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2008/02/06

日本僑報電子週刊 第715号◇梁祝伝説の真実を追う浙江・江蘇の旅 特集◇

この記事を取り寄せる

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    日本僑報電子週刊 第715号 2008年2月6日(水)発行
    http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
       ■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/
   ◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html
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       ◇梁祝伝説の真実を追う浙江・江蘇の旅 特集◇
   ―中国版 ロミオとジュリエット梁祝伝説の謎を追う―
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読者の皆様、晩上好。

 「梁祝三部作」著者・渡辺明次先生が、ツアー「梁祝伝説の真実を追
う浙江・江蘇の旅」を企画されました。日本僑報社の著者が、書籍を飛
び出し、このような企画を行われるのは、初めてです。
 
 渡辺先生は、中国版ロミオとジュリエットといわれる「梁祝伝説」
を日本に広く伝えようと尽力されています。一人の日本人元留学生が
中国でまとめた研究を元に、刊行された3冊の著作(対訳版あり)は、
大きな反響がありました。

 また、中国でも伝説を知っている人は大勢いても、二人のゆかりの
墳墓や学問所、廟すべてを巡ったのは先生が初めてと言われています。
 
 日中で一番「梁祝伝説」に詳しいといっても過言ではない渡辺先生
と、実際に見て回る絶好の機会です。日中平和友好条約35周年の今
年、本ツアーを推薦いたします詳細は、下記をご覧下さい。

■ツアー案内(梁祝文化研究所)http://liangzhu.jp/tour-08.05.html
■パンフレット http://liangzhu.jp/tour0805.pdf
■旅行企画・実施 : 二十一世紀旅行http://www1.odn.ne.jp/21-seiki/ 
 TEL:03-5281-2460
  FAX:03-5281-2465    
 担当:小林 英明様まで

 段躍中@2008.2.6

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◇特集目次
◆中国版ロミオとジュリエット「梁祝伝説」紹介
◆募集要項
◆日程
◆参加申込書
◆渡辺明次先生に関する報道(人民日報・共同社)
◆渾身の著作「梁祝三部作」

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◆中国版ロミオとジュリエット「梁祝伝説」紹介

中国版ロミオとジュリエット
梁 祝 伝 説 の 謎 を 追 う
                           渡辺 明次

 中国に伝わる伝説梁山伯と祝英台の愛情物語をご存知だろうか。
豪傑が集まる水滸伝の梁山泊と間違えやすいが、中国版ロミオとジュリ
エットともいわれる物語である。中国各地にこの伝説の二人の墳墓、学
問所と伝えられるものがいくつも点在する。ならば梁山伯と祝英台は本
当にいたのか?

 定年後、中国留学した私は梁山伯と祝英台の伝説(梁祝文化)を確か
めようと各地を調べた。中国の研究者によれば、二人のゆかりの墳墓、
学問所、廟すべてを巡ったのは私が初めてらしい。
 梁祝伝説に接したのは留学後だ。物語を紹介してみよう。祝英台は教
育を受けるためやむなく男装して杭州の学校に入り、梁山伯と義兄弟に
なる。政略結婚のため故郷に戻された祝英台を訪ねた梁山伯は、義兄弟
が女性と知り、彼女と結婚できない辛さから病死。祝英台の結婚の行列
が梁山伯の墓前まで来ると、雷鳴とともに墓が割れ、彼女はその中に飛
び込む。嵐がやむと一対の蝶が舞っていた。日本ではあまり知られてい
ないが、中国では有名な物語だ。

 寧波の公園には1997年に発掘され、晋代のものとされる梁山伯の墳墓
がある。さらに1107年、寧波の李茂誠・府知事が石碑「義忠王廟記」に
「梁山伯は352年に生まれ、373年に死去。祝英台の嫁入りは374年」
と刻んだ。研究者は八割の確率で梁祝伝説は寧波で生まれたと見る。
私も地理関係から梁山伯は寧波、祝英台は上虞の出身と推測している。

