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CRJ東京が毎週作成している洋邦カレッジチャートをお届け致します。メジャー、インディー、レコードの売り上げにかかわらず、私たち学生が考える本当に良質な音楽を紹介していくのがこのカレッジチャートです。

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2009/05/18

CRJ-tokyo Weekly Mail-Magazine vol.592

━━CRJ-tokyo━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Weekly Mail-Magazine vol.592 09/05/17
<PC> http://www.crj-tokyo.net/
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■CRJ-tokyo最新情報
■今週のCRJ-tokyoチャート
■Monthly Artist Interview vol.48
■新企画! 聴かず嫌い王決定戦
■スタッフお勧め情報、5/22(金)〜5/28(木)
■CRJ-tokyo情報

国内でも感染が拡大している豚インフルエンザ、嫌ですね。予防をおこたっては
いけない、との試みなのでしょうが、私のバイト先の古本屋さんは昨日から全店で
従業員のマスクの着用が義務化されました。従業員全員が風邪をひいている
わけではないですよ。予防です。みなさんもお気をつけて! 今週の発行担当は
ふくちゃんです。

ご意見・ご感想はこちらまで→ mmag@crj-tokyo.net

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■□CRJ-tokyo最新情報□■
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■V.A『サウンドポタージュ』selected by diskunion&CRJ-tokyo、発売中!!!
disk union&CRJ-tokyoがセレクトしたコンピレーションアルバム
『サウンドポタージュ』、4月30日に無事発売となりました!!
レコードショップdiskunionと私たちCRJ-tokyoがタッグを組み、自信を持って
おすすめするインディーズアーティストを集めた渾身の1枚です。
収録アーティストは、まつきあゆむ、Mr.fingers!、ARTLESS NOTE、
thai kick murph、鴨田潤、dry river string、PADOK、今井三弦、シグナレス、
SuiseiNoboAz、という全く色の異なる10組。
このアルバムをきっかけに多くの方が新たな音楽と出逢い、その出逢いが
もし運命的なものになったとしたなら、それ以上嬉しいことはありません。
500枚限定販売、さらに1000円というリーズナブルな価格なので
ぜひお早めにお買い求めください!
また、CRJ-tokyoウェブサイトにて特設ページを開設しました。
収録アーティストの皆様からのコメント、これまでのインタビューが
閲覧できます。ぜひアクセスしてみてください!
http://www.crj-tokyo.net/

■「サウンドポタージュ リリースパーティ」開催決定!!
4/30にリリースとなったV.A.『サウンドポタージュ』、発売に伴いまして
リリースパーティの開催が決定しました。収録アーティストからなんと7組に
ご出演いただき、金曜日の夜に盛大なパーティを開催します! チケット代は
コンピをご購入の上ご持参いただくと1500円になります! ぜひお買い求めの上
足を運んで見てください。ライブも素晴らしいアーティストばかりです。

●6/5(金) サウンドポタージュ リリースパーティ@ 新宿 Motion
<開場/開演 18:00/18:30、前売/当日 \1800/\2000>
※サウンドポタージュをご持参の方は\1500
<LIVE> thai kick murph / ARTLESS NOTE / SuiseiNoboAz / Mr.fingers! /
今井三弦 / シグナレス / PADOK
<WEB> http://motion-web.jp


※お詫び
5月6日の朝8時台から5月7日の夕方18時台までにCRJ-tokyoのウェブサイト
(www.crj-tokyo.net)にコンピュータの安全上の脅威となるソフトウェア、
トロイの木馬がしかけれられていまして、その時間内にアクセスした人は
ウイルスに感染されている疑いがあります。対応が遅れましたことを深くお詫び
致します。また、ウイルスに感染しているかお調べすることをお勧めします。
只今、対処しておりますので、安全のためCRJ-tokyoのウェブサイトへの
アクセスはお控えください。

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■□今週のCRJ-tokyoチャート□■
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順位 (先週の順位) 曲名 / アーティスト名 (国籍) [レーベル] チャートイン期
間
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01(--) FUN / にせんねんもんだい (JP) [美人レコード] 初登場
Smalltown Supersoundのディスコダブコンピ『Smalltown Supersound On Fire』に
Neu!っぽい曲(=「Destination Tokyo」)を提供したにせんねんもんだいの新作は
なんと1曲35分。ひたすらミニマルでささくれ立ったギター、ベース、ドラムの
ミニマルなループが続いていくだけで特に展開はないが、結局のところ
"メジャーであれインディであれポップなものがウケる"という現実に徹底して
"No"を突きつけるような姿勢は実に貴重。これぞミニマルテクノ時代のThis Heat!
(GENJI)
[official site] http://www.nisennenmondai.com/
[MySpace] http://www.myspace.com/nisennenmondai

