2009/12/10
日本僑報電子週刊 第886号★第五回日本語作文コンクール表彰式と2009年刊行書籍特集案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本僑報電子週刊 第886号 2009年12月9日(水)発行 http://jp.duan.jp 編集発行:段躍中 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●2009年刊行書籍特集● ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 読者の皆様、晩上好。 さて、明日から青島出張です。12日午後、第五回中国人の日本語作文 コンクール表彰式を主催します。 プログラムは次のページに掲載しています、時間のある方、ぜひお越し 下さい。参加は無料です。http://duan.jp/jp/20091212.htm 早稲田大学名誉教授木下俊彦先生のご提案により、日本語読めない中国 人にも第五回中国人の日本語作文コンクールの素晴らしい作文を読んで 頂くため、二等賞以上の作文を中国語に訳して掲載しました。翻訳は受 賞者自身が担当しました。ありがとうございます。 http://duan.jp/jp/zhongwenban.html 2009年は、不景気の影響で、刊行した書籍は僅か9冊でした。ご購 読してくださったと応援してくださった皆さんに心から感謝致します。 主な書籍は以下の通りです。 『現代中国の人口移動とジェンダー』http://duan.jp/item/088.html 『中国への日本人の貢献』http://duan.jp/item/092.html 『我所知道的中国人』(日中対訳版)http://duan.jp/item/085.html 『2008年の「8.15」』http://duan.jp/item/089.html 『必読!今、中国が面白い 2009』http://duan.jp/item/087.html 『中国における外資系企業の立地決定と公共政策』 http://duan.jp/item/091.html 『2008年の日中民間交流』http://duan.jp/item/084.html 『日中常用同形語用法作文辞典』http://duan.jp/item/086.html 《黒龍江省社会科学院首届青年論壇論文集》http://duan.jp/item/090.html 段躍中@2009.12.9あと6時間成田空港へ行きます ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『現代中国の人口移動とジェンダー』http://duan.jp/item/088.html 陸小媛氏の日本僑報社・華人学術賞受賞に寄せて 学校法人城西大学理事長 城西国際大学学長 水田 宗子 陸小媛さんは、1992年城西大学経済学部入学、引き続き城西大学経済 学研究科大学院に進学、『中国の人口流動に関して―広東省の事例から』 を研究課題として取り上げ、人口論の基礎を学びました。その後、城西 国際大学人文科学研究科比較文化専攻博士課程に進学し、『現代中国に おける人口移動とジェンダー:農村出稼ぎ女性に関する実証研究』をテ ーマに、日中をつなぐ自分のなすべき重要な課題として真摯に取り組み、 2008年城西国際大学の博士号を取得しました。 陸さんの異国における長年の努力をそばで見守り続けたものとして、 この意義深い博士論文が、日本僑報社・華人学術賞の栄誉を受けたこ とを知り、心からのお祝いと称賛を送りたいと思います。 陸さんが取り組んだこのテーマは、現代中国の人口移動研究におい ては、労働力の移動の観点から男性や世帯主だけを対象にしたものに 重点がおかれて、経済のグローバリゼーションと改革開放経済下にお ける大量の女性出稼ぎ移動に関する研究がきわめて少ない状況にあり ました。博士課程在学中の1999年より2001年にかけて、経済活動の先 進地である広東省において4回にわたり実施した従業員ならびに企業 側に行ったアンケート調査とヒアリング調査の結果が、博士論文の中 核となっています。 出稼ぎ女性自身の価値観や意識も伝統的なものと新しいものが併存 し、揺れ動くのですが、個人として収入獲得という経験をすることで、 自立の重要性を認識することが、何よりも重要であるとこの論文で指 摘しました。今後、出稼ぎ女性の第二世代の調査研究にも取り組むと 聞いていますが、女性のエンパワーメントに必要な要因の具体的な指 摘を期待しています。 現在は、華南師範大学政治行政学院の教員としてまた、婦女研究 中心の実行委員として活躍しており、2007年12月には、城西国際大 学とともに広東華南師範大学において日中女性会議を企画し、大成 功させました。また、本年12月に、日本の城西国際大学において第 2回目となる日中女性会議を開催するよう準備をすすめています。 陸さんには、これまでの経歴を活かして、文化交流・経済・ジェ ンダー・教育の分野において、日中の力強い架け橋となってくれる ことを願っています。 http://duan.jp/item/088.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『中国への日本人の貢献』http://duan.jp/item/092.html 【内容紹介】 第5回を迎えた「中国人の日本語作文コンクール」は、「中国の改革開 放への日本人と日本企業の社会貢献」、「在中日本人及び日本人旅行者 への手紙」というテーマのもと、中国本土から1393編の応募が寄せられ ました。その中から厳選な審査を経て選ばれた受賞作文を、ここに『中 国への日本人の貢献――第五回中国人の日本語作文コンクール受賞作品 集』としてまとめ、刊行する運びとなりました。 