2009/08/19
日本僑報電子週刊 第869号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本僑報電子週刊 第869号 2009年8月19日(水)発行 http://jp.duan.jp 編集発行:段躍中 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★日本僑報社刊行「8.15」シリーズ書籍14点特集★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 各位読者朋友、大家上午好。 今号は、埼玉(浦和)漢語角スタート 特別交流会のご案内と日本僑報社 刊行「8.15」シリーズ書籍14点特集をお送り致します。どうぞよろしくお 願い申し上げます。 ほかの日中交流と在日中国人情報は、ぜひブログ「段躍中日報」http://duan.exblog.jp/ をご高覧下さい。 段躍中 2009.8.19午前8時22分 ---------------------------------------------- 埼玉(浦和)漢語角スタート 特別交流会のご案内 中村洋一・埼玉県山西省親善大使壮行会同時開催 主催: 日本僑報社・日中交流研究所 後援: 社団法人日中協会 埼玉県日中友好協会 関東日中平和友好会 日本山西人会 8月23日午前10時より、埼玉(浦和)漢語角がスタートします。 下記の通りに第一回交流会を開催いたします。 第一部 埼玉(浦和)漢語角交流会 主催者挨拶 段 躍中・日本僑報社編集長、日中交流研究所長 ゲスト挨拶 西田実仁・参議院議員・中国留学経験者(北京語言大学) 佐藤香織・埼玉県日中友好協会理事長(予定) 花園昭雄・関東日中平和友好会会長、日本湖南友好使者 湯本敏代・日本山西人会幹事、埼玉山西人会会長 吉田吾郎・サンシャイン産業株式会社社長 報告と挨拶 中村洋一・埼玉県山西省親善大使 漢語角(池袋)事務局長 中国太極拳の実演、自己紹介及び自由交流 など ※新華社記者をはじめ、日中マスコミ関係者が取材にきます。 ※サンシャイン産業株式会社より、参加者に飲み物を提供。 第二部 12時10分より、中村さんを囲むランチ会 (自由参加、割り勘) 【日時】 8月23日(日)午前10時~12時) 【場所】 JR京浜東北線浦和駅西口前のロータリー(改札口から見えるところ) 【参加費】 無料 【申し込み・お問い合わせ】 E-mail:info@duan.jp (担当:高波) -------------------------------------------------------------- 日本僑報社の「8.15」シリーズの第14作目である『2008年の 「8.15」』が、今月15日に刊行されました。 戦後64周年にあたって、いままで刊行した「8.15」シリーズ14冊を特 集で紹介させて頂きます。 『日中不再戦』の想いを確認するために、特に若い世代の人たちにこの シリーズを読んで欲しいと願っています。 -------------------------------------------------------------- ■目次■ 1--2000.8.15 私が出会った日本兵http://duan.jp/item/17.html -------------------------------------------------------------- 2--2001.8.15 つくる会の歴史教科書を斬るhttp://duan.jp/item/26.html -------------------------------------------------------------- 3--2002.8.15 赤い夕陽と黒い大地http://duan.jp/item/40.html -------------------------------------------------------------- 4--2002.8.15 沈黙の語りべhttp://duan.jp/item/45.html -------------------------------------------------------------- 5--2003.8.15 鬼子又来了http://duan.jp/item/58.html -------------------------------------------------------------- 6--2004.8.15 