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2008/04/07

[ARG-317]

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1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
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      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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         Science, Internet, Computer and ...

      2008-04-07発行   ‡No.317‡   4836部発行

 "Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net."
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  ◇ 目次 ◇
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○羅針盤「「情報の扉の、そのまた向こう」−実業史研究情報センターの活動」
                              (茂原暢)


○新着・新発見リソース
 −明治学院大学、YouTubeにmeijigakuinのチャンネルを開設(2008-03-10)
 −渋沢栄一記念財団、渋沢栄一関連会社社名変遷図を公開(2008-03-10)
 −奈良文化財研究所、「木簡ひろば」を公開(2008-03-05)
                            など、10サイト

○イベントカレンダー

○求人情報

○活動報告

○サイト更新情報

○編集日誌

○奥付

〜<注目の情報>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<注目の情報>〜
          ■第10回秋野豊賞、募集中!■
    http://www.akinoyutaka.org/prize/prize08/appli.html
          応募〆切:2008年5月9日(金)
〜<注目の情報>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<注目の情報>〜

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 ◆ 羅針盤 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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  「「情報の扉の、そのまた向こう」−実業史研究情報センターの活動」

                   茂原暢(実業史研究情報センター)

_________________________________
 ◆ 1. 財団法人渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センターとは ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 財団法人渋沢栄一記念財団(以下「財団」)は、渋沢栄一(1840-1931)が
常に主張し実践していた「道徳経済合一主義」に基づき、経済道義を高揚する
ことを目的とする財団法人である。

 財団には1982年設立の登録博物館「渋沢史料館」(渋沢栄一に関する資料の
収蔵・展示)、および2002年設立の「研究部」(国際セミナーの開催、渋沢研
究の支援、研究者のネットワーク構築等)があったが、2003年11月、財団3番
目の事業部として「実業史研究情報センター」(以下「センター」)が設立さ
れた。センターの使命は、栄一の活動を「実業史」という文脈の中で捉えられ
るよう、彼の嫡孫である渋沢敬三(1896-1963)が構想した「日本実業史博物
館」を現代的な手法を用いて実現することであり、特に「情報資源化するとい
う手法で文化資源を作り出すこと」が事業の中心となっている。(*注1)

 敬三は、もともと学者になることを望んでいたが、祖父である栄一のたって
の希望により、学問の道を諦め、政財界において重要な役割を果たすこととな
った人物である。だが、敬三が残した功績はそれだけではない。彼は「日本実
業史博物館」や「アチックミューゼアム」、そしてセンターがデジタル化を進
めている『渋沢栄一伝記資料』などのために資料を収集・資源化し、それを必
要とする研究者に惜しみなく提供した(*注2)。このように“情熱的”とも言
える姿勢は、財団が行っている事業活動の根幹をなすものとしてセンターにも
受け継がれおり、リアルな施設を持たないセンターは、インターネットを通じ
て文化資源の提供を行っている。

*注1:文化資源を作り出す:
   (財)渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターの活動 / 小出いずみ
〔びぶろす-Biblos 平成19年10月号(電子化38号) - 国立国会図書館〕
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/backnumber/2007/10/02.html
*注2:網野善彦「渋沢敬三の学問と生き方」(『渋沢敬三著作集. 第3巻』
(東京 : 平凡社, 1992.10)解説 p.[557]-581)を参照のこと

________________
 ◆ 2. 文化資源を作り出す ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 上記「文化資源を作り出す」にもある通り、現在センターでは3つの領域で
5つのプロジェクトが進行中である。このうち「デジタル伝記資料(*注3)」
「社史索引データベース(*注4)」「実業史錦絵絵引データベース(注5)」は、
これまで書誌データ・レベルでしか検索できなかった資料に対して、本文や索
引、あるいは絵の中に描かれているモチーフの名前など大量のテキストを用意
することで、キーワード検索したときのヒット率を増大させ、資料へのアクセ
スを容易にしようというプロジェクトである。

 しかしこの大量のテキストは、資料の物理的な単位を超えて情報を集約する
ことで、さらに新らしい利用価値を見出すことが可能になる。

 敬三は、1954年に書いた「絵引は作れぬものか」という文章の中で、以下の
ように述べている。

  [前略]古代絵巻、例えば信貴山縁起、餓鬼草紙、絵師草紙、石山寺縁
  起、北野天神絵巻等の複製を見て居る内に、[中略]凡そ常民的資料と
  覚しきもの丈を集め、一定数毎に印刷し之に前述の通り番号を附し巻
  末に、近代的名称による分類によつて対象物を羅列し当該番号を示し
  た索引をつける構想にほぼ定めた。[中略]此が完成すれば、古代絵巻
  にあらわれた履物全部を一応楽に眼を通し得るであろうし、同時には
  だしの場合が非常に多いことも気がつく。[後略]
〔祭魚洞襍考 / 渋沢敬三著 (東京 : 岡書院, 1954.09) p.616-621 より抜粋〕

同時代に書かれた複数の絵巻物から同じモチーフ(上記の例では「履物」)を
切り出して分類ごとに並べ、索引を作ることにより、絵巻物が描いている本来
のテーマとは違う情報(これまで気がつかなかった情報)を得ることができる
というものだ。

 彼の発想は紙ベースでの錦絵「モチーフ名総索引」作り(=絵引)だが、そ
の方法論を現代の検索技術を用いて発展させれば、あたかも複数の書籍・錦絵
資料をマッシュアップして作り上げたような文化資源ができあがるに違いない。
日本の近代社会の基礎を築いた栄一に関わる資料をまとめた『渋沢栄一伝記資
料』、日本の近代化・産業化を「企業」という視点から綴った「社史」、その
様子を視覚的に描いた「実業史錦絵」、この3つを仮想的にまとめるには、ウ
ェブという環境が不可欠なのである。