02(01) Summertime Clothes / Animal Collective (US) [DOMINO/Hostess] 3週目
ブルックリンの2000年代サイケデリアシーンの代表格、Animal Collectiveの
新作『Merriweather Post Pavilion』より。ライブでの完全な再現を意識して
使用されたサンプラーが生み出した化学反応のようなサウンドが放つ、ひどく
鮮やかな色彩感覚にクラクラ。静止画さえも動き出す(?)ジャケット同様、
溢れ出す多幸感は際限なく広がっていく。(ふくちゃん)
[official site] http://myanimalhome.net/
[MySpace] http://www.myspace.com/animalcollectivetheband

03(--) 魔女の夢 / after the greenroom (JP) [自主制作] 初登場
都内中心にライブ活動するafter the greenroomの『2nd demo』より。
このバンドで一番良いのは胸に響く低くて魅力的なボーカル。その歌が
童謡のような世界観を出しているサウンドにマッチしています。
ノスタルジックだけれども子守り歌のように優しい1曲。(灰野)
[official site] http://www.freepe.com/ii.cgi?grnrm
[MySpace] http://www.myspace.com/afterthegreenroom

04(--) 僕の都合 / シャムキャッツ (JP) [Wowee Records/PICTUS NEO] 初登場
まるで君と僕とが手をつなぐように、音楽を媒介にぬるくてあたたかい人肌の
温度を伝えてくれる、愛すべき「東京の男の子」4人組ロックバンド、
シャムキャッツの1stアルバム『はしけ』より。あまりにも軽快なリズム、
あいまいでちょうしっぱずれの歌声、壮大さの全然無いコーラスワークが、
どうしてこんなにじんわりと胸を打つのでしょう。音楽以上のものがここで
鳴っています。レコ発は今月30日、渋谷 O-nestにて。(タマちゃん)
[official site] http://siamesecats.web.fc2.com/
[MySpace] http://www.myspace.com/siamesecatstone

05(03) 雨は朝まで降り続く / ALT (JP) [iscollagecllective] 3週目
その時々の「面白そうじゃない?」を大事に活動しているという、東京サバーブ・
クリエイティブ・ユニットの初音源にして集大成作品から。ヒップホップと形容
される彼らの音楽形態だが、生音を緻密に紡ぐさまが目に見えるような音像が
印象的で、ヒップホップに不慣れなリスナーに薦めたい。本曲では、優しく鳴る
アンプラグドな音たちが森の匂いを感じさせる。叙事的な男声のうたと、想いを
映し出す女声のうたの掛け合いに、穏やかな涙の雨が降ったような感覚に陥る。
(ガッキー)
[official site] none
[MySpace] http://www.myspace.com/alttokyo

06(02) 豚は悪くない / 湯浅湾 (JP) [boid] 2週目
音楽評論家、湯浅学氏率いる湯浅湾『港』より。ちなみにベースは
雑誌スタジオボイスの編集長松村正人氏(最近知ったが南部真里はこの人の
別名義だそうです)が担当。この2人から評者は相当アヴァンギャルドなものを
予想していたが、意外なほどオーソドックスなロックで驚いた。あらゆる音楽を
通過した後にT-Rexとアメリカのスワンプ系ロックと向き合ったような風情の
曲だがフラットに接することが出来る。(GENJI)
[official site] http://www4.point.ne.jp/%7Emtk/index.htm
[MySpace] none

07(04) Jalasat / Zina (ITA) [11/8] 2週目
イタリアの奇才トランペット奏者、チェザレ・デッランナ率いるZINAの、
アフリカに焦点を当てた2ndアルバム『Afreeque』より。民族的な意味での
ダンス・ビートと現代的な意味でのそれとを兼ね備え、伝統音楽を中心に
据えながら自然に現代のダンス・ミュージックとしても味わえる。味わい深い
トランペットの旋律や曲の終わり方など、渋くてぐっときます。(タマちゃん)
[label site] http://www.11-8records.com/
[MySpace] http://www.myspace.com/zinacesaredellanna