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◆募集要項

■企画・同行 : 渡辺 明次 先生(梁祝文化研究所所長)

■後   援 : 日中交流研究所(段躍中所長)
■旅行期間 : 2008年5月21日(水)〜5月27日(火)
            6泊7日間  
■訪問都市 : 杭州・上虞・寧波・紹興・宜興
■旅行代金 : 176,000円
  ※旅行代金に含まれるもの   
      国際航空運賃、中国内交通費、宿泊料金(2人部屋利用)、
      食事料金、観光・ガイド料金、
   添乗同行費用、手荷物運搬料金(1人20kgまで)など
    ※旅行代金に含まれないもの        
      個人的諸経費、超過手荷物運搬料金、1人部屋差額料金
   (38,000円)、飲料代、空港使用料(成田2,040円、中国国際90元)、
   燃油サーチャージ、中国渡航書類作成料(2,100円)任意の保険料、
   成田空港までの交通費など
■募集人員 : 20名(最少催行人員15名) 
■申込締切 : 2008年4月11日(金)    
■申込方法 : 「参加申込書」に必要事項をご記入の上、
       二十一世紀旅行宛お送りください。
       併せて、申込金3万円をお振込みいただくことにより
       正式申込みといたします。
 【振込先】 三菱東京UFJ銀行 神保町支店 (普)1676441 
       口座名:株式会社二十一世紀旅行 

※「21・旅友の会」の会員特典があります。

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◆日程

☆1日目
月 日(曜) 05月21日(水)

都市 成田・杭州
時間 09:30〜12:15
交通 国際線JL635
内容 午前:空路杭州へ
   午後:到着後、専用バスで杭州市内へ
      梁祝の二人が学んだ学校という伝説の「万松書院」を見学
      します。
食  機(機内食)・夕
宿泊 杭州 海華大酒店

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☆2日目
月 日(曜) 05月22日(木)

都市 杭州・上虞・寧波
時間 106km、106km
交通 専用バス
内容 朝:専用バスで祝英台の故里上虞へ
     着後、祝英台研究会を表敬訪問(予定)、上虞博物館、
     祝家庄   (祝氏祖堂)、梁祝ゆかりの蝶のレリーフのある
     歩行者天国を散策
    午後:専用バスで寧波へ
      着後、ホテルへ
      夕食は日本料理と類似点が多いという寧波料理
      (湯圓など)をご賞味下さい。
食 朝・昼・夕
宿泊 寧波 南苑飯店

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☆3日目
月 日(曜) 05月23日(金)

都市 寧波
交通 専用バス
内容 終日:接待寺=梁山伯廟、梁祝文化公園―聖梁山伯廟、義忠王
      (梁山伯)廟記、祝英台が跳び込み二つに割れ、梁祝が
      蝶に化身した伝説の墓、資料展示館。
      梁祝文化研究会を表敬訪問(予定)
      夕食後、本場の越劇を鑑賞(予定)。
      ※OP"

食 朝・昼・夕
宿泊 寧波 南苑飯店

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☆4日目
月 日(曜) 05月24日(土)

都市 寧波・紹興
時間 73km
交通 専用バス
内容 午前:道元ゆかりの天童寺、鑑真ゆかりの阿育王寺の見学
   昼:専用バスで紹興へ
     着後、紹興で王羲之の蘭亭、魯迅記念館など見学
食 朝・昼・夕
宿泊 紹興 咸亨大酒店

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☆5日目
月 日(曜) 05月25日(日)

都市 紹興・宜興
時間 246km
交通 専用バス
内容 午前:専用バスで寧波とは異なる梁祝伝説の地、宜興へ
      着後、祝英台学問所(英台閣)、祝英台墳墓、碧鮮庵・
      琴剣塚、陶磁博物館、張公洞
      「華夏梁祝文化研究会」との交流(予定)
食 朝・昼・夕
宿泊 宜興国際飯店

