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2009/01/18

「萬晩報」 0090118 定額給付金は、本当に必要な人たちに

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  ■萬晩報 コラム配信ジャーナリズム■  http://www.yorozubp.com/ 

   定額給付金は、本当に必要な人たちに

                 2009年01月18日(日) 伴 武澄

 最近、外務省の元役人といい酒を飲んだ。麻生首相が固執している「定額給付
金」に対する批判をした後、いったんもらった給付金を「寄付」して本当に必要
な人たちのために使う仕組みができないだろうかとつぶやいた。なかなかいいア
イデアだと思った。

 ここまで来ると麻生首相はなんとしても定額給付金を含めた補正予算を国会で
通すのだろう。問題はその後である。国家的受け皿でなくともいい。地域ごと職
場単位で寄付を募る仕組みはそんなに難しくない。赤い羽運動は現に存在する。
赤い羽根と違うのは給付された金額をそのまま耳をそろえて寄付するという運動
である。

 ハードルは高いかもしれない。覚悟はいるかもしれないが、100年に一度の
危機であることを国民的に認識するチャンスでもある。もっといえば、国民的連
帯意識が生まれるかもしれない。

 思い出したのは「地の塩の箱」の話である。1956年、キリスト教徒で詩人
の江口榛一さんが始めた。駅などに小さな木箱を置いて、お金のある人はその箱
にお金を入れ、何らかの事情でお金に困っている人は取り出して使っていいとい
う運動である。

 その後、各地で賛同者があらわれ、「地の塩の箱の会」が結成される。70年
代初めには全国各地に700個の箱が置かれ、海外にも広がった。だが世の中が
豊かになるにつれて箱の存在は忘れ去られてしまった。

 いまどき駅前にそんな箱を置くことは現実的ではないが、大企業、公務員、労
働組合などが旗を振ることもできる。たとえ10%でも2000億円。とてつも
なく大きな金額だ。やりませんか。それぞれの職場で「地の塩の箱」運動を!
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 と以上のようなコラムをブログに書いた。1週間たっても何の反応もない。
構想日本に「投稿」したら、加藤秀樹氏からじきじきに「いいアイデアだ」とい
うメールをいただいた。嬉しくなり、筆者が携わる財団法人国際平和協会で実施
できないか考えた。親しい理事に話したら、「大賛成」ということになり、早速、
近く理事会を開いて提案することになった。

 人様のお金を集めて何をしようというのか? そんな疑問が先立つ。わが財団
の場合、定款(寄付行為)上、事業面で限定されるが、親の事情で困っている大
学生や通貨下落で仕送り額が目減りして困っている留学生への奨学金ならOKで
はないかと考えている。

 小さな財団だから大きな金額を集められるわけではないが、逆に顔の見える事
業となり、役員や会員の方々にも理解してもらえるのではないかと思っている。

 ご意見があればぜひ、お寄せいただきたい。 ugg20017@nifty.com

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