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「聖書はあるけど読んでない」「読みかけたけど途中でやめた」「難しそう」など、聖書を本棚のコヤシにしている人。むずかしい神学は抜きにして、読み進めるためだけの説明をしますから、一緒に読んでみませんか。

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2008/03/21

[聖書を読んでみよう 増刊76]

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ずいぶん久しぶりの増刊号発行となります。

◇プリム祭
◇情報提供のお願い
◇新約聖書の解説について
◇人権擁護法案と「信教の自由」
◇サイト更新状況と発行者近況
◇FROM Editor


■■■■■ プリム祭について ■■■■■

今日、2008年3月21日は、旧約聖書のエステル記に由来する「プリム祭」の日
です。

ペルシアの悪大臣ハマンが、一人の老ユダヤ人に腹を立てたのをきっかけに、
ユダヤ人をホロコーストしようとします。しかし、王妃となっていたユダヤ
人エステルの勇気と知恵によって、ハマンのたくらみがくじかれ、ユダヤ人
は平安を得ました。プリム祭はこれを記念するものです。

エステル記というのは不思議な巻で、一度も「神」「主」といった言葉が出
てきません。なのに読んでみると、行間に神の存在を思わせるところが多々
あります。
聖書をお持ちの方は、この機会にぜひ読んでみてください。ちなみにシナゴ
グ(ユダヤ教の会堂)でもこの祭りのときにエステル記が朗読されますが、
「ハマン」という言葉がでてくる箇所では聴衆がいっせいに騒いで、この悪
役の名が聞こえないようにするのだとか。

聖書をお持ちでない方は、Wikipediaの記事をどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E8%A8%98


■■■■■ 情報提供のお願い ■■■■■

発行者がこのところかかえている疑問について、ちょっとメルマガの私物化っ
ぽいですが、情報をお持ちの方は教えてください。

□□□□□ Boys, be ambitious の続きについて □□□□□

最近、ソフトバンクのCMで犬が「Boys, be ambitious.」としゃべっています
ね。
クラーク博士が札幌農学校を去る際に、見送りの一期生に向かって馬上から
贈った言葉として有名ですが、「実はこの言葉には続きがある」という話を
教会などで何度も聞いたことがあります。

ところがWEBで調べてみたところ、
「Boys, be ambitious in Christ.」説
「Boys, be ambitious for Christ.」説
「Boys, be ambitious by Christ.」説
「Boys, be ambitious for Chrsit in Japan.」
「Boys, be ambitious for the things of Christ.」説
「Boys, be ambitious of learning about knowledge of Jesus Christ.」説
「Boys, be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.」説
「Boys, be ambitious in God.」説
などなど、バリエーション豊富。
まるであとから好き勝手に作ったかのようで、しかも今のところ根拠(出典)
を示しているものを見つけられません。

「in Christ」などの説の出展を御存知の方がいらっしゃいましたら、教えて
いただけないでしょうか。
「その時、そばに立っていた者が聞いたところでは」というのもよく聞くの
ですが、その聞いたのが誰なのか調べられないのです。

実はもうひとつ、「Boys, be ambitious like this old man.」という説があ
ります。
これについて「クラーク博士は本当は in Christ と言ったのに、改竄されて
伝わっているのだ」としているサイトやブログがいくつかあるのですが、実
はこちらのほうこそ、「その時、そばに立っていた者」にもとづくものとさ
れています。
(札幌農学校一期生の大島正健が講演で語ったものを、その講演を記録した
安東幾三郎が他の一期生に確認した上で「クラーク博士の言葉」として同窓
会誌『恵林』13号に発表)
これはWikipediaの「ウィリアム・スミス・クラーク」の項目に書かれている
のですが、このように根拠を示した上で、「in Christ」等を付加するのはキ
リスト教徒の創作だとも言われてしまっているのです。

事実がそうであるなら「キリスト教徒は何かというと『真理』と言うが、実は
事実を歪曲しておいて事実のほうを『歪曲だ』と主張することを平気でやる」
と言われかねない話ではないですか。

というわけで、「in Christ」などの説について、クラーク博士自身または札
幌農学校の一期生に由来する根拠をご存知の方は、webmaster@nunochu.com ま
でお知らせくだされば感謝です。
(逆に、いつごろどのあたりから「in Christ」などの説が出てきたのかとい
う情報でもけっこうです。)


□□□□□ 建国記念の日について □□□□□

「建国記念の日」が制定される際、「人に誕生日があるように、国に建国の
日があってよいではないか」という意見に対し、皇族のどなたかが「では人
に必ず命日があるように、国にも最期があってよいというのか」とお答えに
なった、という話をずいぶん以前に読んだ記憶があるのですが、どこで読ん
だのか、皇族のどなたなのか、どうも探せません。
歴史学者として制定に反対したといわれる三笠宮殿下なのか、キリスト教徒
であるとも言われる常陸宮殿下なのか、ほかのどなたかなのか。

