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ERICは、ESDファシリテーターズ・カレッジを創設し、国連提唱の「持続可能な開発のための教育の10年」のために指導者育成・社会的提言・平和的問題解決の方法を探り、みなさんとのネットワークを通してしさまざまな活動をしていきます。

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2009/05/10

ERIC NEWS ESDツリーニュース(環境教育ニュース)第38号  2009年5月10日

ESDツリーニュース(環境教育ニュース)第38号 
発信:PLT 日本事務局 by ERIC 担当 梅村松秀 足立恵理
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 「ESDツリーニュース」はPLT(Project Learning Tree 木と学ぼう)関連のニュースを発信し、
 PLTに関心を持つ方々、各地でPLTを用いた環境教育を実践されている方々のネットワークを強化し、
持続可能な開発のための教育を目指して、毎月一回ペースで発行しております。
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PLT(Project Learning Tree:木と学ぼう)について詳しく知りたい方はこちら。
                 ⇒ http://www.k3.dion.ne.jp/〜eric-net/plteric.htm
環境教育の人材育成事業を行っている団体として、環境省のHPに掲載されています。
        ⇒ http://www.env.go.jp/policy/edu/reg/index.html


大型連休も最終日ですね。屋内外での活動で楽しいひとときを過ごした方もたくさんいらっしゃること
でしょう。わたしは遠出ができずに近場で森林浴と水遊びでしたが、ゆっくりと木陰を歩くだけで涼しく
さわやかな空気で満たされ、生き返るようでした。
今号は...まもなく刊行予定の2006年から積み上げてきた翻訳の合冊版について、みなさんから寄せ
られた講習会から見えた傾向のまとめの続編、そして合冊版に収録予定のアクティビティの紹介をお
届けします。そして、5月と言えばPLTコーディネーター会議。5月4日〜8日開催のインディアナポリス
でのコーディネーター会議はどんな様子だったでしょうか?次号では参加者からのホットな報告をお届
けできると思いますのでお楽しみに!(足立)

■□ 38号の内容 □■
1. PreK-8新版テキストの合冊版がまもなく刊行予定です   梅村松秀
2. 2008年度PLTファシリテーター講習会のまとめ作業から〜続き 梅村松秀
3. アクティビティ紹介 #83パッケージに注目! A Peek at Packaging  足立恵理
4. 講習会情報

1. PreK-8新版テキストの合冊版がまもなく刊行予定です   梅村松秀

お待たせしました。PreK-8新版テキストの合冊版が今月中に発 刊の予定です。

内容については、これまで提供してきました「Introductory Module」、「Outdoors20〜野外活動
20」、「Energy&Society〜エネルギーと社会」,「Places We Live〜私たちの住む場所」のPreK-8部
分と、これまで未訳だった部分が含まれます。ややこしいかもしれませんが、次のようになります。

*「Introductory Module〜」、「Outdoors20〜野外活動20」のすべてが含まれます。

*「Energy&Society〜エネルギーと社会」,「Places We Live〜私たちの住む場所」は、本来、PreK-8
とは別に出された中等段階対象のモジュールの翻訳ですが、PreK-8に採録されているものもいくつか
入っており、これらのアクティビティが合冊化の対象となります。

合冊化に伴って、用語や文体、レイアウトの統一を含む翻訳全体の見直し作業が事務局、鬼木さんを
中心に進められていますが、それぞれのアクティビティの配置の合理性がようやく理解できるようになっ
てきたことを述懐しています。このことは、旧版テキストが一冊の形をとることで、そのイメージを体現
したように、新版テキストも合冊化の過程を経ることで新しいPLTのイメージが創られることを意味する
のでしょう。なお、中等段階対象モジュールの部分は、これまでどおり分冊の形で提供されます。

体裁は、皆さまにお届けしてある ファシリテーターハンドブックの中に、PDFの形でPreK-8の原本が含ま
れていますが、ほぼ同 じ500ページ弱のものを想定していただければ結構です。提供価格については
5000円の予定です。
詳しくは次号または 文書の形でお知らせすることになるかと思います。