作文を通して一貫して伝わってくるのは、現代中国の若者たちのリアル な日本観です。日本語学習を通して知った日本の文化や考え方をどう受 け止めたか、また学校や企業で知り合った日本人との交流から得たこれ からの日中交流の在り方についてなどが、日本語で綴られています。そ して今回のテーマでもある日本企業の中国社会への貢献についても、経 済的なことだけでなく、日本企業の現地でのさまざまな社会的取り組み が中国の人々に浸透してきていることが伝わってきます。 本書を一読されれば、これからの日中関係を担う若者たちの草の根レベ ルでの相互理解こそが、今まさに必要とされているものだということを 確信していただけることでしょう。 掲載内容: 【学生の部】最優秀賞受賞作文1編/一等賞受賞作文4編/二等賞受賞 作文11編/三等賞受賞作文36編 【社会人の部】一等賞受賞作文1編/二等賞受賞作文2編/三等賞受賞 作文7編 http://duan.jp/item/092.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『我所知道的中国人』(日中対訳版)http://duan.jp/item/085.html 【内容紹介】 2005年から引き続き、日本僑報社・日中交流研究所主催、第四回「日 本人の中国語作文コンクール」の開催の運びとなりました。 今回は24の都道府県、海外3都市の幅広い年齢層(7~88歳)から147 本のご応募をいただきました。その中から36本の入賞作品を日中対訳 版の単行本としてまとめ、刊行いたします。 「作文」は文章を通じて人をつなぐもの。本書が日本の中国語学習者 からの提言として、日中相互理解の一端を担うことを心より願ってお ります。 段躍中 http://duan.jp/item/085.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『2008年の「8.15」』http://duan.jp/item/089.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『必読!今、中国が面白い 2009』http://duan.jp/item/087.html 特別転載・前書き 本書もお蔭様でシリーズ三冊目を発刊できました。ひとえに読者諸氏の ご支援の賜物と感謝します。 二〇〇八年は中国にとって稀に見る激動の一年だった、と言えましょう。 年初の豪雪被害、四川大地震、豪雨による洪水被害といった自然災害、 悲願とも言えた北京オリンピックの光と影、火を吹いた民族問題とそれに 関する国際世論、そして九月のリーマンショック以後の世界同時不況に よる経済の悪化と大量の農民労働者失業問題、加えて日中間では食に 関する信頼性を著しく損なう毒入りギョーザ問題が大きな影を投げかけ ました。 二〇〇九年春の全人代開催期間中、人民日報では、内需拡大や中小企業 擁護といった景気対策とそれに関る民工や大学生の就職問題を取り上げた 記事が目に付きました。また、連日多くの紙面を割いてチベット問題が 取り上げられ、統治の正当性が喧伝されました。極めつけは、チベット 統治の素晴らしさを讃えさせるコラム欄を設け、第三者に語らせる、と 言った伝統的手法を使って外国人ジャーナリストを動員したことで、日本人 ジャーナリストも登場しています。 未曾有の危機、と言う緊張感のせいか、前二年と比較して、自由な言論、 批判的精神はかなり後退した印象を受け、厳しい規制がかかったことが 窺えます。逆を言えば、その窮屈な中で気を吐いている「正気溢れた」 記事は貴重と言えましょう。四川大地震におけるレポートには、宣伝に 堕することのない心を打つ文章が幾つもありましたし、オリンピックに よって、中国の人々が如何に心を世界に開き、成長していったかを率直に 描き、考え違いはこれを戒める、といった真摯且つ見識に富んだ文章には、 我々も学ぶべきところが多かったと思います。 残念だったのは毒入りギョーザに関する記事でしょう。三月までは、 中国側原因説に頑強に抵抗したにもかかわらず、中国国内で未処理分に よる中毒が発生すると、人民日報に関係記事は一本も見受けられなく なりました。したがって、この事件に対する一般市民の日本に対する 誤解はほとんど解消されていません。 その一方で、二〇〇八年は前年以上に、「日本の良さを知り、日本に 学ぼう」と言う記事が増えました。良いことは良いんだ、と言うその 率直で飾り気の無い姿勢は、中国人らしい度量でもあり、日本のメディアは そういった文章をもっと積極的に紹介すべきでしょう。「中国のことは 批判的に書かないとデスクに突っ返される」という情けない話は、残念 ながら過去も現在もたびたび各メディアの記者の方から聞かされる話 です。これもれっきとした情報操作になります。 百年に一度といわれる今回の世界的不況に遭遇し、二〇〇八年暮れ から二〇〇九年春にかけ、日本のメディアは多くの失業者で溢れる中国を 次々と紹介しました。それ自体は事実でもあります。しかし、その一方で、 中国の持つ潜在的可能性についてはほとんど言及せず、漸く三月以降、 内需拡大政策が数字に表れ始めてから、中国経済の可能性に言及し始め ました。 今回の危機は東アジア、特に日中韓が過去に囚われすぎず、過去を 克服し、協調して東アジアの平和的安定的未来を築く天与のチャンスでも あります。両国のメディアとも、権力や商業主義におもねることなく、 また、ネガティブキャンペーンに堕することなく、堂々たる論陣を 張ってほしいものです。 平成二一年春 翻訳者グループ「而立会」会長/ 監訳者 三潴 正道 http://duan.jp/item/087.