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2008/07/04

児童文学評論125絵本

この記事を取り寄せる

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【児童文学評論】 No.125               2008/06/25日号
                            1998/01/30創刊    今号の発行部数3281部
                                        kids@hico.jp
〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp
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☆このマガジンは1行34字で改行されています。
★発行年は「原著年/訳年」です。

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【絵本】
『わんわん にゃーにゃー』『プアー』(長新太:さく・え 和田誠:しあ
げ 福音館 2008.06 800円)
 長の、ああ、だめだ。長さんは、「長さん」で一つの名前みたいなもんだ。
 長さんのラフスケッチに、和田が彩色した絵本です。
 当たり前ですが、やはり、タッチも色遣いも、長さんの完成形のものとは
違う絵になっています。
 じゃあだめかというと、そうではなくて、「長新太:さく・え 和田誠:
しあげ」の作品として、面白い出来です。
 話は、もう長さんそのもので、あほらしく笑ってしまいますしね。
 長新太は、最後まで長さんを生きたのやなあ、と思います。(ひこ)

『とんがりぼうしのクロチルダ』(エヴァ・モンタリーナ:作 井辻朱美:
訳 光村教育図書 2008.03 1500円)
 ようせいは二種類いて、一方はとんがり帽子に星が付いた良き妖精。もう
一方はとんがり帽子の先っぽが折れた魔女。
 なのにクロチルダのとんがり帽子に星はなく、でも折れてもいないので、
どちらにもなれません。
 ひとりぼっちのクロチルダ。
 ある日、妖精と魔女が、どこまで高く、自分たちの身体を重ねてピラミッ
ドを作れるか競争を始め、その判定をクロチルダに頼みます。
 さて、どうなりますことやら。
 ひとりぼっちも、自分たちだけで固まっているのも、どっちも実は楽しく
ないこと。
 それが、実に愉快に伝わってきます。
 エヴァ・モンタリーナの画は印象的で、エキセントリックで、でもどこか
とぼけてもいて、良いです。ぜひぜひご覧あれ。(ひこ)

『世界はどうなっちゃうの? こわいニュースにおびえたとき』(キャロル
・シューマン:作 キャリー・ピロー:絵 上田勢子:訳 大月書店 
2008.02 1600円)
 「心をケアする絵本」の五巻目です。
 今作では、世界を震撼とさせるニュースがテレビで流れ、子どもが不安に
なったときどうするの? ってテーマです。
 ただ単に「あなたは守られているから大丈夫」ってメッセージだけではダ
メだだから複雑です。
 子どもは、自分が生きているこの世界自身を恐怖しているかもしれないか
らです。
 隠さないこと、自分からアクションを起こすこともサポートすること、そ
して大丈夫だと伝えること。
 つまりは、子どもに、あなたを信頼していることを伝え、大人の立ち位置
からしっかり守っていることも見せる。
 守るだけでは、おびえるばかりです。(ひこ)

『どこ?』(山形明美:作 講談社 2008.03 1400円)
 もう四作目(『どこミニ』を除く)なんですね。副題が「まだまだ みつ
けられる!」で、確かに、その通り。
 というか、作り込みがどんどん深味を増してきて、作者が「まだまだ」止
められないのが、伝わってきます。今作と、第一作を比べれば、その進化は
一目瞭然。
 こうした作り込み物は、そこにある画面が面白いだけでなく、眺めている
と、その作り込みそのものへの興味やドキドキが湧いてくるんですよね。子
どもが、とてもドキドキするのがわかります。
 山形明美、どこまで行ってしまうんだろう?
 単なる読者である私は、寝転がって、捜していればいいだけですが。
 山形明美の中にある、子ども時代から今までの風景と幻想が枯れるまで、
描かれていくのでしょう。(ひこ)

『うんてんしてるの、だあれ?』(ミシェル・ゲ:作・絵 末松氷海子:訳
 徳間書店 2008.05 1500円)
 交通渋滞に巻き込まれた、パパとルイ。仕方がないのでパパは眠ることに。
 その間に、ルイの元に子ネコやサルがやってきて、車をいじってもんだか
ら、動きだしてしまいます。
 さあ大変!
 絵本は、それからの危機また危機の連続を描いていきます。何故かトラが
加わったり、それはもう、賑やかなこと。
 ずっとパパは眠っていますから、これは子どもの自由への願望のお話とも
言えるかもしれません。
 さてさて、車はいったいどこまで行ってしまうのでしょうか?
 ミシェル・ゲの絵は、コミックに近いものですが、それがこまわりなしに、
全画面に一枚で描かれますから、とっても迫力。(ひこ)