2003年の「8.15」http://duan.jp/item/73.html -------------------------------------------------------------- 7--2005.8.15 2004年の「8.15」http://duan.jp/item/004.html -------------------------------------------------------------- 8--2005.8.15 尊厳-半世紀を歩いた「花岡事件」http://duan.jp/item/016.html -------------------------------------------------------------- 9--2006.8.15 2005年の「8.15」 http://duan.jp/item/030.html -------------------------------------------------------------- 10-2006.8.15 らんやの炎 http://duan.jp/item/038.html -------------------------------------------------------------- 11-2007.8.15 偽満州国に日本侵略の跡を訪ねる http://duan.jp/item/044.html -------------------------------------------------------------- 12-2007.8.15 2006年の「8.15」 http://duan.jp/item/056.html -------------------------------------------------------------- 13-2008.8.15 2007年の「8.15」 http://duan.jp/item/080.html -------------------------------------------------------------- 14-2009.8.15 2008年の「8.15」 http://duan.jp/item/089.html -------------------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2000.8.15 『私が出会った日本兵』http://duan.jp/item/17.html 中国図書賞受賞作、中国十大ベストセラー《我認識的鬼子兵》の邦訳 ◎方軍著 関直美訳 東洋大教授丹藤佳紀推薦 東方書店ベストセラー ----------------------------------------------------------------- ★『私が出会った日本兵』目次 ----------------------------------------------------------------- 本書を推す/丹藤佳紀 日本語版読者へ/方軍 中国語版序文/呂正操 中国語版自序/方軍 ----------------------------------------------------------------- 第一章人肉で作った餃子 第二章最後の敬礼 第三章山西に残した夢 第四章父親は八路軍だって? 第五章重慶爆撃 第六章「匪賊」馬占山 第七章日本の情報戦術 第八章何も知らない少女 第九章ピアスをつけた若者たち 第十章一枚の山水画 第十一章小林さんのアルバム 第十二章雪に舞う紅旗 ----------------------------------------------------------------- 編集後記/張守仁 訳者後書き/関直美 ■再録■ この本は、1997年12月に中国対外翻訳出版公司から刊行されると、中国国内 及び東南アジアで大きな反響を呼び、1997年度中国十大ベストセラーに選出さ れたほか、合わせて香港版も出版される運びとなった。翌年には、中国最高レ ベルの「中国図書賞」を受賞、著者の方軍氏は中国作家協会の会員に推薦され た。1999年には中央実験話劇院の舞台で上演された。 本書の邦訳は、『中国人特派員が書いた日本』の翻訳者、関直美氏が担当し た。また東洋大学教授で、元読売新聞北京支局支局長の丹藤佳紀氏から推薦文 が寄せられている。丹藤氏は文中で、「方軍君は、かつて日中戦争に参加した 元日本軍兵士に出会い、その方々のもとに根気よく通って戦争体験を聞き取っ た。