 このようにセンターでは、既存の資料に今までとは違った角度から光をあて、
新たな文化資源を創造することも重要な役割のひとつと考えている。

*注3:『渋沢栄一伝記資料』の全文データベース化 新規に着手 / 小出いずみ
(『青淵』2006年5月号 No.686 掲載)
〔渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター / センターだより〕
http://www.shibusawa.or.jp/center/newsletter/686.html
*注4:社史の楽しみ : 実業史研究情報センターの社史索引プロジェクト / 
門倉百合子(『青淵』2005年11月号 No.680 掲載)
〔渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター / センターだより〕
http://www.shibusawa.or.jp/center/newsletter/680.html
*注5:絵引(えびき) / 小出いずみ(『青淵』2004年8月号 No.665 掲載)
〔渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター / センターだより〕
http://www.shibusawa.or.jp/center/newsletter/665.html

___________________
 ◆ 3. 栄一の精神を現在に伝える ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 「企業史料ディレクトリ」は、特に栄一が唱えた「道徳経済合一説」の現代
的な実践としての意義を強調しており、「企業史料は、企業のものであるとと
もに社会的にも貴重な遺産」との観点から、ビジネス・アーカイブズの振興を
目的とした企業資料群の所在案内(ガイド)の作成・公開を目指している
(*注6)。

 さらに2008年2月からは、ビジネス・アーカイブズに携わる方々への情報発
信事業として、メールマガジン「ビジネス・アーカイブズ通信」(略称:BA通
信)の正式配信を開始した。これは、企業史料管理とビジネス・アーカイブズ
に関する海外の文献情報をわかりやすい形で提供する、財団初のプッシュ型情
報提供事業である。

 創刊号のテーマは「アーカイブズと倫理」(*注7)。この内容について、一
部の方々には驚きを持って受け止められたようだが、「道徳経済合一主義」を
唱える栄一の精神を伝える者としては当然の内容と考えている。微力であるか
もしれないが、ビジネス・アーカイブズに携わる方々の力添えになることを願
っている。

 「渋沢栄一関連会社社名変遷図」(*注8)の作成は「社史プロジェクト」の
一環として行われている。ウェブ上で公開されている他の類似プロジェクトと
しては、全国銀行協会の「銀行変遷史データベース」(*注9)や神戸大学経済
経営研究所附属政策研究リエゾンセンターの「多国籍企業系譜図」(*注10)な
どが先例として有名だが、この変遷図は、栄一が関わった会社が現在にどのよ
うにつながっているか、つまり彼が蒔いた種が今の時代にどのように育ってい
るかを、社史や有価証券報告書などの記述を基に、会社名をキーにして目でた
どりやすい変遷図の形にまとめていくものである。

 現在、変遷図を画像として公開しているだけではあるが、将来的には典拠情
報の公開とともに、ウェブの技術を活かして「社史紹介」(栄一との関わりを
中心にまとめた社史解題)(*注11)を始めとする様々なリソースとのコラボレ
ーションを視野に入れ、より豊かな情報提供を行いたいと思っている。センタ
ーの想像力と実行力が試されるところである。

*注6:企業史料ディレクトリ
〔渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター / 社史プロジェクト〕
http://www.shibusawa.or.jp/center/shashi/shashi07.html
*注7:ビジネス・アーカイブズ通信 No.1
〔渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター〕
http://www.shibusawa.or.jp/center/ba/bn/20080215.html
*注8:渋沢栄一関連会社社名変遷図
〔渋沢栄一記念財団 渋沢栄一〕
http://www.shibusawa.or.jp/eiichi/companyname/
*注9:銀行変遷史データベース
〔全国銀行協会〕
http://www.zenginkyo.or.jp/library/hensen/
*注10:RIEB LIAISON CENTER 多国籍企業系譜図
〔神戸大学 経済経営研究所 附属政策研究リエゾンセンター〕
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/cdal/takokuseki/keifuzu.html
*注11:社史プロジェクト / 社史紹介
〔渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター〕
http://www.shibusawa.or.jp/center/shashi/shashi01.html

_______________
 ◆ 4. センター・ブログ ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 2008年2月13日、栄一の168回目の誕生日に一般公開を行った実業史研究情報
センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」(*注12)は、3つの目的を
持って生まれた。1) センターのプロジェクトで作成・収集した情報を発信す
ると同時に蓄積すること、2) 揮発性の高いウェブ上の渋沢情報を記録するこ
と、3) 広報媒体、の3つである。

1) プロジェクトで作成・収集した情報を発信
 センターでは、上記のようにいくつかのプロジェクトが同時進行しており、
データはあるのだがシステムを検討・構築中のためデータベースとしての公開
にまで至っていないものがいくつか存在する。ブログというは、そのようなデ
ータ達をウェブの世界に解き放つにはもってこいのシステムである。すなわち、
日々エントリーを追加していくごとにデータが貯まっていくデータベース・シ
ステム(もちろんRSS配信付きで)としてブログを利用するということである。

 このような意図の基に作られたエントリーが「今日の栄一」(『渋沢栄一伝
記資料』目次詳細データを紹介)と「今日の社史年表」(現在構築中の「社史
索引データベース」β版年表データを紹介)である。どちらのエントリーも財
団の関連コンテンツや外部の関連サイトへリンクを張っているので、データを
蓄積すると同時に、主題別リンク集を作ることにもなっている。将来どちらも
独立したデータベースを構築する予定だが、センター・ブログはそれまでの
“つなぎ”として以上の機能を果たしていると言えるだろう。