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『中国における外資系企業の立地決定と公共政策』 http://duan.jp/item/091.html ◇内容紹介 本書は、改革開放期における中国むけ外国直接投資(FDI)の立地選択 の問題を計量的手法によって分析した学術書である。対外開放と経済改革 の進展、とりわけ社会主義市場経済体制への転換が明示された1990年代に 入ると、中国の外国直接投資受入量が急激に増加し、中国経済の高度成長 に大きく寄与したことはよく知られている。こうした重要性を反映して、 中国むけ外国直接投資に関する研究は、我が国でも既に多くの学術研究が 世に問われている。ところが中国むけ外国直接投資の立地的側面を体系的 に考察した専門書は驚くほど少ないのが現状である。本書は、この学術的 空隙を埋める一助を担う貴重な貢献であると言うことが出来る。 本書では、改革開放期における外資系企業の中国における立地パターン とその変遷の概観が述べられ(1章)、対外直接投資立地論の理論的・ 実証的側面に関わる先行研究が幅広くサーベイ(2章)された後で、中国 むけ外国直接投資の立地選択の様々な側面をクローズアップした実証分析 (3章から12章)が行われている。実証分析の部分では、対中直接投資の 時間的・空間的変化のパターンとその決定要因(3章)、経済体制移行過 程における対中直接投資立地のパターンとその決定要因(4章)、中国の 都市むけ直接投資の立地要因(5章)、対中直接投資の立地選択における 情報費用と集積の経済といった要因の重要性(6章)、製造業むけ直接投 資立地要因の投資発祥地ごとの相違(7章)、進出方式と立地要因の関連 性(8章)、外資企業へのアンケート調査に基づく立地要因の分析(9章)、 外国直接投資の地域経済成長に与える影響(10章)、外国直接投資の貿易 に与える影響(11章)、外資系製造企業の立地と輸出の関係(12章)とい った実に様々な問題が、豊富な統計データや企業調査から得られた一次資 料に基づいた計量分析によって考察され、分析結果に基づいた政策的イン プリケーションが導かれている。 http://duan.jp/item/091.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『2008年の日中民間交流』http://duan.jp/item/084.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『日中常用同形語用法作文辞典』http://duan.jp/item/086.html 推薦の言葉 佐藤晴彦・神戸市外国語大学教授 日本人が中国語を勉強する場合、いくつかの壁があります。 最初は何といっても発音でしょう。外国語によっては、日本語のカナ 通りに発音してもそれなりに通じることもあるようですが、中国語はまず 無理です。中国語辞典や中国語の参考書にカタカナで発音を書いているのを 見かけますが、そのカタカナの通りに発音しても、まず通じません。 それは無気音・有気音やそり舌音など、日本語にはない音があり、それらに 違いをカタカナでは表記できないからです。 次は語彙です。日本語と中国語で同じ文字で表され、意味も同じである ような語、例えば「学生」と“学生”、「身体」と“身体”、「法律」と “法律”、「化学」と“化学”などであれば問題ありません。ところが 同じ漢字(当用漢字と簡体字の違いということは別にして)で書かれても 意味の違いがあるという場合が困るわけです。それも“手紙”と「ちり紙、 トイレットペーパー」や「おっかさん」と“娘”のようなはっきりした 違いならまだ間違えることは少ないのですが、やや微妙な「親切」と “親切”や「覚悟」と“覚悟”などとなりますと、うっかりしますと 誤解されやすい語ということになるでしょう。 曹櫻さんが執筆された本書は、そうした日中両国語において、同じ漢字で 表していながら意味が異なるため、誤解されやすい語を集め、日本語と 中国語ではどう異なるのかというのを多くの例文を挙げながら説明された、 非常に有用な書物だといえます。こうした本の生命は、与えられた日本語に 対する的確な中国語、与えられた中国語に対する的確な日本語であると 同時に、いかに自然な日本語、自然な中国語で表現するかにあります。 その点、本書は曹櫻さんの長年の苦心が実り、自然な中国語にマッチした 見事な日本語となっています。ただ、曹櫻さんの日本語がいかに素晴らしい とはいえ、そうした中でも「日本語ネイティブ」としての私が若干気に なる日本語がありましたので、その点をいくつかご指摘し、話し合って 修正した所もあります。 本書が、中国語の学習者、とりわけ初級から中級、さらには中級から 上級を目指している学習者の方々に少しでもお役にたてば、監修者としては、 望外の喜びです。 佐藤 晴彦 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 《黒龍江省社会科学院首届青年論壇論文集》http://duan.jp/item/090.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中 1998年8月創刊・無断転載禁止。 著作権は日本僑報社、またはその情報提供者に帰属します。 情報のご提供・お問い合わせはduan@duan.jpへどうぞ ●中国研究書店e-shop→http://duan.jp● ▲日本僑報社 http://jp.duan.jp/▲ △登録・解除http://www.mag2.com/m/0000005117.htm△ ■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■ ◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


