2009/06/05
★雲谷斎のゴクラク映画感 6/5号「重力ピエロ」
. . 〓〓★GOKURAKU★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 《こてこて大阪弁のお笑い映画評》 ‥…☆…‥ ∵‥∴‥∵‥∴☆ 雲谷斎のゴクラク映画感 ☆∵‥∴‥∵‥∴ ☆…‥ 【半袖衣替え号】 ‥…☆ 2009.06.05 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆GOKURAKU☆〓〓 <「5」のつく日はゴクラクの日 等幅フォントで見てね> 【 雲谷斎の編集前記 】 ときどき読者から、最近、雲谷斎の☆採点が甘いんとちゃいますか? と突っ込まれています。うーん、確かになぁ、昔と比べると点数がよう なってるかもなぁ……です。ちゅうのは、逆に言うと死ぬほどの駄作が 少なのぉなってきとるんです。あかんヤツは配給元も入れよらんし、前は アホ映画が多かった日本製もぐんとようなってるし。毒舌吐きにくしです。 雲谷斎 ━━━━━━━━━━━━━━ もくじ ━━━━━━━━━━━━━━ ★雲谷斎の編集前記 :甘い採点 ★雲谷斎のお笑い映画評 :重力ピエロ ★わし流&あたし流映画感想 :読者からのムービーメールご紹介 ★ゴクラク映画感ロビー :いろいろ投稿募集 ☆好評連載−お笑い異人伝 :三丁目の夕陽、四丁目の雲谷斎(43) ───────────────────────────────── 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 投 稿 募 集 ☆━━…‥【わし流&あたし流 映画評】‥…━━☆ 《読者のムービー☆星採点》 http://www.e-oma.com/gokuraku-hoshisaiten-toko.html 毎度募集いたすは、わし流&あたし流の映画評でござりましてな。 最近見た映画、ちょっと前に見た忘れられぬ映画などなど、 わし流&あたし流にて、☆の数をつけた星採点投稿を待っておるでの。 【応募方法】 ■あなた様が見られし映画をば、☆の数にて採点してくだされ。 作品への一口コメントがあればぜひに書いてくだされよ。 <☆の採点基準> ☆9〜10個 百獣の王ライオンのごとき最高の映画! ☆7〜8個 人気もののパンダのごとき映画! ☆5〜6個 可もなく不可もないカバのごとき映画! ☆3〜4個 毒を隠し持つガラガラヘビみたいな映画! ☆1〜2個 殺人的な屁をこぐスカンクみたいな映画! ■投票フォーム作りましたぞ。ご利用あらんことを。 http://www.e-oma.com/gokuraku-hoshisaiten-toko.html メールでの応募も可でござります。 omaproject@gmail.com (^o^)/~~皆の衆のムービーメール待っておりますぞぉぉぉ! 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ∴‥∵‥∴‥∵‥∴☆ 雲谷斎のお笑い映画評 ☆∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 重力ピエロ ☆☆☆☆☆ ☆☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ストーリー】 遺伝子を研究する泉水と、アートな才能を持つ弟の春は街中で頻発する 落書きとボヤの関連に気づきよる。そんなある日、忌まわしいドアホが街 に戻ってきとったんや。秘密がわかったとき、復讐が始まるんや。 【雲谷斎感想】 伊坂幸太郎っちゅう、ミステリー作家の原作を映画化したやっちゃ。 中身がどやこや言う前に、タイトルがええと思うんや。 阪神のデパ地下で試食しとったら、ガバと口に放り込んでしまうで。 ミステリーやさかいに謎解きがアレになっとるけど、わしはポワロ探偵の 血を引く者やさかい、十手持ちとしてすぐに犯人は突き止めましたぜ。 ほいで、このミステリーの縦糸に家族愛っちゅう、ちょっと恥ずかしい 女郎蜘蛛の横糸が強力に絡んできますんや。 そやけどベタベタ水飴みたいな「愛」とちゃうさかいに許したる。 街で壁にアート落書きが頻発し、その近くでボヤの火事が必ず起こるんや。 一家の弟はそれを消しまくってるんやけど、あるとき現場写真を見てた兄 貴、アニキ金本がやなぁ、これは遺伝子記号の暗号やないかいと気づきよ るんや。 