2009/10/05
【物流現場 見たまま 感じたまま】NO.379
物流改善のヒントと最新の現場動向を紹介します。業種を越えた改善手法や最新の理論 と手法を物流現場に導入することができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■□■■ 物┃流┃現┃場・見┃た┃ま┃ま・感┃じ┃た┃ま┃ま┃ □ ■□■■ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □□ □■■ 2009/10/5 NO.379 □□■ ■■ 『物流マンのDNA改造計画』行動はとっくに変わった □□■□ ■ 物流改善のヒントhttp://avance-tokyo.com □□■□□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━[セミナー案内]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ▼10月9日開催 アイオイ・システム主催・物流改革セミナー(無料) 【白書と民主党政策マニフェストに見る物流改革】 ↓セミナー詳細・申込は下記アドレスより↓ http://www.aioi-systems.com/セミナー情報/セミナー申込/ ▼10月15日開催 業界別物流実務家によるロジIT研鑽会2回目 「食品卸の物流における環境への取組み」 講師:国分・経営企画部環境担当・山田英夫氏 大手食品卸の環境への取組みが話されます。 一方向の講演ではなく講師・受講者間の論議を深め講師と受講者、受講者同士の 継続的なコミュニケーションが図れる場として提供いたします。 セミナー受講料はお1人5,000円と安価に設定してます。 http://www.butsuryu-fudosan.com/2009/09/917.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■物流部門への風当たりは日増しに強くなっています。売上の低迷に伴って、社内 のコストはぎりぎり、当然物流コストも厳しく査定されています。予算はゼロベー スで見直しが掛けられ、毎月の精算のたびにチェックが入ります。どうすればいい ●今度の不景気は話が違います。元には戻らず、売上計画は70%レベルで利益収 支を考えています。すると物流コストは半減せよ!の命題に必然ですが、それでも 足りないはずです。受注単位は下がり、売上と物量は反比例に近く、保管や輸送の 物理コストは単価交渉では済まなくなっています。 「必要なときに、必要なものを、必要なだけ届ける」という価値観が間違ってたと 結論づけなければなりません。売り方、作り方、店頭在庫や商品機能とプライスま でが大変革を起こしているときに、「タダでは運べません」というのは言い訳にし か聞こえないそうです。 プライシングもインパクトのある商材は7割引です。180円のラーメン、80円 のバーガーと無料のコーヒー、300円のスパゲッティ、900円のジーンズ、 500円のスニーカー、・・・・今話題になっている消費財は標準価格から7割下 がったところで値頃感が集まっています。 ●売値30%なら、15倍売ってとんとん。物流販管費は3倍まで。というのがシ ミュレーション結果です。量販のPB商材は5割引で勝負しましたが、結局販管費 が持ち出しで赤字転落です。 物流だけが努力不足なのではありません。商品ミックスに誤りがあったのです。 幾らなら買い手が付くか、幾らで作れるか、幾らで運べるか。そんなシミュレーシ ョンはシステムを利用しなくても考えられますが、3割引なら幾ら売って収支が合 うのかの積み上げは必要です。 量販デパートの失策は集客動員数で判定できるのに、販促が足りなかったからです。 1週間の動向で損益は判定されます。ユニクロはレジで顧客の伸びを予測していま す。 販売は分かりやすい概念ですが、売って幾ら残るか、までは計算が必要です。その ためには物流コストはどこまで掛けられるか、というのがシミュレーション。 コストを掛けない物流は可能で、手を掛けない、在庫をおかない、なるべく運ばな い。その代わりに商談条件を変えるのがやり手なのです。 ●流行の物流ABCを利用すると伝票受注単位の物流費とマージンが計算できます 裁定取引のためにも、受注限度額を定めておかねば問屋はいつも赤字です。 経験的に知っていたから、ケースで売ってバラでは売らない意地があったのです。 通販だって送料負担させるのは、最初に考える悩ましい課題です。 コストはかかるもの、ではどんな条件で販売すれば、というのがこれからの物流設 計ですが、販売や生産のことには関与できなかったのが物流部門の悩みです。 傍目八目ではあったけれど、同じ商品をどこで合売させるか、どこから仕入れるか という本来のロジスティクスには無関心でした。 ●倉庫の中の効率化、商品毎の損益のための合理化、システム化では7割経済を生 き残ることはとても厳しい。マーケットは成熟して新商品には反応が鈍くなってき ているし、仕入れ単位も在庫を怖がって少ない、もちろん売価は下がり負担力が無 くなってきてます。物量が減ったとき、倉庫もトラックも作業員も過剰で支える余 地がありません。収支を見ながら労務調整しても、倉庫の返品はできないし、トラ ックもサイズダウンはすぐにはできない。行き詰まり状態です。 ●ロングテールとは超多品種少量の売上を積み上げると、結構なビジネスになる。 かといって店舗に品揃えはできないし、商品知識もたまらない、だからネットと 倉庫で無人販売。地球上で最大の小売業アマゾンは、倉庫にない商品でも翌日配送 するまで高速物流を誇ります。 通販モールは各社のホームページにリンクして、受注と精算しかしません。検索ウ ィンドウに入れるのは品番だけで、最低価格の店舗があぶり出されます。 ポイントカードで決裁ができるのに、小売業は立地から離れられない不安を抱えて いますが、ショウウィンドウをネットに変えれば立地からは離れられる。 通販事業者の信用リスクは店舗の格付けにはかないません。生協は店舗で宣伝して 通販名簿を集めてきました。もう売り場はいりません。即納できる物流があれば、 不便で奇妙なシンパを集めなくてもビジネスになります。量販店の競争は生協の進 化を待っていたか、競争とは思わなかった誤解です。 ●私たちに染み込んだ後方支援、製造と販売のサポート役からの脱出しか進化の道 は無くなってしまいました。日本もアジアもブラジルもICTでつながり、物流網 が整えば市場は一気に広がります。価格差ではなく、価値観差が重要なのです。 日本は品質で誇る、というプライドはビジネスの前では歴史になりました。 明日はミステリー、今日はギフト。もっと前に出る勇気があれば、商材は世界に広 がり、物流を待っているビジネスがあります。 GNPが成長しないなら、医療サービス教育にシフトしてゆくなら、そこにも物流 マンの工夫は必要とされているし、お金は返済プランがあれば2%ですら貸し手は 多くあるのです。 物流マンに足りないのは打破と飛躍の勇気だけなのです。 ★★★★★ WEB書店で好評・増刷! 物流問題解決の糸口を斬る ★★★★★ 秀和システム 図解入門ビジネス 花房 陵著 『戦略物流の基本とカラクリがよ~くわかる本』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 電子メールマガジン【物流現場 見たまま 感じたまま】 ■発行者 株式会社アバンセ 花房陵 http://avance-tokyo.com ■ご感想、ご意見、ご質問は返信 mailto:hanabusa@avance-tokyo.com ★★★このメルマガをあなたが気に掛けてくれて、誰かに伝える。そして読んでく れて、また気に掛けてくれて、誰かに伝える。そんなことを繰り返すと、たとえば 100の4乗は1億人だから国民が読む。やっぱり世界は狭く、友達の輪は広がっ ていく。【物流現場見たまま感じたまま】創刊は 1998/8/20 発行13年目★★★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