2) 揮発性の高いウェブ上の渋沢情報を記録
 ウェブ上には栄一に関する情報が点在しており、ニュースなどに栄一の名前
が記載されることも少なくない。しかし、サイトによっては数日でページが削
除されることもあるので、その所在情報(URL)だけでも記録しておくことが
課題となっていた。ブログは普通のウェブ・サイトとは違って、常時、そして
簡単に更新することが可能なので、すぐ消えてしまうような“揮発性の高い”
情報を記録するのに適したシステムであると考えている。ブログでは「栄一情
報」というカテゴリーの下に記録することで、情報の集約を図っている。

3) 広報媒体
 一般公開してみてわかったのは、ブログは“SEO(検索エンジン最適化)対
策”として非常に効果的なツールであるということだ。ブログはホームページ
とは違って検索エンジンのクローリングを待つのではなく、エントリーの更新
を行うと同時に更新pingがGoogleやテクノラティなどに送られるので、検索エ
ンジンが更新内容を把握するのにほとんど時間がかからない。Googleのブログ
検索などでは、3分と経たない間にセンター・ブログが検索結果の上位に現れ
ることも多い。実際、検索エンジン経由でブログを訪れる方も多く、エントリ
ーを更新するたびに「渋沢栄一」という存在がウェブの世界に浸透していくこ
とを実感する。

*注12:実業史研究情報センター・ブログ 「情報の扉の、そのまた向こう」
http://d.hatena.ne.jp/tobira/

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 ◆ 5. 「情報の扉の、そのまた向こう」へ ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 以下はあくまで個人的な見解になるのだが、ネットの情報というのは実態が
伴わないバーチャルな存在なので、「雨あがりの空に立ち登る、虹のふもとの
頼りなさによく似ている」(*注13)ように思う。検索エンジンの検索結果から、
内容の信頼性を確かめずにネット上の文章をコピーしてレポートを作成し、問
題になるケースがよくあると聞くからだろうか。

 センターがウェブ上で展開している情報提供事業というのは、既存の資料か
ら文化資源を作り出し、その情報にアクセスできるような「扉」を設置して、
利用者をその扉の向こう側へお連れするようなことなのではないか、と最近感
じている。扉の作り方も試行錯誤の段階ではあるし、その向こう側へ広がる風
景も広大なものなので戸惑うことばかりなのだが、栄一の事績を敬三の情熱を
もって伝えていこうという我々の気持ちには一点の曇りもない。

 今後ともセンターを始めとする財団の活動にご注目いただき、ご指導ご鞭撻
を頂戴できれば幸いである。

*注13:さだまさし「思い出はゆりかご」(アルバム「風見鶏」収録)の一節

・実業史研究情報センター
http://www.shibusawa.or.jp/center/
・財団法人渋沢栄一記念財団
http://www.shibusawa.or.jp/


[筆者の横顔]
茂原暢(しげはら・とおる)。日本近代音楽館を経て2004年より実業史研究情
報センターに専門司書として勤務。週末には「くにたちバロックアンサンブル」
の指揮者も務めており、同団ホームページの作成・運営も行っている。

参考:くにたちバロックアンサンブルのバシッといくほ〜むぺぇじ
http://homepage2.nifty.com/shige-kun/kbe/


Copyright (C) Shibusawa Ei'ichi Memorial Foundation 2008- All Rights Reserved.
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 ◆ 新着・新発見リソース ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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◆宇宙航空研究開発機構(JAXA)、衛星利用推進サイトを公開(2008-03-13)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284375

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が衛星利用推進サイトを公開した(2008-03-13)。

・衛星利用推進サイト(衛星利用推進センター)
http://www.sapc.jaxa.jp/
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)
http://www.jaxa.jp/

陸域観測技術衛星ALOS「だいち」をはじめ、JAXAの人工衛星による調査結果の
研究やビジネスでの活用を支援することを目的としており、先行する活用事例
を紹介している。


◆兵庫教育大学附属図書館、兵庫教育大学学術情報リポジトリ(HEART)を
 公開(2008-03-11)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284376

兵庫教育大学附属図書館が兵庫教育大学学術情報リポジトリ(HEART)を正式
公開した(2008-03-11)。

・兵庫教育大学学術情報リポジトリ(HEART)
http://repository.hyogo-u.ac.jp/
・兵庫教育大学附属図書館
http://www.lib.hyogo-u.ac.jp/

すでに2007年11月27日に試験公開していたが、約3ヶ月の試験運用期間を経て
正式公開に至っている。使用ソフトはDSpace。現時点で約900点の研究成果を
収めている。なお、略称のHEARTはHyokyo Educational and Academic Resources
for Teachersの頭文字で構成されている。


◆明治学院大学、YouTubeにmeijigakuinのチャンネルを開設(2008-03-10)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284253

明治学院大学がYouTubeにmeijigakuinのチャンネルを開設した(2008-03-10)。

・YouTube - meijigakuinのチャンネル
http://jp.youtube.com/meijigakuin
・「YouTubeに公式チャンネルを開設しました」(明治学院大学、2008-03-10)
http://www.meijigakuin.ac.jp/news/archive/2008-03-04.html
・明治学院大学
http://www.meijigakuin.ac.jp/

明治学院大学は、

・「Web2.0サービスを活用している大学」(編集日誌、2007-07-29)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070803/1186124300

で紹介しているように2007年6月頃には、大学サイト上でYouTubeを活用してい
たが、このほど公式チャンネルを開設している。

なお、明治学院大学のニュースでは、

>>
本学が知る限りでは、国内の大学で、YouTubeの公式チャンネルを開設してい
る例はなく、画期的な試みとなっています。
<<

となっているが、

・「小樽商科大学、ブログ「商大くんがいく!」を公開」
(新着・新発見リソース、2008-01-05)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080105/1199513232