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☆6日目
月 日(曜) 05月26日(月)

都市 宜興・杭州
時間 147km
交通 専用バス
内容 午前:専用バスで杭州へ
   午後:杭州着後、夕食までフリータイム
      西湖遊覧などお楽しみ下さい。
      夕食は老舗レストラン「楼外楼」で杭州料理を
      ご賞味いただきます。
食 朝・昼・夕
宿泊 杭州 海華大酒店

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☆7日目
月 日(曜) 05月27日(火)

都市 杭州・成田
時間 13:15〜17:05
交通 国際線JL636
内容 出発までフリータイム(ホテル10時頃出発)
   午後:空路帰国の途へ
食 朝・機(機内食)

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◆参加申込書

梁祝伝説の真実を追う浙江・江蘇の旅 参加申込書 
     5月21日出発

・お 名 前(ふりがな)                

・現 住 所
(連絡先)    〒


  電話(   )  −    
・勤務先
    (会社名)


   電話(   )  −
         
・生年月日
大正・昭和・平成     年   月   日
  (西暦19   年)     性 別

・ 男・女

・渡航中の国内連絡先    

名    
    

柄    
    

所    

    電話(   )  −

・同室希望    有(お名前      ) ・ 無
・一人部屋希望(但し、要差額)    
・パスポート有効期限
   年  月  日    パスポート番号

*取引条件説明書(パンフレット等)に記載の旅行条件及び旅行手配の
ために必要な範囲内で運送・宿泊機関等へ個人情報の提供(名前・性別・
生年月日等)が行なわれることに同意の上旅行の参加を申込みます。
*詳細は、ご確認下さい。
二十一世紀旅行 
TEL:03−5281−2460  FAX:03−5281−2465    
担当:小林 英明様まで

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◆渡辺明次先生に関する報道(人民日報・共同社)
●人民日報報道記事の和訳

渡辺明次は中国文化を熱心に研究する日本の友人であり、中国留学の中
に「梁山伯と祝英台」の故事に深く感動した。そこで逐一「梁祝文化遺
跡」を考察踏査した、日本乃至は海外只一人の人 

「梁祝」の痕跡を尋ね回った唯一の日本人
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人民日報記者 于 青(現東京支局長)
 

◆リャンシャンボ梁山伯はりょうざんぱく梁山泊にあらず◆

「今の私の最大の悩みは、日本人に(リャンシャンボ)梁山伯(人名)
を説明しようとすると、日本人が古くから知っている水滸伝の(りょう
ざんぱく)梁山泊(場所の名前)ねと言ってくることである。私は彼ら
に梁山伯は梁山泊ではないと説明する。リャンシャンボ梁山伯とチェウ
インタイ祝英台は中国版のロミオとジェリエットである。「私はどうに
も納得がいかない、日中文化交流の歴史がかくも長いのに梁山伯と祝英
台の故事がどうしてまだ日本にきちんと伝わっていないのだろうか?」
全く素晴らしい偶然であるが、渡辺明次氏が記者に梁祝伝説遺跡踏査の
事を語ってくれたその日、中国国務院は第一回の国家級無形文化遺産の
名簿を公布した、その中の一つが「梁祝愛情伝説」である。 

渡辺氏が大学時代専攻した専門は文学である、卒業後東京にある普通高
校の教師をしていた、それは30年に及ぶ。2002年定年退職後北京外国
語大学国際交流学部に中国語の勉強にやってきた。留学中に用いられた
「中国語中級教程」(北京大学出版社)の教科書の第一巻の第14課の
内容は「梁山伯と祝英台」であった。渡辺氏はこの課のとても美しい愛
の物語に深く感動した。 