『エルフはぞうのしょうぼうし』、『エルフ、がっこうへ いく』、『エル
フの びっくり プレゼント』(ハルメン・ファン・ストラーテン:絵と文
 野坂悦子:訳 セーラー出版 2008.05 1500円)
 エルフは十一頭のぞうの消防士のマンバーです。でも、ちょっとスローな
ものだから、いつも現場に間に合わない。
 最初はがまんしていたメンバーも、ついに怒って、エルフは解雇されるこ
とに。
 火事の知らせに大慌てで出て行くみんな。でも、アルフはもう関係ない。
 が、……。
 『おじいちゃんわすれないよ』(ベッテ・ウェステラ:作 金の星社)で
は、死というテーマに絵を付けながらも、温かさがにじみ出ていた、ハルメ
ン・ファン・ストラーテン。
 今回はユーモアたっぷりに、ドジなエルフの世界を描いていきます。
 エルフ、ひょうきんで愛らしいです。(ひこ)

『ニューヨークのタカ ペールメール』(ジャネット・ウィンター:作 福
本友美子:訳 小学館 2008.04 1500円)
 「ほんとうにあった おはなし」の第二作です。
 今回は、ニューヨークのビルに巣を作ったタカのお話。
 彼らは、ニューヨーカーにとっての癒しになったわけです。
 そらそうですね。
 ちょうど今は、ツバメの巣立ちを見送った方も多い時期だと思いますが、
あれは本当にかわいいですが、親が捨てるフンの問題もあり、でも、みんな
文句も言わず、今年も来てくれたと喜ぶわけです。それのタカ版です。
 そりゃすごい!
 でしょ。(ひこ)

『むしをたべるくさ』(渡邊弘晴:写真 伊地知英信:文 ポプラ社 
2008.01 1200円)
 食中植物の写真絵本です。
 こんなに詳しくじっくりと、その生き方を眺めたのは初めてです。
 残酷そうに見えるシーンも満載ですが、へたな感情を交えず、事実を記し
ているので、そんな感じは少しもしません。
 むしろ、「生きている」って、どういうことかが納得が行きます。
 子どもの頃に、こういう写真絵本を見ることができたら、世界をしっかり
眺め直せる気がします。(ひこ)

『ケーキをさがせ!』(テー・チョンキン:作・絵 徳間書店 2008.04 
1400円)
 犬の夫婦のケーキを、ネズミたちが盗んだ!
 追いかける犬さんたち。
 というのが、ずーっと続く絵本です。
 言葉は一切ありません。
 なんだそれだけかと思うなかれ。
 世界も、日常も、時間も、彼らだけのためにあるのではなく、画面の中で
は、さまざまな生き物の、さまざまな出来事が起こっています。
 それらを、順番に追うには、何度も絵本を見直す必要があるかもしれませ
んし、一目でそれら全部を追っていけるかもしれません。どっちであれ、世
界は多くの時間で出来ているのが判る絵本です。
 もちろん、そんな教えのためにある絵本ではなく、世界のざわめきを感じ
ることができればもう、楽しいです。(ひこ)

『かきやまぶし』(内田麟太郎:文 大島妙子:絵 ポプラ社 2008.01 
1200円)
 狂言でおなじみの柿山伏の絵本です。
 おなかがすいた山伏が、こっそり柿を食べているところに、畑の主がやっ
てきて、樹上に隠れている山伏に気づきます。
 からかってやろうと、カラスかと言えば、山伏はカラスの鳴き真似をし、
といったお話です。
 まず言葉を、今の子どもにもわかるようにしなければいけませんから、内
田の腕の見せ所です。ちょっとフラットに成りすぎている気もしますが、じ
ゃあどうすればいいかと問われると、難しいところです。
 大島の画は、すっごく良いです。狂言だと、見立てですませてしまうとこ
ろ(それが狂言の面白さですが)を、場面にしなければいけないので、もう
思い切り描いています。この腹の据わり方が気持ちいい。(ひこ)

『しちどぎつね』(たじまゆきひこ くもん出版 2008.04 1500円)
 上方落語ではおなじみの「しちどぎつね」の絵本化。
 誰がやるといって、この人ほど相応しい作家はいないでしょう。
 お伊勢参りの途中、喜六と清八が放ったすいかが狐にあたり、この狐、七
倍返しをする「七度狐」で、さあ大変。二人は、七度もだまされます。
 田島の画は、タッチも色合いも自由奔放にハネています。
 田島さん、絵がどんどん若くなってないですかい?(ひこ)

『きちょうめんな なまけもの』(ねじめ正一:詩 村上康成:絵 教育
劇 2008.05 1000円)
 絶妙デュオ、三作目です。これまでで一番良いです。
 タイトルから、もうだいたい、そのノリは判ってしまうのですが、判るこ
とでニヤリと、読む楽しみが増してきます。意味は判った、お二人さん、ど
う展開してくれますか? ってね。
 それは子どもでも同じだと思いますよ。テレビででも、なまけものを一度
見たら、そのイメージはしっかり出来てしまっているはずですからね。
 そして、この絵本は、外し方が、期待を裏切りません。本当に几帳面に描
いてくれます。(ひこ)