で紹介したように、大学としての正式な取り組みなのか不明な点があるものの、
2007年12月18日に

・商大くんが動く!
http://jp.youtube.com/shoudaikun

を開設している小樽商科大学という先例がある。


◆渋沢栄一記念財団、渋沢栄一関連会社社名変遷図を公開(2008-03-10)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284254

渋沢栄一記念財団が渋沢栄一関連会社社名変遷図を公開した(2008-03-10)。

・渋沢栄一関連会社社名変遷図
http://www.shibusawa.or.jp/eiichi/companyname/
・「渋沢栄一関連会社社名変遷図/渋沢栄一Q&A(渋沢栄一記念財団)」
(実業史研究情報センター・ブログ 「情報の扉の、そのまた向こう」、
2008-03-10)
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080310/1205110877
・渋沢栄一記念財団
http://www.shibusawa.or.jp/

渋沢栄一がその生涯で関与したという500社に上る企業のうち、8業種40会社の
社名の変遷をまとめている。今回紹介されているのは、以下の8業種。

1. 製紙業
2. 製革業 
3. 製糖業
4. 麦酒醸造業
5. 陶器製造業
6. 硝子製造業
7. 煉瓦製造業
8. セメント製造業

上記以外の業種についても順次掲載の予定という。

なお、類似したサイトとして、

・「銀行図書館、銀行変遷史データベースを公開」
(新着・新発見リソース、2006-02-11)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060211/1139592304

がある。

・「実業史研究情報センター、メールマガジン「ビジネス・アーカイブズ通信」
(BA通信)の創刊を発表」(新着・新発見リソース、2008-02-10)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080210/1202609768
・「実業史研究情報センター、実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、
そのまた向こう」を公開(2008-02-13)」(新着・新発見リソース、2008-03-02)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080302/1204464692


◆小樽商科大学附属図書館、小樽商科大学学術成果コレクション(Barrel)を
 正式公開(2008-03-07)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284192

小樽商科大学附属図書館が小樽商科大学学術成果コレクション(Barrel)を正
式公開した(2008-03-07)。

・小樽商科大学学術成果コレクション(Barrel)
http://barrel.ih.otaru-uc.ac.jp/
・小樽商科大学附属図書館
http://www.otaru-uc.ac.jp/htosyo1/

小樽商科大学学術成果コレクション(Barrel)は2007年11月7日に試行版が公
開されており、以来4ヶ月を経て正式版へと移行している。

・「小樽商科大学附属図書館、小樽商科大学学術成果コレクション(Barrel)
試行版を公開」(新着・新発見リソース、2007-11-19)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071119/1195425960


◆名古屋大学附属図書館医学部分館、医学部推薦図書目録2008を公開
 (2008-03-07)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284193

名古屋大学附属図書館医学部分館が医学部推薦図書目録2008を公開した
(2008-03-07)。

・医学部推薦図書目録2008
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/medlib/holding/suisen/
・「推薦図書目録2008を公開しました」
(名古屋大学附属図書館医学部分館、2008-03-07)
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/medlib/news.html#0307
・名古屋大学附属図書館医学部分館
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/medlib/
・「「医学部推薦図書目録2008」を公開しました」
(名古屋大学附属図書館、2008-03-07)
http://info.nul.nagoya-u.ac.jp/news/bukyoku/med/080307
・名古屋大学附属図書館
http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/

解剖学、生理学  予防医療学、医療情報学等、42の専門分野に関する推薦図書
を約700冊紹介している。一冊ごとにコメントも附されており有用なリストと
なっているが、PDF形式で公開されているのが残念。htmlで公開し、各図書か
らOPACの書誌情報にリンクする形に改善してほしい。


◆大阪府の博物館を支援する会、ブログ「大阪府の博物館をみんなで支援しよ
 う」を公開(2008-03-06)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284144

大阪府の博物館を支援する会がブログ「大阪府の博物館をみんなで支援しよう」
を公開した(2008-03-06)。

・大阪府の博物館をみんなで支援しよう
http://osakahakubutukan.blog.shinobi.jp/

大阪府の博物館を支援する会は、以下の発起人・世話人・幹事団体で構成され
ている(敬称略)。

・発起人
  1. 大山喬平(京都大学名誉教授)
  2. 小野山節(京都大学名誉教授)
  3. 北野耕平(神戸商船大学名誉教授)
  4. 栄原永遠男(大阪市立大学教授)
  5. 高橋隆博(関西大学博物館長・関西大学教授)
  6. 高橋昌明(神戸大学教授)
  7. 都出比呂志(大阪大学名誉教授)
  8. 坪井清足(元奈良国立文化財研究所所長・
        大阪府府文化財センター前理事長)
  9. 直木孝次郎(大阪市立大学名誉教授)
 10. 中村博司(大阪城天守閣前館長)
 11. 西谷正(九州大学名誉教授・日本考古学協会会長)
 12. 広川禎秀(大阪市立大学名誉教授)
 13. 三輪泰史(大阪教育大学教授)
 14. 藪田貫(関西大学教授)
 15. 吉田晶(岡山大学名誉教授)
 16. 和田晴吾(立命館大学教授)
・世話人
  1. 一瀬和夫(京都橘大学教授)
  2. 岸本直文(大阪市立大学准教授)
  3. 仁木宏(大阪市立大学准教授)
  4. 福永伸哉(大阪大学教授)
  5. 村田路人(大阪大学教授)
・幹事団体
  1. 大阪歴史学会
  2. 大阪歴史科学協議会

大阪府知事の橋下徹さんによる施策への賛否は別として、すばやい立ち上がり
は評価したい。しかし、ブログ上部に、

>>
橋下徹知事による大阪府の博物館施設「見直し」に反対します。皆様の賛同を
お願いいたします。
<<

と掲げるだけで、具体的な問題点の指摘がなく、いささか一方的な主張にとど
まっている印象がある。このままでは幅広い支援は得にくいのではないだろう
か。すでにコメント欄にも読者からの声が寄せられているが、開設者側は一切
その声に答えていないのもいただけない。