2. 2008年度PLTファシリテーター講習会のまとめ作業から〜続き      梅村松秀

第37号で、2008年度におけるPLT講習会の状況に関するまとめの一端を報告しましたが、今回は、各
講習会で実施または予定されたアクティビティの全体的な傾向についてお伝えすることにします。

前回も記したことですが、2008年7月以降、新版テキストへ移行する旨、全国のファシリテーターの方々
に書面でお伝えしました。ただし、2008年度中の一度、または旧版テキスト 在庫中は「Introductory 
Module〜より質の高い環境教育をめざして」 との併用を条件として、旧版テキストの活用をも暫定的な
状況ととらえてまいりました。結果として26報告中、19報告が旧版テキストと「Introductory Module」
の併用、7報告が新版テキストによる講習会という結果でした。

次にどのようなアクティビティが実施または予定されたのでしょうか。2008年度における実施または実
施予定アクティビティは、旧版テキストから37、新版テキストから16、新旧あわせて53のアクティビティ
があげられました。これらアクティビティで採用件数の多かったもの上位20は次のような順になります。

ここでは上位20アクティビティ名を左側(*印は旧版テキスト採録アクティビティ)に、矢印の右側は対応
する新版テキストまたは旧版テキストにおけるアクティビティ名です。

 *箱の中のものはなーに       
   →「Out doors20 野外活動20」「木に触れよう」
 *おしゃべりラベル                 
   →PreK-8 62
 *感覚を磨く                          
   →「Out doors20 野外活動20」の1〜5
 鳥と虫                                   
   →旧版テキスト「鳥と毛虫」
 *鳥と毛虫                             
   →「Out doors20 野外活動20」の「鳥と虫」
 *ある行為の                         
    →?
 *じっくり観察する                   
   →「Out doors20 野外活動20」の「じっくり観察」
 種の冒険                               
   →旧版テキスト「種の広がり方」
 木に触れよう                         
   →旧版テキスト「箱の中のものはなーに」
 エネルギー探偵                     
   →旧版テキスト「エネルギーはどこから来る」
 再生可能か不可能か             
   →PreK-8 14
 もっと近づいてごらん              
   →旧版テキスト「じっくり観察す る」
 つぼみが開く                         
   →旧版テキスト「芽の成長」
 *あったほうがいいか…           
   →「Out doors20 野外活動20」の「木に三回乾杯」
 *自然の中で…                      
   →?
 *森に注目                             
    →?
 *木って食べたことある           
   →PreK-8 60
 *なぜ鉛筆は木で…               
   →?
 *樹皮の特徴                          
   →「Out doors20 野外活動20」の「木は工場」
 *健康な木と…                       
   →「Out doors20 野外活動20」の「困っている木」


ごらんのように旧版テキスト所収のアクティビティが60%強をしめました。そして「箱の中のも…」「おしゃ
べりラベル」「感覚を磨く」「鳥と毛虫」「じっくり観察する」「あったほうがいいか…」「なぜ鉛筆は…」
「樹皮の特徴」など、これまでの傾向とほぼ同じで、いまや定番のアクティビティといってもいいかもしれ
ません。そしてPreK-8の新版テキストでもうけつがれ「Out doors20 野外活動20」にも採録されており
ます。旧版テキストのアクティビティで新版テキストに採録されなかったのは4アクティビティのみです。

このように見てくると、2008年7月以降からの旧版テキストから新版 テキストへの転換によって、定番
のアクティビティがなくなってしまうのではという危惧はほとんどないということができるかと思います。



