2009/08/26
【物流現場 見たまま 感じたまま】NO.375
物流改善のヒントと最新の現場動向を紹介します。業種を越えた改善手法や最新の理論 と手法を物流現場に導入することができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■□■■ 物┃流┃現┃場・見┃た┃ま┃ま・感┃じ┃た┃ま┃ま┃ □ ■□■■ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □□ □■■ 2009/8/25 NO.375 □□■ ■■ 『問題は必ず解決できる』症状と原因の見分け方 □□■□ ■ 物流改善のヒントhttp://avance-tokyo.com □□■□□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■現場で起きている問題は必ず解決できる。問題を解決するには正しいプロセスを 取ればよい。それは、問題の定義と原因の追及、対策と実施にあたっての課題を確 認して、着手するという正攻法。何が問題なのかが分からない症状に慌てることが 問題解決を遅らせ、こじれさせ、さらなる問題を生み出しているからだ。 ●問題とは何か、案外分かっていない。 人生は波乱に富んでいて良いことも悪いことも交互に訪れます。およそ80年の人 生で20代からの会社人生には、もっと複雑な事件が起きています。自らの原因な ら乗り越えることが経験となり、良き思い出となるでしょう。 ところが、会社や仕事の問題や苦労は自分とは関係のないところから問題が生まれ ます。「やりたくてもできない大きな壁、できるけれどもやりたくない感情と心理」 仕事上の問題はたくさんありますけど、意外と自分の感情や心理に依存している事 が多いものです。 さりとて、仕事で必要な業務目標達成や順調さの中で突然起きるトラブルやクレー ムなど、問題が起きるだけでうんざりと思うことがあります。 実は問題とはいつもの流れが不調を起こすことで、森羅万象が常に順調ということ の方が珍しいのです。問題は定期的に起きるものだし、正しい手順で修正を施すこ とで復帰することができるのです。 問題とはあくまでも定期的に訪れる不調の波、ただ定期の間隔に粗密があるものな のです。自然界も組織立った人間の行動も、常に波があり不調があり、問題が起き るものなのです。 ●問題解決の方法論を知っておくこと 問題はいつも起きる、起きないほうが幸運が続いて怖いくらいの幸せ、という考え 方を持っていると対処法に挑戦意欲がわくものです。世界中で起きた事件や大事故 はすでに研究がし尽くされており、問題の原因とその結果の整理が終わっています 人間の異常行動に基づく大災害も同じように分類整理がされていて、どんな問題も 解決策や再発防止策が研究され、定義されています。 不思議に思うかも知れませんが、『失敗知識データベース』というものがあります さまざまな困った問題、事件や事故を科学的に分析を行い、類似の災害や再発に備 える知識の集大成なのです。そこには、原因と人の行動、それによって引き起こさ れた悲しい結果が理路整然と纏め上げられています。 つまり過去の事件や事故を学ぶことで、将来の問題は解決できるというものです。 人類が全く初めて体験するような問題は、果たして起きるようなものなのでしょう か。全くの想定外の事件や事故というのは、想定の前提知識不足によるものなので す。だから、現代は問題解決の手法が完成しているといえるのです。 ●症状から原因を探る方法 さまざまな問題はさまざまな原因によって複合的な構造で起きるものです。 ひとつの原因というような単純な構造なら、直ちに修正が可能ですが、予期しない 事態というのは、学習不足によって起きるものです。 事故の発生パターンというものがあるように、問題も類型パターン分析が行われて いれば、それぞれのフェールセーフ機能を織り込んでおけばよいはずです。 いわゆるバックアップやフォローアップ、万が一にも起きないような安全確保とい う方式ですが、先の失敗知識データベースに掲載されている程度の知識情報が不足 していると、それはもう仕方のないことになりますね。 機械操作や人間行動もすでに分析されつくしていて、症状の原因も類型パターンで 整理されています。課題は知識不足を補うことであり、定期的な確認にあります。 物流現場で起きる事故は昔の繰り返しであり、別の業界や現場での再発に過ぎませ ん。ならば、学習と点検によって原因を抑制できるし、人の行動も予測可能となる わけです。原因もわかっているなら、対策も容易。