また、このような署名活動の際にしばしば思うのだが、ウェブ上での活動の成
否は多分に発起人や世話人に名を連ねている方々がそれまでウェブで活動して
いるかにかかっているように思う。発起人や世話人の中で現時点で大学に在籍
している方々について調べてみたが、11名のうちどなたも個人サイトを持って
いないようだ。常日頃からウェブでの情報発信を試み、一定人数が参照する個
人サイトを持っていれば、このような活動の伝播力も異なってくるのだが……。

また、幹事団体の大阪歴史科学協議会に至っては、学会サイトを持っていない
ようだ。なお、もう一つの幹事団体である大阪歴史学会は、サイト上で

・大阪府の博物館の存続と事業継続を支援願います【PDF】
http://wwwsoc.nii.ac.jp/historia/sien.pdf
大阪府の博物館施設「見直し」に対する要望書【PDF】
http://wwwsoc.nii.ac.jp/historia/youbou.pdf

を公開し、この

・大阪府の博物館をみんなで支援しよう
http://osakahakubutukan.blog.shinobi.jp/

も紹介している。

・大阪歴史学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/historia/

だが、この情報発信も決して洗練されてはいない。少しでも多くの人に問題を
伝え、賛同を得るためには、まず発信する情報にふれてもらわなくてはいけな
い。そのためにはPDF形式ではなく、気軽に参照できるhtml形式で文章を公開
したほうがよいだろう。

・「指定管理者制度の疑問」(編集日誌、2008-02-13)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080217/1203253446


◆国立情報学研究所(NII)、学術機関リポジトリ構築連携支援事業のサイト
 をリニューアル(2008-03-05)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284145

国立情報学研究所(NII)が学術機関リポジトリ構築連携支援事業のサイトを
リニューアルした(2008-03-05)。

・学術機関リポジトリ構築連携支援事業
http://www.nii.ac.jp/irp/
・学術機関リポジトリ構築連携支援事業の過去のサイト
 (当時は次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業)
http://web.archive.org/web/*/http://www.nii.ac.jp/irp/
・国立情報学研究所(NII)
http://www.nii.ac.jp/

このリニューアルはややわかりにくい。学術機関リポジトリ構築連携支援事業
はこれまでは次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業と称していた。この次世
代学術コンテンツ基盤共同構築事業については、2008年2月25日に別途

・次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業
http://www.nii.ac.jp/content/

が公開されている。つまり、次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業としてこ
れまで実施されてきた事業は、学術機関リポジトリ構築連携支援事業へと改名
し、次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業は、

・次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業 - 事業について
http://www.nii.ac.jp/content/about/

で語られている事業を進めていくということのようだ。

・「国立情報学研究所(NII)、次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業の
  サイトを公開」(2008-02-25)(新着・新発見リソース、2008-03-23)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206283917


◆奈良文化財研究所、「木簡ひろば」を公開(2008-03-05)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284045

奈良文化財研究所が木簡に関する総合情報サイト「木簡ひろば」を公開した
(2008-03-05)。

・木簡ひろば
http://hiroba.nabunken.go.jp/
・「「木簡ひろば」開設のお知らせ」(奈良文化財研究所、2008-03-05)
http://www.nabunken.jp/topics/index.html#h20080305
・奈良文化財研究所
http://www.nabunken.jp/

「木簡ひろば」は全般的には木簡に関する基本的な情報を提供する啓発サイト
という印象があるが、木簡文字自動認識システム「Mokkanshop」を公開してい
ることを見逃してはいけないだろう。「Mokkanshop」は「桜」と「桔梗」の2
バージョンがあり、誰でも無料でダウンロードして利用できる。利用にあたっ
ては2ヶ月の試用期間があるが、試用期間の終了後もアンケートに回答すれば
継続して利用できるようだ。

・「木簡:解読支援します 奈文研がシステム開発、ネットで公開/奈良」
(毎日新聞、2008-03-05)
http://mainichi.jp/area/nara/news/20080305ddlk29040624000c.html
・「奈良文化財研究所、木簡画像データベース「木簡字典」を公開」
(新着・新発見リソース、2005-02-08)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20050208/1136268994


◆公立大学協会図書館協議会、平成18年度学術情報基盤実態調査表 公立大学
 コンピュータ・ネットワーク編を公開(2008-03-05)

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284046

公立大学協会図書館協議会が平成18年度学術情報基盤実態調査表 公立大学コ
ンピュータ・ネットワーク編を公開した(2008-03-05)。

・平成18年度学術情報基盤実態調査表 公立大学コンピュータ・ネットワーク編
http://wwwsoc.nii.ac.jp/pula/proc.html
・公立大学協会図書館協議会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/pula/

以下の各項目について、公立各大学へのアンケート結果をまとめている。

1. 組織・運営体制
2. 学内LANの整備状況
3. ネットワーク装置等整備状況
4. 教育への活用
5. セキュリティ
6. 高速計算機
7. 課題

この調査は昨年度も行われており、その結果も同じページで公開されている。
非常に重要な調査であり重宝する資料となるが、集計結果だけでは使いにくい。
できれば、同協議会の手で調査結果の概要をとりまとめてくれないだろうか。


Copyright (C) OKAMOTO Makoto 2008- All Rights Reserved.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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  ■ 掲載希望の送り方 ■
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 連絡先:zd2m-okmt@asahi-net.or.jp
 きまり:自薦他薦不問。添付ファイル禁止。個人サイト・組織サイト不問。
 その他:掲載可否は編集部判断。公開予定サイトの事前連絡歓迎。