『日中不再戦』の想いを確認するために、特に若い世代の人たちに本書を 読んでほしいと願っている」と語っている。http://duan.jp/item/17.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2001.8.15 『つくる会の歴史教科書を斬る 』http://duan.jp/item/26.html 在日中国人学者の視点から、「つくる会」の歴史教科書を分析・批判 した初めての一冊。 ◎王智新、趙軍、朱建栄編著、劉進慶、郭承敏等11人執筆 2001年発行 ----------------------------------------------------------- ◆第一部◆ ■朱建栄・東洋学園大学教授⇒私たちはなぜ歴史教科書問題を語るのか ■王智新・宮崎公立大学教授⇒「在日中国人教科書問題を考える会」 から「アジア歴史問題懇話会」へ――序に代えて ■熊達雲・山梨学院大学教授⇒過去の事実はどのように 描かれているのか――「満州事件」と「満州国」について ■王瑞来・学習院大学客員研究員 ⇒「倭」の本義考――あわせてその意味変遷を論ずる ■劉進慶・東京経済大学教授⇒日本の台湾領有と民衆虐殺―日本の 対中侵略戦争における民衆抗日、三光作戦および民衆虐殺の原点 ■郭承敏・沖縄大学研究員⇒台湾植民地時代の皇民化教育と現代分裂主義者 ■趙軍・千葉商科大学教授⇒アメリカにある関連資料から見る南京大虐殺 ■王選・研究者⇒日本の歴史教科書に見られる細菌戦記述について ■廖赤陽・武蔵野美術大学助教授⇒「大東亜戦争」は解放戦争か―日本 占領期におけるシンガポールの事例を中心に ■兪彭年・県立長崎シ-ボルト大学教授⇒歴史を直視してこそ友好は確固となる ■莫邦富・作家⇒「教科書問題」などの歴史問題で立ち上がった在日中国人社会 ----------------------------------------------------------- ◆第二部◆ ■王智新・趙軍⇒中国の歴史教育と歴史教科書について――中日関係を中心に ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2002.8.15 『赤い夕陽と黒い大地』http://duan.jp/item/40.html 竹内治一著、だ志剛訳『赤い夕陽と黒い大地』 日本僑報社より刊行 中国黒龍江省社会科学院名誉研究員、大阪在住日本人作家、医学博士 である竹内治一氏の小説『赤い夕陽と黒い大地』(中国語タイトル: 《血色残陽映黒土》)は、中国黒龍江省社会科学院助教授だ志剛氏の翻 訳により、日中両国語の合本という形で、小社初めての小説として上梓 する運びになりました。 この小説の内容は著者が次のようにまとめています。 「日本がデッチあげたいわゆる『満州国』の日本人、中国人などの悲 惨な実態を述べています。 不思議なことに日本政府は、日本が起こしたあの『十五年侵略戦争』 という大事件について総括をまったくしていません。五味川純平とか中 西れいなどを始めとする作家らによってわずかにその実態が語られてい ますが、まだまだ不十分と言わざるを得ません。特に医師について言え ば、第731部隊などは医師の多くは沈黙したままです。最近、日本医 師会がある会合で、日本医師会は第731部隊には関係がないという意味の ことを述べていますが、果たしてそれでよいのでしょうか。自分たちが やらなかったからといって無関係だとするのが正しい方法なのでしょう か。少なくともナチス迎合を反省したドイツ医師会とは雲泥の差がある と思います。 私はこの小説で一定の方向を示唆しましたが、本当の解決はこれから 当然議論すべきです。」 著者は発刊式での挨拶の中に、また次のように述べています。 「戦争は無意味で無残です。二度とあってはならないと思います。 だが現実には戦争はなくならないし、日本国憲法第九条すらいま為政者 によって変えられようとしています。私はそのようなことは絶対あって はならないと思いこの小説を書きました。さいわい本書をひもとかれる 人々はその点への配慮をお願いいたします。 本書を連載中の二年半に私は二度大病を患いました。助かったのは まったく不思議なくらいです。さらに幸運な事は、私はこの小説などに より、中国黒龍江省社会科学院より名誉研究員の称号すら戴いたのです。 本当に幸せだと感じています。いまはただ、これからの余生は平和と民主 主義、そして日中友好の増進のために一層努力して行きたい、ただされ だけであります。」