もしご存知の方がいらっしゃいましたら、webmaster@nunochu.com まで教え
ていただけるとありがたいです。

(念のためですが、こちらは完全に発行人のおぼろげな記憶なので、今の時
点で「皇族が反対したんだってさ」という文脈で本号を引用しないようにお
願いします。情報が寄せられましたら、お礼の意味もこめてここで分かち合
いたいと思います。)


■■■■■ 新約聖書の解説について ■■■■■

旧約聖書の解説をお届けしている本編と平行してお届けしていた、本職の牧
師による新約聖書の解説ですが、2000年1月に第18回を配信して以来、止まっ
ています。
「新約編はどうなったんだ」との応援メールをときどきいただいていました
が、近日中に第20回を配信します。

「あれ?第19回は?」と思われたことと思いますが。

新約編の配信が止まっていた一番の理由は、発行者の余裕のなさ(ヤル気の
問題とも言う)ですが。
新約編は坂井栄一牧師が教会の月報に連載しておられたものを、許可を得て
転載させていただいているものなのです。が、第19回が掲載された月報
(2000年2月号)を発行人が紛失してしまうという大失態がありまして、お詫
びかたがた坂井牧師にご提供をお願いしたところ、古いものということもあっ
てファイル(フロッピーディスク)が見つからないと。

読者の皆様にも坂井牧師にも大変に申し訳ない私のミスで止まったまま、ど
うしようかと思っているうちに年月ばかり経ってしまいました。
が、御要望をいただいていることもありますので、月報2000年3月号に掲載さ
れた第20回の分から配信を再開させていただこうと思っています。

第19回については、見つかるか入手できしだいにお届けします。(坂井牧師
から「ファイルは見つからないが、紙なら探せばあるはず」とのこと)

なお、既に配信した分は以下にバックナンバーを公開しています。
http://www.nunochu.com/bible/71_a1/index.html


(蛇足ですが、私こと本誌発行人の坂井信生は、ときどき牧師と間違われる
 ことがありますがふつーの会社員で、坂井栄一牧師は別人です。いただく
 メールにときどき「坂井先生」と書かれることもあるのですが、「坂井さ
 ん」で十分です。
 坂井栄一牧師は、もと日本同盟キリスト教団の牧師でしたが、現在は教団
 を退任されフリーの牧師として、福祉施設「望みの門」のチャプレンとし
 て、また「牧師のいない教会」などで働いておられます。)


■■■■■ 人権擁護法案と「信教の自由」の関係 ■■■■■

2002年に国会提出された人権擁護法案は、言論や報道の自由をおびやかすも
のとしてマスコミが大騒ぎしましたが、最近また国会へ再提出の動きがある
ようです。
ただ、この法案が成立すると、戦時中のように権力が教会を監視できるよう
になるなど「信教の自由」にも大きく関わるのですが、その点はあまり話題
になっていないように思います。

本誌では政治の話はなるべく控えたほうがよいかと思っていますので、この
法案についてこの場で述べることは遠慮します。BLOGの方で説明しています
ので、関心のある方は以下のページをごらんください。
http://blog.goo.ne.jp/nunochu/e/083aba91430f88cb0d59ddfaf1ce12d7


■■■■■ サイト更新状況など ■■■■■

イスラエルについてのページをはじめました。
最新のイスラエル情勢などのサイトをはじめ、ユダヤ人へイエスを伝える(と
いうより、ユダヤ人にイエスを返す)ための働きのサイトなどへのリンク集
などです。
http://www.nunochu.com/israel/index.html

報道されているとおり、ガザを支配している武装勢力ハマスとの関係から、
イスラエルをめぐる状況は難しさを増しています。
正直なところ、どうなれば解決されるのか想像もつきませんが、まずは知る
ことから始めてみませんか。特にクリスチャン読者の方には、一緒に祈って
いただければと思います。


■■■■■ From Editor ■■■■■

前々から、キリスト教用語(?)でちょっと引っかかることが。

「救いにあずかる」というのを「預かる」と書く人がいるのだけど、これっ
て漢字で書くなら「与る」ですよね。
「にあずかる」と「をあずかる」の混線?

「罪をゆるす」というのも、「許す」と「赦す」は辞書的にはほとんど同じ
みたいですが、「許す」だと「罪を許可する」のニュアンスになるような。
漢字で書くなら、常用外だけど「赦す」のほうがいいんじゃないかと。

キリスト教用語といえば、昔、「クリスマス礼拝」という言葉について、突っ
込まれたことがありました。
「クリスマス Christmas」=「キリスト+ミサ」=「キリスト礼拝」だとい
う話しをしたら、
  「クリスマス礼拝」=「キリスト礼拝礼拝」ってことか?
そういわれては、頭痛が痛くなってしまうような。


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本誌では、聖書の引用は特にことわりのない場合、新共同訳を使用していま
す。
  (c)共同訳聖書実行委員会
    Executive Committee of The Common Bible Translation
  (c)日本聖書協会
    Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988 

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電子メールマガジン「聖書を読んでみよう」増刊76(通算No.0267)
                  配信数:1900くらい
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