そんな折に、昔の連続レイプ犯が舞い戻ってきてるんや。 二人で犯人探しを始めよるけど、アニキはある疑いを持って弟のDNA 鑑定をしてからに、ありゃまぁということになるんや。 筋としてはそないに凝ってへんけど、もう一本のテーマとして復讐という 針が、縦糸と横糸の編まれた中に隠されとったんやなぁ。 そこへ至るまでの布石と仕掛けと意味が最後になってわかりますんや。 そやけど、アニキは遺伝子工学の学生っちゅうから、謎解きできるんは 納得やけど、男前豆腐の弟はアート派やのに、そんな込み入ったトリック をいつ考えてんちゅう話や。 あ、やばい、かなりネタばれになってしもたがな。 「重力ピエロ」見た読者はおられませぬか? どのような感想でありしか、よければ☆の数付きでお聞かせくだされ。 ■投稿フォーム → http://www.e-oma.com/gokuraku-hoshisaiten-toko.html ───────────────────────────────── 【2009年5月23日公開/サスペンス/製作国:日本/配給:アスミック・ エース エンタテインメント】 ●監督:森淳一 ●原作:伊坂幸太郎 ●出演:加瀬亮/岡田将生/小日向文世/吉高由里子/岡田義徳/ 鈴木京香/渡部篤郎 ■公式サイト http://jyuryoku-p.com/ ───────────────────────────────── ■星取表の見かた ☆9〜10個 百獣の王ライオンのごとき最高の映画! ☆7〜8個 人気もののパンダのごとき映画! ☆5〜6個 可もなく不可もないカバのごとき映画! ☆3〜4個 毒を隠し持つガラガラヘビみたいな映画! ☆1〜2個 殺人的な屁をこぐスカンクみたいな映画! 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ・☆。・゜ ・。 ・。・ ・゜。。・ 。・・ ∴‥∵‥∴‥∵‥★わし流&あたし流 映画評★‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴ ・゜・ 。・゜ 〜・〜・〜◆あたし流ムービーメール◆〜・〜・〜 【月蛇さん(女性・神奈川県)】 2008☆映画コンテスト 昨年は古い映画を観たりしていたので、封切り作品は98本にとどまり ました。内外の良かった作品を10本ずつ。 【外国作品】 『バンク・ジョブ』☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 面白い! 決してスマートではない強盗一味に感情移入し、 予想していた展開にも予期せぬ事態にもスリルと興奮の連続!! 『ジェシー・ジェームズの暗殺』☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ 初めてブラッド・ピットを格好いいと思った。 160分の長丁場を飽きさせず、緊張のままエンディングを迎えた、 見応え充分の作品。 曲者サム・ロックウェルの抑えた芝居に哀愁。 『潜水服は蝶の夢を見る』☆☆☆☆☆ ☆☆☆ 主人公の見事な生き様に己を恥じる作品。 身体が動かなくてもエロ心を忘れない、男はこうあって欲しい。 フランス人だから? 『ノーカントリー』☆☆☆☆☆ ☆☆☆ 生身のターミネーター、ハビエル・バルデムが怖い。怖すぎる。 地味顔のジョッシュ・ブローリンのタフガイぶりも魅力的。 『ミスト』☆☆☆☆☆ ☆☆☆ 濃霧よりも得体の知れない生き物よりも、怖いのは人心である。 皮肉を通り越した悲惨な結末に、心の中の霧は晴れない。 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆ いろいろつっこみどころもあるが、我らがインディ・ジョーンズ博士の 復活と、その冒険に満足。粋なエンディングにも感謝。 先行上映をインディのTシャツを着て浮かれて観に行って、 浮かれまくって帰ってきたことを、白状しておきましょう。 『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』☆☆☆☆☆ ☆☆☆ エリートの苦悩に始まり、サスペンス、オカルト(風)を経て、大馬鹿 アクションに到達。この邦題をつけた人はエラい。 