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2002.8.15 『沈黙の語りべ 』http://duan.jp/item/45.html ●中国の庶民にとって、そして一兵士にとって、あの戦争は何だったのか ……戦後57年、中国人の体験した戦争が、モノを通していま、語られる! ●中国に残された日本軍の鉄兜や「伝単」、占領地で発行した良民証など、 数々の侵略の証し。 抗戦兵士の士気を高めた胸章、新聞や雑誌、張作霖が 使った象牙製の扇子。 「抗戦建国」と抗日愛国プロパガンダの刻まれた 鍋や茶碗、庶民の使う日用品。 国共内戦や文化大革命の嵐をかいくぐり、 残されたこれら、貴重な歴史の語りべたちを収集し、その声に耳を傾けた 本書は、これまで光をあてられることのなかったもうひとつの中国抗日 戦争史でもある。 【内容紹介】 四川省出身の戦後生まれの収集家が、中国国内で集めた 抗日戦争に関わる品々や書籍類を、そのものにまつわる史実やエピソード をまじえて、解説。本書には、日本でこれまでに発表されたことのない、 抗日戦争中の兵士や、庶民の生活にふれる貴重な実物写真を数多く掲載 されている。 ●樊建川著 『沈黙の語りべ』翻訳グループ訳 日本僑報社出版2002年9月12日から発送。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2003.8.15 『鬼子又来了』http://duan.jp/item/58.html 【内容紹介】 2000年の8月15日から、連続三年、日中戦争に関連する図書を発行して きた日本僑報出版社で、4回目の関連出版物を発行する運びになりました。 今年の刊行物は、中国人若手記者が、元日本兵塩谷保芳氏の15回に上る 中国謝罪の旅を記録した『鬼子又来了』です。この本は、82歳になる 塩谷氏の生の証言を日中両国語で記録したものです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2005.8.15 『尊厳-半世紀を歩いた「花岡事件」 』 http://duan.jp/item/016.html 「花岡事件」は歴史の公道をただす平和への使命を負って、半世紀に亘 って苦しい歩みを続けてきました。本文には少なからず平和と正義の為 に奮闘している人々のことが書かれています。彼らは正義の為に困難を 克服し障害を乗り越えて叫び続けています。私は彼らの行動から、日本 人民が歴史を正視し日本社会を変えて行く進歩的な力を担っており、平 和勢力が最終的には社会の主流、基礎になるものと見ています。 --文遅(中日友好協会副会長)氏の序文より ---------------------------------------------------- 目次 はじめに 生きている歴史 生きている歴史 第一章 地獄編 一、地獄への道 への道 1、路上で 2、捕虜収容所で 3、海を渡る 二、血塗られた歳月 られた歳月 1、その名は中山寮 2、花岡の冬 3、飢餓 4、暴虐の横行 三、鬼の虐待が暴動を呼んだ 虐待が暴動を呼んだ 四、花岡事件 事件 1、共楽館広場は死体が一杯 2、魔窟の尋問 第二章 正義編 一、勝利の片隅で の片隅で 二、鉢巻山から無数の人骨 山から無数の人骨 三、平和への使命 への使命 四、不死鳥の歌 鳥の歌 五、生命の叫び の叫び 六、沈黙を破って を破って 第三章 討伐編 一、賠償要求の幕開け 要求の幕開け 二、生存者を探す 者を探す 三、交渉の開始 の開始 四、つかの間に咲いた花 の間に咲いた花 五、復活の声 の声 六、波紋 七、封印されていた歴史を開く されていた歴史を開く 八、頑強に抵抗 に抵抗 第四章 訴訟編 一、東京で提訴 で提訴 二、邪悪と渡り合う と渡り合う 三、不当な判決(一審敗訴) な判決(一審敗訴) 四、「和解」の顛末 解」の顛末 第五章 結末編 ピリオドを打てない結末 を打てない結末 補足 日本に建てられている「平和の碑」 建てられている「平和の碑」 『尊厳』関連年表 関連年表 参考資料 著者あとがき がき 日本語版あとがき――「和解」以後 あとがき――「和解」以後 『尊厳』の出版について ――「私の戦後処理を問う」会 「私の戦後処理を問う」会 -------------------------------------------------- 旻子著、山邉悠喜子訳、「私の戦後処理を問う」会編集 http://duan.jp/item/016.