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ERICは、ESDファシリテーターズ・カレッジを創設し、国連提唱の「持続可能な開発のための教育の10年」のために指導者育成・社会的提言・平和的問題解決の方法を探り、みなさんとのネットワークを通してしさまざまな活動をしていきます。

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2009/08/02

ERIC NEWS 090802 at ERIC

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ERIC NEWS at ERIC
  『ワールド・スタディーズ』をコミュニケーション・ゲームで
  『わたし・あなた・みんな』のシンキング・スキル
                                                          2009/8/2
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かくたです。

ESD、すべての教育をわたしたちの持続可能性を向上させるという目的から問い直す。
そんな教育的指導者の育成が、従来の大学・大学院教育でできるはずがない。
では、どんな方法がありえるのか。

ERICが2000年から取り組んでいるESDファシリテーターズ・カレッジは、毎年、三つの柱、
「気づきのためのアクティビティ」「スキル・トレーニング」「築きのための手法」を
巡って6本の研修を提案しています。
いずれの手法も、参加型学習でおこなっており、参加型の技術の背景には、
伝えたいメッセージ、人権尊重、共に作る社会というメッセージがありますから、
厳密な区分ができるとは言えないでしょう。
ただ、教育的指導者として、「気づきのためのアクティビティ」を行なう時には、
そのねらいを明確に把握していることが必要だとは思いますが。

今年は、三つの柱の「クロスオーバー」を特に意識して、研修を考えました。

すでに終了した「人権」では、「アクティビティ」と呼ばれるものの重層的で
多様に設定しうるねらいを確認できました。
スキル・トレーニングでもあり、そのスキル・トレーニングの背景には伝えたい、
共有したいものがある。気づきをうながすものであるのだが、その気づきをうながす原動力は自省であり、
良質なコミュニケーションである。

アクティビティは、そのようなクロスオーバーな手だてなのです。使う側、やる側次第でどのようにでも変化します。

■ クロスオーバー第二講 『ワールド・スタディーズ』をコミュニケーション・ゲームで
2009年8月22-23日
『ワールド・スタディーズ』と言えば、10の基本概念。抽象的な概念こそ、構成主義的に、内発的に理解され、
獲得されなければ、応用力につながらない。
概念によって、わたしたちのものの見方・考え方の枠組みが育つのだと、問題提起したテキストです。
四半世紀を経て、ESDは価値観の教育なのだと言われます。基本概念と呼んでいたものが、実は共有したい価値観でもあったことに、
気づかされます。

英語教育に携わる中で、『ワールド・スタディーズ』的な内容が教材として使われていることに接します。
ならば、『ワールド・スタディーズ』そのものをコミュニケーション・ゲームとして、語学教材にしてしまえないだろうか?

『ワールド・スタディーズ』には収録されていない、以下のようなアクティビティも、開発教育、
環境教育、人権教育の成果として、ぜひ、その中に取り入れてみようと思います。

□ ペドロの開発
□ マナミヤ
□ あいさつゲーム
□ 生物的多様性と人間の独占

英語に限らず、セカンド・ランゲージを指導する方々に共通する考え方があると思います。
ぜひ、ご参加ください。


■クロスオーバー第三講『わたし・あなた・みんな』のシンキング・スキル
2009年11月14-15日

『わたし、あなた、そしてみんな』は、人間関係トレーニングのテキストです。
ERICのスキル・トレーニングの柱を「わたし」「あなた」「みんな」という自己性、
関係性、社会性の三つにおいているのも、このテキストのタイトルからです。

そして、シンキング・スキルというのは、そこに科学性が加わったものなのです。

科学性、Scienceという言葉は、良心consciousness、そして倫理という内容につながるものです。
決して、自然科学や社会科学の方法論にだけ限定したスキルではありません。
といって、科学的方法論を否定するものでもありません。

シンキング・スキルは、教科教育でも、環境教育でも、教育目標として
位置づけられているものです。
いまやカリキュラムは「内容」ではなく、「シンキング・スキル」で体系化され、
系統立てられていく時代なのです。