中国人の梁祝伝説に対する理解を得るため、渡辺氏は苦心して「中国人
の心の中における梁祝伝説」というアンケート調査を実施した。中国に
広く伝わる四大民間愛情伝説(白蛇伝、牛郎織女=七夕伝説、孟姜女、
梁山伯と祝英台)の比較検討と併せたアンケート調査と結果の分析によ
り、梁祝伝説が人々が憧れる愛情の象徴とされていることを理解し、中
国人の心の中に重要な位置を占めていることを知るに到った。専門研究
者は、彼の行ったこの「中国人の心の中における梁祝伝説」と題したア
ンケート調査とその結果は、無形文化遺産の現状を理解することにおい
て重要な意義を持つと見なしている。 

◆新版「千里を単独で行く」◆
(注、現在中国では高倉健主演の「千里走単騎」と言う映画がとても
有名) 

「私は梁祝愛情故事に感動すると同時に、この故事に対してたくさんの
疑問がわき起こった。教科書の課文では杭州で梁山伯と祝英台が学問を
したとしか述べられていない、他の何処にこの伝説の遺跡、痕跡がある
のだろう?また仮に墓に赴き蝶々に化身したとすれば、その墓は何処に
あるのか?私は先ず杭州に出かけ、そこでいくつかの関連地点の事、例
えば祝英台の故郷、浙江省上虞市の祝家庄、寧波市の梁祝文化公園など
を知ることになる。見聞が多くなるに従って、また疑問もまた多くなっ
た。」「中国のこの故事関連の記載に基づけば、‘梁祝学習所’或いは
‘祝英台学習所’は全国に六ヶ所あり、それは浙江省、江蘇省、安徽省、
山東省、河南省、重慶などの五つの省(市)の6(市)県に分布してい
る。‘梁祝の墓’は全国に十ヶ所あり、浙江、江蘇、安徽、河北、山東、
河南、甘粛、重慶など8省と(市)の10市(県)に分布している。ま
た一つ梁山伯廟がある。一体どれが本当なのか?一体どこが歴史的事実
の遺跡なのか?私は疑問を持って、学校の休日や夏休みを利用して一つ
一つ全部で17の梁祝伝説の痕跡を残す地を踏査し、併せて中国語で調
査報告をまとめ卒業論文として書き上げた。今年3月、私の論文は北京
外国語大学国際交流学部で‘本科留学生優秀卒業論文’に選ばれた。」 

寧波市文学芸術連合会副主席、中国梁祝文化研究会会長周静書は渡辺氏
のために、この度出版した論文集に推薦文をよせ「ほぼ全部、中国各地
の歴史的記載のある梁祝遺跡と現在の状況を調べ尽くし、併せて数百枚
の直接的視覚写真を撮影した、これは梁祝文化実地考察の第一級の資料、
少なくとも現在の梁祝文化研究のとても重要な情報と参考の資料である」、
とまた「誇張なく言って、渡辺明次氏は全面的に梁祝文化の痕跡を残す
地を踏査した日本で初めての人、国外でも初めての人である」評価して
いる 

張芸謀(注、有名な映画監督)は日本の一人の父親が中国で息子の心の
軌跡を尋ねまわることに託した故事で「千里走単騎」という映画を作り
ました。渡辺氏が中国で梁祝遺跡を尋ね回った経過は、新版の「千里走
単騎」と言っても過言ではない。 