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 ◆ イベントカレンダー ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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◆2008-04-09(Wed):
融合情報学シンポジューム「分野横断データ中心科学シンポジウム」
(於・東京都/学術総合センター一橋記念講堂)
http://www.nii.ac.jp/event_jp/2008/03/post_33.shtml

◆2008-04-19(Sat):
日本図書館研究会情報組織化研究グループ2008年4月月例研究会
「学術電子情報資源と図書館システム
 −リンクリゾルバー、ERMS、図書館ポータル」
(於・大阪府/大阪市立浪速人権文化センター)
http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/meeting/news.html

◆2008-04-19(Sat)〜2008-04-20(Sun):
日本アーカイブズ学会2008年度大会
(於・東京都/学習院大学)
http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=14

◆2008-04-21(Mon):
日本図書館協会IT研修会「21世紀の図書館コンピュータシステムを考える」
(於・東京都/日本図書館協会)
http://www.jla.or.jp/jlaevent.html

◆2008-04-22(Tue):
第1回SPARC Japan セミナー2008「研究成果発表の手段としての学術誌の将来」
(於・東京都/国立情報学研究所)
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/20080422.html

◆2008-04-23(Wed):
記録管理学会・ARMA東京支部・全史料協
「特別講演会:文書管理法(仮称)の制定に向けて」
(於・東京都/中央大学駿河台記念館)
http://www.arma-tokyo.org/event/ev0803-01.htm

◆2008-04-26(Sat):
日本出版学会特別シンポジウム「デジタル時代の図書館と出版」
(於・東京都/日本大学法学部三崎町校舎本館)
http://www.shuppan.jp/event/event08S.html

 ______________
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 きまり:自薦他薦不問。添付ファイル禁止。主宰者によるサイト必須。
 その他:掲載可否は編集部判断。上記書式に整形した上での連絡歓迎。


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 ◆ 求人情報 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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今回は情報はありません。

______________
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 連絡先:zd2m-okmt@asahi-net.or.jp
 きまり:自薦他薦不問。添付ファイル禁止。募集者によるサイト必須。
 その他:掲載可否は編集部判断。上記書式に整形した上での連絡歓迎。

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 ◆ 活動の予定と報告 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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[講演・講義](予告)

2008-07-21(Sun):
・日本図書館協会2008年度中堅職員ステップアップ研修(2)
 「図書館ポータルのデザイン

2008-08-17(Sun):
・日本図書館協会2008年度中堅職員ステップアップ研修(2)
 「図書館ポータルの評価の実際」
http://www.jla.or.jp/kenshu/stepup2008-2.html


[参考]執筆・講演一覧
http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/help.html

※執筆・講演等、お気軽にご相談ください。


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 ◆ 編集日誌 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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◆2008-03-30(Sun): 平成19年度公立大学協会図書館協議会研修会の講演記録
          が公開されている

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080331/1206968816

昨夏に平成19年度公立大学協会図書館協議会研修会で講演した内容が公立大学
協会図書館協議会のサイトで公開されている。

・「公立大学図書館サイト診断
  −理想の図書館サイトを求めて 地域内連携の視点から」【PDF】
http://wwwsoc.nii.ac.jp/pula/33kenshu/okamoto.pdf
・公立大学協会図書館協議会 - 会議録・実態調査
http://wwwsoc.nii.ac.jp/pula/proc.html
・公立大学協会図書館協議会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/pula/

お読みいただければ幸い。なお、この講演記録はテープ起こしそのままではな
く、私自身が手を入れて提出したものであり、書き下ろしの論考と同等に扱っ
ていただいて差支えない。

・「平成19年度公立大学協会図書館協議会研修会で講演」
(編集日誌、2007-08-03)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070803/1186153130


◆2008-03-31(Mon): 2007年度ライブラリー・アカデミー
            「インターネット時代のライブラリアン」の修了者

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080331/1206968815

2007年9月から2007年12月にかけて行った2007年度ライブラリー・アカデミー
「インターネット時代のライブラリアン」の修了者18名のうち、ご本人の了解
が得られた方々のお名前を紹介したい(敬称略、50音順、括弧内は所属)。

・井上梨恵子(お茶の水女子大学図書・情報チーム)
・遠藤祐子(越谷市役所)
・大場康智(荒川区立尾久図書館)
・荻野真理(品川区立品川図書館)
・高橋光子
・新沼久美
・河昶碩(朝鮮大学校)
・安竹希光恵

ここにお名前がある方々以外にも11名の修了者がいる。この日誌でも全8回の
様子を紹介してきたが、相当ハードな内容だったはずだ。私自身、従来の司書
講習や一回限りの研修とは一線を画したかったので、かなり高度な要求をした
と思う。隔週の講義に参加するだけでなく、毎回週末を一回はつぶす必要があ
る課題をこなし、講義の場でのその内容をコンパクトに発表することを求めら
れる。普段の仕事をしつつ、これだけのリクエストに応えて見事修了した方々
を心から讃えたい。

さて、図書館関係の講演の際によく述べていることだが、図書館関係者、特に
様々な権限を有するベテランの方々にぜひお願いしたいことがある。ここにお
名前を挙げた方々はもとより、2007年度ライブラリー・アカデミー「インター
ネット時代のライブラリアン」のすべての修了者にぜひ様々な機会を与えてい
ただきたい。まずなによりも雇用の機会である。履歴書や名刺に2007年度ライ
ブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」修了と記載さ
れている場合、それは私からの自信に満ちた推薦状と思ってほしい。彼ら・彼
女らは必ずあなたの図書館を活性化してくれるはずだ。

