2008/09/08
快適通信 No.00016 08.09.08
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 快 適 通 信 No.00016 08.09.08 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ Contents=================================================================== ■◇■ 月次祭と祇園祭とねぶた祭 ■◇■ テイヤール・ド・シャルダン ■□■ 本書く塾 =========================================================================== ■◇■ 月次祭と祇園祭とねぶた祭 その1 月次祭 毎年バリ島のお祭りに行っているのに、日本のお祭りを全然知らないと言うことに 気づき、今年は国内の祭に行こうと決めたらいろんな機会がやってきた。まずは伊 勢神宮の月次祭(つきなみさい)。 6月15日から16日にかけて行ってきた。月次祭は10月の神嘗祭、12月の月次祭ととも に三節祭と呼ばれ、年間の祭儀の中でも特に由緒あるお祭りとされている。 15日午後6時から皇大神宮(内宮)で御卜(みうら)がおこなわれた。御卜に先立ち、神 職たちが正宮まで行列を作って行進する。厳かな行列でその行進を見るだけであり がたい気分になる。 御卜は月次祭をおこなうにあたり、神職が神の御心にかなうかどうかをうかがう儀 式。内宮正宮のなかで神職たちがひとりひとり名を呼ばれ、そのたびに深くお辞儀 しているのが見えた。 日が落ちると伊勢神宮はその門を閉じる。しかし、祭は続けられる。午後10時に 豊受大神宮(外宮)で由貴夕大御饌祭(ゆきのゆうべのおおみけさい)がおこなわれる。 この祭は特別の許可をいただかないと見ることができない。幸運にもその許可をい ただくことができた。由貴とは「齋忌」(ゆき)すなわち最も清浄で立派な神饌と いう意味であり「三節祭」に限り供される神饌である。普段、毎日神饌が供えられ るが、それは日別朝夕大御饌(ひごとあさゆうおおみけ)と呼ばれる。 午後九時頃から集まり始め、数十名が伊勢神宮に招き入れられる。見る場所は限ら れ、指示された場所以外には行くことができない。その晩は雨だった。僕は晴れ男 でたいていの行事は晴れるので、その晩も晴れるものと思っていたが、ついに晴れ なかった。ところが雨の降ったおかげで思いがけない幸運に恵まれる。由貴夕大御 饌祭の準備は外宮の森の奥、おそらく「忌火屋殿」か「御饌殿」でおこなわれるの だが、雨が降ったために九丈殿と五丈殿でおこなわれることになり、その儀式を見 ることができた。行列をなして持ってこられた松明で祈りを捧げていた。なにをど うしているのか詳しいことは教えてもらえなかったが、松明を地面に置き、神職た ちが地面に正座し、深々と礼をしていた。神棚のような場所に何かを捧げていた。 柱と垂らされた布の陰になり、はっきりとは見えなかった。その後、正宮に移り、 笙と篳篥を奏しながら何かをしていた。何をしていたのか暗闇ではっきりとは見え なかった。火の動きと人の動きがわかる程度だった。その後、外宮にある神殿にそ の火を運び、儀式を行う。僕は多賀宮での儀式を見た。ここで何をしているのかも よくはわからなかった。社の中で火が動いていたことがわかった。 その後、由貴朝大御饌祭(ゆきのあしたのおおみけさい)は午前2時頃おこなわれるが、 そちらは見なかった、衛士が若い神職に「今晩は徹夜だな」と話していた。神職は 黙って首を縦に振っていた。 翌日16日の正午に外宮で奉幣(ほうへい)の儀がおこなわれる。奉幣とは天皇の命に よって幣帛(へいはく)を奉献すること。幣帛とはもともと布のことをいう。しかし、 いつしか神に捧げる神饌以外のものすべてを指すようになり、時には神饌も幣帛に 含まれるようになった。 こちらに奉幣の儀のために正宮に向かっている衛士と神職の写真がある。 http://www.tsunabuchi.com/waterinspiration/?p=36 赤い服をお召しなのは神宮祭の池田厚子様。今上天皇のお姉様である。その前に担 がれている櫃に幣帛が入っているのだと思われる。正宮に入ったあと、垣内の右手 にあったお社で神職たちが祝詞のようなものをあげていた。その後、もうひとつの 垣内に運ばれていった。御正殿に入っていったのかどうかは見えなかった。 外宮内の地図 http://www.isejingu.or.jp/geku/geku.htm ■◇■ テイヤール・ド・シャルダン テイヤール・ド・シャルダンという人をご存じだろうか? 1955年に亡くなった、 神父であり、古生物学者であり、地層学者という、変わった経歴の持ち主だ。 1950年頃に神父であると言うことは、科学者という立場を保ちにくかった。なぜなら カトリックが進化論を否定していたからだ。