漏れや遅れしか真の原因がない ことになります。 ●物流問題の3大原因 ルールと役割分担、全体システムとサブの連携という3つ以外に物流問題の原因は ありませんから、対策も明らかです。事前にリスクマネジメントの手法に則ってル ールの再確認、役割の定義と執行、システム関連性のアセスメントが行われていれ ば、問題発生とそのリカバリーは通常業務として行われ修復が容易になります。 問題は起きるべくして定期的に発生しますから、起きないような対策の点検が本当 の意味での問題解決と考えなくてはなりません。何も起きていない安定状況は決し て長くは続きません、幸運に過ぎないのです。日ごろの点検こそが発生を抑制する 最大の手段なのだと覚悟して欲しいものです。 ●問題解決とシステム化考察 割と当たり前に信じられている誤解に、問題解決のシステム化があります。情報シ ステムが業務上の問題点を解決する手段としてセールスされています。果たしてそ うでしょうか。問題の解決策選択肢に情報システムがあったとしても、それは代替 案に過ぎません。なぜなら導入までに費用と期間と労力が必要だからです。 問題の直接解決にはならないのです。作業の速度や精度、データ分析や連動と蓄積 は、「手作業や人海戦術に比べれば~~」という前提条件がつき物です。 情報システム化による問題解決は、実は工数削減という経費節減とキャッシュ創造 のスピードアップというのが本質なのです。 掛けたコストと労力が償却されて回収が進み、蓄積となってゆくことこそが情報シ ステムが手段としている目的の姿です。 問題解決ではなくコスト回収速度が重要な機能と性能になっていることに気づかね ばならないのです。 問題はいつも発生して、必ず解決されてゆきます。そのヒントや法則はすでに検証 し尽くされていて、あなたに学習される場面を待っているのです。 ┏━[花房出演のセミナー案内]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ───────────────────────────────── アイオイ・システム主催・物流改革セミナー(無料)▼9月11日開催 弊社・イーソーコ総研・花房陵・主席コンサルタントによる 基調講演「物流改善7大改革とデジタルソリューション」 も行われるのでお見逃しなく ↓セミナー詳細・申込は下記アドレスより↓ http://file.e-sohko.com/eigyo/b-news/kaikakuseminar.pdf ───────────────────────────────── <業界別物流実務家によるロジIT研鑽会1回目> 9月17日開催:17:30~19:30 「楽天物流が展開する次世代の物流戦略」 講師:楽天・宮田啓友・物流事業長 通販物流の最先端情報が話されます。 講演のあとには 弊社・イーソーコ総研・花房陵・主席コンサルタントによる 1.背景テーマの解説 2.講師との質疑応答まとめ 3.研讃結果の整理 4.次回への話題提供 も実施。 一方向の講演ではなく講師・受講者間の論議を深め 講師と受講者、受講者同士の継続的なコミュニケーションが 図れる場として提供いたします。 セミナー受講料はお1人5,000円と安価に設定してます。 ↓セミナー詳細・申込は下記アドレスより↓ http://file.e-sohko.com/eigyo/b-news/gyousyubetu.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★★★★★ WEB書店で好評・増刷! 物流問題解決の糸口を斬る ★★★★★ 秀和システム 図解入門ビジネス 花房 陵著 『戦略物流の基本とカラクリがよ~くわかる本』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 電子メールマガジン【物流現場 見たまま 感じたまま】 ■発行者 株式会社アバンセ 花房陵 http://avance-tokyo.com ■ご感想、ご意見、ご質問は返信 mailto:hanabusa@avance-tokyo.com ★★★このメルマガをあなたが気に掛けてくれて、誰かに伝える。そして読んでく れて、また気に掛けてくれて、誰かに伝える。そんなことを繰り返すと、たとえば 100の4乗は1億人だから国民が読む。やっぱり世界は狭く、友達の輪は広がっ ていく。【物流現場見たまま感じたまま】創刊は 1998/8/20 発行12年目★★★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