◆美しい伝説は意味が深い◆ 

渡辺氏は、実地踏査の中で「私は徐々に二つの観点を確立した」と言う。
その一は、梁祝伝説は人々が願いを託す美しい愛情故事と言うだけでは
なく、かつまた歴史上実際に起こった出来事であること、その二は、梁
山伯は愛情故事の主人公であるだけでなく、かつまた真摯に政治に取り
組み民を愛した清廉潔白な役人であること。第二の観点に関する、「私
の主要な理由は「県誌」と「寧波府誌」、そこには、梁山伯は東晋会
稽の人として、県の長官(知事)を務めて、政治的業績が卓越し、上
奏され「義忠王」という称号を下された」とすべて記載がることによる。
宋代大観年間の明州(現寧波)の府知事、李茂誠が書きあらわした「義
忠王(梁山伯)廟記」碑文の記載によれば、梁山伯はこの地の県の長官
として新進気鋭の年でありながら病死した。寧波市高橋鎮の梁祝墓地の
附近に「九竜墟」と呼ばれる場所がある。碑文の記載によれば、梁山伯
は県知事をしていた時に、治水工事により過労のため病気になり、生前
「九竜墟」に埋葬してくれるようにと言い聞かせた。寧波一帯ではまた
言い伝えられている、その年、民衆が飢饉を乗り切るのを助けるために、
梁山伯は皇帝の禁令をも顧みず罹災者を救済するため穀物倉庫開けたと
言う。皇帝は奸臣の中傷を信用して梁山伯を死刑に処したという。この
様な伝説の他に、まだ梁山伯が民衆を引き連れ共に働き治水工事にあた
ったという内容の伝説も有る。寧波の梁聖君廟の壁画にこの様な内容の
ものがあり、さらに又廟の中に三つの横額が掛かり、それぞれ「風節超
然(世俗を超えた人格)」、「扶倫植紀(人倫・規律を建て直す)」、
「保境愛民(郷土を安定させ人民を愛する)」書かれている。さらに又
寧波の梁祝文化公園内にある壁画が、梁山伯が働いているときの姿を表
現しているものがあると言う。     

「梁祝伝説については、普通一般にこれはシェークスピアの「ロミオと
ジェリエット」と同じく偉大な愛情故事と見なされている。しかし私は
梁祝伝説はもっと一段高い質のものであると思う、それはこの故事の中
には主人公、梁山伯には人を感動させる別の一面、役人として行政に励
み民を愛し、献身的に力を尽くし、死をも顧みなかったのだから。これ
は現代の言い方をすれば、過労死である。まさにこれらのこの伝説が深
部に含み持つ事柄、これこそが梁祝伝説が持つ深遠で実際的な意味であ
り、また現存する梁祝遺跡が備え持つ歴史的神聖さと威厳なのである」
と渡辺氏はいうのである。

◆梁祝伝説を(日本に)広めるのが自分の務めである◆

渡辺氏が北京に中国語を学びに来た最初の志は、退職後一人のボランティ
アとして、日本語が困難な中国人を中国語を用いて日本で援助したいという
ことであった。彼は言う、「梁山伯と祝英台」を読み知って後は、自分
が中国語を学習する新しい動機が増加したと言う、それは梁祝伝説が含
み持つところの精髄を理解し掘り起こすということ、この美しい故事を
日本に持ち帰り、皆にもっとはっきりと梁祝文化と精神に感動してもら
いたいと。 

多くの日本人に梁祝伝説を理解してもらうために、彼はこの卒業論文を
日本語に訳し、中日の言語両方に優れる編集者である日本僑報社に出版
を委託した。渡辺氏がこの書を出版後、今回北京に来た目的の一つは、
大学の先生や同窓生にこの書を贈呈するためであり、それを以て彼らが
論文を書くことに対し協力と支持を与えてくれたことに感謝するためで
ある。 さらに又この本を拡大発行するために、どうしても有名人の名
を借り、効果を生み出すことも考慮しなければならず、彼の教師時代の
生徒であり、今日本でとても有名である女性歌手相田翔子さんに推薦文
を書いてくれるよう依頼した。本の中にはまた日本の有名な指揮者小沢
征爾のエピソードを「バイオリオン協奏曲‘梁祝’、このメロディーは
とても神聖だ、必ずひざまずいて聴かねば」といったと引用掲載してい
る。渡辺氏は、退職後やはり北京に中国語を勉強しに来た飯島さんと一
緒に「日本人は二胡の楽曲が好きだ、現在日本では二胡学習熱が起こり
つつある、年内にこの本が版を重ねまたはシリーズの出版が継続すれば、
きっと二胡協奏曲‘梁祝’のCDが小沢征爾指揮で出されたら最高です、
と言う。 