だからシャルダンは古生物学者として 北京原人の発掘などに従事しながら、進化論を論じてはならないという複雑な立場に 立ってしまう。普通なら神父であるか、科学者であるか、どちらかの立場を放棄して しまうだろうが、彼は両方の立場を維持し続ける。その結果、彼独特の思想体系を築 いていく。僕のメールマガジンには時々登場するので、すでにシャルダンについて 詳しくなった人もいるだろう。彼の全集をやっとそろえることができた。1970年頃に 出版されたものだ。現在普通に入手できるものは第一巻の「現象としての人間」だけ が単行本として出版されているだけだ。 シャルダンの思想は素晴らしいものだ。しかし、「現象としての人間」だけを読んだ だけでは、たくさんの誤解をしていた。それを11巻読むことでかなり解消できた。 だけど、それでも解消していない点がいくつかある。ひとつは人間の進化の頂点に 「オメガ点」というものが現れるということだ。僕にはそれがピンとこない。 精神圏が、またもっと一般的に言って、宇宙が、構造的に単に閉ざされているとい うだけでなく、さらに一点にむかて集中している有機的統一体でもあることを理解 しさえすれば、全体という概念と人格という概念との対立に関する異議も反駁も一 掃されてしまうだろう。四次元的時空というものは意識を包含し、生み出すから、 必然的に収斂する性質をもつ。だからその巨大な層は、適当な方向に向かって進む なら、前方のある一点、すなわちこれらの層がすべてそのなかで一つに融合され完 成させられる究極の一点 <これをオメガ点と呼ぼう> に巻き込まれて行くに違い ない。宇宙は、それがいかに無限な広さに及んでいても、放射した光線がふたたび 合流する方向(それが時間と空間を越えたところであっても)にしか存在しないし、 また究極的にはその方向においてしか把握されえない。それどころか、宇宙が無限 に広がっていればいるだけ、その領域に包含される<存在の量>が集中する一点は、 いっそう豊かになり、深くなり、またしたがってより以上の意識を有するようにな る。なぜなら、われわれの側から見た精神とは本質的に統合し組織する力のことだ からである。 こうした見方から検討すれば、宇宙はその厖大な大きさを失うことなく、またした がって擬人化さることなく、ありのままの姿をはっきりと現してくるようになる。 そうすれば、宇宙について思考し、経験し、また宇宙にむかって働きかけるために は、われわれの魂のかなたを観察しなければならないのであって、その逆の方向で あってはならない。精神の生成発展という立場に立つなら、時間と空間というもの が真に人間化されるようになる。というよりむしろ超人間化さるようになる。宇宙 的なものと人格的なもの(つまり<自己のうちに中心が確立しているもの>)は互いに 相いれないどころか、互いに同一方向にむかって成長し、同時に頂点に達するので ある。 したがってわれわれの存在や精神圏の未来像を非人格的なものの側にさがし求める ことは間違っている。宇宙の未来はオメガ点における高次の人格という形で考える ほかないだろう。 僕はこれに関して別の状態を提案しようと考えている。つまり<物理圏><生命圏> <精神圏>に続く、別の圏が現れてくることを。 さらに、一番難しい点は「現象としての人間」に書かれているこの部分だ。 精神の頂点に<人格>の優位と勝利がなければ、地球上で進歩を望むことはできない ということを私は示そうとした。ところで現在、精神圏の全域において、キリスト 教は信仰と希望とを愛徳によって完成に到達させる完全な行為、しかも無限に完全 になりうる行為によって、世界全体を実際に包含するに足るだけ大胆で、進歩的な 唯一の思想の流れを表している。現代の世界でただキリスト教のみが<全体>と <人格>とを唯一の力強い行為において統合することができる。キリスト教だけが、 われわれを運んでいるすさまじい力に仕えさせるだけでなく、さらにそれを愛させ るのである。 われわれが未来の宗教から期待しうるすべての条件を満たすものは、キリスト教で あると言わなければならない。またしたがってキリスト教が主張しているように、 これは進化の主軸がキリスト教のなかを通っているという意味である。 僕はキリスト教を否定するつもりはない。しかし、仏教をキリスト教より劣ったもの だと考えるつもりもない。キリスト教と仏教を学ぶだけで手一杯なので、このふたつ にしか言及しないが、他の宗教にも同様に価値があるものがあるかもしれない。僕に はそれを学ぶ時間がないので、ふたつの宗教についてしか比較しないが。で、なぜ シャルダンが「キリスト教だけ」と言い切ったのか、知りたかった。いまのところ 他の宗教をよく知らなかったからではないかとしか言えない。神父だったからそう 言ったのかもしれない。しかし、その思想の大きさから考えて、キリスト教にただ執 着するのはどうも解せない。立場的にそう言わざるを得なかったのか? 愛についてシャルダンはたくさん書き残しているので、それを参考にどのような状態 がオメガ点なのか、探っている。 ■■■■■■■■■■■■■■■■イベント告知■■■■■■■■■■■■■■■■ ■□■ 本書く体験(無料) 日時 2008年09月11日 (木曜日) 14時〜16時 2008年09月11日 (木曜日) 16時30分〜18時30分 2008年09月25日 (木曜日) 14時〜16時 2008年09月25日 (木曜日) 16時30分〜18時30分 (どの回も同じ内容です。都合のいい回にご参加下さい) 場所 サイスタジオ 電話 03-5375-6608(サイスタジオ) 東京都板橋区大山東町19-1 東武東上線大山駅北口下車徒歩1分 地図 http://www.sai-co.net/map.html 10月から開講する「本書く塾」の無料体験講座です。 「本書く塾」では毎週二時間本を書く時間を持つことで、実際に本を出版します。 私には本なんか書けないと思っている人も、塾に参加することで本の書き方を身につけ、 実際に自分の本を出版してみませんか。 完成した本はOn Book(http://www.onbook.jp/)を利用して出版します。 一般的な自費出版よりずっと安価に出版できます。 本の装丁などに凝りたい方はご相談下さい。 「絵本・童話」「自分史・旅行記」「小説」「エッセイ」「評論」「実用書」 それぞれに対応します。 塾では原稿を一緒に書いていきますが完成してゆくとほぼ個別の対応になっていきます。 上記以外の物についてはご相談ください。 「本書く塾」の詳細はこらをご覧下さい。 http://www.sai-co.net/honkakujuku/ 講師 つなぶちようじ 1961年 東京都新宿区高田馬場に生まれる 1987年 早稲田大学理工学部卒業後、株式会社電通入社。 5年後電通を退社した後、1992年よりライターとして活動。 1997年からヒーリングライティングを始める。 2003年から東放高等専修学校にて「小説の書き方」を教える。 著書 「胎内記憶」七田眞氏との共著 ダイヤモンド社刊 「ヒーリング・ライティング」 VOICE刊 「あなた自身のストーリーを書く」 主婦の友社刊 「わかる! 図解マーケティング」 ダイヤモンド社刊 「クリスマスに雪が降れば」 竹書房刊 出版協力 「21世紀の曖昧論」 藤井康男著 佼成出版社刊 「新・快楽主義」檜垣俊之著 東急エージェンシー刊 「君に出会ってから」 山崎利江著 竹書房刊 「東大生の親に聞いた「頭のいい子」「集中力のある子」の育て方 高橋 開著 エクスナレッジ刊 漫画原作 『ひとりぼっちのケティ』 画・湊よりこ 参加費 無料 会場 サイスタジオ お申し込み 電話 03-5375-6608 詳細URL http://www.sai-co.net/honkakujuku/ ■□■ ヒーリング・ライティング〜瞑想会 私達は忙しい毎日に追われ、自分の身体を感じることなどほとんどありません。 日常のささいな出来事で、身体は緊張し、知らず知らずのうちに固くなってしまって います。肩凝りもその一種です。 心と身体はつながっています。 身体をほぐすことで、心からのリラックスを味わうことができるでしょう。 瞑想はいつでもどこでも簡単にできるリラックス法です。 瞑想をすることで、無意識への回路を開き、普段抑圧している思いを解放します。 そのことで、本当のリラックスが得られるでしょう。 ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか? みなさまのご参加をお待ちしています。 日時 : 2008年9月14日(日) 午後2時から午後4時 会場 : 東京芸術劇場 東京都豊島区西池袋1-8-1 http://www.geigeki.jp/access.html 講師 : つなぶちようじ 主催 : オフィスタラーク 参加費 : 2,000円 お問合、お申し込みはこちらで。 http://www.healingwriting.com/form/HWappli.html ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 快 適 通 信 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 快適通信通信への投稿、情報提供、レス、感想などは yoji@tsunabuchi.com まで。 ホームページURL : http://www.tsunabuchi.com 快適通信は、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。 http://www.mag2.com/ 快適通信の登録、解除、アドレス変更、バックナンバー閲覧は http://archive.mag2.com/0000003269/index.html ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪