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2006.8.15 『らんやの炎 』http://duan.jp/item/038.html 中国人民解放軍李世光指導員の日本語版自伝。山邉悠喜子氏、本スエ子氏 など老戦友の協力によって刊行された。抗日戦争の回想録である。 B5サイズ332頁。 以下は人民網日本語版の報道記事20060815 日本僑報社は終戦後61年になる2006年8月15日前夜、反戦・平和を主張し 友好を後の世代に引き継ぐとの主旨で、書籍「琅ヤの炎」を出版した。 これは元解放軍第四野戦軍の指導員李世光氏の抗日戦争と解放戦争の自 伝。当時の日本人解放軍兵士によって翻訳され、8月15日から日本で発売 される。中国新聞社のウェブサイトが報じた。 李氏は、回顧録の中で、抗日戦争期間の地下工作員として侵略してきた 日本軍と戦った歴史、および解放戦争期間に日本人解放軍兵士の救助活 動を指導した感動的なエピソードを詳しく紹介している。新中国成立後、 日本に帰国した山邉悠喜子さんら日本人解放軍兵士たちは、数十年たっ ても李指導員の深い愛情を忘れず、その回顧録の翻訳出版に協力し、中 国の人々を大切に思う気持ち、日本の侵略戦争への反省、平和友好を追 求する信念を表した。※「琅ヤの炎」の「ヤ」は王へんに「牙」 (編集YS) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2004.8.15 2003年の「8.15」http://duan.jp/item/73.html 日中友好元軍人の会が編集発行した機関誌「8.15」の2003年度合本。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2005.8.15 2004年の「8.15」http://duan.jp/item/004.html 日中友好元軍人の会が編集発行した機関誌「8.15」の2004年度合本。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2006.8.15 2005年の「8.15」 http://duan.jp/item/030.html 日中友好元軍人の会が編集発行した機関誌「8.15」の2005年度合本。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2007.8.15 2006年の「8.15」 http://duan.jp/item/056.html 日中友好元軍人の会が編集発行した機関誌「8.15」の2006年度合本。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2008.8.15 2007年の「8.15」 http://duan.jp/item/080.html 日中友好元軍人の会が編集発行した機関誌「8.15」の2007年度合本。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2009.8.15 2008年の「8.15」 http://duan.jp/item/089.html 日中友好元軍人の会が編集発行した機関誌「8.15」の2008年度合本。 北京放送東京支局長張国清さんが書いた記事をご参考下さい。 http://big5.chinabroadcast.cn/gate/big5/gb.cri.cn/27824/2009/08/15/3365s2593389.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2007.8.15 偽満州国に日本侵略の跡を訪ねる http://duan.jp/item/044.html 日本の侵略の実態を現地で学ぶ/青木茂 日本の侵略の実態を知るには、侵略の現場を訪ね現地で学ぶことも大 切です。そういう思いで、二〇〇〇年から二〇〇五年の間に五回私は訪 中し、中国東北部「偽満州国」に残る日本の侵略の跡を訪ねました。そ の訪中の記録をまとめたのが本書です。 その五回の訪中で、侵略の残酷さを極限まで凝縮して示すと思われる 万人坑(人捨て場)も六カ所訪ねました。そのうち一カ所は日本軍が直 接関わったものですが、他の五カ所では日本軍は直接には関与していま せん。それらは、日本の「民間企業」が、炭鉱での石炭採掘やダム建設 工事などの「通常の企業活動」の中で、強制的に徴用した中国人を日常 的に使い殺し続け、殺した中国人を捨てたところが万人坑になったもの です。 