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2009/07/15

【物流現場 見たまま 感じたまま】NO.371

物流改善のヒントと最新の現場動向を紹介します。業種を越えた改善手法や最新の理論
と手法を物流現場に導入することができます。

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■■□■■  物┃流┃現┃場・見┃た┃ま┃ま・感┃じ┃た┃ま┃ま┃   □
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□■■    2009/7/15 NO.371                        □□■
■■     『大不況下での経営施策』コストか売上、資産売却か  □□■□
■      物流改善のヒントhttp://avance-tokyo.com       □□■□□
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■不安と絶望にも近い経営環境では、これからの見通しや現状の正しい理解を得る
ことすら難しい状況です。どうすれば良いのか、という不安ばかりが先行して先が
見えません。このトンネルの向こうに何が待ち受けているか。

●好況と不況と縄のごとくに繰り返されます

人生は禍福の繰り返しで、程度の違いだけが目立ちます。すると横着者は待つこと、
じっとしていることに意味があると覚悟します。確かに時間は多くの問題を解決し
てきました。「きっと誰かが対策を講じてくれるだろう、また元に戻ってゆくだろ
う」という他人依存です。

金融大不況の論調は、いつか起きるはずだった市場メカニズムや金融独走強欲競争
のなれの果て。といわれたものです。大企業が財政主導を受けて半国営化している
様子を見ると、本当にそうだったのかもしれません。
待つことの意味はあるのでしょうが、足下が沈んでいくことも知らねばなりません。

●恐るべからずは一時の大損、恐るべしは日々軽々の損

待つこと何もしないことの恐ろしさを言うことわざです。習慣や体質、志向や態度
こそが経営には最も重要と戒めていますが、確かにそうですよね。これに気づくの
は不況下の静かな時でしょう。

売上が急減した今、不要不急のコストをカットして損益分岐点を確保しようという
のが常道ですが、その時期を過ぎれば次の打ち手が見つかりません。コスト削減も
限界が感じられるし、コストカットは何より意欲と気分が下がるからです。
理論や主張でコスト低減に終わりナシとか、強い企業はコストに厳しいとは良いな
がら、コストで利益が確保できるのは一期、一瞬のことですから。

『財務を制するものが企業を制する』井原隆一はコスト削減よりも、無意識のコス
ト垂れ流しを恐れよと言います。当たり前の経費、前年比較の購買、在庫の積み上
がりなど、投資も経費も併せて惰性が困ると言うわけです。

一時的なリストラ強行もやむなしですが、困るといつもリストラするような習慣が
企業に染み着けば従業員にやる気は無くなります。新人への約束が中堅では果たせ
ないことが誰にでもわかり、生涯を掛けた事業を遂行する意欲がなくなるからです

●売上を逃していないか、満足していない顧客を捜せないか

急激な売上低下の原因を世間に求め、自己肯定するなら進化はありません。だって
私は悪くないと頑張るときに、視界は開けないからです。回りの変化や顧客の態度
に関心が無くなり、殻にこもるだけです。

厳しいときは競争相手も同じだし、隣の店に客がいるなら、自分の店をどうやって
反省するかが分かれ目になるからです。
売上は顧客やマーケットの当社への支持率です。下がった支持率をどうやって回復
させるからは、謙虚な反省しかない。

当社の顧客をよく調べ、浮気はしていないか、当社で売り逃している商品やサービ
スは無いのか、他社はなぜ顧客を集めているかを見なくてはなりません。不況は競
争で凌ぐのが方針ですから、世間のせいではなく自社の性が他社に劣ることを自覚
することで、景気変動によって立ち直れます。

競争相手もご一緒に横並びで安心したり、自己肯定するならある日ビッグブラザー
がやってきて降参するしか手がありません。

●事業やサービスの範囲を広げてゆく

経営は質より量です。圧倒的に有利に立てるのは、量をこなす力が付いたときで、
高単価より低単価、大量顧客や巨大なパイプラインホースのように商品サービスを
流す方が容易です。

量という規模が稼げなくなれば、質に向かおうとしますが、質は格だし歴史です。
すぐさま品質を高めることと料金を上げることは出来ませんから、前後の仕事や付
帯の仕事に向かわねばなりません。

唯一最高の発明をすれば先行利益が得られるように、次の手はサービス化なのです。
売るんでなく解決を、代行ではなく成果を結果を示すのです。それがかつてEMS
業界言われていたスマイルサービスの本質です。

物流を提供するのでなく、物流も、そして物流を伴う結果や成果、販売完了や生産
完結を提供してゆくことなのでしょう。ソリューションサービスというのは本来こ
うであったわけですけど、実態は違いました。

●物流ソリューションサービスと呼べるか

販売活動は概念と作業が分かりやすいので、物流マンも「売るとはどういう事か」
を理解しているようですが、実際には不況下で売れないことの対策が思い浮かばな
いようです。

売るとは精算完了で料金を収受したのち、収支的に利益が残ることが大切です。
損して得取れ商談もあるし、結果的に大もうけの商談もあるでしょう。個別の売買
で必ずしも利益が確定しているわけがない。けれども、赤字を避けねばどんなに続
けても利益は残りません。

欠損企業の多くは資金繰りで倒れそうになります。現金が足りないのです。赤字傾
向が強く、在庫資金が増えて、売掛入金が遅れ、経費抑制が遅れるのです。
バブル期には事業の多角化による赤字の累積が原因になりましたが、現在の不況期
では資金不足が原因です。

キャッシュの廻し方バランスが崩れているのが多くで、その原因には在庫と物流が
あるのは確か。販売の手段としての物流が間違っていると言われても仕方がありま
せん。資金動向を見ながら、在庫、経費、回収、精算を監視できたら、そんな役を
きちんと出来るポジションはどこにもない。あるのはデータを見て会議で催促する
だけです。

催促する前に日々のデータを次の行動に移すこと、これがソリューションです。
物流情報がきっと役立つし、それだけで足りているはずなのです。データはあれど
会議にしか使わないから困るのです。

ITが意思決定、次に何をするのか命令してくれたら、「1948」も経営面では
正しい社会を予測していたことになるのです。ビッグブラザーは教えることが管理
だと示していました。

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