「人民日報」2006年6月20日第16版国際面より和訳。

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●共同社報道記事の和訳

2006.12.01 21:54   共同通信中国語(共同網)配信記事の日本語訳 

◆人物:祝故事伝説、日本の定年退職教師、渡辺氏の第2の人生を変える 

【共同通信社12月1日】(記者、王征)東京の定年退職教師、渡辺明次氏は
日本でたった一年で「梁祝愛情故事伝説」に関連する著作、翻訳書三冊を
出版した。「梁祝愛情伝説を正しく日本に紹介し根付かせ、芽を出させよ
う」という。渡辺氏は最近の取材において定年後中国に留学にすることに
なった経緯と、梁祝愛情伝説を知り、伝説の内部に深入りすることが、自
分の定年後の第二の人生を変えてしまったと語った。 

☆一つの小さな広告が第二の人生を変える 

 渡辺明次氏は元は日本、東京のとある高校の教師である。2002年の始め、
それまで30年間専念した仕事を間もなく終えようとするに当たり、渡辺氏
は自分の第二の人生をどう過ごすかと苦悩を開始し、「一般的な日本の定
年退職後の生活スタイル、考え方に思いを巡らし、精神的にも若干、耐え
難いものを感じた」。正にそのように苦悩し思い巡らしている時、新聞紙
上に一つの小さな中国留学を勧める広告、「北京の四年間が君を変える」
が渡辺氏の目に入った。

 渡辺氏は、かって教員時代に何度も中国に旅行しその巨大なエネルギー
に深い衝撃を受け、「定年後は中国に行こうか」とひそかに決心していた
と言えよう。けれども直ちに問い合わせてみると、この小さな広告は若者
向けのものであり、未だかって60歳過ぎの人を受け入れたことがないと言
うことを知った。幾度かの問い合わせ曲折を経て、北京外国語大学は学位
は授けられない(修了証は可能である)、半年毎に健康診断を行うと言う
前提の下に受け入れると渡辺氏には回答してきた。 

 「中国に留学して勉強出来ればそれでいい」わけであるから、直ちに渡
辺氏は毎日若い人たちと一緒に交流する心うきうきする大学一年生の学生
生活に突入し、定年後どのように過ごすかという悩みは雲散霧消した。 

☆中国版「ロミオとジュリエット」に偶然で会う 

 北京外国語大学での留学生活が二年ほど経過したとき、2004年の終わり
に渡辺氏が学習する教科書の一つの課は「梁山伯と祝英台」であった。課
のはじめの頃は、まだこの故事は水滸伝の「梁山泊りょうざんぱく」に関
わるものと見なしていた、けれども少しずつ課の内容を知るに及び、やっ
とこれが中国版「ロミオとジュリエット」といわれる故事の一節であるこ
とを知る。 

 渡辺氏はこの愛情故事を大変気に入り、さらにまた中国語理解の水準が
高まるにつれ、毎日毎日この課を中国語学習の一助にと声を出して朗読し
た。この朗読で理解を深めるにつれ、読めば読むほど疑念がわいてきた、
この「梁祝故事は一体いつの時代の物語なのか?」「梁山伯と祝英台とは
どのような人なのであろう?」 渡辺氏はそこで周囲の先生や同級生に聞
いてみたが、なんと誰でもが「これは単なる伝説」なのだからと一笑にに
ふすのであった。けれども渡辺氏はめげることはなく、終にこの朗読を重
ねた課文の中に唯一の手がかりとなる「杭州」という地名を見いだすので
ある。 

