団連は外国人旅行者の誘致拡大や国内旅行の推進に向けて新法制定を
求める提言をまとめました。
「人口減少社会を迎え、国内外からの旅行者を誘致することで交流人口を増
加させることが、わが国の活性化・持続的発展に不可欠」と指摘しています。
「観光立国」を国家戦略と位置づけ、具体的な政策を盛った基本計画を策定
すべきだと提案しています。
提言は制定から40年以上が経過した現行の「観光基本法」を「観光立国基
本法」に衣替えすべきだとしています。
特に国には、外国人旅行者が入国しやすくなるように、観光・商用ビザの発
給要件緩和の随時検討、国内の観光旅行推進のための休暇取得、休暇の分散化
策の実施を要請しています。
広域の観光計画の策定や観光分野の専門家の育成も求めています。
■過疎地域に生活の足、高齢者や障害者向けに(2006.04.01:日経新聞より)
国土交通省は、特定非営利活動法人(NPO法人)などによる自家用車での有
料送迎を解禁します。バス路線がない過疎地域に住む高齢者や障害者に「生活
の足」を提供しやすくするのが狙いです。
今は一部の特区でしか認められていませんが、全国でできるようにします。
今国会で道路運送法などを改正する段取りで、今年10にも実施したい考えで
す。
国土交通省が制度改正に踏み切るのは、路線バスがない地域や一人での交通
機関の利用が難しい高齢者らが今後、一段と不便になると予想されるためです。
過疎地域では不採算を理由に年間8千キロのバス路線が消えているほか、介
護保険制度創設で増えた福祉タクシーも、営業地域が偏ったり料金が高かった
りするケースが多いと言われています。
同省は、NPO法人による自家用車での有料送迎を解禁すれば、それほど高い
料金を払わなくても不便な地域d高齢者らの「足」を確保しやすくなると判断
しています。
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● “まちづくり”関連書籍の紹介(メールマガジンオリジナル) ●
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タイトル、著者、出版社、価格、発行年月日の順に示してあります。
■PPPが地域を変える 宮脇淳 ぎょうせい 2,286円 2005/01/31
副題に「アウトソーシングを超えて 官民協働の進化形」と付いています。
PPPは、Public Private Partnershipの頭文字をとったもので、日本語訳で
は「公共サービスの民間開放」となり、民間による公共サービスの提供とな
ります。
PPPは、日本の経済社会の構造的変化の中、21世紀の行政と地域のモデル
づくり、そして新たなビジネスモデル展開を考える上で欠かせない重要な存在
になってきています。
PPPは、行政のスリム化、官から民への考え方に加え、行政、企業そして住
民との間の「連携モデル、ネットワークの再構築」に焦点をおき、「公共サー
ビスの質的改善」を実現する取り組みでもあります。
本書は、水道事業、病院事業、住宅事業、教育関連事業、自治体内部向けサ
ービス、住民向けサービスなど実際の14のPPPの事例から地域づくりの可能性
を探っています。
■いま地域メセナがおもしろい 企業メセナ協議会編著
ダイヤモンド社 2,000円 2005/06/16
副題に「企業+アート+まちの実践」と付いています。
メセナとは、そもそも芸術文化支援をするフランス語です。
本書では、「地域メセナ」を地域における企業や事業所などの芸術文化支援
・芸術文化活動と意味合いで使っています。
企業メセナがはぐくむ地域のソフトパワー、本書では、文化活動を通して、
魅力ある地域づくりをめざす企業の個性豊かな実践例のレポートがされていま
す。
昨今ブームとなったCSR(企業の社会的責任)といった概念との整合性や企
業倫理の提唱などとの関係も探っています。
今、日本の社会は、「相対価値」から「絶対価値」で評価する時代への準備
期にあるとはいえます。芸術文化は、そのものが本来的に持つ個性や独自性、
創造性といった絶対価値で語られ、そういう意味からも地域メセナがおもしろ
いというのが本書の発想です。
■風景のなかの環境哲学 桑子敏雄
東京大学出版会 2,800円 2005/11/14
副題に「景観づくりに合意形成を!」と付いています。
景観の問題について理論的に考えるとき、現場に立つことを忘れてはなりま
せん。なぜなら、景観の価値を理解するための手がかりは、いつも現場のなか
にあるからです。
本書は、景観のなかに、そして風景のなかに、環境をめぐる価値の問題がそ
の本質的な姿を示すことを明らかにしたいという思いで描かれています。
本書は、景観と風景の問題から出発して、紛争解決のための「合意形成」に
ついて展望し、この考え方の基礎となる環境の哲学を展開するという進み方で
描かれています。
本書では、風景への人びとの感情、思い、行為に価値を見い出し、住民、企
業、行政の対話による環境施策を提言しています。
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視察レポートは、岐阜県のくすり博物館&世界淡水魚園水族館を訪ねてを紹
介する予定です。また、コラムでは起業家育成について考えるをお送りする予
定です。お楽しみに!!乞うご期待を!!(注:都合により、内容を変更する
場合もございます。その際は、ご了承のほどお願いいたします)
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「広報・コミュニティー情報版」は、メールマガジン「地域・まちづくり情
報&コラム」に補完する形で読者の皆様からの情報を基に発信いたします。
自治体、NPO、市民団体、研究機関などの方からのまちづくりに関する広報
(活動内容)事項などの情報発信を承ります。
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また、読者の皆様からの町、商業施設、旅紀行などの情報・レポートも併せ
て載せていきたいと思っております。ご一緒にまちづくりを考えていく上で、
何なりとお寄せいただけましたら、うれしく思っております。
下記アドレスまでお願いいたします。
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最後まで、お読み頂きまして、ありがとうございました。
ひとときでも、ごゆっくりとくつろいで頂けましたでしょうか!!
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創刊 1998年10月6日(火) 大安
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