『にげろ! にげろ! インドのむかしばなし』(ジャン・ソーンヒル:再
話・絵 青山南:訳 光村教育図書 2008.04 1500円)
 おくびょうなウサギが、マンゴーが落ちたことで驚いて逃げ出し、それに
つられてウサギたちが逃げ出し、それにつられて、シカがイノシシが、そし
てトラまでが逃げ出し、まるで世界の終わりのよう。
 さて、いったいどうなりますか。
 画は、一方向へ一方向へと走る姿を巧みに描いていて、スピード感があり
ます。
 が、枠取りなどで、オリエンタルっぽくしているところが、少し弱いです。
色合いも、インドより、ポリネシアンかな。
 その辺りのアジア感も窺いながら楽しむのが吉。(ひこ)

『モグと うさポン』(2008.03)『モグ そらをとぶ』(ジュディス・カ
ー:作 三原泉:訳 あすなろ書房 2008.05 1400円)
 四作目、五作目。
 とぼけたネコのモグと、飼い主家族の物語です。
 どっちも楽しいですが、『そらをとぶ』の方がわらっちゃうかな。
 大好きな庭に、謎のテントが出来てしまい、いつもそこでトイレをしてい
たモグですが、怖くて、家の中でそそうをしてしまいます。怒られて、落ち
込むモグ。
 実はテントは、ネコのコンテストのためにたてられたのでした。
 次々と、ご自慢のネコを持って現れる参加者。でも、肝心のホストネコ、
モグがいません。家の中で反省です。
 コンテストはどんどんすすみ、さて、モグどうするのか?
 このシリーズ、全体に漂う温かさが、好きです。
 作者がネコ好きなのは、ネコ好きの人にはとてもよくわかります。(ひこ


『ウマソウのピョンピョンピョーン』(みやにしたつや:作・絵 ポプラ社
 2008.03 780円)
 ただいまきょうりゅう絶好調の、みやにし作品です。
 今作の主人公もきょうりゅうの幼子です。
 基本的には、母親物。
 ウマソウが、ただただ走って、母親に抱きつくまでを勢いよく描いていま
す。裏表紙にささやかに、「おとうさんにもチュッ」とありますなあ。
 泣くなおとうさん。(ひこ)

『でこあてすりすり』(朝川照雄:作 長谷川知子:絵 岩崎書店 2007.
10 1000円)
 熱が出た子ども。
 おかあさんはお仕事でいません。
 お父さんに連れられて、お医者さんで注射。
 でも、なかなか熱が下がらない。
 帰ってきたおかあさん。
 でこあてすりすり。
 このあと、おとうさん、熱が出て……
 おとうさん、泣くな。(ひこ)

『せんねん まんねん』(まど・みちお:詩 柚木沙弥郎:絵 理論社 
2008.03 1500円)
 生命のつながりを唱った、まどの詩に、柚木が絵を付けた絵本です。
 椰子の木が育つために、まず椰子の実が落ちる。で、それが芽が出て育つ、
なんて方向には行きません。落ちた衝撃でミミズが飛び出てきます。
 そんな風にして、命が巡り、椰子の木が育ち、
 では終わらず、また実が落ちて、またミミズが驚いて飛び出して、と続き
ます。
 詩は、詩のリズムを持っている訳ですから、見開きページ十数面に割って
しまうと、リズムを切ってしまう危険があります。柚木は、文字の置き位置
に工夫を凝らしています。それから、具象と抽象を互いに差し挟むことで、
柚木がこの詩から受け取ったリズムを表現しています。(ひこ)

『したのどうぶつえん』(あきびんこ:作 くもん出版 2008.06 1200円)
 上野(うえの)動物園にやってきたら、電車が地面にもぐりこんで、した
のどうぶつえんに。
 ・・・・・・・・・・・・・。
 すっごく、ベタで脱力ですね。
 で、したのどうぶつえんにいる動物もベタです。
 のこぎりのような首の「のこぎりん」や「れいぞうこ」ってゾウや、胸が
タワシの「たわしわし」や、ああ、もう厭。
 ここまでアホらしいと、きっちり笑えます。(ひこ)

『生きもの いっぱい ゆたかな ちきゅう』(本川達雄:うた ワタナベ
ケンイチ:え そうえん社 2008.05 1200円)
 『ゾウの時間 ネズミの時間』の本川が作った、生物の多様性を唱う歌の
絵本化。
 意図はとてもよくわかりますし、きっと講義で歌われたら楽しかろうと思
いますが、それに絵を付けるとなると、これは成功しているか、疑問です。
 単純に、わかりにくいです。
 もう一ひねり欲しいです。(ひこ)