吉林省の遼源炭鉱では、採炭作業の強制労働で八万人以上が殺されて 近辺に捨てられ、山全体が万人坑にされており、完全な姿の遺骨が累々 と並ぶ現場には言葉を失います。 中国人を膨大に殺したのは日本軍だけではないのです。資本家・企業 家は、中国の資源を略奪し巨利をむさぼるため、日常の企業運営の中で 道具以下の扱いで消耗品として中国人を使い殺し続けたのです。万人坑 の実態を知ると、日本の中国侵略の実像が見えてきます。暴虐な日本軍 も、しょせんは資本家の「用心棒」にすぎないのではないか・・・。 【著者略歴】 平和を考え行動する会・会員 撫順の奇蹟を受け継ぐ会(中国帰還者連絡会の後継団体)・会員 著書 日本軍兵士・近藤一 忘れえぬ戦争を生きる(風媒社) ◆目次◆ まえがき 二〇〇〇年 ハイラル・沙山万人坑の涙 僧侶・河合利政氏の涙 第二回日中平和問題調査団 犠牲者追悼法要の実現 ハイラルの日本軍軍事基地 ハイラル要塞と万人坑 二〇〇〇年五月四日、ハイラル 全戦争犠牲者追悼法要 沙山万人坑 日本軍第二地区陣地・河南台 中国の皆様、お世話になりました 補足、「三国人」と「神の国」 資料:一九三六年頃のハイラル ホロンバイルの草原を行く 第二回日中平和問題調査団 ハルピン チチハル ハイラル(海拉尓 ホロンバイルの草原 阿木古郎 ノモンハ 遊牧民のパオ ハイラル 北京焦庄戸地道戦遺跡 北京焦庄戸地道戦と記念館 館長助手の李さんの話 記念館管理人の焦志斌さんの話 焦庄戸の地下道を歩く 二〇〇一年 中国人は日本人をどのように見ているのか 瀋陽着 平頂山 揚寶山さんの証言を聞く 平頂山遺骨館「遺骨池」 平頂山 犠牲者追悼法要 撫順戦犯管理所 瀋陽 九・一八歴史博物館 大石橋 虎石溝万人抗 大石橋 犠牲者追悼法要 旅順 そして、私たちの祖国・日本へ 二〇〇二年 延辺朝鮮族自治州の現在を訪ねる どちらからいらっしゃったのですか 延辺朝鮮族自治州の旅 龍井 中国の朝鮮族文化の揺り篭 図們 中国・朝鮮の国境と国境に架かる橋 琿春 ロシア・朝鮮と国境を接する町 琿春・板石炭鉱万人坑 図們 日本語を強制された人たち 老頭溝万人坑 延吉 延辺朝鮮族自治州の州都 延辺に残る日本人による侵略犯罪の跡 二〇〇四年 吉林省の万人坑を訪ねる 山田英明氏の中国・長春への留学と万人坑 真宗大谷派の東本願寺がなぜ中国にあるのか 山田英明氏の中国留学と吉林省の万人坑 遼源鉱工文物館・遼源鉱工墓 劉玉林館長から遼源炭鉱の歴史を聞く 民族の仇と家国の仇を忘れず 遼源鉱工墓と遺骨保存館 遼源炭鉱犠牲者追悼法要 不忘悲痛之事実 昼食懇談・西安神社 吉林市労工記念館・豊満万人坑 蓖蘭氏から豊満ダムの歴史を聞く 豊満万人坑遺骨館と犠牲者追悼法要 豊満ダムと慰霊塔 長春から瀋陽へ。そして日本へ 二〇〇五年 開設五五周年の撫順戦犯管理所を訪ねる 被害者の中国人に歓待される加害者の元日本兵 撫順戦犯管理所 中国帰還者連絡会と撫順の奇蹟を受け継ぐ会 撫順戦犯管理所開設五五周年記念大会への招待 撫順戦犯管理所開設五五周年記念・抗日戦争勝利六十周年座談会 撫順戦犯管理所開設五五周年記念・抗日戦争勝利六十周年記念大会 記念大会(一)撫順戦犯管理所新旧職員の発言 記念大会(二)元戦犯日本兵・加害側の発言 記念大会(三)撫順の奇蹟を受け継ぐ会の発言 記念大会(四)元戦犯・中国人の発言 記念大会(五)和平之旅 歓迎の宴 かつての監房で一夜を過ごす 訪問二日目、撫順戦犯管理所見学 記者会見 謝罪碑に献花 撫順炭鉱から平頂山へ 答礼の宴 それぞれの途へ 撫順炭鉱から平頂山へ、そして北京へ 撫順炭鉱 平頂山 楊玉芬氏の体験した平頂山事件 中国監獄学会 綿貫好男氏の証言 中国政法大学教授の話 高橋哲郎さんの話 保定市の教授の話 王明迪副会長のまとめ 答礼の宴 華都飯店での懇親会 帰国 あとがき http://duan.jp/item/044.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中 1998年8月創刊・無断転載禁止。 著作権は日本僑報社、またはその情報提供者に帰属します。 情報のご提供・お問い合わせはduan@duan.jpへどうぞ ●中国研究書店e-shop→http://duan.jp● ▲日中交流研究所 http://jc.duan.jp/▲ △登録・解除http://www.mag2.com/m/0000005117.htm△ ■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■ ◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