3. アクティビティ紹介 #83パッケージに注目! A Peek at Packaging  足立恵理

今回は消費者の選択について考えるアクティビティを紹介します。合冊版に収録される予定です。

過剰な包装はゴミを増やすとわかっているけれど衛生面や安全面も気になる、かさばるけれどせっかく
のプレゼントはラッピングにこだわりたい、ビニールパックされたもののほうが安くて持ち運びも便利そう
だし..などなど、包装に関するジレンマは尽きません。どちらを重視するのか、この選択でよかったのか、
迷います。価格、見た目、便利さ...選ぶ基準は人それぞれの価値観を反映しますが、視点を広げてよ
りよい未来の社会を思い描いて選択できるようになりたいものだといつも思います。

 「パッケージに注目!」は、シンプルなアクティビティですが、生徒が様々な観点から身のまわりの商品
の包装を評価できるよう工夫されています。「過剰包装はやめよう」というのはもちろんそうなのですが、
このアクティビティではまず「製品に応じてパッケージも用途によっていろいろあるのだな」という当たり
前のことに思い至ります。例えば缶詰は貯蔵期間の最大化と鮮度の保持を、牛乳パックやプラスチック
びんは簡単に注ぐことと保管を、薬品などのびんや箱は成分の維持や汚染防止のほか、必要な消費者
情報の表示を重視してつくられています。動物の皮、陶器、かご等から始まる長い包装の歴史の中で、
「パッケージ」が課題となりはじめたのは19世紀後半以降、大量生産・大量輸送の時代になってからで
あり、環境教育では「評価の視点」にある次のような観点から生徒たちといっしょに問いなおしていくこと
が大切でしょう。
■健康への配慮(鮮度や改ざん防止)はあるか?
■再利用あるいはリサイクルできるか?
■生物分解可能な素材か?
■メーカーと消費者を安心させるのに十分な表示がなされているか?
■輸送や展示に便利か?
■包装された製品を消費者が簡便に活用できるか?

進め方は、生徒が持参したパッケージを分類し、生徒用ページの質問に沿って整理し、適切か改善が
必要かを考えていくというものです。応用編ではスーパーを探検し、以下の項目に当てはまる製品を
探す活動もあります。
(1)適切な包装である 
(2)包装が不十分である  
(3)消費者をひきつけようとする包装である(すごい、カラフル、想像をかきたてる、などなど) 
(4)大量に包装されたもの 
(5)リサイクルされた材料で包装されている 
(6)リサイクル可能な材料で包装されている  
(7) 消費者が再利用できる何かで包装されている

環境教育のフィールドはいろんなところにありますね。レジ袋の議論でも話題になっていたように、海や
川、森の廃棄物の問題と組み合わせたり、調理実習とセットにしてもよさそうです。素材を工夫したパッ
ケージデザインも楽しそうですね。

【アクティビティ情報】
概念:変化のパターン
対象:小5〜中2
教科:理科、社会、美術
時間:準備20分、アクティビティ45分
関連アクティビティ:
「資源は巡る」(『エネルギーと社会』収録)、「わたしたちみんなに木は必要」、
「汚染を探せ」(『Introductory』収録)、「リデュース、リユース、リサイクル」


4. 講習会情報
事務局に開催予定として連絡のあるものは次のとおりです。詳細については、主催者に直接お問い合
わせください。

■名称:プロジェクト・ラーニングツリーファシリテーター養成講習会
主催者:ERIC(PLT日本事務局)
日時:6月21日〜22日
講師:鈴木真生
対象:一般
連絡先:ERIC
費用:20000円

■名称:プロジェクト・ラーニングツリーファシリテーター養成講習会
主催者:木曽川三川公園管理センター
日時:7月18日(土)
講師:菊地岳信
対象:青少年団体指導者等30名
連絡先:国営木曽川三川公園アクアワールド水郷パークセンター 0584-53-7200



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   tel: 03-5907-6054(研修系) 03-5907-6064(テキスト系)
   fax: 03-5907-6095
   ホームページ http://www.k3.dion.ne.jp/〜eric-net/
   Eメール      eric-net@r5.dion.ne.jp
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