『アマモの森はなぜ消えた?』(山崎洋子:構成・文 海を作る会:写真・
監修 そうえん社 2008.05 1300円)
 アマモが海という森とそこに暮らす生き物を育てる、ということを解説し
た写真えほんです。
 「写真えほん」としては、情報を詰め込みすぎではないでしょうか?
 例えば、子ども向けの写真えほんに、子どもが写った写真が、こんなに多
く必要でしょうか? これでは、絵本の中に、読んでいる子どもはかえって、
入りにくいのでは?
 文も、「こんなにしげったよ。さて、なにがいるかな。」といった呼びか
け文より、もっと普通の方がいいと思います。(ひこ)

『ころころ おむすび』『おやさい とんとん』(真木文絵:さく 石倉ヒ
ロユキ:え 岩崎書店 2008.02 600円)
 おいしいたべものを、リズム良く見せていく赤ちゃん絵本。
 画はもっとシンプルな方がいい気もしますが、たべものが出来ていく過程
は、やっぱり見ていて楽しいですね。
 赤ちゃんはどうなんでしょう?(ひこ)

『きが き じゃない』(アントワネット・ポーティス:作 中川ひろかた
:訳 光村教育図書 2008.05 1400円)
 前作『はこ は はこ?』もそうだったのですが、元々の作品の言葉と絵
のやりとりを、言葉だけを訳して表現するのは、難しい。というか、やはり
無理があります。
 中川のいつものキレがありませんし、絵と言葉が必ずしもマッチしている
とも言えません。
 文と絵が見開きの左右に分かれているので、不可能なんですが、文がない
方が(これは中川を非難しているのではありません。念のため)きっと面白
いです。それとも、言葉に絵との関連を持たせないで、競演させた方が。(
ひこ)

『ぼく、およげないの』(アンバー・スチュアート:文 レイン・マーロウ
:絵 ささやまゆうこ:訳 徳間書店 2008.05 1500円)
 およげないかわうそロロくんの物語。
 彼は、おねえちゃんの励ましで、少しずつ泳ぎを覚えていきます。
 ただそれだけの絵本ですが、絵本はそれだけであっても全然OKなわけで、
ここには、何かを習得した子どもの喜びが巧く表現されていて、心地良いで
す。(ひこ)

『そらの木』(北見葉胡:作・絵 岩崎書店 2008.04 1300円)
 空まで届くくらいに育つという「そらの木」。
 ゆいちゃんに、季節季節に話しかけてくれます。
 秋には少年の姿で、一緒に遊んでくれました。
 季節が流れ、時が過ぎ、久しぶりに訪れた、大人に成ったゆいちゃんが見
たのは……。
 幻想と現実が溶け合った北見らしい作品。
 「そらの木」そのものを、少し描きあぐねているのが、心残りですが、ラ
ストのメッセージはちゃんと伝わりました。(ひこ)

『かえるさんの おいけ』(なかのひろたか:さく・え 教育画劇 2008.
06 1000円)
 女の子に、かえるさんから、ヘルプ。
 お池の水がなくなったのです。
 そこで女の子は、エイコラエイコラ、水を運んであげます。
 まだ足らない。
 なんとか溜まったけど、色んな生き物がやってきて、また足らない。
 運んでも、運んでも、水はまだ足らなくて、

 典型的な繰り返し物語です。
 主人公の一所懸命さがほほえましいです。(ひこ)

『イーハトーブ ふしぎなことば』(宮沢賢治:文 松田司郎:写真・解説
 文研出版 2008.06 1300円)
 賢治の風景を撮り続けた松田の新作です。
 松田が切り取った、賢治の風景と文を楽しんでください。(ひこ)

『かぶと三十郎 きみのために生きるの巻』(宮西達也:作・絵 教育画劇
 2008.05 1000円)
 お、新シリーズだ。
 かなりベタな人情話です。
 カブトムシの侍が主人公で、正義があって、泣きが入って。
 ティラノシリーズとは別の物語をどう描けるか、楽しみです。
 今作は、人物紹介もあるので、まだそんなに新しさが見えていません。(
ひこ)

『ママ、ぼくのこと すき? しろくまポロのしんぱい』(ジャン=バプテ
ィステ・バロニアン:作 ノリス・カーン:絵 灰島かり:訳 平凡社 
2008.06 1600円)
 ポロは、最近ママがかまってくれないような気がして、さみしいです。
 色んな動物の友だちに、聞いてみるのですが、原因がわからない。
 さみしい、心配……。
 でも、ほんとうはそうじゃなくて、ママのおなかには新しい命が宿ってい
たのです。
 という、ママものです。いや、おにいちゃん・おねえちゃんものかな。
 ポロの不安が、とてもリアルに感じ取れます。