『魔法にかけられて』☆☆☆☆☆ ☆☆ ディズニーの世界を現代のリアルな世界に持ってくる、わかっちゃいた けどその無法っぷりに爆笑。 エイミー・アダムスとジェームズ・マースデンの浮き世ばなれ芝居の 滑稽さは秀逸。 『僕らのミライへ逆回転』☆☆☆☆☆ ☆☆ 偽『ゴースト・バスターズ』摘発にシガーニー・ウィーバー登場で大笑い。 ファッツ・ウォーラーは聴くけど、その背景を知らなかったわたしは、 勉強になりました。 『アイアンマン』☆☆☆☆☆ ☆☆ ロバート・ダウニーJr.のフィギュアにお目にかかれる日が来るとは! (感涙) 【日本映画】 『容疑者Xの献身』☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 主役は、福山雅治でも、ましてや柴咲コウでもない。堤真一である。 原作を読んでいないのが功を奏したか、最後まで石神への疑念が拭え なかった。 風采が上がらない孤高の天才数学者・石神の献身を巧演した堤真一に ☆10個。 『おくりびと』☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆10個でもいいんだけど、広末涼子に違和感を感じてしまったので9個。 本木雅弘の美しい所作に目を奪われ、熟練の技と見せた山崎努に圧倒 される。 それぞれの“おくる”様子も胸を打つが、石のエピソードが泣かせる。 『パコと魔法の絵本』☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ 本当に絵本のようなビジュアルで、心が浮き立つ。キャスティングも豪華。 小池栄子の怪演もイイが、山内圭哉が好きである。 ポップな作りを楽しみながらも、途中から号泣。 『ぐるりのこと』☆☆☆☆☆ ☆☆☆ 懸念していたリリー・フランキーの主演がハマった! 非日常を描き写す仕事を送りながら、日常の生活で妻の心が日常から ズレていく。 苦悩するでも声高に前向きを唱えるでもなく、乗り越えていく男の姿に 生きていくことのリアルを思う。 本筋とは関係ないが、犯罪者役の新井浩文の一言が胸にささって、 モデルとなったであろう事件の異様さをあらためて噛み締めた。 『ぼくのおばあちゃん』☆☆☆☆☆ ☆☆☆ 『ALWAYS三丁目の夕日』より、15年ほど後の世代の昭和の風景 である。 平成と昭和の時代を行き来しつつ、家族のありかたを問うて来る。 昭和のおばあちゃんのメッセージに泣かされる。 昭和の八百屋のおかみさん役,深浦加奈子の遺作になってしまった。残念。 『崖の上のポニョ』☆☆☆☆☆ ☆☆☆ アニメの5歳男児・宗介くんの男っぷりに惚れた!! ポニョの妹群もキュート。 『ハンサム☆スーツ』☆☆☆☆☆ ☆☆☆ キャスティングの勝利。スーツを着て谷原章介になる塚地武雅! だけでも笑えるのに、あと2人のスーツ着用者もギャップが凄い。 スーツを試着する場面の豪華ゲスト陣にも爆笑。 おとぎ話だってイイじゃない。 『トウキョウソナタ』☆☆☆☆☆ ☆☆ 香川照之、小泉今日子、津田寛治。この同級生トリオがそれぞれに その実力を発揮。 特に津田寛治が、状況に対応しているつもりで自らの掘ったアリ地獄に 嵌ってしまう男の悲しさ・哀れさを演じていて、シャープな凄みを感じ させる。 失業中の自分が観たら、さらに気分が沈むかと思ってびくびくしていた のだが、観賞後は爽快な気分になった。 『ザ・マジックアワー』☆☆☆☆☆ ☆☆ ドタバタ感が三谷幸喜の持ち味とはいえ、少々やりすぎか。 前作の役所広司同様、佐藤浩市が振り切った芝居をみせていたのはさすが。 伊吹吾郎、寺島進の新しい魅力を見られたのは拾い物。 『ノン子36歳(家事手伝い)』☆☆☆☆☆ ☆ 熊切和嘉監督が彼のミューズ・坂井真紀のラブシーンを撮りたかった だけなんじゃないの、と思いつつも、つかみどころのない女を坂井真紀 が好演。 しかし、みどころは鶴見辰吾の肉体美である。 〜・〜・〜雲谷斎のボケ&ツッコミ〜・〜・〜 ▼ 「封切り作品98本ですか! うーむ、お主デキるな……。 いやぁ寸評がグッドですよ。人とは視点を少しずらせたとこがすごい」 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 。.。o○o。.。 ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥★ゴクラク映画感ロビー★‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴ ───────────────────────────────── ☆投稿募集 【わし流&あたし流 映画評】☆ ───────────────────────────────── 『わし流&あたし流 読者のムービー☆星採点』をお願いしたいんです。 ☆をいくつ与えるかは、まったくあなたの好き嫌いでOKですよ。 今号で紹介した映画でもええし、最近見たどんな映画でもええんです。 ☆星採点と感想を気軽に書いてメールしておくれやす。 掲載はけっこう早ようさせてもらいます。 ▼ ●ゴクラク映画感への投稿はここから● ───────────────────────────────── ■投稿フォーム → http://www.e-oma.com/gokuraku-hoshisaiten-toko.html ■直接のメール投稿→ omaproject@gmail.com ───────────────────────────────── ───────────────────────────────── ☆新規リンク募集 【ゴクラク映画感ブログ】☆ ───────────────────────────────── 新装ゴクラク映画感ブログに、読者の方だけ限定で相互リンクをさせて もらいますよ。映画以外のHPやブログでもOKです。 リンクはテキストリンクで、タイトルのみとなります。 ご希望の読者はメールでご連絡くだされ。 omaproject@gmail.com ───────────────────────────────── ☆サイト 【ゴクラク映画感 と 怪談・逢魔が時物語】☆ ───────────────────────────────── ■新装!「ゴクラク映画感」ブログ *オープンしました! http://ameblo.jp/gkrk/ どんどんとゴクラク映画評をアップ中。 ■怪談「逢魔が時物語」ホームページ http://www.e-oma.com HP最新投稿、読者の怖い体験談など。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 好評連載−お笑い異人伝 。.。o○o。.。 ∵‥∴‥∵‥∴★三丁目の夕陽、四丁目の雲谷斎(43)★∴‥∵‥∴‥∵ はじまり、はじまりぃ。初めて明かす雲谷斎のお笑い半生。 ええかげんな、お笑い映画評を出すようになった種はここにあったんや! 【川の幸】 わしら少年・雲谷斎らが住んでた町は、大阪市のいちばん北側の端っこ にあるA区やった。 すぐ近くに淀川がどんぶらこどんぶらこと流れとるんや。 わしらの遊び場はこの淀川の川原や。 釣りに飽きたわしらの次のマイブームは、貝獲りじゃったのぉ。 川原の支流や池になってるとこの、水底の泥の中にそやつはおるんじゃ。 そう、貝や貝! カラス貝や。 楕円形の黒い色をしたガラの悪そうな貝で、こいつが泥の中に潜っとる。 わしらはパンツ一丁になって腰や胸まで浸かって、足先に全神経を集中 して泥の中を探るんや。 職人芸で見つけたら足先で掘り返し、ちっちゃいやつは足の指で挟む。 ときどき手の平ほどデカいやつも獲れるので、このときは目をつぶって 潜って手で掴み上げるんやがな。 このカラス貝をわしらは食うんや。 これを食うたことがある人は、そうそうおらんはずや。 蜆は淡水貝のお姫さんみたいなもんやけど、カラス貝は下品すぎるんや。 近くの原っぱにわしらは集まって、カンテキに炭いこして、十分に泥抜き したカラス貝を網の上で焼くんじゃ。 焼けてきたらパカッとフタが開くさかいに、すばやく醤油を垂らすんよ。 ジュウッ! と香ばしい匂いがする。たまらんなぁ。 焼けたカラス貝をわしらは平等に分け合って、フハフハ言いながら 熱々を食べるんや。 うまい! やっぱり泥臭いけどうまい! 心は縄文人やったのぉ。 −続− 「ゴクラク映画感」を読んでもろて、おおきにはばかりさんでした。 雲谷斎 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「ゴクラク映画感」配信の登録と解除はご自身でお願いします。 メールマガジン「ゴクラク映画感」 主宰:雲谷斎 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


