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段躍中(日本僑報社編集長・日中交流研究所長・日本湖南省友の会共同代表・日本湖南人会会長)が執筆し、選んだ豊富な情報を毎週水曜日お届け。98年創刊以来、800号以上を無料で発行し、日中交流・在日中国人情報を知る上で欠かせないと自負。【まぐまぐ大賞2006(ニュース・情報源部門)ノミネート、まぐまぐ大賞2008(ロングラン部門)受賞】

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2009/05/13

日本僑報電子週刊 第849号▲四川大地震から一年 追悼特集号▲

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    日本僑報電子週刊 第849号 2009年5月13日(水)発行
    http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
       ▲日中交流研究所 http://jc.duan.jp/▲  
       ■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
   ◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html◆
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       ▲四川大地震から一年 追悼特集号▲
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読者の皆様、下午好。

 昨年の昨日、四川大地震が発生しました。地震の発生から続々と悲報
がもたらされ、被災地そして中国は悲しみに沈みました。ニュースや知
人から情報を聞くたびに、犠牲者のご冥福を祈り、一刻も早い被災地の
復興を願わずにはいられませんでした。

 その中で、皆様、日本からのあたたかい支援は、悲嘆の中、一条の光
明であり、救いであったと思われます。あのときに募金やメッセージを
お寄せ下さったこと、改めて感謝申し上げます。
 
 追悼の気持ちをこめ、昨日付でサーチナ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0512&f=national_0512_030.shtml
に寄稿いたしました。
 犠牲となられた方々を悼みます。

 段躍中@2009.5.13

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【目次】

▼サーチナへの寄稿

 【追悼四川大地震】災い転じて福=段躍中 
  
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▼サーチナへの寄稿 2009/05/12(火) 14:46

 【追悼四川大地震】災い転じて福=段躍中 
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0512&f=national_0512_030.shtml

 2008年5月12日の四川大地震はとても辛い出来事でした。地震の発生
から続々と悲報がもたらされ、被災地そして中国は悲しみに沈みました。
ニュースや知人から情報を聞くたびに、犠牲者のご冥福を祈り、一刻も
早い被災地の復興を願わずにはいられませんでした。

 ですが、「四川震災と日中関係」という視点でとらえたとき、大震災は
反日感情から親日感情を産み、「災い転じて福」となったのではない
でしょうか。

 それには、二つの大きな事柄が関係しています。一つは、マスコミの
報道が正確に行われたことです。地震発生から、日本の行動は素早いもの
でした。日本政府はどの国よりも早く中国にお見舞いの言葉をのべ、
企業は相次いで支援を表明し、各地で犠牲者への追悼が行われました。
悲嘆の中、日本の支援は一条の光明であり、救いであったと思われます。

 そしてその事が中国全土に素早く広く、正確に伝わりました。特に、
中国人の気持ちを引きつけたのは、日本のレスキュー隊が親子の遺体の
両側に整列して敬礼し、黙祷している写真です。おそらくほとんどの中国の
国民はこの写真をテレビや新聞で見ているでしょう。中国人は死者に敬意を
表してくれた日本人の気持ちに衝撃を受け、感謝しています。

 また、その様子を日本のマスコミが報じました。中国国民の感謝が、
日本に伝わった好例であり、両国民の好感を相乗効果で産みだしていたと
考えています。

 もう一つは、「民間力」です。この言葉は私の造語ですが、四川大地震
では政府・企業だけではなく、民間から大きな力の湧き上がりを感じました。
「民間力」が、これから日中に何か問題が起こったとしても、災い転じて
福とするためのキーワードとなるのではないでしょうか。

 私自身も微力ながら精一杯活動を行う中で、直接、民間の声を耳に
しました。まず、四川省大地震の一報が流れると、電話やメール、
FAXで次々と被害を心配する声が届きました。そして繰り返される
「募金はしないのですか?」募金を呼びかけるべく準備をしていたものの、
まだ発表前にもかかわらずです。

 続いて、ブログやメールマガジン「日本僑報電子週刊」で募金の
呼びかけや中国の状況をお知らせしたところ、100万円近くの募金が
届きました。また、日本僑報社に寄せられたメッセージには、四川を
心配するたくさんの気持ちが綴られていました。
http://duan.jp/link/20080514.htm

 星期日漢語角(日曜中国語サークル:以下、漢語角)では、「本当は
もっと募金したかったが、これが精いっぱい」と、年金1カ月分の半額を
募金箱に入れて下さった60代の女性もいました。街頭募金活動では、
年輩の方から子供達まで次々と募金して下さいました。小さな子が
背伸びをして募金箱に手を伸ばしてくれたのは、目に焼き付いています。

 また、漢語角では、田尻和宏四川大地震医療チーム団長に感謝状を
おくりました。民間からの感謝を示したいと考えたささやかなものですが、
日本人・中国人の参加者両方から「ありがとう」との言葉がありました。
四川で活動してきてくれて、ありがとう、四川に行ってくれてありがとう、
両方の意味が込められていました。

 他にも、四川大地震を扱ったドキュメンタリー映画の取材や四川大地震
写真展に協力しましたが、いずれの場合も日本人はまさに出来る限りの
ことを力を尽くしてくださったという思いがあります。こうした日本人の
あたたかい気持ちは、口コミやインターネットで中国に十二分に伝わり
ました。中国では日本に感謝する声があちこちであがり、日本に対する
見方がかわったという声もたくさんあがりました。

 日中両国民が、四川大地震を通して相互理解を深めたということは
間違いないことだと思います。四川大地震で得られた日中「民間力」を
いかに活用して日中関係をもっと深め改善していくかが、これからの
大きな課題ではないでしょうか。

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 日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
          1998年8月創刊・無断転載禁止。
   著作権は日本僑報社、またはその情報提供者に帰属します。
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