 子どもの不安を和らげるために、人間ではなく、いったん別の動物に移行
して、描く方法は、よく採用されますが、これもその良き事例です。
 弟が生まれたあとの話ですが、『ごきげんなすてご』(いとうひろし)が、
こうしたテーマを人間のままで見事に描いて、ラストにおさるさんを持って
くるのは、動物へ移行する、このような配慮の手続きを、メタで表している
んですね。(ひこ)

『もぐてんさん』(やぎたみこ 岩崎書店 2008.06 1300円)
 庭でもぐらを発見!
 このもぐら、もぐてんさんは、自分の身体のサイズを自由にできるばかり
ではなく、だれの身体だって、おまかせ!
 ってことで、がんちゃんの家族は、庭に小さなくぼみをつくって、そこに
水を入れて、自分たちは小さくして貰って、優雅に水遊び!
 なんて、とても愉快な物語が展開していきます。
 そうした不思議を、発想できる才能は、なかなかなものです。
 画の方が、描き込みすぎかな。もっとデフォルメしたほうが、この物語世
界をもっと楽しめると思うのですが。(ひこ)

『ゴロリともりのレストラン』(かとうまふみ 岩崎書店 2008.06 1300円

 くいしんぼうのカエルのゴロリは、いつも食べることしか考えていません。
 ある日、森をあるいていると、奇妙なレストランがあって中に入ると、な
んでも食べたいものがでてきて、幸せ満点!
 ここから、『注文の多い〜』系の話になると思いきや、そうではなくて、
どんどん、出てくるわ、出てくるわ……。
 ちょっと怖くて愉快です。
 絵が、物語の説明っぽいのが、時々あって、もったいない。(ひこ)

『いっしょに いたいな いつまでも・2ひきのいぬの おはなし』(ジュ
リアン・シールズ:さく エリザベス・ハーバー:え おびかゆうこ:やく
 徳間書店 2008.06 1500円)
 りっぱなおうちの犬、エミーと、おんぼろアパート暮らしののらいぬサム
の恋物語です。
 もちろん困難を乗り越えて、結ばれます。
 王道物語です。こうなって欲しいって方向に、ちゃんと進みます。それが
不満の読者もいるのでしょうけれど、王道は王道ですから、恥ずかしがって
はだめです。
 エリザベス・ハーバーの絵は、少しクラシカルで、ゆったりとした気分を
誘います。(ひこ)

『よーするに 医学えほん からだアイらんど・けが編』(きむらゆういち
 川田秀文:作 中地智:絵 江藤隆史:監修 講談社 2008.06 1800円)
 タイトル通りの医学絵本です。
 折り込み絵など、ちょっとしかけもあります。
 からだアイらんどですから、からだを島にたとえて、きむらは説明してい
くのですが、それに説明画を添えると、かえってわかりにくいのが難点です。
イメージが沸きにくいのです。
「血小番人のかつやく」とかいわれても、チト困ってします。バクテリアを
「バクテロリスト」って、なんだか違うと思います。
 物語る腕が一流のきむらでも、この企画は難しかったか。(ひこ)

『でんでんむし』(新美南吉:作 織茂恭子:絵 ハッピーオウル社 
2008.04 1300円)
 他の出版社でも、南吉の絵本化が行われていますが、これはハッピーオウ
ル社版です。
 子どもの目線をテーマにした本作は、さほどドラマがあるわけでもなく、
にも関わらず物語は主にでんでんむしの親子の会話で進んでいってしまいま
すから、絵が入り込む余地は少ないのです。
 ですから、どう見せるかは、織茂の腕にかかっています。
 極端に言えば、同じ構図の画面で進行しても構わない作品を、どう動かす
かです。
 なるほど織茂は、会話や描写に描かれる出来事をかなり忠実に描いていま
すが、言葉の中にはない、葉の揺らぐ表情や、色や、風の姿を自分の画風で
自由に描き入れることで、テキストから出来るだけ離れたところに、絵本を
成立させようとしています。
 そこが、出来の良さなのですが、テキスト自身の弱さが残念。これはもう
仕方がないのですが。(ひこ)

『ぼくの のりもの なあに』(はたこうしろう:さく・え ポプラ社 
2008.04 880円)
 はたらしい、シンプルな物語構造と画の絵本です。
 シリーズ四作目ですが、なにしろ主人公二匹の子グマの名前がクーとマー
ですから、そのシンプルさは、そこからもわかりますよね。
 様々なのりものの玩具を使った二匹のごっこ遊びが続きますよ。(ひこ)

『よくばり おおかみ』(きしらまゆこ:作 フレーベル館 2008.04 
1200円)
 よくばりなおおかみさんは、ひつじこうえんにやってきて、沢山沢山のひ
つじを見て、全部食べたいから、数を数え始めます。
 ってところで、みんな、もう、ネタとオチは判ってしまうのですが、この
作品は、落語と一緒で、わかっていてもおもしろいタイプの絵本です。あの
オチへ、あのオチへって、かえって期待は高まるばかり。
 で、期待通りに終わって、わはは。
 たくさんの子どもの前で読み聞かせた方が、絶対におもしろいですよ。(
ひこ)

