2009/01/26
【物流現場 見たまま 感じたまま】NO.354
物流改善のヒントと最新の現場動向を紹介します。業種を越えた改善手法 や最新の理論と手法を物流現場に導入することができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■□■■ 物┃流┃現┃場・見┃た┃ま┃ま・感┃じ┃た┃ま┃ま┃ □ ■□■■ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □□ □■■ 2009/1/25 NO.354 □□■ ■■ 『新しい時代の約束』今こそ果たす売り物 □□■□ ■ 物流改善のヒントhttp://avance-tokyo.com □□■□□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■急激な生産調整と販売の不振で、物量が落ちてきています。前から分かってはい たものの3〜5年くらい速いペースで、物流マーケットが縮小しています。 衣食住の基幹産業は、不景気よりも人口減の影響を受けること必死で、国内からア ジア全域への販売網のシフトが必要です、と考えられていました。 ●3PLブームの約束は 物流の365日24時間営業、国際一貫物流はこの日のためにあったのでは、と思 えるほどの構造大変革が起きています。生産が縮小して衣食住の顧客が嗜好を変え ています。今までの商品が売れなくて、今まで買っていた量が減っています。 日本のGNPが縮小を始めていて、製造流通のマーケットが軒並み減少。でも工場 閉鎖計画があっても2%程度の縮小幅で収まると見ているのは、サービス支出が増 えているからです。医療教育娯楽などの瞬間消費のサービス財が増えていて、耐久 消費財に代表される自動車家電が減っています。 高く広く視野を広げると、アジア全域では人口爆発が続いていてサービス財より耐 久消費財がもてはやされます。価格があわない? 輸出なら厳しいけど、現地生産 ならスズキに代表される100万円自動車もある。マーケットの中心が日本からア ジアにシフトしていると見れば自然な流れです。 地球全体で見れば夜は一部分、いつも朝日が昇る地域があり、いつも人々が活動す る昼間がいつもある。地球全体の人口と文化は爆発的な進化を続けていて、貧困は 徐々に解消されつつあります。人が生きるところに物流が必要で、日本からだけで なく世界で作り世界で消費すること、物流があれば可能です。 そのことを物流が約束していて、ただあまり重視しなくても成り立っていただけで すね。 ●世界が小さくなっているのか 金融や経済指標は世界同時不況のように語られていますが、果たしてそうか。 証券市場や金融、耐久消費財の生産と販売などの、既存事業が大きく壊れてしまっ たのは事実で、でもそれで将来が真っ暗になるかという訳ではないようです。 日本はずいぶんとオバマ政権から期待されているようですし、ノーベル賞、映画、 芸能文化、ポップカルチャーなどなど、およそすべての分野でラブコールが続いて います。アメリカの産業再生には日本の技術と知識が期待されていることだけは事 実のようです。 北米で日本工場を作ったホンダやトヨタも、新エネルギー自動車の開発を計画して いるし、物理や医学でも邦人の活躍がめざましいようです。新しい産業革命がITの 次にも展開するだろうと言われているゆえんです。 南北問題は経済指標でしか語られないので、格差は縮まりませんが、衣食住の需要 はこれからも成長が必要です。中国でもトヨタ規模の10兆円自動車工業が10社 もあると言うではありませんか。 食料が不足して人口が爆発している地域もあるわけで、世界規模での物量はやはり 成長を遂げています。 ●進化は痛いもの 今年、チャールズ・ダーウィン生誕200年、「種の起源」発刊150年とありま す。生物は水中から陸上に上がり、鳥は空から大地に降りて恐竜に進化したと。 産業構想がソフト化、サービス化に向かい、衣食住から付加価値、気持ちの良いサ ービス消費が増えるようになると、物流も距離や重量という物理的な計測から、タ イミング、風合い、印象などのソフト指標に変わってくるのでしょう。 それまでも365、24,ドアtoドア、などのようにイメージをセールスポイント にしたこともありました。ただ、実態は違いましたけどね。 医療サービスには多くの物流活動が必要です。政府行政でも金融サービスでも、物 流の知識や技術が活かされていない職場はありません。人が働くところ、必ずモノ の悩みがあり、モノは物流が支えています。 これからの物流マンは体力と根性だけでは競争にならないのかも知れません。すで にそうかも知れませんが、主流が動くのは”慣れたことが強みにならない痛さ”で すね。販売や生産、受注やIT,顧客サービスや市場調査などの付帯事業をこなして 行かねば、仕事としてのモノが付いてこないかもね。 ●共同物流、自営転換がやりやすい環境になった 物流の合理化は量の確保が一番で、物流都合での共同化は嫌われましたが、これか らは顧客が望むでしょう。備えが必要ですね。自家用白トラックも持てあます顧客 が増えます。営業トラックへの切り替えも顧客から声がかかるでしょう。 今まで望んでいたことが、天から降りてくる時代とも言えるのです。 案外、おもしろい時代かもしれません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★★★★★ WEB書店で好評! 物流問題解決の糸口を斬る ★★★★★ 秀和システム 図解入門ビジネス 花房 陵著 『戦略物流の基本とカラクリがよ〜くわかる本』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 電子メールマガジン【物流現場 見たまま 感じたまま】 ■発行者 株式会社アバンセ 花房陵 http://avance-tokyo.com ■ご感想、ご意見、ご質問は返信 mailto:hanabusa@avance-tokyo.com ★★★このメルマガをあなたが気に掛けてくれて、誰かに伝える。そして読んでく れて、また気に掛けてくれて、誰かに伝える。そんなことを繰り返すと、たとえば 10の5乗は1億人だから、国民が読む。やっぱり世界は狭く、友達の輪は広がっ ていく。【物流現場見たまま感じたまま】創刊は 1998/8/20 発行12年目★★★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