08(10) La Cucaracha / Black Dice (US) [Paw Tracks/P-VINE] 6週目
前作に続き、アニコレ主宰のPaw Tracksからの新譜より。頭に浮かんできた
ヴィジュアルをそのまま音にするという彼らだが、どんな画をイメージしたら
こんな作品が生まれるんだよ、と突っ込みたくなってしまう音の坩堝。限りなく
ケイオティックであるようだが、聴き手が終始を察することができるよう作られて
おり、単に無作為でないことも見て取れる。芸術性、オルタナ性、凶暴性……
どんな切り口から言及してもしっくりきてしまう、"隙のない"音楽だと私は思う。
(ガッキー)
[official site] http://www.blackdice.net/dicemain.html
[MySpace] http://www.myspace.com/blackdicemyspace

09(09) 故郷へ戻らない / cookin' (JP) [カエルレコード] 4週目
カフェやギャラリーを中心に活動を行う、色んな生音楽器を
演奏する男性6人組、cookin'。独特の緩やかとした空間、丸みのある
サウンドが聴き手の心を落ち着かせる。素朴感のあるハーモニカと
深みのあるボーカルのじんわりと来て良い。懐かしさが感じれます。
(灰野)
[official site] http://cookin.fc2web.com/
[MySpace] none

10(05) La Llama / Savath & Savalas (US) [Stones Throw] 4週目
Prefuse 73のギレルモ・スコット・ヘレンによるSavath & Savalasの、
言葉自体やその響きの美しさに重みをおいたという新作『La Llama』より。
洗練された言葉の響きが重なり合い、増幅するボーカルには悲愴感を覚える。
電子音の屑が散りばめられた、眩惑的で、霞んだサウンドが深く美しい
ボーカルと印象的に溶け合う1曲。(ふくちゃん)
[label site] http://www.stonesthrow.com/
[MySpace] http://www.myspace.com/savathysavalas1

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■□Monthly Artist Interview vol.48□■
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-┤悲鳴├-
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2004年に結成し、翌2005年には円盤チャート1位を獲得。その後ボーカル山田の
失踪、ドラム吉田(水中、それは苦しい)の脱退などを経て、遂に本格的に
活動を再始動した「悲鳴」。一部では圧倒的な人気を誇っている彼らのライブは
過剰で異様、ノイズにまみれ、なのにどうしてか涙が出そうになる。
私には最も言語化しにくいと思われるバンドであり、とにかく最高に格好良い
バンドであります。こうして彼らのインタビューを掲載できたことを本当に嬉しく
思います。今すぐにでも出会ってほしい。いつ終わるともしれないから。
(タマちゃん)

||||| 悲鳴 are: ||||||

山田龍郎:vocal
粟生こずえ:bass
林恒平:guitar
カワセ:drums

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●最初はこずえさんが声をかけて始まったんですよね。

こずえ:ガンディ君(山田)と前のドラムの吉田君と、大人数のバンドで一緒に
やる機会があって。この2人と何かやったらおもしろいかも、と
思っていたんです。半年後、無力無善寺(高円寺)の日本ロックフェスっていう
イベントに、こずえ枠で1個バンドをやってくれって言われたときに、じゃあ
あいつらを誘おうと。
山田:その3人でライブを2、3回くらいやった中で、自分はギターが
弾けないんだということに初めて気付いて(笑)、これはギターが必要だなって。
こずえ:ガンディ君から「外大におかしなサウスポー野郎がいる」っていう
メールが来て。
山田:見た目が面白いじゃん、左利きでエフェクターがずらーって並んでてさ。
それでやってみたらばっちりはまり。高円寺 20000Vでしばらく活動してました。
で、音源作って円盤に置いたりして、なんかぐだぐだ活動していったんだよね。
何をどうしたらいいか全く分からなかった。
こずえ:林君が入る前は正直何やってたかよく思い出せない。


●「悲鳴」というバンド名や、曲のタイトルは誰がつけたんですか?

山田:バンド名は僕です。特に理由は……今になってみれば悲鳴っていうのは
すっごい意味があるなと思うけど、作った当時はこれからの人生とか運命とかを
表してるとはこれっぽっちも思わないよね。
林:曲のタイトルはみんなで面白いこと言い合って一番面白かった名前にしてる。
「M」とかはガンディくんだけど。
山田:歌詞があるものについてはおれが決めてる節があるよね。
林:「Anarchist's Sun」とかは、俺らは口を出さんよ。それでいい曲とそれじゃ
いけない曲があるってことだよね。


●新しいドラムにカワセさんが入られましたが、決め手は何かありましたか?