『魔もののおくりもの』(船崎克彦:作 宇野亜喜良:絵 小学館 2008.
04 1400円)
 『悪魔のりんご』に続く、このコンビの第二作。
 魔物は、悪いことばっかしていて、でも、彼の呪文がわからないから、誰
もが怖れている。
 魔物は悪いことに飽きてきて、ええことをしようと考えて、女の子をさら
ってきて、何でも望みを叶えてやろうとする。
 けど、女の子は、魔物が差し出す、どんなええもんも喜ばない。
 そして、
 小さなお話として巧く収まっています。この物語イメージは、船崎が宇野
の作品イメージからも起こしていることでしょう。ですからその意味でもこ
れは、二人の良い、コラボ作品となっています。(ひこ)

『えらい えらい!』(ますだゆうこ:ぶん 竹内通雅:え そうえん社 
2008.06 1000円)
 色んな物を、とにかくほめあげる絵本です。
 何やしらん、楽しいなあ、これ。
 竹内の画も、なんだかいつもよりずっと「えらい」ぞ。
 楽譜も付いてますから、歌いながら、子どもと読んでくださいな。歌もく
せになります。(ひこ)

『やかましい!』(シムズ・タバック:絵 アン・マクガバン:文 木坂涼
:やく フレーベル館 2008.04 1400円)
 シムズ・タバックの絵は、いつもなにか、こっちを突き放したようなとこ
ろがあって、だから、とても気になってしまいます。
 絵描きにはめられているわけですね。
 絵の素養がないので、巧く説明できませんが、視線をこっちと合わせてく
れない感じかな。
 で、今作のアン・マクガバンのお話は、小さい家に住んでいるじいさん、
家の中の色んな音が気になってしかたないので、学者に相談に行くというパ
ターン。学者の言うことをきけばきくほど、どんどん五月蠅くなって、さて、
どうなることやら。
 昔話に似た強度があります。(ひこ)

『おばけの花見』(内田麟太郎:作 山本孝:絵 岩崎書店 2008.04 
1200円)
 内田の、岩崎書店発、季節物絵本、花見編です。
 あ、もう梅雨ですね。すみません。
 内容は、あーと、花見の話で、おばけだからもう、はちゃめちゃで、でも
ちゃんと見事にオチに至ります。素晴らしくあほらしいので、説明ははぶき
ます。
 内田芸です。お見事。(ひこ)

『ちいさなあなたへ』(アリスン・マギー:ぶん ピーター・レイノルズ:
え なかがわちひろ:やく 主婦の友社 2008.04 1000円)
 小さな娘をあやしながら、抱きながら、この子の未来を想像すること。
 楽しいことも、辛いことも、みんな経験して、やがて離れていくだろう子
ども。
 そんなことをひっくるめて全部、愛おしいこと。
 「全米の母親が号泣」と帯にありますけれど、号泣してはいけません。号
泣タイプの感動ではないでしょう。笑顔になりましょう。
 ピーター・レイノルズの絵は、そう伝えていますよ。(ひこ)

『葉っぱの あかちゃん』(平野隆久:写真・文 岩崎書店 2008.02 
1400円)
 タイトル、ベタですが、いいですね。ここで恥ずかしがってはいけません
から。
 若芽から少し成長したくらいの時期を撮影した、様々な木々の「笑顔」で
す。
 なかなかかわいいです。時々、天ぷらにしたら美味いだろうなと思うやつ
もいます。
 「ちしきのぽけっと」六巻目なんですが、このシリーズ、なんだか統一性
がないのが、面白いし、弱点です。(ひこ)

『ふたりで おかいもの』(イローナ・ロジャーズ:さく・え かどのえい
こ:やく そうえん社 2008.06 1000円)
 おなじみの、第五弾です。
 ハニーとねずおじさんは、お買い物に出かけることに。
 でも、ハニーの靴には、なんか入ってるみたいで、そのたびに足を止めて、
靴を脱ぐと……。
 しかし、なんで、こんな風に想像力が働くのかなあ。うらやましい。(ひ
こ)

『かわのたび』(間瀬なおかた:作 岩崎書店 2008.03 1300円)
 ゆかちゃんは、お気に入りのアヒルのおもちゃを川に流してしまいます。
 絵本は、アヒルの流れゆく先々を描いていきます。
 確かに、これは冒険です。間で、心配になってきましたもん。
 作者は結構、アヒルを流れにまかせっきりにするので、あっち向いたりこ
っち向いたり、流れのままで、無表情なアヒルのおもちゃが、切ない。
 幸せな結末は、チト強引ですが、こんだけ苦労したアヒルだから、いいか
あ。(ひこ)