 2005年5月の労働節連休に渡辺氏は「杭州」へと出かける、いろいろな曲
折を経て寧波に、この愛情故事にまつわる梁祝文化公園があることを聞き
及ぶ。寧波の梁祝文化公園に至りつき、又も全国各地10カ所にこの伝説、
梁祝墳墓の地が有るということを知るに至る。渡辺氏はこれらの資料に基
づき江蘇省、河南省、山東省、四川省………へと出かける、全部で十ヶ所
にのぼる梁祝伝説の遺跡を探し尋ね回ったのである。度々訪れた寧波の梁
祝文化公園の切符きりの門番をするおばさんには「お金はいらない、ただ
でいいわ」とまで言われた。中国の梁祝文化研究会会長、周静書氏は渡辺
氏の実踏体験を知った後、とても感動して「いまだかってこんなにも多く
すべての梁祝遺跡を尋ね探し回った人はいない」と言わしめた。 

☆系統的な梁祝三部作を作る 

 渡辺氏は、長江、揚子江をまたぎ南北に足跡をしるすにつれて、梁祝愛
情伝説の形、姿、全体像が渡辺氏の脳裏にだんだんとはっきりとしてきた。
渡辺氏は「梁祝遺跡」を尋ね探した体験を卒業論文としてまとめあげ、こ
れが、なんと思いもよらないことに大学から優秀論文の表彰を受けた。渡
辺氏は言う「梁祝愛情故事は決して単なる伝説ではなく、歴史上実際に有
った真実の故事であるばかりでなく、また梁山伯は清廉潔白な若き役人で
あり、ついには任務の途中疲れ果て殉職したのである」と。 

 しかし渡辺氏にはこれまでずっと合点が行かない、「日本、中国両国の
交流の歴史がかくも長く、日本は漢字を全部中国から取り入れ学んでいる
のに、どうしてかくも文化の精髄を含み持つ美しい伝説が日本に伝わって
来ていないのか?」と。今年の春、渡辺氏は卒業し日本に戻ってから、直
ちに「梁祝愛情伝説」を日本に正しく伝える作業を開始した。 

 今年の春、渡辺氏は自らの卒業論文を日本語に翻訳し、日本僑報社から
出版した。「けれども論文は読みにくく、学術性あるもので、かなり難し
く、一般人には受け入れられにくい」。そこで渡辺氏は梁祝愛情故事の正
しい「小説」と中国各地に伝わる「梁祝口承伝説集」を全貌を知らしめる
一助にと、なんと一年の内に三冊の本を出版した。「この『梁祝三部作』
が有れば誰でもが梁祝愛情故事の全貌を知ることが出来る」、「次は梁
祝故事を日本に根付かせることだ」。「将来、日本の高校生にさえロミ
オとジュリエットと同じように梁祝故事を知ってもらいたい」。(完)

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◆渾身の著作「梁祝三部作」

書名 梁山伯祝英台伝説の真実性を追う
   http://duan.jp/item/034.html
著者 渡辺明次
発行 日本僑報社
判型 A5判220頁並製
定価 1900円+税
発売 2006年6月6日
注文 171-0021東京都豊島区西池袋3-17-15日本僑報社
   TEL 03-5956-2808 FAX  03-5956-2809
インターネット注文先 http://duan.jp/item/034.html

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◆書誌データと注文先◆

書名 『小説 梁山伯と祝英台』(日中対訳版)
    http://duan.jp/item/046.html
著者 趙 清閣
訳者 渡辺明次
発行 日本僑報社
判型 A5判256頁 並製
定価 2000円+税
発売 2006.10.28
注文 171-0021東京都豊島区西池袋3-17-15日本僑報社
   TEL 03-5956-2808 FAX  03-5956-2809
インターネット注文先 http://duan.jp/item/046.html

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◆書誌データと注文先◆

書名 『梁祝口承伝説』
   http://duan.jp/item/049.html
編者 周静書
訳者 渡辺明次
発行 日本僑報社
判型 A5判420頁 並製
定価 2800円+税
発売 2006.12.28
注文 171-0021東京都豊島区西池袋3-17-15日本僑報社
   TEL 03-5956-2808 FAX  03-5956-2809
インターネット注文先 http://duan.jp/item/049.html

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 日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
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