山田:まず、前のドラムの吉田君が、医者になりたいと言い出したんだよね。
こずえ:医者になりたいというよりは解剖がしたい。
山田:すっごく危険だと思うんですよ(笑)。それが去年の秋口。で、僕はイベント
組んでがんがんやりたかったんだけどなかなか予定が合わず、それならバンド
やるのか受験やるのか決めてって言って。
林:おめーその前にしばらくやめますみたいなこと言ってたじゃねーかよ。
こずえ:そう、その前に山田君の失踪時期があるんですよ。
カワセ:いつからいつまで休んでたんですか?
山田:えーといつだっけ(笑)、2007年の、春とかに、僕は1回悲鳴を
やめてるんですよ。今考えるとなんでやめたんだろう。いろいろとなんかこう……
なんかいろいろあったんでしょうね。
こずえ:ただ進路に悩む年頃だっただけですよ。
山田:言いたくないね、かっこ悪いからね(笑)。まあ半年くらい引きこもって家で
本ばっかり読んでて。悲鳴はインプロ色の強いバンドだったんですけど、僕が曲を
持っていくと吉田君がぶっ壊すみたいなことを、ずーっと繰り返してて。おれは
その時ホントに弱い人間だったのか、言い負かせられなかったのね。ここは
こうだからこうしてくれみたいのすごい言いたかったんだけど、言えなくって、
吉田君もすごいひねくれた人間だからおれがこうやってって言ったことは絶対
素直にやらないんだけれども、それがまたその頃の悲鳴の面白さだったのかも
しれないけれども、で、おれは自分の人格が全否定されたような気になっちゃって、
そのまま引きこもり始めて、悲鳴やめるとか言い出して、もっと自分の言いたい
放題やりたい放題できるバンドやろうって思ったんだけど、やってみたら結局
同じで、誰かに言えないということはもう誰にも言えないということなんだよね。
それでまた引きこもり続けて、こんなことやって腐っててもしょうがないから、
やっぱり言わなかったら何やっても始まらないんだと思って、それで悲鳴に
戻ってきたんですよ。出戻りですよ(笑)。で、今度ははっきり言おう。俺の
やりたいことはこうだ。何言われてもいいやって思って。
そうやって、自分の思ってることを伝えようと思った瞬間に、悲鳴はそれまで
歌詞がなかったんですけど、急にぼく歌詞がかけるようになったんですよ。
で、今はラップみたいのを……。
一同:ラップ?(笑)
林:「(一同失笑)」。
こずえ:山田君が辞めるっていったときもほか3人は納得しなかったんですよ。
私はその離婚届に判を押しませんよって意思表明をはっきりしてたので、だから
戻ってこれたんだと思います。それまでにこうしてくれないかってことを言って
くれてたんなら方法を修正することが出来たのに、急に実は気に入らなかったから
辞めますと言われても納得がいかないわよっていう話です。またその時意味が
理解できたら引き下がったと思うんですが、意味が分からなかったんですよ。
そんな説明じゃ私は納得いかない、私は悲鳴がやりたいと。
山田:そのときこずえさんにがつーんて殴られたようなのがずっと残ってて、何も
言わないまま辞めてきちゃったみたいのがずっとあって。お互い自分のやりたい
こととか意思があって、言い合って調整しあってどうしようもなくなったときに、
決裂するんだ、ということが、ようやくこの歳になってわかった(笑)。人になんか
言われんのがすごい怖かったんだよね。おれすごい自信家なのに、おれが世界で
一番頭がよくって、中国に生まれてたら皇帝になるような男だと思ってるのに、
でも、同時に人に何か言われるとその自信があっという間に全部崩壊しそうに
なるくらい怖くってね。ちょっとでも否定されるようなこと言われるとものすごい
ぼろぼろになっちゃうのよ。


●外から見ていると悲鳴はガンディさんが主導権を握っているのかなという感じが
するんですが……。

林:一度もそんなことは無いです。
カワセ:でもフロントマンてそういうものだと思うんですよ。シンボルであって、
影響力や騙す力が強い人が筆頭にいて、やる人と考える人が別でいいというか。
だからそう思っててくれてれば、バンドとしては成功なのかなと思ってます。
そういうのを意図的に僕はやってるんで。
山田:獣使いと道化みたいなね。火の輪をくぐりたかったんだよね。おれねえ、
AV女優になりたかったの、ずっと。見られて、消費されて、使い捨てに
されたかったの。見られたかったのすごく。絶望的なほど人の目がほしかったの。
人の目がすっごい怖いんだよ。なんかバカにされてる気がするのね、
道歩いてても、みんながおれのことをゴミみたいな人間だと思ってるような気が
してしまうのねどうしても。それで街を歩けなくって怖くってじゃあどうしたら
いいだろうと思ったときに、みんなが悲鳴を知ってて、この人って
こういう人なのねって日本中の人全員が知っててくれたら、そうしたらやっと俺は
道を顔上げて歩ける「かもしれない」と思ったのね。
だから悲鳴を知ってもらわないと、おれは怖くて街も歩けないわけですよ。


●曲作りはどんな感じでやるんですか?