『ばんごはんのごちそうは…』(水野はるみ フレーベル館 2008.02 
1000円)
 山登りでおなかがすいた男は、突然現れた大きな家に入ります。何かおい
しいものを食べさせてくれないかな? しかしそこは、オバケの家で、本当
は食べられるのは…。
 そこから、仕掛け絵本が始まって、『注文の多い料理店』における人間の
側の視点と、人間を食べようとしている側の視点が、仕掛けによって見える
ようになっています。
 ラストは、意外な展開で、笑わせてくれますよ。(ひこ)

『こねこのレッテ』(いちかわなつこ:作・絵 ポプラ社 2008.04 1100円

 レッテの飼い主は郵便屋さんですから、彼のかばんの中がお気に入り。
 ある日みつばちを追いかけて、初めて一匹で冒険に。
 こねこってことで、もう、カワイイは、反則のようにあるわけですが、そ
れより、いちかわの絵が端々まで視線を走らせ描かれているのが、当然だろ
うといえばそうなのですが、気持ちいいです。
 題字のデザインは、もう一工夫欲しいです。(ひこ)

『なにがほしいの、おうじさま?』(クロード・K・デュボア:さく 河野
万里子:やく ほるぷ出版 2008.04 1300円)
 王子様が生まれます。
 テオフォルと名付けられた赤ちゃんは、王妃さまのご命令で、何不自由な
い生活を。
 でも王子様、いや、赤ちゃん、何がご不満か、何をあたえられても、楽し
くなさそう。
 侍従たちは心配して、王妃さまに問いますが、王妃さまは、何でも与えよ
とおっしゃるばかり。
 でも、赤ちゃんが本当に欲しかったのは……。
 もう、これはすぐにわかりますよね。
 ですから、お話は、ありがちなものですが、絵がなんとも暖かいこと。
 テオフォルの表情が、最高に良いです。
 それぞれのページが一枚の画として成立しています。でも、ちゃんと流れ
があるし。(ひこ)

『ふねくんのたび』(いしかわこうじ ポプラ社 2008.05 1200円)
 少年が、引っ越ししていった友だちへの手紙を一隻の船に託します。
 絵本は、この船が海を渡って、少年の想いを届けるまでを描いていきます。
 船の旅(船に乗った人間の旅ではなく、船自身の旅です)は、のんびりか
ら嵐まで、色んなことが起こります。海と空。その大きな空間を「生きて」
いく船です。
 ラスト、港に近づいた船が遭遇することは……。
 もちろん、「幸せ」ですね。(ひこ)

『おきておきて ぷーちゃん』(たるいしまこ:さく ポプラ社 2008.05 
800円)
 ぷーちゃんシリーズ三作目です。
 なんだかとっても普通にありそうなことを、とっても普通のタッチで描い
ていて、好感度大のシリーズです。
 今作は、寝ているぷーちゃんが起きない起きない。お日様が言っても、金
魚が言っても、犬さんが言ってもだめ。
 仕方ないのでみんなも眠ることにしたのですけどね。
 あははは。(ひこ)

『算数がすきになる絵本』(全四巻 ロリーン・リーディ:作 福本友美子
:役 大月書店 2008.03 各1600円)
 足し算、引き算、かけ算、分数、各一巻ずつ。
 わかりやすー。
 で、内容も、ミステリーあり、コントありで、親しみやすく作ってありま
す。
 ただ、やはり、分数は苦戦。本当は、分数が一番おもしろいはずですが、
どうしても、「だいたい二分の一」といった「だいたい」を、この時期の算
数は使いにくいので、難しくなってしまいます。思い切って使ってみてもい
いと思いますが。「だいたい」から入って、四分の一といった厳密さはあと
にして。(ひこ)

『ゾウの長いハナには、おどろきのわけがある!』(山本省三:文 喜多村
武:絵 遠藤秀紀:監修 くもん出版 2008.03 1400円)
 科学絵本、パンダに続く二巻目。アザラシの三巻目も出ています。
 一つの疑問に向かって、解説が進んでいく、その持って行き方がいいシリ
ーズ。
それと、喜多村の画がコラージュ、切り絵なども使って、なかなか凝ってい
るのですが、それを素朴に仕上げるので、見た目違和感なく、同時に深みが
あるんです。リアルな科学絵でもイラストでもない、新しい科学絵本の絵っ
て感じ。(ひこ)

『ヒグマの楽園』(久保敬親:写真・文 ポプラ社 2008.03 1300円)
 なぜそんなに危険を冒してまでヒグマを撮りに行ってしまうのか?
 久保の文が、とてもいい写真絵本です。
「いつしか幸福な気持ちになっていた。
あれほどこわがっていたのに、愛しい」
「ぼくたちは、ヒグマがこわい。
でも、ヒグマも、ぼくたちがこわい」
「ぼくとヒグマはふれあうことはできない。
たとえ、めのまえで、
同じ時間をすごすことができるとしても。
『ヒグマの楽園』に、
ぼくはいっしょに暮らすことはできない。」
 この絶望の温かさ。出来のいい児童文学みたいですね。
 ただし、写真のレイアウトはどうなんでしょう? 時々でてくる、画面の
こま割。これは、必要あったのだろうか?(ひこ)