・「ライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」第1回」
(編集日誌、2007-09-05)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070907/1189096951
・「ライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」第2回」
(編集日誌、2007-09-19)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070919/1190133686
・「ライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」第3回」
(編集日誌、2007-10-03)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071003/1191367041
・「ライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」第4回」
(編集日誌、2007-10-17)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071018/1192659469
・「ライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」第5回」
(編集日誌、2007-10-31)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071101/1193872454
・「ライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」第6回」
(編集日誌、2007-11-14)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071120/1195490787
・「ライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」第7回」
(編集日誌、2007-11-28)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071203/1196614152
・「ライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」第8回」
(編集日誌、2007-12-12)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071216/1197784608


◆2008-04-01(Tue): 想像力や当事者性という問題
                   −藤原重雄さんのコメントを受けて

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20080401/1206976172

ここで話題にすべきか悩んだのだが、先方はログを残さないスタイルのような
ので、やはり書き留めておこう。

藤原重雄さん(東京大学史料編纂所)から、以下のようなコメントをいただい
た。

>>
評価だとか公開だとかの圧力をかけて、研究者に緊張感を持たせるのもよいの
だが、それがかえって研究活動の本体を蝕んで、萎縮させていることにも気を
配っていただけると有り難い。今年度のうんざりイベントのひとつが、画像史
料解析センターの設立10周年行事で、大部な報告書(重いですよ)
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/publication/gazo/CSVS_10report.pdf>【PDF】
をまとめることになり、関わったプロジェクトの報告を書いたり目を通したり
した。大部分を税金でまかなって頂いている側として説明責任もあるし、世間
に理解を得るための活動も必要であるが、業務報告をまとめるようなエネルギ
ーは、別のところに使うのが本来のあり方だろうと、やっぱり思うのである。
そうした報告書に対してこうした論評
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070812/1186850913>を読むことになると、
正直げんなりするし、基本的に、人員・予算が圧縮されてゆく研究の現場でデ
ジタル系業務の領域を拡大しようとする〈政治的〉立場からと認識するのがよ
いのだろう。関連記事<http://d.hatena.ne.jp/arg/20070409/1176074046
にも触れておけば、ここに至るまでを想像してもらえないのには、疲れがきて
しまう。個人や弱小機関の努力や善意では、もうどうにもならない逆の方向へ
と事態は進んでいるのだが。

・近況 2008年3月
http://www.asahi-net.or.jp/~YE6S-FJWR/

※URLや【PDF】の注記は引用者が挿入。
<<

・藤原重雄さん
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/personal/fujiwara/

藤原さんの文章で挙げらてれいるのは、以下の2つの記事。参考までに再掲し
ておこう。

>>
東京大学史料編纂所が東京大学史料編纂所画像史料解析センター10周年記念報
告書「画像史料解析センターの成果と課題」を公開した(2007-07-05)。絵画
史料、画像史料、古文書画像の3分野の33に及ぶプロジェクトについて、これ
までの取り組みを紹介している。114頁に及ぶ力作だが、特に注目すべきは

1. 遂行経費の概要
2. WEBによる成果公開

にふれていることだろう。特に要した経費の公開については、これほど大規模
なレベルでの公開は類例があまりない。画像史料の電子化に取り組む他の機関
や個人にとって、貴重な資料となるだろう。報告書のとりまとめにあたった方
々の英断に感謝したい。

なお、一つだけ欲をいえば、現在はPDF形式だけで公開されている報告書だが、
早いうちにHTML化してほしい。非常に重要な報告書だけに、アクセスしやすい
形式で提供することを急いでほしい。また、HTML化されれば、画像史料解析セ
ンターのサイト内にある

・2007年度画像史料解析センタープロジェクト紹介
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/gazo/project.html

といったページからも、報告書の当該個所にリンクすることができ、いま進行
しているプロジェクトについてより詳細な情報を提供できるようになるはずだ。
そうなることは、東京大学史料編纂所の事業に対する理解を促す点からも意義
があるだろう。

・東京大学史料編纂所画像史料解析センター10周年記念報告書「画像史料解析
センターの成果と課題」【PDF】
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/publication/gazo/CSVS_10report.pdf
・東京大学史料編纂所画像史料解析センター
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/gazo/gazo.html
・東京大学史料編纂所
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

・「東京大学史料編纂所、画像史料解析センター10周年記念報告書「画像史料
解析センターの成果と課題」を公開」(新着・新発見リソース、2007-08-12)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070812/1186850913
<<

>>
朝日新聞2007年3月28日夕刊の文化面の連載「こころの風景」で歴史学者・黒
田日出男さん(立正大学)が「作品を見ること」というエッセイを書いている。
内容がすばらしい。科学研究費補助金を受けた「中近世風俗画の高精細デジタ
ル画像化と絵画史料学的研究」の取り組みを紹介するものだが、こんな文章が
ある。

>>
研究者なら誰でも、そうした作品の微細な表現まで観察できる環境を生み出し
ていきたい。
出来上がった高精細デジタル画像は、東大史料編纂所の閲覧室や所蔵機関にあ
るスタンドアローンのコンピューターで熟覧出来るようにする。それらの作品
の原本を肉眼で観察する以上に豊かな情報を、誰もが得られるようになる。そ
のことによって、絵画史料論の研究基盤を新たな水準で構築していきたい。
<<

まったくもって賛成である。ただ一つ気になるのは、黒田さんが想定している
環境では「誰もが」の範囲が職業としての研究者に限られかねないことだ。東
京大学史料編纂所は一般の市民に対してもそれなりに開放的な機関であるが、
市井の歴史愛好家が頻繁に足を運べるところではない。文字通り熟覧できるよ
うにするには、せっかく電子化した絵画史料をインターネットを通して広く公
開するほうが現実的である。高精細な絵画史料を好きなだけ眺められる環境が
整えば、市井の愛好家から思わぬ知見がもたらされることもあるだろう。そこ
までいかなくても、絵画史料を電子化する重要性が広く伝わることになるだろ
う。もし目立った研究成果が市民から上がってこなくても、絵画史料の電子化
に対する理解は進むわけである。それは「絵画史料論の研究基盤を新たな水準
で構築していきたい」という黒田さんの夢にも適うことだと思う。