果たして、人間関係トレーニングに、体系化などありえるのか?
少なくとも、学校種別発達段階別に、整理して考えて見ましょう。

□「わたし、あなた、みんなのシンキング・スキル」プログラム
2009年11月14、15日

参加型学習を構成するためにファシリテーターが活用する三種のツール「気づきのためのアクティビティ」
「築きのための手法」「スキル・トレーニング」。
ESDファシリテーターズ・カレッジの「スキル・トレーニング」系研修が「わたし・あなた・みんな」と「対立の扱い方」である。
基本的にエンパワメント教育のPower Within, Power With, Power Toと類似の枠組みであるが
『わたし、あなた、そしてみんな』(エリザベス・キャリスター他、ERIC翻訳・出版、1994年)をテキストに使って
研修を行ってきているので、ERICとしてはスキルの三本柱をこのように命名している。
「わたし」自己理解、自尊についてのスキルも、「あなた」関係性、コミュニケーションについてのスキルも、
そして「みんな」社会性、市民性についてのスキルも、いずれも、まずは自分の持っている、使っているスキルを意識化する、
自分について、関係について、社会や共同体について、肯定的に捉える、「いいパターン」の習熟をめざすスキルアップした行動を知る。
Awareness意識化・Attitude肯定的態度・Action行動変容の三段階でトレーニングを進める。

このような段階で指導することは、とりもなおさず、「ふりかえる」「改善する」などの
経験学習的なアプローチであるのだが、今年度の研修では、特に「考える力」そのものをスキルとしてとらえ、
「わたし・あなた・みんな」について考えることのできる力をつける手法を整理して行きたい。

ねらい スキル指導のスキルアップ
	自ら育つ、自ら考えるスキルを磨く

セッション1 共通基盤づくり
1.	自己紹介
2.	研修への期待
3.	二日間の過ごし方
4.	共有しておきたいことばや概念

セッション2 「わたし」を育てるシンキング・スキル
1.	「わたし」を意識化するアクティビティ
2.	「わたし」を肯定的にとらえるトレーニングのためのアクティビティ
3.	「わたし」を育てる「いいパターン」の習熟と継続のために必要なこと
4.	ふりかえり

セッション3 「あなた」との関係を育てるシンキング・スキル
1.	「あなた」との関係を意識化するアクティビティ
2.	「あなた」との関係を肯定的にとらえるトレーニングのためのアクティビティ
3.	「あなた」との関係を育てる「いいパターン」の習熟と継続のために必要なこと
4.	ふりかえり

セッション4 「みんな」に貢献するシンキング・スキル
1.	「みんな」を意識化するアクティビティ
2.	「みんな」を肯定的にとらえるトレーニングのためのアクティビティ
3.	「みんな」を育てる「いいパターン」の習熟と継続のために必要なこと
4.	ふりかえり

セッション5 シンキング・スキルについての分類と整理
1.	高次な思考スキルとしてのシンキング・スキル
2.	科学的ものの見方・考え方としてのシンキング・スキル
3.	経験学習的・構成主義的なシンキング・スキル
4.	わたしのからだは頭がいい からだのシンキング・スキル

セッション6 ふりかえりと行動計画づくり
1.	「対象とニーズ」について理解する
2.	手だてを構成する
3.	年間カリキュラム・学校風土アプローチをデザインする
4.	まとめとふりかえり

■ ESD fc at ERIC 人権 実施プログラム
2009年7月25-26日

記録が欲しい方は、メールをください。Wordのファイルを送ります。

実施プログラムおよび記録
セッション1 共通基盤づくり
11.00-13.00
1. 自己紹介
2. 研修への期待
3. 二日間のすすめ方[板書]
アクティビティふりかえりシートを記入する。
4.	「学級のルールづくり」に応用して考える。
5.	アクティビティのふりかえり
6.	プログラムの予定

セッション2 アクティビティ検討1
14.00-15.35
1. 名前だけの自己紹介
2. 4つの文章
3. こだわりの物語
4. 人生の河
5. 「自分をふりかえる」アクティビティについてのESD的見通し的省察

セッション3 アクティビティ検討2(参加者によるファシリテーション)
15.50-18.15
1. 10人の親しい人々
2. 重層的自己分析
3. お似合いのイニシャル
4. 傷つける言葉
5. コミュニケーション力を育てるアクティビティをふりかえる