『クラゲゆらゆら』(楚山いさむ:写真・文 ポプラ社 2008.03 1200円)
 様々な動植物から、一つの素材に集中して迫り、とことん見せてくれる写
真絵本シリーズ最新です。
 クラゲだあ。
 クラゲって、怖いイメージと、癒しイメージと両方ありますよね。
 この写真絵本をながめていると、どっちでもなく、ただただ、綺麗だと思
います。
 なんていうんでしょう。
 ただそのまんま生きている、って感じが強い生き物だからかな。
 デスクトップの背景にしたい写真が満載です。(ひこ)

『チュンタのあしあと』(おくはらゆめ あかね書房 2008.05 1400円)
 スズメの名前がチュンタであることに、まず驚くわけですが、ページを繰
っていくと、ああ、これはやっぱりチュンタでいいのだな、と思ってきます。
 チュンタは子どものメタファでもあり、タロウとかハナコといったレベル
の名前の方が普遍性があったりするわけです。
 距離を測りながら、少しずつ心を通わせていく、ばあさんとチュンタ。
 ラストは、へたにひねらず、かといってベタでもなく、期待に応えてくれ
るオチ。いい腕です。いい腕ですから、ここに安住した作品を書き連ねるこ
とはなされないでしょう。
 おくはらの画は、目を見はるほどの個性をまだ手に入れてはいないのです
が、ページごとの場面の切り取り方がリズミカルで、うまいです。単純に言
って、ページを繰っていると、楽しい。
 画の方は、おそらく、別の素材を書くことで変わっていきます。(ひこ)

『おしゃれな のんのんさん』(風木一人:作 にしむらあつこ:絵 岩崎
書店 2008.05 1300円)
 いのししののんのんさんは、おしゃれをしようと帽子や服をそろえるので
すが、帽子が風に飛んで、それを捉まえるために、服を次々脱いでいく。よ
うやく帽子を取り戻しますが、今度は反対方向に、落ちている服を拾って着
ていったものだから、スボンは腕に、服は足に……。
 脱力系ユーモア作品です。(ひこ)

『アルマジロの晴れ着』(かわだあゆこ:ぶん よねもとくみこ:え アス
ラン書房 2008.04 1300円)
 お祭りに合わせて、新しいマントを編もうと決心するアルマジロ。だって、
いつものマントは地味ですからね。
 半分ほど織った頃、いたずら狐に祭りは明日だと嘘をつかれ、大慌てで編
んでしまいます。
 編み直す時間はないし……。
 大きなひねりがあるわけでもないですが、その分、素朴な味わいのお話で
す。
 よねもとの絵は、魅力的な曲線で、不思議な雰囲気を醸し出しています。
(ひこ)

『地球温暖化と自然環境』(田中優:著 山田玲司:画 2008.03 2800円)
 地球温暖化を考える絵本シリーズ一作目です。パートを7つに分けて、コ
ンパクトに説明していきます。わかりやすい記述です。
 パートの間に、幕間狂言として、ブラックユーモアたっぷりに山田のマン
ガが挿入されます。
 この辺りのバランスは悪くないです。
 ただ、表紙から、惹きつけるものが感じられないのはなぜでしょう? 礼
儀正しすぎる気がします。もっとキャッチーでもいいのでは?(ひこ)

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アフリカ子どもの本プロジェクトを京都で開くことになりました。
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堺町画廊
「アフリカを読む・知る・楽しむ子どもの本展」

アフリカの自然や文化を見てみませんか?
アフリカの子どもたちと友だちになってみませんか?
アフリカが抱える問題をいっしょに考えてみませんか?
専門家が選んだ約100点の児童書とパネルを展示します。

会 場:堺町画廊
京都市中京区堺町通御池下ル
Tel 075-213-3636
会 期:2008年7月15日(火)〜20日(日)
 http://www.h2.dion.ne.jp/~garow/exhibition.html

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絵画ワークショップ「絵本の主人公になって描く」いとうひろし
障害のある方、および障害のない方
日時:7/28〜7/30
ミューズ・カンパニー クリエイティブ・アート実行委員会
http://www.MuseKK.co.jp

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☆それでは次号で!

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【児童文学評論】 No.125              2008/06/25日号
                       kids@hico.jp

Copyright(C), 1998-2008  甲木善久 金原瑞人 三辺律子 鈴木宏枝 芹沢
清実 西村醇子 野上暁 ひこ・田中 ほそえさちよ 堀切リエ 目黒強 
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  許可無く転載することを禁じます。
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