このエッセイを黒田さんはこう結んでいる。

>>
学問とは、できる限り対等な条件のもとで競い合われるべきものであろう。
「作品を見ること」を特権化する精神こそ、わたしが最も忌避したいものなの
だ。
<<

黒田さんのこの思いにうなずくだけに、対等な条件をわかちあう人々の範囲を
もう一歩広げてほしい。

・「「作品を見ること」を特権化する精神」(編集日誌、2007-04-07)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070409/1176074046
<<

さて、「正直げんなりする」というのは、

>>
なお、一つだけ欲をいえば、現在はPDF形式だけで公開されている報告書だが、
早いうちにHTML化してほしい。非常に重要な報告書だけに、アクセスしやすい
形式で提供することを急いでほしい。また、HTML化されれば、画像史料解析セ
ンターのサイト内にある

・2007年度画像史料解析センタープロジェクト紹介
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/gazo/project.html

といったページからも、報告書の当該個所にリンクすることができ、いま進行
しているプロジェクトについてより詳細な情報を提供できるようになるはずだ。
そうなることは、東京大学史料編纂所の事業に対する理解を促す点からも意義
があるだろう。

・東京大学史料編纂所画像史料解析センター10周年記念報告書「画像史料解析
センターの成果と課題」【PDF】
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/publication/gazo/CSVS_10report.pdf
・東京大学史料編纂所画像史料解析センター
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/gazo/gazo.html
・東京大学史料編纂所
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
<<

のことだろうか。

もし、そうならそれはそれで残念。PDFをhtmlに変換してほしいという要望一
つにげんなりされてもと思う。正直、難しいことを語る必要はなく、たとえ負
荷が重く本質的な仕事ではないとしても、どうせやる以上は少しでも多くの人
に伝える一工夫ができないものだろうか。その一工夫の有無が東京大学史料編
纂所の事業に対する理解や支持を育む一助となると想像できないものだろうか。

・「「作品を見ること」を特権化する精神」(編集日誌、2007-04-07)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070409/1176074046

については、「ここに至るまでを想像してもらえないのには、疲れがきてしま
う」との言葉をいただいている。

苦境をそれなりに理解すればこそ、もう一歩踏み出すことで理解や支持を広げ
ることになると私は考えている。だが、その思いを伝えることができなかった
のであれば、残念というよりは反省しなくてはいけないだろう。

これでもう精一杯と考えるか、ここであとひと踏ん張りと思うか、どう考える
かは難しいところだが、突き放していえば所詮は当事者が考えるべきことかも
しれない。

だが、東京大学史料編纂所が有する史料は東京大学のものでも、資料編纂所の
ものでもない。1793年(寛政5年)に国学者の塙保己一が開設した和学講談所
に端を発する東京大学史料編纂所は、やはり日本の市民の資産だろう。そうで
あれば私も当事者の一人である。そして、当事者の一人として、私はもう一歩
踏み出すことで理解や支持を広げることを望み、そこに賭けていきたいと思う。

そうすることは、ただ

・東京大学史料編纂所 - ご支援のお願い
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/footer/shien.html

といったアピールを掲げておくより、はるかに意味があるのではないだろうか。



このような記事を書くときは常に迷う。もし、この記事を受けて、たとえば藤
原さんがご自身のサイトを閉鎖することになれば、私もまた少なからずショッ
クを受けることだろう。以前、

>>
東京大学史料編纂所が応答型翻訳支援システム試験運用版と日本史史料サイト
検索試験運用版を公開(2003-07-07)。後者はとにかくわかりづらい。東京大
学史料編纂所のウェッブはどうも利用者の視点が欠けがちだ。加えて、所員の
発信をもっと前面に出して欲しい。たとえば、藤原重雄さんによる東京で展覧
会カタログを探すには
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/personal/fujiwara/catalogue-library.html
や高橋慎一朗さんによる醍醐寺文書は呼んでいる!!
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/personal/shinichi/daigo2.html>など、こ
この所員ならではのリソースがあるのだから。

・2003-07-07の編集日誌
http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/diary2003.html
<<

と紹介したことがあればこそ、なおさらである。だが、それでも書くだろう。
悩みつつも書くだろう。賭ければこそ書くだろう。



ところで、藤原さんが書いていることで、次の2点が気になる。

>>
大部分を税金でまかなって頂いている側として説明責任もあるし、世間に理解
を得るための活動も必要であるが、業務報告をまとめるようなエネルギーは、
別のところに使うのが本来のあり方だろうと、やっぱり思うのである。
<<

ここでいう「別のところ」は何を想定しているのだろう。ぜひ語ってほしい。
また、

>>
手段としてのインターネットが万人に開かれている(実はウソ)ということと、
万人に向けた内容を作らねばならないというのは、かなり異質なことだろう。
また、図書館・文書館系の感覚と美術館・博物館系との違いにも戸惑う。「モ
ノ」に奉仕する側面のある後者からすると、前者は何でも「情報」にしてしま
うように見える。
<<

は、本質を衝いているようにも思える。非常に重要な論点になりそうな気がす
るので、藤原さんには、ぜひ

・近況 2008年3月
http://www.asahi-net.or.jp/~YE6S-FJWR/

を上書きすることなく、このまま残していってほしい。


             岡本真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長


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ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) [ARG-317] 2008年04月07日(週刊)
【発行者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【編集者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【発行地】日本/神奈川県/横浜市
【 ISSN 】1881-381X
【E-Mail】zd2m-okmt@asahi-net.or.jp
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【今号のウェブ版】http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/317.html
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