山田:大体ぼくがびくびくしながら持ってって、みんなにいろいろ言われて
どきどきして、みたいな感じでなんとか曲を作るとこまでこぎつける、みたいな。
多分ぼくが作って来るものって、あんまり音楽を作ろうと思ってないから
かもしれないけど、工夫みたいなものがすごく足りないのね。ただ素材みたいな
ものを持ってきてるから、それを音楽的に聞いてて飽きないみたいな、そういう
アドバイスはみんながやってくれるんですよ。
林:そこはお前以外しかやってないよね。
こずえ:だからガンディ君の心根を汲み取る作業です。介護施設みたいな。
山田:おれも最近は厳しく言われても挫けなくなってきたので。前とか怖くて
ビール飲まないと曲出せなかったもんね(笑)。ステージでマイク持って
絶叫してるのも、怖いからなんだよね。自信たっぷりならばすごい胸を張って
堂々と歌えるはずなのに、やっぱり怖いから客に背を向けてギター弾いたりとか
してたんだと思うし、ギターを叩き壊すっていうのは間が持たないからでなんか
そういうことしてないと、客席がつまんないとか思ってるんじゃないかと
思っちゃって、とにかく飽きさせないようにしなきゃ人に見てもらえなくなるって
思ってるんだろうと思う。
こずえ:「おれ前向いて唄えるようになったよー!」って言ってたの去年くらいの
話だもんね。喜んでたよね。
山田:そうすごいうれしかったの。9月13日の悲鳴企画のときに、やっと悲鳴に
帰ってきたというのがあって、客がみんなホントに自分のこと見てくれてるような
気がして。それまで客に背中を向けてドラムのほう向いてて、でもドラムと
合わせられるような技術があるわけないじゃないですか、そうじゃない、
怖いから。でも吉田君も怖いから(一同笑)、結局吉田君のほうも見れなくって
しょうがないからドラムの上によじ登ったり逆立ちしてみたりするんだけど。
でもそのとき、ここで前向けなかったら、俺はもう死んだほうがいいと思って、
ばーって開いて。たぶん人のこと全然信用してなかったんだよね。意外と人って、
自分がばっと開くとあっちも意外と開いてくれるんだよね。おれそれ今まで全然
知らなかったの。


●カワセさんが入る前と後ではどう違いますか?

山田:僕がそういう時期を経て、悲鳴に戻ってきたときに、吉田君は何が何でも
斜に構えるっていう男なんだけど、こいつはね、どんなことがあっても絶対
真正面からなんですよ。はぐらかすことが無い。俺は客に対して斜に構えたくない
と、前を向きたいと。そのときに、カワセ君なんですよ。
林:売れたいっていう話をしたときに、ガンディ君は売れたい。吉田君は別に
売れたくない。じゃあ一緒に続けられないねって。カワセ君は、「オリコン1位
とるんですね、じゃあそのつもりでやりますよ」って言ってくれたから、そこが
一番違うんじゃないかな。それまでは、ガンディ君と吉田君が全然違う方向
向いてて、バンドの演奏では吉田君のほうが重心が重いんですけど、存在の
仕方としてはガンディ君中心なんで、そこが今まではばらばらだったんですよ。
カワセ君が入って、全員ガンディ君と同じ方向向いてやれてるかな。
カワセ:僕は、前のバンドを抜けてから、どこでもいいからとにかくドラムを
叩かなきゃと思ってて。そのときに悲鳴がドラム募集しているの知ってて、
悲鳴みたいの絶対出来ないと思ってたけど、やるしかないなって。僕悲鳴が
もともと好きじゃなかったのはドラマーが好きじゃなかったからで、僕が入れば
絶対かっこよくなるって言う自信があったんで。僕の中ではぜんぜん別物ですね、
入る前の悲鳴と入った後の悲鳴というのは。
こずえ:吉田君は吉田君であれだけ印象的なドラマーだから、後に入る人が
まっとうでも、インパクトが薄れたら嫌だなあと思ってたんですけど、そういう
意味では全然違った個性で、全然違った強いインパクトを持っているドラマー
だから、上手いことこういう人が入ったなあと思いますね。


●今度の企画から2004年以来のCDを出すということですが、視覚が無い状態で
出すことについて、意識の差などありますか?