セッション4 アクティビティ検討3 気づきのためのアクティビティ
9.00-11.30
1.	ウガユベシ
2.	参加者アンケート
3.	4つのコーナー
4.	参加者はどんな人?
5.	三段論法の落とし穴
6.	多数派・少数派体験ゲーム
7.	しがらみの糸
8.	結婚の条件
9.	目隠し散歩

セッション5 アクティビティ検討4 築きのための分析的枠組み
12.30-14.35
1. 昔の人権・今の事件
2. 寝た子を起こすな
3. 差別用語について考える
4. 思いやりのある社会・ない社会
5. ジェンダー用語集をつくろう
6. 世界人権宣言を使って「人権のランキング」
7. 豊かさのランキング

セッション6 アクティビティ検討5 行動化のためのアクティビティを自らの行動計画づくりに活かす
14.45-16.00
1. 25-30のアクティビティを一つ選び、自分自身の行動計画づくりに活かす。
2. 二人で「未来を築くインタビュー」によって行動計画を見直す。
3. 「残された課題」
4. ふりかえりとまとめ


■ESD fc at ERICつて、何?

ESDとは「Education for Sustainable Development持続可能な開発のための教育」
の略称です。
2002年のヨハネスブルグ・サミットで日本政府が提唱し、2005年から10年間の
国際的な推進行動計画が作られました。国際的にはユネスコが推進責任団体となっています。

「教育は、エリートのためのものでも、教養のためでもない。わたしたちの社会の生き残りのための必須のものなのだ。」OECDレポートより

この言葉が、これからの教育に求められるものをもっともよく表しているでしょう。
これまでの学校教育は、「選抜的」に機能してきたと思います。それは、東アジア的な文化
にあっては科挙などの歴史的な背景のために、そして、日本においては、初等教育は国民皆兵のために、中等教育以上は
国家官僚や博士、医者などのエリート育成のために行なわれていた戦前の教育制度をそのまま戦後にまで持ち込んでいるために、
変革しきれていないためです。

18歳までの教育から「選抜的」な要素をなくし、「すべての人のための、あらゆる場とあらゆる機会を生かしたESD」を
実現していかなければなりません。
1974年のユネスコ勧告は、国際理解教育のすすめでした。それはとりもなおさず
「人類共通の課題について学び、問題解決に取り組む」人材育成のための教育、現在のESDと同じなのです。

1989年の設立以来、国際理解教育を参加型で学び、教えることに取り組んできたERIC国際理解教育センターは、
ESD実践のためのテキストの提供とそのテキストに基づいた指導者育成を進めています。
1999年からは、二年間の習熟を目指したfc ファシリテーターズ・カレッジを開催しています。
大学でもない、大学院でもない、「学び続ける」ための教育技術と実践力を持ったファシリテーター育成の場です。

■2009年度の予定

2009年度のESD fc at ERICは「環境」「人権」「国際理解」の三つのテーマ型講座と、2つのスキル系講座、
そして教育力向上総合講座の6本です。

 テーマを切り口に、気づきから行動へ
   環境教育・PLT	2009年6月20-21日 (了)
   人権教育 		2009年7月25-26日
   ワールド・スタディーズのコミュニケーションゲーム
      		2009年8月22-23日
  スキル・トレーニングを中核に、
  一人ひとりとみんなのエンパワメントを目指す
対立の解決 2009年10月10-11日
「わたし・あなた・みんな」のシンキング   
スキル	2009年11月14-15日 
ESD推進の実践力は、課題の共有と分析から
  Teachers and Trainers Effective Skills Training
TEST教育力向上 2010年3月20-21-22日

*各コース修了者には修了証が、環境教育コース修了者にはPLTファシリテーター認定証が出ます。
問い合わせはeric@eric-net.orgまで

■ESD fc at ERIC 持続可能な未来のためのファシリテーター養成講座
実施要項

*遠隔地からご参加の方々の希望により、開催時刻を変更しました。ご注意ください。
開催時間: 	一日目 土曜日 11時開始 18時終了 その後夕食会などあり
		二日目 日曜日 9時開始 16時終了

開催場所: ERIC事務局

 (特活) 国際理解教育センター(ERIC)
 〒 114-0023 東京都北区滝野川1-93-5 コスモ西巣鴨
 tel: 03-5907-6054(研修系) 03-5907-6064(テキスト系) fax: 03-5907-6095
 ホームページ  http://www.eric-net.org/  
Eメール eric@eric-net.org
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