林:基本的には目指しているところは盤で上に行く体勢だから、うーん……でも
今の体勢で、まともなものはまだ出せない。勢い任せな傾向は多分しばらく
抜けないと思う。
山田:ライブ感みたいなものを真空パックすることにはなるよね。
林:それに関しては勝ち目が見えてる。その形で多分出します。普通に
売れてる人たちと同じような音でやってくれっていわれても今は無理だけど、
ゆくゆくはそいつらを蹴倒す、つもりではいるんで。そこに関しては目処は
立っていないんですよ。でもまあ、視覚が無くても、今なりちょっと前の悲鳴に
期待する音は、盤としては出せます。それは確実に言えます。
山田:自主企画は5、7、9、11月でやっていく予定です。だらだらやってても
仕方ないからね。もうやるしかないなって。本気でやったほうが絶対楽しいもん。


●音楽をやっているのは「楽しい」ですか?

こずえ:楽しいときもあるんですけど、ほんとはバンドとか面倒くさいし
エネルギーも使うし、やらなくていいならほんとにやりたくないですね(笑)。
山田:こんなにギターも弾けないし歌もうまくないし、なんでバンドなんか
やってるんだろうとはすごい思うけどねえ、運命みたいなもんでさ、
そうなっちゃったらもうやりたいやりたくないじゃなくてやらざるを
得ないんだよな。そういうことなんだと俺は思います。カルマだよカルマ。
こずえ:どうせやるんだったら一生懸命やってもう良いやって思って早く
辞めたいんです。バンドじゃないことに関してもそう。
山田:やらざるを得ないからやるんだけどさ、絶対どうにもならないって思うし、
多分絶対顔上げて歩けないし、絶対びくびくしてるんだよどこ行ったって。
それで世界を変えられるか変えられないかじゃなくて、やらざるを得ないから
やるんだよね。それが運命なんだよね。


●最後に今後の目標を教えてください。

山田:オリコン1位! あと人前をびくびくせず歩く!
カワセ:……勝つ。Win。以上です。
林:悲鳴としてだったら、別にガンディと同じでいいです。俺はそのために
いるんで。オリコン1位で全然いいです。
こずえ:まずは悲鳴として分けの分かる音源をつくりたい。自分が演奏してるにも
かかわらず何の曲だか分からないのがあるんで。


●でも、そういう分けの分からなさを求められることもありますよね?

山田:ある。どうせみんなおれのこと変態だと思ってるんだろうって思ってるよ。
こずえ:でもそれはやっぱり視覚的なものがあって成り立つんであって、何の
前情報も無い人が聴いたらなんじゃこりゃあってなると思います。
林:面白がられたりはしても、なかなかぐっと来ることって無いからね。
盤だとそれは無理なんで。
カワセ:その先が見えないもんね、そのやり方だと。音楽好きにはウケるかも
しれないけど。
こずえ:感情は、このバンドにはすごく大事だと思うんですけど、感情を
爆発させるだけじゃなくって、感情を形に表すための技術があると思うんです。
その感情を、人にも把握できる形にする技術がいるんじゃないかな。


●ありがとうございました。



[LIVE Information]

●5/23(土) 悲鳴企画vol.2 @ 渋谷 屋根裏
<前売/当日 2000/2500 開場/開演 18:30/19:00>
<LIVE> 悲鳴 / nhhmbase / SHIFT / あらかじめ決められた恋人たちへ
※18歳未満、及び高校生以下は予約時にその節を伝え、当日身分証を受付で
提示していただけると、チケット代が1500円になります。
※悲鳴new CD-R『Anarchist's Sun(仮題)』会場にて先行発売予定!!
 
[Official Site]
http://hemay.net/
 
[MySpace]
http://www.myspace.com/hemaymusic
 
[音源試聴]
CRJ-tokyoのウェブサイトにて、
悲鳴「復讐のうた」「Anarchist's Sun」が試聴できます。
是非聴いてみてください!
http://www.crj-tokyo.net/main.html


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■□聴かず嫌い王決定戦□■
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あらゆる音楽に偏見なくフラットに接していたい。それは誰しもが抱いている
想いです。が、何故か聴いていないのに嫌いな気になっている"食わず嫌い"
ならぬ"聴かず嫌い"をしていることもしばしばです。そこでこの企画では
CRJ部員が"聴かず嫌い"をしていた音楽を正直に告白します。
あらゆる音楽に平等な"聴かれる権利"を!
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ポリリズム / Perfume
2年程前に地元のテレビ局で頻繁に流れていた、環境問題を取り扱ったある
CM。ポリリズムに合わせて画面の中心で踊る、かわいいPerfume。だけど
その周りを取り囲んでいるアレは、なんなんだ一体!と見る度に思って
いました。なのにこれでもかという程流れてきたので、当時は苦手でした。
でもやっぱりPerfumeはかわいい。いや、かわいいだけじゃない! ちゃんと
曲を聴けば素敵だし、ダンスもかっこいいだけじゃない。色々な見方を
させてくれるPerfume、素直にすごいと思います。7月に発売される
新しいアルバムも今から楽しみです! (ふくちゃん)

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Lucy In The Sky With Diamonds / Beatles
身も蓋もない告白なんだけど俺の聴かず嫌いしてる音楽って大体が"俺の嫌いな
奴が好きな音楽"なんですよね(笑)。本当にこの種の聴かず嫌いは山ほどあるの
だけど、極めつけはこれだと思う。中学校の頃大嫌いだった英語の教師が本当に
ジョン・レノン大好きだったんですよ。もうこれ以上のことは書けないけど、
とりあえず自分の日頃の態度も省みないで「僕はジョンの平和と愛に対する
気持ちを受け継いでいる。」とかどの口からそんな戯言吐けるんだって話だね。
なんでBeatles(とジョン・レノン)を聴けるようになったかというと高校の時、
良く聴いていたhydeがこの曲をカバーしていたからなんですよ。この曲は
ジョン・レノンの最高傑作の1つ。本当に名曲中の名曲なので未聴の方は是非。
ちなみにジョン・レノンは聴けるようになったけど未だにあの英語の教師は
許せてないということも最後に蛇足ながら付記しておきます(笑)。(GENJI)

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■□スタッフお勧め情報、5/22(金)〜5/28(木)□■
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●5/22(金) tai presents 「出鱈目いんちきクーデター vol.∞」 @ 渋谷asia p
<前売/当日 2000/2300 開場/開演 18:00/18:00>
<LIVE> tai / bronbaba
<DJ> ABU / downtrim / Mayan
<WEB> http://asiap.iflyer.jp/venue/
*500円でビール飲み放題+ショット1杯無料らしいです。頭おかしい(笑)。
ぐっと引きずり込まれる世界観+アルコールで異世界に行けること間違いなし。
 
●5/22(金) 石橋英子 presents "Carnival Of Souls" @ 秋葉原 CLUB GOODMAN
<前売/当日 2500/3000、開場/開演 18:30/19:00>
<LIVE> 石橋英子 / yudayajazz / 千住宗臣 / 七尾旅人 / タカダアキコ /
極限少女(七尾旅子&石橋A子)
<WEB> http://www.clubgoodman.com/index.html
*久々の石橋英子主体のライブ、どんな面白いことをしてくれるのでしょう。
千住さんのドラムとタカダアキコさんのダンスのデュオなど、必見です!
 
●5/23(土) 悲鳴企画vol.2 @ 渋谷 屋根裏
<前売/当日 2000/2500 開場/開演 18:30/19:00>
<LIVE> 悲鳴 / nhhmbase / SHIFT / あらかじめ決められた恋人たちへ
<WEB> http://hemay.net/
*今月の月イチピックアップ悲鳴の自主企画、超豪華。
この日から4年ぶりのCD-R発売開始です。その前にCRJウェブでもぜひ試聴を。
 
●5/23(土) 昆虫キッズ〜My Final Fantasy〜レコ発ツアーFINAL!!!
                   @ 三軒茶屋 GrapeFruit Moon
<前売/当日 2000/2500、開場/開演 19:00/19:30>
<LIVE> 昆虫キッズ / アンデルセンズ / 麓健一
<DJ> ランタンパレード
<WEB> http://www.grapefruit-moon.com/
*昆虫キッズのレコ発ファイナル! 前売り予約をした人には特典がある
そうです。行きたい人は予約をおすすめ。
 
●5/24(日) s-explode presents "DRIVE CONCERTO" @ 熊谷 BLUE FOREST
<前売/当日 1500/1500 開場/開演 18:00/18:30>
<LIVE> s-explode / COMBOPIANO(渡邊琢磨 × 千住宗臣[ex.BOREDOMS|PARA])
    静カニ潜ム日々
<WEB>http://www.blueforest-kumagaya.com/
*個人的ですが地元にCOMBOPIANOがやってくるなんて超うれしい。
東京まで行けちゃうからこそ地元を大事にするs-explodeの企画。
 
●5/24(日) ヘッズ+ヒアホン・プレゼンツ「楽しい音楽 第1回」 @ 渋谷 O-nest
<当日 2500 開場/開演 17:00/18:00>
<LIVE> Hair Stylistics(a.k.a.中原昌也) featuring 飴屋法水+東野祥子 /
   にせんねんもんだい featuring 伊東篤宏 / 前野健太とDAVID BOWIEたち /
   SJQ(Samurai Jazz Quintet) / ANIMA
<TALK> 岡村詩野(Kitten編集長) / 國崎晋(サウンド&レコーディング・マガジン
編集長) / 高橋修(ミュージック・マガジン編集長) / 田中宗一郎(snoozer
編集長)他
<DJ> Shuta Hasunuma
<WEB> http://shibuya-o.com/category/nest/
*超豪華メンバーが集結。当日券のみの発売だそうです。
 
●5/24(日) In Unity @ 代官山 UNIT
<前売/当日 2500/3000、開場/開演 17:00> 
<LIVE> 旅団+VJ mitchel / あらかじめ決められた恋人たちへ / Nabowa /
   100% Organic Brothers
<DJ> DJ KIMI(In lak' ech)
<WEB> http://www.unit-tokyo.com/
*UNITが新たにおくるイベント、あたたかでハッピーな夜になること必至。
開演時間に気をつけて。
 
●5/24(日) Magical Doughnut Records presents
   あだち麗三郎CD完成記念パーティー @ 三軒茶屋 GrapefruitMoon
<前売/当日 2000/2500、開場/開演 18:00/19:00>
<LIVE> あだち麗三郎 with cero + special magical guests / cero /
       4 bonjour's parties / opening act:tenko
<DJ> TOKYO HELLOZ
<WEB> http://www.reisaburo.net/
*ex.俺はこんなもんじゃない、あだち麗三郎のCD先行リリースパーティ。
いろいろな楽器を自然に楽しみながら演奏する姿はほんとに感動します。
 
●5/24(日) ぱなぽな! 2回目 @ 渋谷 LUSH
<前売/当日 2000/2500、開場/開演 17:30/18:00>
<LIVE> 環ROY / YAWN TV(from大阪) / -w-(from仙台)× DJ CASIN /
   FLUID(from京都) / ARTLESS NOTE / bronbaba
<WEB> http://www.toos.co.jp/lush/
*各地方から熱くてカッコイイバンドが集まりました。
 
●5/25(月) blue Monday SP @ 秋葉原 CLUB GOODMAN
<前売/当日 2000/2300、開場/開演 18:00/18:30>
<LIVE> 佐々木匡士(山口) / 日比谷カタン / とうめいロボ / 麓健一 / 鳩山浩二
<WEB> http://clubgoodman.com/
*趣向のバラバラな5人による、個性豊かな弾き語りイベント! しかし本当に
今月のGOODMANは凄いなー。
 
●5/25(月) SOUR Presents Party 「宵酔-YOIYOI- vol.1」 @ 代官山 UNIT
<前売/当日 2500/3000、開場/開演 18:00/19:00>
<LIVE> SOUR / d.v.d / COMA* / cumulonimbus
<FOOD> eetee食堂/mUSUBI deco
<DJ> niu(*Mt.SOX*/riczen) / jingjing(高速スパム/riczen)
<WEB> http://sour-web.com/
*SOUR久々の自主企画はまさに盟友たちと。お酒を片手にゆるりと。
 
●5/28(木) JUGONZチバソウタ企画 「メトロスモ vol.3」 @ 新宿 MARZ
<前売/当日 2000/2300、開場/開演 18:00/18:30> 
<LIVE> JUGONZ / SuiseiNoboAz / モーモールルギャバン / オワリカラ /
シークレットゲスト有り
<WEB> http://www.marz.jp/html/news.html
*今をときめくアグレッシブなバンドが集うライブ。シークレットゲストは……!
 
●5/28(木) CINRA presents "exPoP!!!!! volume26" @ 渋谷 O-nest
<前売/当日 Free(+2drink)、開場/開演 18:30/19:00>
<LIVE> soulkids / 24 -two four- / ALOHA / OLDE WORLDE
<WEB> http://expop.jp/
*今月もやってきた"exPoP!!!!!"。前回とはまた色の異なるメンツ、非常に
夏らしい夜になりそう!

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